九州の2泊3日オススメ観光モデルコース7選
広大な九州の旬なスポットをめぐる2泊3日のオススメ観光コース7選。 ダイナミックな風景や一度は訪れたい憧れの温泉地めぐり、おいしい山海の幸、名物料理など、九州の魅力をたっぷり盛り込んでお届けしま...
更新日: 2023年8月3日
2021年1月に『週刊少年ジャンプ』の連載が1000話を迎えた大人気漫画『ワンピース』。
連載開始から20年以上経った今でも、その勢いは衰えを知りません。
今回の記事では『ワンピース』ファンで長崎在住の私・神木健児が、原作者の尾田栄一郎先生の生まれ故郷・九州にある『ワンピース』の聖地巡礼旅をご紹介します!!
ぜひ旅の参考にしてくださいね。
海賊王を目指す麦わら帽子をかぶった主人公、モンキー・D・ルフィが、かつてゴール・D・ロジャーが残したお宝“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を求め、海へ漕ぎ出す物語。
航海をしながら仲間を増やし、やがて“麦わらの一味”と呼ばれるようになったルフィ一行は“偉大なる航路(グランドライン)”へと突入し、大物たちに戦いを挑む!
現在、コミックスはすでに100巻を突破し、世界各国で翻訳されています。
『ワンピース』ファンの一人として、フジテレビ『99 人の壁』、テレビ東京『特捜警察ジャンポリス』などに出演。作品への愛と情熱が認められ、『ワンピースE』関連の出版物やグッズの制作協力にも携わっています。
普段は九州・長崎県で会社員をしながら、『ワンピース』に関する情報を発信中!
今回は私の故郷、九州にある『ワンピース』の聖地をご紹介します!
2016年4月に発生した熊本地震の復興を願い、『ワンピース』と熊本県が連携して立ち上げられた『ONE PIECE熊本復興プロジェクト』。そのプロジェクトの一貫として造られたのが、『ワンピース』の麦わらの一味像です。
熊本県庁前に立っている船長・ルフィを筆頭に、サンジ、チョッパー、ウソップ、フランキー、ブルック像が熊本県内に建てられています。像は熊本各地に散らばっているので、像を巡りながら、熊本観光も楽しめますよ。
ゾロ、ナミ、ロビンの銅像も新たに設置!
熊本県庁プロムナードに設置された船長の「ルフィ」像。
地図アプリで「ルフィ像」と検索してもヒットするほど、観光名所となっていて、近隣の人々も散策に訪れています。100年後、200年後の世界にもルフィ像がここに存在するのかなあ……と想像するだけで、ファンとしてはぐっとくるものがあります。
像が設置されている場所は、立派なイチョウ並木が続く通りで、毎年秋には辺り一面が黄金色に。イチョウがライトアップされる時期に訪れるのもおすすめです。
ちなみに、ルフィ像の足元には尾田先生の手形もあるので、お見逃しなく!
■熊本県庁プロムナード
サンジ像が設置されている益城町は、震度7の地震を経験し、町内にある7つの給食センターも甚大な被害を受けた場所。
子ども達においしく、温かい給食を提供したいという願いを込めて設置されたのが、一味の「コック」であるサンジの像。現在のサンジの姿でありながら、どこかバラティエ時代の雰囲気も感じられる姿はやっぱりカッコいい…!
※バラティエとはサンジの育ての親である海賊・ゼフがオーナーを務める海上レストラン。サンジは、ゼフの元でコックの腕を磨いた
■益城町 ミナテラス
サンジ像を見たあとは、ホールケーキアイランド編で、サンジの結婚相手として登場した「プリンちゃん」に思いを馳せつつ!? 「益城プリン」で知られる岡本商店さんへ。
阿蘇小国ジャージー牛乳を使ったプリンはとろとろでおいしく、満足感たっぷり! プレーンのほか、コーヒープリンや黒ごまプリンもあるので、食べ比べてみては?
