【石垣島&宮古島】知っておきたい島の基本情報
沖縄旅行の大きな魅力は、離島めぐり。 宮古島と石垣島の周辺には、個性豊かな島が多数点在している。 島間のアクセスやプチ情報をチェックして、最強のプランニングをしよう。...
石垣港離島ターミナルから高速船に乗って20分もすれば、青い海に囲まれた黒島が見えてきます。
上空から見るとハートの形をしているため“ハートアイランド”と呼ばれ、人口の約10倍もの牛がいる牧畜がさかんな島です。
平坦な島の大部分が牧草地とあって、レンタサイクルで島をめぐれば、視界をさえぎるものがない開放感に浸れます。
黒島ではかわいいウミガメやウミガメの赤ちゃんに出会える、黒島研究所にもぜひ立ち寄ってみましょう。
エサやり体験などもできますよ。
黒島でのんびりとした島時間を楽しみましょう。
黒島は、人口約220人に対して、牛の数は3000頭を超える牛の島。またウミガメが産卵に訪れる自然豊かな美しい島です。ATMは島内唯一の黒島郵便局にありますが、日曜や祝日は使えません。商店が一軒のみでコンビニはなく自動販売機も少ないので、必要なものは出発前に石垣島で準備してでかけましょう。
まずはウミガメの資料と島の情報が充実する黒島研究所へ。黒島展望台から島を一望したら、自然豊かな浜をめぐってみましょう。木陰が少ないので、クールダウンは島カフェがおすすめです。
石垣空港から路線バスで約30〜40分、タクシーで約30分の位置にある石垣港離島ターミナルは石垣島と離島を結ぶ高速船の拠点施設です。船会社やツアー会社のカウンター、おみやげショップ、飲食店、プラネタリウム、コインロッカーなどがあります。
黒島へは安栄観光と八重山観光フェリーの高速船に運航しています。乗船代は片道1340円、往復2570円(2022年12月1日現在)。船会社のホームページで高速船乗船券を予約、クレジットカード決済をしておけば、乗船当日はカウンターでの手続きは不要。観光客でにぎわう夏季は予約がおすすめです。出港10分前までに「のりば」へ向かえばOK。もちろん当日空席があればカウンターでもチケット購入はできます。
所要 | 25〜30分 | |
乗船代 | 片道1340円(小学生680円) | 往復2570円(小学生1300円) |
安栄観光 | 石垣 | 黒島 |
07:50 | 09:25 | |
13:00(竹富経由) | 13:50 | |
16:00 | 17:25 | |
八重山観光フェリー | ||
08:00 | 08:40 | |
12:30 | 13:10 | |
17:00 | 17:35 | |
燃料油仕入価格によっては運賃以外に燃油サーチャージが発生いたします。
金額は変更になる場合もございますので予めご了承ください。
高速船で約30分の船旅。船上から赤瓦屋根が印象的な黒島港ターミナルを望むことができます。
島内に公共交通機関やタクシーはありません。平坦な島なのでレンタサイクルでまわるのが一般的。黒島港のターミナルにコインロッカーはないので、リュックひとつなど、荷物は少なめにしておきましょう。日焼け止めも忘れずに。
自転車を借りるなら、港の前にある島カフェ ハートらんどがおすすめです。電動自転車や電動キックボードもあり、普通自転車は2時間800円からです。
島内には黒島レンタカー(電話/0980-85-4211)がありますが台数が少ないので、予約を必ずしておきましょう。また石垣港からレンタカーを航送することはできません。
黒島はウミガメが産卵する浜があることで知られていますが、近年はその数が減少。島にある黒島研究所ではさまざまな調査・研究を行い、ウミガメが産卵できる砂浜を守っています。展示室ではウミガメの飼育保護の様子やサンゴ標本をはじめ、黒島にすむ動物や民具などを紹介しています。屋外ではサメのエサやり体験にも挑戦できます。
黒島展望台は黒島の中心にあり、高さ10mながら島いちばんの眺望が楽しめるスポット。牛がのんびりと草を食む放牧場を一望し、晴れた日には竹富島や西表島を見渡すことができます。展望台の横にはあずまやがあり、休憩するのもいいですよ。
浜に向かう未舗装の小道を抜けた先にある西の浜。海の向こうに西表島や小浜島を望み、春から夏にかけては、夜にウミガメが産卵することもあるそうです。波の音を聴きながら静かな時間を過ごすのがおすすめ。
黒島の浜はどこも手つかずの自然が残る浜。その一つ仲本海岸は、沖に向けて浅瀬が延び、イノー(礁池)でスズメダイやクマノミ、ヒトデ、ウミウシなどの海の生き物を見ることができます。
また、宮里海岸は旧暦の6月頃に行われる豊年祭の会場となる静かで夕日が美しい浜。いずれの浜も潮の流れが早いこともあり、アクティビティはおすすめできません。潮が引いた浜の散策を楽しみましょう。
海の上に一直線に延びる全長354mの伊古桟橋は国の有形文化財。かつては船着き場として使われていた桟橋で釣りをしたり、あずまやで休憩したりと、島人の憩いの場となっています。桟橋の上で写真を撮るのもいいですね。
伊古桟橋の近くにあり、観光の足休めにぴったりのカフェ iconoma。パリで暮らしていた女性オーナーが作るメニューは評判の味。島特産のパパイヤをふんだんに使い、トマトの酸味がほどよいカレーが人気です。
島カフェ ハートらんどは港の目の前にある憩いの場。窓から海を眺めながら、八重山そばやかき氷などが味わえます。船の時間待ちにもぴったり。
竹富町の文化財「番所跡」に建つ黒島ビジタセンター。黒島で昔使われていた民具や農具、生活用品、海の生物などの展示を見ながら、自然や伝統について知ることができます。島内観光の合間に立ち寄ってみましょう。
黒島伝統芸能館が建つ通りは風情ある道。近くの東筋集落には整然と積まれたサンゴの石垣に囲まれた、赤瓦の民家が並んでいます。庭先を彩る花を愛でながら、のんびりと散策を楽しみましょう。
「まいすく家(前底家)」は今では数少なくなった、赤瓦屋根の古民家です。瓦や柱、天井の梁などはそのまま残し、一日一組限定の古民家宿に生まれ変わりました。緑に囲まれた庭でBBQをしたり、星空を眺めたりしてのんびりと過ごすのも島泊ならでは。
飲み物の自動販売機がほとんどない島で、ドリンクやおにぎり、刺身、サーターアンダギーなどを販売。牛がモチーフになったマスコット根付けやポーチなどはおみやげにおすすめです。
アオウミガメ、タイマイなどが産卵に訪れるほど、美しい浜が残る黒島。
コンビニやファストフード店など便利な施設はありませんが、海風を感じたり、波音に耳を傾けたり、星空を見上げたりと自然に身を委ねて過ごすぜいたくな旅はいかがでしょうか。
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岡山と沖縄にオフィスを構える、キャリア約30年の編集プロダクションです。旅行情報やタウン情報を中心に約1万件を超える取材や執筆の実績があります。旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」や「ことりっぷ」で岡山・四国・沖縄エリアの編集を担当しています。
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