【連載エッセイ・第3回】猫と田舎で暮らしてみた~6匹と僕たちの里山生活~
東京生まれ、東京育ち。9年前に奥さんと、大分・国東半島へ移住。 そこで出会った猫たちと、こんどは、自然豊かな伊豆の田舎へ。 ゆっくりと流れる時間のなかで、森や草むらで自由に駆け回る猫たちと...
東京生まれ、東京育ち。9年前に奥さんと、大分・国東半島へ移住。
そこで出会った猫たちと、こんどは、自然豊かな伊豆の田舎へ。
ゆっくりと流れる時間のなかで、森や草むらで自由に駆け回る猫たちと、一緒に暮らす日々のあれこれをお伝えしていきます。(毎週火曜日・金曜日に公開)
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ついこの間まで国東の里山を好き勝手に駆け回っていた6兄妹。今までより4倍近く広い家の探検も一通り終わり、外へ出たい欲がめらめらと湧いて来ているのが3匹。別に外へ出なくても広い家の中で結構快適にしてますよ、みたいなのが3匹。
もう少しの辛抱だ。父ちゃんはきみらのために毎日着々と準備してるんだぞ。
どうして出してくれないんだよ~、という兄妹たち。
というわけでまずは動物ガードネットというのを張った。我が家の周囲三方は空地なんだけど、唯一西側で土地を接している隣家の境界にだけは、猫たちが入っていけないようにネットを張り巡らすことにしました。だってお隣にはきれいに手入れされた家庭菜園があるからね。
こんな感じに高さ170cmのネットを張り巡らせた。
植木で区切られている家の境界へさらに杭を打ち込み、20mくらいにわたって動物ガードネットを張り巡らした。
そして次は猫たちの出入り口を作るため、もういかにも「腐ってます」という納戸のドアへ穴を開けます。手触りと音が築37年の年月を感じさせるドアは、ノコギリを入れただけでドア自体がバラバラに崩壊しそうな予感。
とにかく猫たちが通れるだけの穴を空けてみた仮設猫ドア。
いずれはドアごと作り変える予定なので、見てくれも気にせずともかく穴を開ける。あとは廃材で周りを補強して水が入らないようコーティングするだけ。つまり猫ちゃんたちが通れればそれでいいのさ。
そして引っ越してきてから3週間目の朝、とうとう猫ドアを開けて彼らを外に出してあげた。ほとんど生まれた時から外で生活してきた6匹の兄妹たち。
僕は出ていく彼ら1匹ずつを抱き上げ、「早く帰って来いよ」と声をかける。早く出たくて仕方のない猫たちは足をバタバタさせながら「分かってるよ、だいじょうぶだよ」と僕の顔を見上げる。
僕のいう事を聞いているのかいないのか。
そして一昼夜の間、好きなように庭を出入りして迷子になる子もおらず夜には皆がちゃんと帰ってきた。その日は誰も家の中のトイレを使わなかったのは、やっぱり土の上でするのがいいんだろうなあ。これから庭の土を常時柔らかく保っておかないといかんよな。家から出てすぐの庭にふかふかの土があれば皆そこで済ますのは今まで通り。頑張って耕そう。
「ここが新しい家かぁ」と感慨深げな次男と末娘。
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1960年東京生まれ。製本業経営を経て編集プロダクションを設立。
2011年に東京から大分県国東市へ移住し、2014年に国東市から静岡県伊豆半島に転居しました。現在は伊豆の家で編集業を営みながら仕事上のパートナーでもある家内と、国東で出会った6匹の猫たちと共に暮らしています。
国東での猫暮らしを綴った著書「猫にGPSをつけてみた」雷鳥社刊があります。