■岡本商店
阿蘇駅前ロータリーでは、見事狙撃を成功させたと言わんばかりの天を指差すウソップの姿が! 熊本地震で多くの山肌が崩落した阿蘇には、草原の再生を手助けする役割でポップグリーンを武器とするウソップの像が堂々と立っています。
なんといっても阿蘇は自然の宝庫! 私もいつか雲海が見られる絶景スポット「大観峰」に訪れてみたいんですよね。眼下に広がる雲はまるで「空島」。雲海は春や秋に出現することが多いみたいですので、今からの季節にピッタリです。
また、阿蘇はサイクリングが満喫できる場所としても有名で、様々な景色を楽しめるコースも用意されています。熊本の雄大な自然を全身で浴びるなら是非阿蘇に足を運んでみてはいかがでしょうか。
■阿蘇駅
地震で獣舎が被災し、多くの動物が避難を余儀なくされた熊本市の動植物園。その正門前に佇むのが、船医の「チョッパー」像です。チョッパーのほのぼのした雰囲気が、家族連れの多い動植物園に溶け込み、何だか癒されます。
■熊本市 動植物園 正門前多目的広場
たまたまですが、園内には「チョッパー」と名付けられた、鹿の仲間のシフゾウも! 以前、『ワンピース』好きの飼育員が名付けたそうで、像とあわせるとチョッパーは2頭?となりました。ぜひシフゾウのチョッパーにも会いに行ってみてください。
■熊本市 動植物園
南阿蘇鉄道の発着駅に設置されたのは、船大工のフランキー像! 海列車を作った師匠トムのように、復興を願ってこの地に立てられました。
台座を含めた像の高さはなんと3.1m。こんな「スーパー!」なフランキーの背後には、雄大な阿蘇山がそびえ立っています。ここは、みんなで「スーパー!」のポーズをして、写真撮影するのが定番ですね。
高森駅の中にはフランキーのパワーの源であるコーラが売っている自動販売機があったり、ルフィの声優・田中真弓さんから贈呈された『ワンピース』の原作全巻も! 電車を待つ時間も楽しめそうです。
■高森町 高森駅前
平成音楽大学がある御船町は、音楽家のブルックにぴったり。シャークギターを持ったブルック像の造形は、これまでの「銅像」の概念を覆すほど繊細で、初めて見た時は衝撃を受けました。
像が設置されている御船町ふれあい広場には、楽しく遊べる遊具のほかに、大型肉食恐竜のモニュメントもあるので、家族連れでも楽しめそうです。
■御船町 ふれあい広場
九州最大規模の骨格展示数を誇る御船町恐竜博物館には、世界中から集められた恐竜の全身骨格が多数展示されています。近くのふれあい広場にあるブルック像と一緒に楽しんでみては?
■御船町恐竜博物館
麦わらの一味の剣士「ゾロ」の像は、武道場のある大津町、航海士「ナミ」の像は、ナミの育ったココヤシ村同様に風車が美しい西原村。考古学者である「ロビン」の像は、震災ミュージアムの拠点となった東海大学阿蘇校舎に設置されました。
今回、一味の像を置いて欲しいという要望が熊本県内の市町村から51件集まったらしいですが、そのうち最多となったのは、ロビン像だったそうです! どのキャラクターも設置が待ち遠しいですね。
■ゾロ像設置場所:大津町 大津中央公園
■ナミ像設置場所:西原村 俵山交流館 萌の里
■ロビン像設置場所:南阿蘇村 東海大学阿蘇校舎
レンタカーで、まずは熊本県庁前にあるルフィ像→チョッパー像→ブルック像→サンジ像→フランキー像→ウソップ像と巡るのが効率的ではないかと思います。
「麦わらの一味像」の設置は地震による熊本復興支援の一環でもあるので、復興の様子や当時のことを改めて知ることで、有意義な旅になるはず!
