【新型コロナ】<神奈川・千葉・埼玉>観光施設の営業再開情報※5月29日更新
新型コロナウイルスの感染拡大で、休館・休業していた観光関連施設が、外出自粛緩和の措置や全国での緊急事態宣言解除(5月25日)を受け、営業を再開する動きが出てきました。 編集部にて調査を行い、神奈...
千葉県北東部、千葉県一小さな町・神崎町は古くから発酵産業のまちとして知られてきました。町内には今も日本酒などの歴史ある醸造蔵が残り、伝統の発酵文化を伝えています。
ハイライトは全国初の発酵をテーマにした「道の駅 発酵の里こうざき」。
町の内外に発酵文化を発信しています。
近年は腸内環境を整えたり免疫を高めたり、さらには美容効果からも注目される発酵食品。
神崎町を歩いて、伝統の発酵文化にふれる旅を楽しんでみませんか。
千葉県北東部にある神崎町。香取神宮で知られる香取市の隣にあり、悠々と流れる利根川をはさんで茨城県と接しています。人口約6000人と千葉県内で一番少なく、面積もぎゅっとコンパクトな町です。
町のシンボルは神崎神社。利根川のほとり、一面の田んぼや大豆畑が広がる風景のなかにぽつんと小高い丘があり、天然記念物に指定される緑豊かな森に抱かれるように鎮座しています。周囲には神崎の歴史を伝える文化財級のレトロな醸造蔵などが点在。利根川の流れとともにゆったりとした時間が流れている町です。
●車で
圏央道神崎ICからすぐ
●鉄道で
JR千葉駅からJR成田線(東京駅からの直通を含む)に乗りJR成田駅で乗り換え、JR下総神崎駅下車
日本一の大河・利根川が育んだ肥沃な大地に根ざし、古くから北総の穀倉地帯として発展した神崎町。江戸時代には利根川水運の河港としても栄え、豊富な水源と豊かな農作物をいかした醸造業が発達。今にいたる発酵のまちとして知られるようになりました。例年3月には江戸時代から続く2軒の酒蔵を中心に周辺の農家や住民、商工会や町が一体となって「発酵の里こうざき 酒蔵まつり」を開催(感染症対策等での中止あり)。全国から多くの日本酒ファン、発酵食品ファンが集まることでも知られています。
ゆったりと流れる利根川と神崎大橋
発酵のまち神崎の必見スポットといえるのが「道の駅 発酵の里こうざき」。圏央道神崎ICのすぐ近くにあり、町をさんぽした帰りに寄るにも便利な立地です。こちらは全国初の発酵をテーマにした道の駅として2015年にオープンしました。敷地内には発酵をテーマにしたショップ「発酵市場」のほか、地元の発酵食品をふんだんに味わえるレストランやカフェ、新鮮な農産物などが並ぶ直売所がずらり。神崎が誇る発酵文化を町の内外に発信しています。
北海道から九州まで厳選した発酵食品などが約700種そろうショップ。神崎町内でつくられる人気の酒や醤油、糀、味噌、納豆などの発酵食品が手に入るほか、全国各地で話題のチーズやヨーグルトなどの乳製品、地域色豊かな味噌や醤油、お茶類など多種多彩な商品が並び、目移りしてしまいそう。要冷蔵の食品も多いので、マイカー旅ならクーラーボックスを用意していくと安心かも。
全国各地からよりすぐりをセレクト。こちらは魚醤のコーナー
人気ナンバーワンは地元酒店の甘酒を使うしっとりした生地がおいしい「糀ばあむ」200円
地大豆100%の「こうざき納豆」3個入り220円
寺田本家の発芽玄米こうじを焙煎した「麹珈琲ドリップパック」3個610円~
「オリゼ」とはニホンコウジカビ・アスペルギルス・オリゼのこと。清酒、味噌、醤油、みりんなどの醸造に欠かせない発酵のもととなる麹菌です。名前からわかるとおりこちらのテーマはずばり発酵食品。神崎町の米、味噌、発酵調味料を使ったごはん系メニューが15種類以上そろっています。「さばの塩こうじ漬け」550円や「豚ロースの味噌漬」750円など人気メニューのおみやげ用パックも販売していますよ。
一番人気は神崎産味噌と醤油麹を使う「豚肉の味噌麴焼き定食」980円。レモンをかけて味変を
醤油麹でじっくり漬けこんだチャーシューがのる「チャーシュー丼」980円。焦がしたお肉の香ばしさがやみつきに
「鯖の塩麹発酵セット」980円。麹の酵素でふわふわ・ふっくらしたサバ、こうざき納豆、ずんき漬けの味噌汁付き
