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白骨温泉でおすすめは乳白色が自慢の温泉宿&立ち寄り湯! 宿泊でも日帰りでも楽しめる

まっぷるマガジン編集部

更新日: 2024年7月30日

白骨温泉でおすすめは乳白色が自慢の温泉宿&立ち寄り湯! 宿泊でも日帰りでも楽しめる

乗鞍岳の山腹に湧く白骨温泉は、600年以上の歴史を持つ温泉地。
温泉成分の結晶が、湯船の底を白くしたことで「シラフネ」と呼ばれていましたが、作家・中里介山が、小説『大菩薩峠』に「白骨」と記したことで、その名が全国に知られるようになった名湯です。
標高1440mの山懐に湧き出る乳白色の温泉を、湯号のついた旅館で宿泊して満喫したり、立ち寄り露天風呂を日帰りで楽しみましょう。
白骨温泉に行く前に、基本情報だけでなく、温泉宿と立ち寄り露天風呂についてもチェックして、あなたにあったお風呂を見つけてください。

白骨温泉のおすすめスポット&基本情報をチェック!

乗鞍岳の山腹に湧く白骨温泉は、600年以上の歴史を持つ温泉地。中里介山の小説『大菩薩峠』に登場し、その名が全国に知られるようになった名湯です。

温泉データ

  • 源泉:14か所
  • 泉質:含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型)、38〜52℃
  • 効能:胃腸病、神経症、婦人病、慢性疲労など
  • 色・匂い:白色混濁、硫黄臭

アクセス

  • 車:長野自動車道松本ICから国道158号、県道白骨温泉線を経て約38km
  • 電車:松本電鉄新島々駅からアルピコ交通バスに乗り、さわんど経由で約1時間、白骨温泉下車(本数が少ないので事前確認を)
白骨温泉のおすすめスポット&基本情報をチェック!

白骨温泉のココが楽しい!3つのキーワード

効能乳白色の湯
白骨の湯は石灰分を含み、湧き出てきた透明な湯が空気に触れて徐々に白くなるのが特徴。浴槽に付着している白い固形物はカルシウム成分が固まったもので、それがつくりだす白い湯船も趣がある。

体の内側からも元気になる飲泉
血流がよくなるといわれている白骨の湯。浸かるだけでなく飲泉も可能だ。消化器系の働きをよくするため、便秘などにも効果的といわれる。飲泉所も2カ所あるので、湯巡りの際に飲んでみよう。

四季の移ろいを楽しむ山景色
山間にあり、秘境ムードたっぷりの温泉郷は風景も見どころのひとつ。6月上旬の新緑、10月上旬の紅葉、冬の雪景色がおすすめだ。夏も朝晩は涼しいので、風呂上がりは爽やかな気分で過ごせる。

観光案内も交通情報もここでOK「白骨温泉観光案内所」

温泉地の中心部にある観光案内所。白骨温泉の観光スポットなどの見どころや食事処などの情報が入手できる。

観光案内も交通情報もここでOK「白骨温泉観光案内所」

白骨温泉観光案内所

住所
長野県松本市安曇4197-16
交通
松本電鉄上高地線新島々駅からアルピコ交通白骨温泉行きバスで1時間10分、終点下車すぐ
営業期間
通年
営業時間
9:00~17:00(閉館)、11~翌4月は10:00~16:00(閉館)
休業日
不定休
料金
無料

白骨温泉の名物露天風呂「泡の湯旅館 大露天風呂」

白骨温泉の顔ともいえる大露天風呂は混浴。女性専用入口もあり、にごり湯のため入りやすい。

白骨温泉の名物露天風呂「泡の湯旅館 大露天風呂」

大露天風呂は、一度は入ってみたいといわれる白骨温泉の名物

泡の湯旅館

住所
長野県松本市安曇白骨4181
交通
松本電鉄上高地線新島々駅からアルピコ交通白骨温泉行きバスで1時間13分、泡の湯前下車すぐ
営業期間
通年
営業時間
イン15:00、アウト10:00
休業日
水・木曜(冬期は点検期間休)
料金
1泊2食付=18700~40700円/外来入浴(10:30~13:30、木曜休)=1000円/

渓流沿いの風情ある野天風呂「白骨温泉公共野天風呂」

2019年4月に護岸工事が終了し再開した公共野天風呂は、白骨温泉のシンボル的存在。ダイナミックな渓谷に包まれ、川のせせらぎを聞きながら温泉を楽しめる。

渓流沿いの風情ある野天風呂「白骨温泉公共野天風呂」

4月下旬~11月下旬に入浴できる

白骨温泉公共野天風呂

住所
長野県松本市安曇白骨
交通
松本電鉄上高地線新島々駅からアルピコ交通白骨温泉行きバスで1時間、終点下車すぐ
営業期間
4月下旬~10月下旬
営業時間
10:00~16:00
休業日
火曜
料金
入浴料=大人510円、小学生300円/

