【東京・高級ラーメン】ラーメンが庶民の味だと思ってませんか？スープの原料から麺の小麦、トッピング、製法、器までこだわりぬいた贅沢ラーメンをご紹介します

高級ポイント
上品な出汁を思わせる優しく奥深い味わい

スープ・麺・具材といったラーメンを構成する要素の全てにこだわり抜いているのが特徴です。甲州地どり、丹波黒どり、岩手鴨、羅臼昆布、大根、トマトなどの食材をそれぞれ適した時間で煮込み旨みを抽出した計算され尽くしたスープ。その味は、口に含んだ瞬間から動物・乾物・野菜の重厚な味わいがしつつも、くどさを感じさせない澄んだ見た目通りの上品で調和のとれた旨みを感じさせます。丁寧で繊細な仕事ぶりを感じさせる仕事と厳選された食材が生みだす極上の旨みは多くの人を魅了しています。

自家製手揉み麺

日々の気温や湿度で配合を変えるという自家製麺は、岩手県府金製粉の「もち姫」小麦のみを使用した手揉み麺。モチモチでプリプリの自家製の多加水麺は、口に含むと麺自体の甘みが際立ちます。

複雑な旨みのスープ

上質な素材を使って仕上げられたスープは、素材の重厚な旨みと、天日塩、釜塩、藻塩、岩塩、湖塩といった5種類の塩をバランス良く調合したカエシが絶妙にマッチ。重厚な味わいで、華やかな香りも魅力。

一手間を感じるトッピング

手前に並ぶ親鳥と若鶏をミックスした鶏団子に、国産豚の希少な部位しきんぼ（もも肉）と国産鶏の胸肉のチャーシュー。それぞれが異なる味わいや食感、香りを生み出し食べ進めるごとに違う表情を見せます。

最後の一口まで旨いが続く計算された仕掛け

特に注目してほしいのが食べ進める中で味や香りに変化を付けてくれる具材の存在です。九条ネギの上に添えられた生姜ねぎ餡を崩すと上品なスープが変化しスッキリとした味わいに。3時間じっくりローストしたトマトや二粒の生コショウにも店主の趣向が隠れています。

名物 焼売

1個180円 2個350円

「一番出るのは焼売！」と語るほど人気の定番メニュー。赤ちゃんのこぶしくらいありそうな大ぶりなのが特徴です。ジューシーで中からあふれ出す肉の旨味と焼売の上に飾られた生姜の香りがマッチします。

地鶏めし

地鶏めし300円

「饗 くろ㐂」ではごはんもののメニューが充実しているのも魅力。丹波黒どりを甘辛く煮付けて作るとりそぼろが乗った鶏めしは、醤油と生姜の香りが食欲をそそります。もちろん塩そばにも醤油そばとも相性抜群！

店主の黒木さんがコレクションしているたくさんの丼がディスプレイされている、これまでのラーメン店とは一線を画すお洒落な外観。

様々な形や色、素材の器が美しく並ぶ姿に思わずギャラリーと見間違えてしまう人も。

厨房のライブ感が使わってくる店内は厨房を囲むL字型カウンターの店内。いたるところに店主が収集したラーメン丼や製麺機、小麦粉の袋が貴重な展示品のように陳列されている。

券売機の横にもショーケースにズラリと並んだ様々な製麺機がまるでミュージアムを思わせます。

埼玉の鋳物メーカー小野機械製造所の製麺機をはじめ、展示されているコレクションの中には昭和5年に作られた貴重なものも。

「饗 くろ㐂」へ行くには、最寄り駅の浅草橋駅A3出口から向かうのがおすすめです。浅草橋駅はJR総武本線と都営地下鉄浅草線が乗り入れる接続駅になっています。

浅草橋駅A3出口から右手に行くとすぐに飲食店などが立ち並ぶ通りがあります。電車が走る高架下が目印になっているので、この下を抜けていきましょう。

高架下を越えて少ししたところにある飲食店の間にある細い路地を右折します。分かりやすい目印が少ないので見逃さないように！

そのまままっすぐ歩いて行くと左手にギャラリーのようなオシャレなお店が見えてきます。平日でも行列が出来ていることが多いので、すぐに見つかるはずです。

「饗 くろ㐂」は、かなりの人気店。日や時間帯によっては整理券制の営業になるので、お店のSNSで事前に整理券の配布時間をチェックしておくのがおすすめです。また、限定メニューなどにも魅力的なものが多いので、こちらも合わせて事前に確認しておきましょう。