鹿児島2泊3日旅行で大満足!おすすめプランはコレ!
鹿児島タウン、霧島、指宿など訪ねてみたい観光地が点在する鹿児島県。自然、食べ物、温泉など旅心を刺激する魅力が満載だ。限りある時間のなか、めいっぱい鹿児島のよさを知りたい、そんな思いをかなえる2泊3日の...
最後は読み方が難しい東霧島神社(つまきりしまじんじゃ)。主祭神は伊弉諾尊です。神社由来によると、古くは多くの神々が集まるという意味で「あずま霧島」と呼ばれていましたが、霧島山の東端に神社が位置する事から、端を意味する「つま」で「つま霧島」と呼ぶようになったとのこと。
霧島岑神社からは南下し、車で40分ほど。
霧島六社めぐりでの参拝の難易度は★★★★★
鬼が作ったとされる石階段がとても急なので、霧島六社の中では最高難度と言えるでしょうか。所要時間は30〜40分ほどみておきましょう。
東霧島神社の本殿にお参りするには、急な石階段である「鬼磐(おにいわ)階段」を登る必要があります。難しい場合は、階段の下にある伊弉諾神社に参拝しましょう。
この階段は「振り向かずに心を込めて願い事を唱えながら登ると願いが叶う」とされ、「振り向かずの坂」とも言われています。
急な石段の後ろは決して振り返らず
筆者もゆっくりと踏みしめるように一段一段と登っていきます。しかしながら予想通り息切れを起こしたので、願い事はどこかへいってしまったかも…。
高地にあるとは思えない社殿
無事に登り切ると、本殿を臨むことができました。境内には龍の首の形をした杉の木が以前はありましたが、残念ながら平成30年の台風で倒木してしまったとのことで、惜しまれます。
神石を正面から
東霧島神社で有名なのは鬼磐階段のほか、こちらの「神石」。正面から見ると、地面に埋まった岩を祀っているかのようです。高台から降りている途中に見えてくるのですが、横から見ると……
神石を真横から
見事なまでに綺麗に割れていてびっくり。これには逸話があり、この世を去ったイザナミ(妻)を想うイザナギ(夫)の、恋い慕う涙で凝り固まったものがこの「神石」と言われています。イザナギは今後このような災難に世の人が遭わないよう、深き祈りを込めて、腰に携えてある「十握の剣(とつかのつるぎ)」で切ったとのこと。この十握の剣は神宝として、鎮め収められています。
神話の世界も興味深いですよね。
霧島神宮を起点とし、六社を全て参拝するには1日あれば十分可能です。いずれも車が必要な距離なので、空港ではレンタカーを借りることをおすすめします。
一度の旅行で六社全てお参りすることが難しい場合、次の機会に取っておくのも楽しみができて良いかもしれません。その時は天孫降臨の地とされ、霧島東神社の飛び地境内である高千穂峰にもあわせて登頂し、天の逆鉾を拝んでみてはいかがでしょうか。
撮影・文: やくしじ 紫
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!