敷地内には同じく発酵をテーマにしたカフェ「はっこう茶房」もあります。こちらの名物は店内で焼き上げる約30種類のパン。「鍋店 神崎酒造蔵」の酒粕を使ったあんパン、神崎産の米粉と塩糀で焼き上げる塩糀米粉パンなど神崎らしいパンがいっぱい。町内でつくられる味噌や麹を使う「みそ豚まん」と「甘酒糀あんまん」も好評です。神崎町の「甘酒」250円、高知の「碁石茶」350円などこだわりの発酵ドリンクでほっとひと息つくのもよさそう。
鍋店の「仁勇 吊るし搾り純米大吟醸」の酒粕を使った酒粕あんぱん140円
甘酒糀あんまん(左)、みそ豚まん(右)各360円
創業340年以上の老舗酒蔵「寺田本家」。無農薬の米を使い、蔵付きの微生物で自然発酵させる無添加の自然酒で全国的な人気を誇る酒蔵です。注目は「うふふのモト」。昔ながらの日本酒造りの過程で生まれた米と水だけでつくる乳酸発酵飲料で、飲めば甘みと濃厚なコク、ヨーグルトのような酸味で驚くほどのおいしさ。売店では各種日本酒や麹、酒粕、オリジナルのお菓子や発酵調味料なども販売しています。
オリジナルレシピのからだにやさしいお菓子類も美味
登録有形文化財の蔵もあるレトロな雰囲気の酒蔵
日本古来のどぶろく製法を再現した自家製酵母や寺田本家の酒粕、国産の小麦や菜種油など素材と製法にこだわる自然派ベーカリー。パンは定番を含め約20種類が店頭に並び、神崎町内でつくられる豆乳を使ったクリームパンやプリン、近郊の野菜を使う総菜系のパンも好評です。
神崎の発酵文化を愛する店主が焼くパンがずらり
神崎町の主要な見どころが並ぶ国道356号沿いにある
1689(元禄2)年に成田山門前で創業した県内トップクラスの酒蔵。1942(昭和17)年から醸造部門を水質のいい神崎の蔵に集約しています。代表銘柄は古くからファンの多い「仁勇(じんゆう)」と日本酒専門店限定の「不動(ふどう)」。国内はもちろん世界屈指のワインコンクール日本酒部門でも数多くの受賞歴をもつ一軒です。
世界が認める上質な日本酒がそろう。店内では試飲も可能
酒造蔵では要予約でレトロな建物の内部とこだわりの酒造りを見学できる
1877(明治10)年創業の醤油蔵。現在大規模な醸造は中止中ですが、レンガ造りのボイラーなどが残る近代化産業遺産認定の醤油蔵などの見学が可能。千葉県産大豆と小麦を使い昔ながらの製法にこだわる「ひだまり醤油」、鍋物や蕎麦つゆと万能な「うまにの素」をぜひ味わってみて。
創業当時の面影を残す醤油蔵
要予約の醤油蔵見学では神崎町の発酵文化の歴史にもふれられる
圏央道神崎ICを起点に車でのアクセスがばつぐんにいい神崎町。
中心部には名酒蔵「寺田本家」や「鍋店 神崎酒造蔵」を筆頭にこちらで紹介したスポットが点在。歩いてま
町内に大きな
【千葉県のイルミネーション2023-2024】おすすめイルミネーション・ライトアップスポット9選!期間やアクセス、イベントなど情報満載
【千葉・美術館】定番の公立美術館から国内外の美術品を収蔵する個性的な穴場美術館まで!千葉のおすすめ美術館9選ご紹介!
千葉の神社・お寺ランキングTOP30【2023年】人気の神社・お寺を発表!
【千葉県・秋の味覚狩り】ブドウやナシ・サツマイモなど 収穫時期や品種の情報が満載!千葉のおすすめ味覚狩り9軒
【千葉県・バーベキュースポット】「シーサイドでバーベキュー」「自然を感じる木立のなかのバーベキュー」「設備充実のスポット」など!トイレや屋根付きエリアの有無など情報盛りだくさん!千葉のおすすめBBQスポット10軒をご紹介!
【千葉】犬と泊まれる人気宿10選!ペットと泊まれるおすすめをご紹介
【千葉県・プール 2023年版】スライダー自慢・キッズにおすすめなど千葉県のおすすめのプール4選
【千葉県の花火大会2023】今年こそ間近でみたい!開催日や打ち上げ数などの情報満載!千葉の花火大会17選
千葉の温泉地ランキング!みんなが調べた人気の温泉地TOP9!
千葉の人気観光スポットランキング!みんなが調べた千葉の観光地TOP10!
国内、海外を問わず、旅行系のメディアを制作するチーム。30年近くにわたって、旅行ガイドブックや旅雑誌などを制作し続けています。とくに箱根や千葉、新潟は、現地での広いネットワークを生かして多彩な情報を発信。各地をじっくりとめぐったからこそ見つけられた、知られざる穴場スポットも続々と発掘していきます。
さらに、それぞれ異なる趣味趣向を持ったメンバーが集まっていますので、多彩なジャンルの記事も手がけていく予定です!