東京みやげにおすすめ!限定品や有名店プロデュースの最新スイーツ
東京で特にホットなおみやげを、新店を中心にセレクト。ココでしか買えないものや、有名店が手がけるものなど、最旬みやげをゲットしよう。...
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大正6年(1917)創業、根室本線厚岸(あっけし)駅前の氏家待合所がつくる名物駅弁。カキの煮汁で炊き上げたご飯はふっくら甘め。その上にカキのほか、ツブ貝・アサリの海の幸と、蕗・椎茸など山の幸を盛り付けています。
フタを開けて怯むなかれ、茶色い見た目は凝縮されたうまみの証。噛みしめるたび鼻に抜ける磯の香りに、道東の旅情が感じられます。昔から変わらない黄緑色の掛け紙は、中央にカキの殻を配し、厚岸湖の風景と略図が描かれています。
東海道新幹線開業の昭和39年(1964)に発売されたロングセラー駅弁。平成31年(2019)年に55周年記念でリニューアルし、さらに美味しくなりました。トマト風味のケチャップライスと鶏から揚げの組み合わせや、おなじみのオレンジ色のパッケージにノスタルジーを感じる方も多いのでは?
ご当地食材を活かした和風の駅弁が圧倒的に多い中、昭和のハイカラな洋食のイメージを今に伝える駅弁。復刻版やクリスマスバージョンなど、時折登場する企画も楽しみのひとつです。
平成22年(2010)に登場した、昨今の海苔(のり)弁当ブームを牽引する東北本線郡山駅の有名駅弁。テレビ番組で紹介されて、人気が全国に広がりました。
誰にもなじみのある庶民の海苔弁を、ご馳走の域にアップグレード。海苔の下にはふわふわのおかかと白飯。それが二層に重なっています。ふっくら焼いた鮭のハラス、出汁のきいた大きな玉子焼きの存在感。酸味のほどよい梅干しや昆布の佃煮で、ご飯の美味しさを最大限に味わえる駅弁です。
富山で旅館を経営していた「源」が駅弁「ますのすし」を発売開始したのは明治45年(1912)。戦後になってから、人気が全国に広がりました。円い「わっぱ」に笹の葉を敷き、塩漬けにした鱒を並べた押しずしを、葉に包んだまま放射状に切り分けていただきます。
常温で2~3日と、消費期限が比較的長いのが特徴。程よく脂がのった鱒のピンク色と笹の緑の対比が美しく、お土産にも喜ばれる一品です。
明治18年(1885)の信越本線高崎~横川間開業とともに創業した荻野屋が、昭和33年(1958)に発売した「峠の釜めし」。利尻昆布と秘伝の出汁で炊き上げたご飯に、国産若鶏や山の幸がたっぷり。益子焼の土釜は保温にすぐれ、家庭的なぬくもりがあり、見た目にも楽しいお弁当として、旅客の口コミで評判を呼びました。
食べ終わった後も、家に持ち帰って、ご飯を炊いたり植木鉢として再利用したりと愛されている土釜ですが、東京駅の「駅弁屋 祭」では、中身は同じでも、持ち運びに便利な紙製のエコ容器で販売されています。平成25年(2013)グッドデザイン賞受賞。
明治43年(1910)創業のアベ鳥取堂が、昭和27年(1952)から製造販売する鳥取の名物駅弁。カニの甲羅を模した八角形の折箱に、地元で水揚げされる新鮮なカニの身をふんだんに使ったちらし寿司。甘酸っぱい味わいが人気の秘訣です。
開催から半世紀以上の歴史を誇る新宿・京王百貨店の催事「駅弁大会」で、記念すべき第1回(1966年)の売上個数1位に輝いた駅弁が、この「元祖かに寿し」。かけそば1杯の値段が50円だった当時、1個150円だったそうです。
江戸・東京を味わう駅弁といえば、この「深川めし」でしょう。もともとは江戸時代から深川の漁師に親しまれてきた郷土料理です。駅弁も昭和62年(1987)に販売開始してから30年以上の歴史があり、より伝統的な味わいへとマイナーチェンジを重ね、2021年9月のリニューアルでは従来の醤油味から味噌ベースの味付けに。
あさりの旨みを炊き込んだ茶飯に、江戸甘味噌と生姜であっさり仕上げたあさりの深川煮、香り豊かなごぼうの炒り煮を盛り込んだ逸品です。
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駅弁大好き歴25年。平成の”Windows95”時代から某IT企業のインストラクターとして全国の官公庁・小中学校へのパソコン導入に携わりながら、各地の駅弁や名産品を食べ続けるうち「うまいもの」「みやげもの」で日本地図が描けるようになりました。これまで全国を旅して食した駅弁は2,000個以上、「駅弁大会」と聞けば連日通って“大人買い”、休日は朝昼夕と駅弁が食卓に並ぶような家庭です。時々ちょっと苦手な食材もありますが、そこはすべて「実食」してのルポがモットー。食味の感想には個人差がありますので、その点はご容赦ください。