福岡グルメ8.焼き鳥
「焼き鳥」の人気No.1のネタは豚バラ、という不思議な現象があたりまえなのが福岡。最近はカリカリのとりかわや、野菜を豚バラで巻いた野菜巻きなど福岡発のネタにも注目が集まります。
完成までに7日を要する元祖秘伝のとりかわ「とりかわ粋恭」
昭和40年代に福岡の「とりかわ」を生んだ元祖店の跡地にあり、その製法を受け継ぐ。串にグルグル巻きつけて焼き、タレに漬けては焼くという作業を繰り返して仕上げるとりかわは、客の前に出されるときは7日目。近ごろ、新たな福岡名物として取り上げられることが多いとりかわだが、その強力な功労者がこの店。【薬院】

とりかわ
笹身しぎ焼き
とりかわはタレのみ。カリッカリに焼かれていて何本でも食べたいところだが、遅い時間帯は売り切れごめん

焦げ付かせずにカリっと香ばしく焼き上げるのがプロの技

1階はカウンター、2階は掘りこたつ席

行列必至。平日は開店15分前、週末は30分前あたりに並ぶのがおすすめ。予約は3人以上から受け付け(電話予約は正午から午後3時の間が繋がりやすい)
カリカリの皮が香ばしい~「かわ屋」
平日も飛び込みでは、なかなか入れない人気店。看板商品の「かわ」は、素焼きで脂を落とし、タレに漬けて、また焼いてを繰り返すこと7日間。本来は味がしみにくい鶏皮も、ていねいに仕込むことで簡単にはまねできない味へと生まれ変わる。表面はカリカリに香ばしく、中は鶏肉の甘みとタレの味があわさって美味。【警固】

とりかわ
食感のカリカリ感がおもしろく、味わい深い
博多かわ屋 警固店
- 住所
- 福岡県福岡市中央区警固2丁目16-10吉武ビル 1階
- 交通
- 地下鉄赤坂駅から徒歩9分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 17:00~23:30(閉店24:00)
- 休業日
- 水曜(盆時期休、年末年始休)
- 料金
- とりかわ(1本)=187円/
福岡グルメ9.うどん
ふにゃっとして太めの麺が特徴の博多うどん。讃岐うどんや稲庭うどんなどに比べて影の薄い博多うどんですが、実は福岡こそがうどんの発祥地なんです! 仁治2(1241)年に中国から帰還した、承天寺の聖一国師によって伝えられたといわれています。
昔スタイルのうどん屋が今もここに「みやけうどん」
大正時代の建物に藍染ののれんがかかる老舗。福岡でも屈指の極太麺が特徴で、つゆを吸ってぽってりと膨らんだ麺は、独特な歯ざわりとのどごしが味わえる。うどんに好みのトッピングを注文するシンプルなスタイル。【呉服町】

丸天うどん
昔ながらの博多うどんの製法。麺はゆで置きのため、1分ほどで完成する

くぐり戸から背を丸めて中へ。古民家の風情が味わい深い
みやけうどん
- 住所
- 福岡県福岡市博多区上呉服町10-24
- 交通
- 地下鉄呉服町駅から徒歩3分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~17:00(売り切れ次第終了)
- 休業日
- 日曜、祝日
- 料金
- うどん=400円/丸天うどん=500円/トッピング=各100円/
100年を超えて愛される伝統の味「かろのうろん」
創業明治15(1882)年、博多うどんを代表する老舗。博多の総鎮守、櫛田神社のすぐそばに建つ。羅臼昆布やかつお節、いりこでとっただしは、薄味ながら深みのあるうまみがしみわたる。前日に打ち、ひと晩ねかせた麺は、やわらかく、もっちりしている。【川端周辺】

からし明太子うろん
うどんと明太子、2つの博多名物が一度に楽しめて、観光客に人気

店名は「角にあるうどん屋」を意味する博多弁。土・日曜、祝日の午前11時から午後2時までは行列がピークになる
かろのうろん
- 住所
- 福岡県福岡市博多区上川端町2-1
- 交通
- 地下鉄中洲川端駅から徒歩7分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~17:00(L.O.、売り切れ次第閉店)
- 休業日
- 火曜、祝日の場合は翌平日休(盆時期休、年始休)
- 料金
- ごぼう天うろん=650円/からし明太子うろん=950円/ざるうろん=750円/きつねうろん=650円/丸天うろん=650円/かしわおにぎり=150円(1個)/
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【筆者】まっぷるマガジン編集部
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