<+αの楽しみ方>白骨温泉の名物料理を味わう

温泉を使ったメニューは必食!
名物は白骨の湯で炊いた「温泉粥」。宿の朝食に出すところも多く、源泉によってお粥の濃さが異なるという。山水観 湯川荘では、良質な牧場の牛乳と合わせた「温泉鍋」が味わえる。温泉水で肉もやわらかくなり、やさしい味わいの鍋は格別だ。

<+αの楽しみ方>白骨温泉の名物料理を味わう

塩分も含まれているので、おいしいお粥になる

<+αの楽しみ方>白骨温泉の名物料理を味わう

山水観 湯川荘の新名物「温泉鍋」

白骨温泉でおすすめの乳白色の温泉宿

標高1440mの山懐に湧き出る白骨温泉。湯号のついた旅館を、立ち寄り湯情報付きで案内します。

湯号って何を表すの?

白骨の宿はすべて自家源泉がある。昔からそれぞれ湯の名前「湯号」がつけられていた。泉質や歴史など湯の特徴をズバリ言い表すので、宿選びの参考にしよう。

白骨温泉一広い名物の大露天風呂を堪能「泡の湯旅館」

名湯として知られる泡の湯旅館といえば、70畳もの広さを誇る混浴の大露天風呂。周囲は樹木に囲まれており、脱衣所も男女別なので、立ち寄り湯も含めて多くの人が訪れる。湯はややぬるめで長風呂に最適。

【湯号】泡の湯
名のとおり炭酸成分が多く含まれており、肌に細かな気泡が付くのが特徴。ジワリと肌に心地よい。飲泉可。

【温泉データ】
風呂の種類:混浴露天風呂:1カ所、露天風呂・大浴場:男女別各1カ所
立ち寄り湯情報:10:30〜14:00(最終入場13:30)、木曜休、1000円、バスタオル800円、タオル200円、シャンプー等無料(営業日はHPで確認を)

白骨温泉一広い名物の大露天風呂を堪能「泡の湯旅館」

大露天風呂は白樺に囲まれ風情がある

白骨温泉一広い名物の大露天風呂を堪能「泡の湯旅館」

川魚や国産和牛など、地のものや旬のものを使った会席料理

白骨温泉一広い名物の大露天風呂を堪能「泡の湯旅館」

ゆったりとした客室では、のんびりとくつろぐことができる

泡の湯で混浴大露天風呂に挑戦!

混浴というと抵抗のある人も、意外と気兼ねなく入ることができるので、思い切ってチャレンジしてみよう。

1.着替えは男女別
まずは着替えなどを持って脱衣所へ。女性混浴脱衣所に湯浴みが置いてあり、入浴の際に利用できる(宿泊者のみ)。

泡の湯で混浴大露天風呂に挑戦!

2.階段の途中から足元は湯の中
女性脱衣所からは、階段を下りて、湯に浸かったまま露天風呂に入れる。入浴ルートから気遣いがあるのがうれしい。

3.のれんをくぐると大露天風呂
お湯が白濁しているうえに深さも十分あるので、混浴に慣れていない人でも比較的入りやすい。

泡の湯旅館

住所
長野県松本市安曇白骨4181
交通
松本電鉄上高地線新島々駅からアルピコ交通白骨温泉行きバスで1時間13分、泡の湯前下車すぐ
営業期間
通年
営業時間
イン15:00、アウト10:00
休業日
水・木曜(冬期は点検期間休)
料金
1泊2食付=18700~40700円/外来入浴(10:30~13:30、木曜休)=1000円/

乳白色の湯は源泉かけ流し「白船荘 新宅旅館」

源泉から乳白色の湯が豊富に湧き出る湯宿。春の新緑や秋の紅葉はもちろん、冬の雪見風呂もおすすめだ。白骨温泉名物の「温泉粥」は胃にやさしいので朝食にぴったり。

【湯合】あらたまの湯
東の高台から湧出する湯量豊富な自家温泉は白骨を満喫できる珠玉の湯。飲泉可。

【温泉データ】
風呂の種類:露天風呂・内風呂:男女別各1カ所
立ち寄り湯情報:外来入浴は不可

乳白色の湯は源泉かけ流し「白船荘 新宅旅館」

乳白色の湯に四季の景色が映える露天風呂

乳白色の湯は源泉かけ流し「白船荘 新宅旅館」

本館の離れにある家族風呂は貸切もできる

乳白色の湯は源泉かけ流し「白船荘 新宅旅館」

朝食にはとろとろに煮込んだ温泉粥をどうぞ

白船荘 新宅旅館

住所
長野県松本市安曇白骨4201
交通
松本電鉄上高地線新島々駅からアルピコ交通白骨温泉行きバスで1時間15分、終点下車、徒歩5分(白骨温泉バス停から送迎あり、予約制)
営業期間
通年
営業時間
イン15:00、アウト10:00
休業日
不定休
料金
1泊2食付=16250~33000円/外来入浴(12:00~14:00、不定休)=800円/

