【奈良・平城京跡エリア】おすすめランチ!こだわり素材の名店!
広大な平城宮跡周辺の散策後は、おなかがすくこと間違いなし。宮跡の東西南北、それぞれに名店がある。...
将軍に剣術を指南した柳生家の本拠地。静けさをまとった山里は、剣豪が鍛錬に励んでいた雰囲気を今に残している。多くの伝説が語り継がれる柳生氏ゆかりの古跡をめぐろう。
高台に建つ柳生藩主の菩提寺
寛永15(1638)年に柳生宗矩が建立した臨済宗の寺院で、柳生家の菩提寺。本尊釈迦如来木像や宗矩の木像があり、本堂の裏には一族の墓が並ぶ。明治時代の廃藩置県後は荒廃したが、大正から昭和初期にかけ関係者の尽力により再興。
芳徳寺の高台からは柳生の里が一望できる
柳生一族が眠る地
芳徳寺の本堂の裏に、初代藩主柳生宗矩やその父柳生石舟斎(せきしゅうさい)など、柳生一族の墓石が80基余り並ぶ。そのほか新陰流の祖である上泉信綱の供養塔もある。
柳生藩の家老・小山田主鈴の旧邸
柳生藩の財政再建に力を尽くした小山田氏の屋敷。母屋はほぼ嘉永元(1848)年に創建された当初の姿をとどめている。屋敷内には当時の武具や生活用具などが展示されている。
山岡荘八氏が所有していた
少し遅めの桜見物ができる
もとは柳生宗矩が寛永19(1642)年に建設した藩主の陣屋だが、延享4(1747)年に全焼。現在は史跡公園として整備され、春は奈良の中心部より遅れて桜見物ができる名所として人気。
人々の憩いの場になっている
一刀石の伝説が残る
本殿はなく、巨石をご神体として拝する古社。一刀石は約7m四方ほどの巨石で、中央から2つに割れている。境内には一刀石以外にもたくさんの巨石があり、いずれも山の中腹にひっそりとたたずむ。
一刀石(いっとうせき)
剣客・柳生石舟斎(宗厳・むねよし)が修行中、天狗に試合を挑んだ。見事に天狗を切り捨てたと思ったが、刀はその場にあった巨石を2つに割っていたという。
柳生の里のシンボル的存在
樹齢約350年の老杉。柳生十兵衛が諸国漫遊に旅立つ前にこの杉を植えたとされる。落雷で今は枯れているが、葉がないために目立つ。
2度の落雷にあい、立ち枯れた
数多くの文化財が残る
相應殿には大日如来坐像が祀られ、春日堂と白山堂は日本最古の春日造り社殿。庭園は浄土式舟遊式の名勝だ。
室町時代に再建された本堂
体にしみ入る素朴なおそば・うどん
柳生の特産しいたけや山菜、とろろ芋など山里の恵みを用いた麺類や定食がいただける。
柳生家の家紋(笠)を模した十兵衛そば
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