【西伊豆・戸田・堂ヶ島・松崎】海岸線がつくりだす絶景
駿河湾越しの富士山を望む雄大な景色や入り組んだ海岸線、真っ赤に染まる夕陽など、息をのむ絶景が目白押し。素朴な港町周辺では地魚はもちろん、戸田漁港では深海魚も味わえる。...
どこか懐かしさを感じる「なまこ壁」の家々ほか、歴史を感じる史跡や建造物も多く、ノスタルジックな散策が楽しめる港町。
壁面に瓦を打ち付け、瓦の継ぎ目を漆喰でカマボコ型に盛りあげてつなぐ建築技術。防火性に優れる。松崎地区では昔から家や蔵をこの壁で守ってきた。
新たに女性車夫も誕生し観光人力車が復活。レトロな町の散策がいっそう優雅な風情に。
電話番号:0558-42-3964(松崎町企画観光課)
営業時間:24時間営業
料金:最初の3時間無料、以後1時間100円
駐車場台数:60台
明治20(1887)年に建てられた呉服商家を当時のまま再現。明治時代の着物をはじめ調度品や帳場の様子、歴史的資料などを収蔵展示している。地場産品の販売や奥座敷の喫茶もある。【松崎町営中瀬邸立体駐車場から徒歩すぐ】
玄関の紺色の暖簾には「橘」の家紋が入る
母屋は「観光案内所」を兼ね情報を発信
那賀川の南側には50mほどの「なまこ壁」の小径が残っている。風情あふれる壁をバックに記念撮影をしよう。特に薬問屋だった近藤邸周辺の壁は、状態がよく絶好のフォトポイント。【明治商家 中瀬邸から徒歩2分】
季節や時間帯によって表情を変える
「彩雲」「飛天の像」など長八の代表作約20点を展示。傑作といわれる静岡県指定有形文化財の「雲龍」は見る位置で龍の表情が変わる。入江長八が幼少期に学び育った寺。【なまこ壁通りから徒歩2分】
松崎町に残っている貴重な長八作品
松崎町が生んだ漆喰鏝絵(こてえ)の名工といわれた入江長八の作品を展示する美術館。長八の壁画技術は世界的にも高く評価され、西洋のフレスコ画と比べても遜色がない。【浄感寺内長八記念館から徒歩2分】
入江長八ってどんな人?
松崎町で文化12(1815)年に生まれた名工(左官職人)。なまこ壁や鏝絵(こてえ)といった漆喰細工を得意とし、「伊豆の長八」として名をはせた。
建築家の石山修武氏が手がけた建物
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