合計の移動時間は車で3時間ほどですが、各地でおいしい物を食べたり、名所を訪れたりしながら、「麦わらの一味像」をきっかけに熊本の良さに出会うことが醍醐味ではないでしょうか。
熊本県にある鉄板焼きレストラン「薔薇亭」といえば、尾田先生が学生時代アルバイトしていた場所として、ファンの間で知られる場所。サンジが働いていた船上レストランの「バラティエ」はこの店の名前をもじったもの?と、憶測されています。
当時、尾田先生が働いていた店舗はすでにないのですが、本店は今も経営しており、尾田先生と一緒に働いていたシェフもいらっしゃるんです。アルバイト時代、尾田先生はお皿洗いや鉄板の掃除を担当していたようです。
名物のステーキの味は言うまでもなく絶品。脂のうまみと焼き加減が最高でソースも必要ないほど肉本来のおいしさを感じることができます。コース料理の〆として選べる「焼き飯」は、バラティエでサンジがお腹を空かせた海賊・ギンに作ったチャーハンを彷彿とさせます。
尾田さん直筆のサンジの書き下ろしサインイラストもあるそうですが、ふだんは店の奥にしまってあるそうですよ。
■薔薇亭
長崎にあるテーマパーク「ハウステンボス」で、〝麦わらの一味〟の船、サウザンド・サニー号の船内を見学出来るんです。
〝麦わらの一味〟や、サンジのキッチン、チョッパーの医務室など、どれも精巧なつくり!甲板から海を眺めつつ、潮風を感じれば、〝麦わらの一味〟になったような気分になれるはず。
船が停泊している港の近くには、お宝ショップやメモリアルフォトブース、海賊レストランも。海賊レストランでは、ゴムゴムの実のケーキ(税込1400円)やルフィの麦わらオムライス(税込1100円)など、コラボ料理を味わうこともできます。
※サニー号は現在、定期点検(ドッグ入り)のためご覧になれません。 再開予定日は公式HPにてご確認下さい。
■ハウステンボス(長崎)
2012年に上映された映画『ONE PIECE FILM Z』の舞台のひとつとなった「セカン島」。実はこの「セカン島」の風景には、長崎県の要素が散りばめられているんです。
「日本橋」「錦帯橋」と並んで日本三名橋にも数えられている眼鏡橋や、愛を願うパワースポットとして知られるハートストーン、市民の足として親しまれている路面電車、急勾配に建つ家々……。映画を見てから訪れると、「ああ、この風景見たことある!」と驚くはず。
眼鏡橋の周辺には、新しいレストランやカフェも多く、休憩スポットとしてもおすすめです。少し市内から離れますが、雲仙普賢岳や阿蘇山も映画のロケハンで監督が訪れたのだとか。レンタカーで遠出するのもいいかもしれませんね。
長崎県の小さな島、「樺島」にある「白戸の穴」は、昔海賊が住んでいたと言われている洞窟です。長さ80mほどの穴洞窟で、光が差し込むと水面がエメラルドグリーンに輝き、まるで別世界のよう。
島の周りをクルーズ船が就航していて、「樺島大橋」「樺島灯台」「白戸の穴」など、見どころをぐるりと一周してくれます。狭い洞窟ですが、船で中まで入ることができ、実際に海賊がいたのではないかと言われる岩の少し開けたスペースを間近に感じることができます。
クルーズ船で海風を感じれば、『ワンピース』の世界に入り込んだようになれるかも?
■白戸の穴洞窟
最近は推しキャラのぬいぐるみやフィギュアを持って写真を撮る方も多いのですが、『ワンピース』に出てくる「ポーズ」をいくつか覚えておくと、楽しく写真が撮れますよ。
アラバスタの“仲間の印”のポーズや、フランキーの“スーパー”のポーズをしている人が割と多いですね。僕はルフィが好きなので、麦わら帽子を持参して撮影することもありますし、単行本をもって撮影することも多いです。
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