白樺林の中にたたずむ風情ある宿「小梨の湯 笹屋」

古民家のぬくもりを感じる隠れ家のような湯宿。食事処は新潟の古民家をまるごと移築したもので、落ち着く空間だ。内湯、貸切露天風呂は源泉100%のかけ流しの湯。

【湯号】小梨の湯
小梨平から清らかに湧き出す、清楚でやわらかな湯はとても上品で肌触りがよい。飲泉可。

【温泉データ】
風呂の種類:貸切露天風呂:1カ所、内風呂:男女別各1カ所
立ち寄り湯情報:外来入浴は不可

白樺林の中にたたずむ風情ある宿「小梨の湯 笹屋」

自然のなかでの湯浴みは贅沢で優雅なひととき

白樺林の中にたたずむ風情ある宿「小梨の湯 笹屋」

温かな木のぬくもりを感じる和風建築

白樺林の中にたたずむ風情ある宿「小梨の湯 笹屋」

古材を使った建物に温泉風情を感じる

小梨の湯 笹屋

住所
長野県松本市安曇白骨温泉4182-1
交通
松本電鉄上高地線新島々駅からアルピコ交通白骨温泉行きバスで1時間、泡の湯前下車、徒歩5分
営業期間
通年
営業時間
イン15:00、アウト10:00
休業日
不定休(年末年始休)
料金
1泊2食付=18700~30800円/(別途入湯税150円)

川のせせらぎに癒されるつり橋の宿「山水観 湯川荘」

団体客がいないつり橋を渡った先に建つ宿。無料貸切露天風呂が3カ所もあり、自家源泉の良質な湯をゆっくり堪能できる。健康をテーマにした料理が味わえ、温泉水と牛乳、信州味噌で作った乳白色の温泉鍋が評判。

【湯号】せんきの湯
自然湧出の湯をそのまま湯船に落としている。肌がすべすべになる「美人の湯」。飲泉可。

【温泉データ】
風呂の種類:貸切露天風呂:3カ所(寒い時期は2カ所)、内風呂:男女別各1カ所、貸切風呂:1カ所
立ち寄り湯情報:閑散日のみ可(要問い合わせ)

川のせせらぎに癒されるつり橋の宿「山水観 湯川荘」

川沿いにあり人気の貸切露天風呂「ほお」

川のせせらぎに癒されるつり橋の宿「山水観 湯川荘」

夕食の「滋養六菜」。温泉鍋や地元の食材が並ぶ

川のせせらぎに癒されるつり橋の宿「山水観 湯川荘」

くつろげるようにと、到着時には布団が敷かれている

川のせせらぎに癒されるつり橋の宿「山水観 湯川荘」

自動車が渡れるつり橋で宿へ向かう

つり橋の宿 山水観 湯川荘

住所
長野県松本市安曇白骨温泉4196
交通
松本電鉄上高地線新島々駅からアルピコ交通白骨温泉行きバスで1時間15分、終点下車、徒歩3分
営業期間
通年
営業時間
イン15:00、アウト10:00
休業日
不定休
料金
1泊2食付=16200~31320円/外来入浴食事付(11:30~14:30、平日のみ、1日3組限定、個室利用)=8640円~/(入湯税別150円)

異なる2種類の源泉が楽しめる「かつらの湯 丸永旅館」

桂の木に囲まれた静かな宿。内湯と露天風呂では源泉が違うのが特徴。露天のほうがぬるめなので、長く浸かるにはおすすめ。敷地内には温泉が噴出した跡・噴湯丘がある。

【湯号】かつらの湯
桂の木に囲まれ、季節ごとの表情を見せる情緒あふれる温泉。飲泉可。

【温泉データ】
風呂の種類:混浴露天風呂:1カ所、内風呂:男女別各1カ所、貸切風呂:1カ所
立ち寄り湯情報:11:00〜14:00(最終入場)、不定休(要問い合わせ)、800円、バスタオルなし、タオルなし、シャンプー類無料

異なる2種類の源泉が楽しめる「かつらの湯 丸永旅館」

湯治場の雰囲気そのものの内風呂。24時間入浴可

異なる2種類の源泉が楽しめる「かつらの湯 丸永旅館」

秘湯ムード漂う静かな混浴の露天風呂

異なる2種類の源泉が楽しめる「かつらの湯 丸永旅館」

客室はすべて和室の落ち着いた雰囲気

かつらの湯丸永旅館

住所
長野県松本市安曇白骨4185-2
交通
松本電鉄上高地線新島々駅からアルピコ交通白骨温泉行きバスで1時間13分、泡の湯前下車すぐ
営業期間
通年
営業時間
イン15:00、アウト10:00
休業日
不定休
料金
1泊2食付=10800~16200円/外来入浴(11:00~14:00、不定休、要予約)=600円/外来入浴食事付(11:00~14:00、不定休、広間利用、要予約)=1800円~/
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