【沖縄】2017~2018年にオープン&リニューアル!行ってみたい最新沖縄スポット
選りすぐりの沖縄みやげと地産地消メニューがそろうデパートショップや、沖縄や日本中の食材が集まる市場、うるま市の「食」が豊富にそろう物産施設など、続々オープン。旅行前に旬の情報をチェックしよう。...
にぎやかな国際通りとはうって変わって、ゆるりとした時間が流れる焼物の産地、壺屋。
ノスタルジックな風情のある「壺屋やちむん通り」を歩きながら、自分好みの器を探したり、やちむんカフェでのんびりしたり。
思い思いにまったりと過ごしましょう。
琉球石灰岩を敷き詰めた約400mの壺屋やちむん通り。現在も壺屋で作陶する窯元の直営店、セレクトショップなど40店ほどが軒を連ねています。
<所要時間>
通常:2時間
さくっと:1時間
壺屋やちむん通りの店をのぞくだけなら約1時間。すーじぐゎー(路地)散策やカフェブレイクも予定に入れる場合は、2時間ほどみておきたい。
すーじぐゎー(路地)や石垣、登り窯、拝所など風情あるスポットが点在する壺屋を歩いてみましょう。
※拡大できます
ガジュマルなどの古木に囲まれた拝所で、焼物の神様を祀る。場所は那覇市立壺屋焼物博物館の裏手。見学自由。
琉球王国時代に造られたといわれ、1970年代まで使われた登り窯。閉窯後もどっしりとした風格を漂わせる。見学自由。
壺屋やちむん通りをそれた静かなすーじぐゎー。ツタがびっしりとからまる石垣が続き、ゆったりとした時間が流れる。見学自由。
立派な石積みの向こうに、代々続いた陶工の屋敷と登り窯が残る。外観を眺めるだけでも歴史が感じられるはず。外観見学自由。
緑が茂ったガジュマルの大木の下にある現役の共同井戸。300年もの昔、壺屋ができた当初に掘られたと伝わる。見学自由。
伝統的な紋様の器から明るくポップな器まで各店の取り扱いはざまざま。いろいろな店に立ち寄って器選びを楽しみましょう!
6代目窯元が壺屋焼の伝統を今に伝える。伝統の技法や紋様を施したやちむんをはじめ、スタイリッシュな黒釉のシリーズ、シーサーなど種類豊富に商品をそろえる。
7寸唐草線彫 7150円
躍動感のある唐草に赤い実が彩りを添える ※期間限定販売商品
<赤絵(あかえ)>
焼成後に赤で絵付けをし、もう一度窯入れする技法
3.5寸皿 青釉魚紋線彫 2200円
イキイキとした魚が描かれ、縁には飛び鉋(とびかんな)の技法がみられる
<魚紋(ぎょもん)>
子孫繁栄を表す縁起のよい柄
フリーカップ 3300円
大ぶりなのでさまざまな用途に使える
<線彫り>
下絵なしに彫刻刀で一気に模様を彫り上げる技法
<唐草紋>
四方に伸びる唐草は繁栄のシンボル
唐草手碗 藍 5500円
5色展開するシリーズ。小鉢、カップなど多用途に使える
<線彫り>
下絵なしに彫刻刀で一気に模様を彫り上げる技法
<唐草紋>
四方に伸びる唐草は繁栄のシンボル
陶主の作品をはじめ育陶園ブランドの品々が並ぶ
伝統柄から独創的な雰囲気のものまで、幅広い作風の器をセレクト。ダイニングやキッチンなどをイメージした店内に、センスよく器がディスプレイされている。
(左)ぼくたちクマ
(右)森とクマ 各 3256円
ひとつひとつ表情が違う手描きのオリジナルカップ
オリジナル6寸皿 各 3520円
テキスタイルからヒントを得たデザイン。3色を展開する
県産木を配した温かみのある店内
古典的な陶器からモダンなデザインの若手作家の作品まで、オーナー・宜保清美さんが選ぶ器は幅広い。紅型のアクセサリーや自然素材の洋服など、センスのよいアイテムもそろえる。
ことりのポット 3300円
ちょこんと乗ったことりが愛らしい、「工房ことりの」の人気商品
ピッチャー 4950円
ドット模様がかわいい「工房コキュ」の作品
さまざまな作風のやちむんが勢ぞろい
「Craft・Giftヤッチとムーン」の姉妹店。県内作家を中心とした陶器、木製品、ガラスなどを扱う。やちむんのアクセサリーや服飾小物もおすすめ。
クッチャネ柄サラダディッシュ 2838円 / 大皿 4378円
「アトリエクッチャネ」の定番商品
blue bowl(小) 2530円
沖縄の海や空をイメージしたオリジナルシリーズ
ふたもの(3寸) 3080円~
アクセサリーやお茶菓子を入れるのにも重宝する
ディスプレイにもセンスが光る
窯元「育陶園」が手がけるショップ。店全体を小さなリビングとキッチンに見たて、一日の始まりの朝を楽しく迎えることをコンセプトに、デイリーアイテムを展開する。
マグカップ 3520円
スープカップとしても重宝する大ぶりのカップ
ミルク入れ 1980円
持ちやすくシンプルなデザインが魅力。ドレッシング入れにも◎
5寸皿 1760円
取り皿、ケーキ皿に最適な一枚
使い勝手のよい器が並ぶ
せっかくならやちむんの歴史も学んでみませんか? 沖縄を代表する陶工たちが残した作品や、壺屋焼をはじめとする沖縄の焼物文化に触れることがきます。
土器の時代から現在にいたる沖縄の焼物の歴史のほか、壺屋焼の由来や、製法・技法など作品を交えながらわかりやすく紹介。戦前、戦後の壺屋の暮らしぶりも知ることができる。
沖縄の焼物の歴史を流れを追って展示
沖縄ならではのメニューが、やちむんの器で登場するカフェでひと休み。壺屋の雰囲気を感じながらのんびり過ごしましょう。
壺屋に残る唯一の登り窯「南ヌ窯」に隣接し、沖縄伝統菓子のちんぴんやポーポーなどが味わえる。現在、窯は使われていないが、自由に見学できる。
ちんぴん 250円など
素朴な味わいのちんぴん。コーヒーはポットサービスで
ぶくぶく茶は白米の煮汁とさんぴん茶で作る泡を玄米のお茶に浮かべて飲む伝統茶。この店では飲み方までていねいに教えてくれる。沖縄氷ぜんざいもあり、足休めにぴったり。
ぶくぶく茶 1100円
「新垣カミ菓子店」のちんすこうとくんぺんが付く
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