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歴史情緒を感じながら東京のインフラを歩いてみよう 提供/東京都

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2023年4月10日 [PR]

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歴史情緒を感じながら東京のインフラを歩いてみよう

東京には、社会を支える基盤である「インフラ」が数多くあります。
素敵な街の中を歩きながら、重ねてきた歴史やインフラとしての役割を学ぶお散歩プランを、こちらの記事でご提案します。

それぞれのインフラの注目ポイントを事前にチェックしておけば、旅はより楽しいものに。
クラシックで重厚感のあるたたずまいを堪能しつつ、特別な観光をしてみましょう。

また記事の最後には少し足を延ばして、江戸時代に造られた上水道である「玉川上水」もご紹介します。

重厚感のある都市のインフラや、自然の中で歴史的な設備にふれる旅…。
東京をいつもとは違ったテーマで歩いて、素敵な時間を過ごしてみませんか?

インフラって何?

インフラって何?
日本橋

「インフラストラクチャー」の略称で、社会を支える機関や制度、サービスなどのこと。英語の「infrastructure」に由来し、直訳すると「基盤」や「下部組織」といった意味になる。たとえばダムや橋、水門、港湾や空港、電車やバスなどが当てはまる。こうしたインフラを観光資源ととらえ、ダイナミックな景観や内部構造を楽しんだり、歴史を知ることができる「インフラツーリズム」が近年注目を集めている。施設によっては、一般向けの見学ツアーも実施し、普段は見ることのできない貴重なインフラの中に入ることができる。

東京のインフラをめぐる旅 お散歩コースはこちら

東京のインフラをめぐる旅① 日本橋

東京のインフラをめぐる旅① 日本橋
東京の中心にある日本橋は、東京駅から徒歩10分の場所にある

人とモノが行き交う街・日本橋を象徴するインフラ
慶長8(1603)年、徳川家康の治める時代に架けられた橋。江戸幕府が直轄する陸上道路・五街道の起点となり、さまざまな物資や文化が行き交った。大正9(1920)年に施行された「道路法(旧)」でも国道の起点に定められている。

橋柱に立つ獅子像が抱えているのは、東京市(現東京都)の紋章

日本の道路の起点であることを示す「道路元標」の複製

注目ポイント

現在の石造二重アーチの橋は明治44(1911)年に架けられたもの。架橋から110年以上がたち、東京大空襲にも耐え抜いた日本橋は、今も欄干などにその痕跡が残されている。橋梁は国の重要文化財にも指定された。

日本橋(にほんばし)
所在地:中央区日本橋
見学自由
アクセス:地下鉄三越前駅B6出口からすぐ

東京のインフラをめぐる旅② 日本銀行 本店

東京のインフラをめぐる旅② 日本銀行 本店
ベルギーやイギリスの中央銀行を参考にしたといわれる本館

日本の金融制度を支える威厳あるたたずまい
明治15(1882)年に設立された、日本で唯一の中央銀行。開業当初は永代橋のたもとにあったが、明治29(1896)年、金融や商業の中心地である日本橋に移転した。1日4回、事前予約制で見学ツアーを実施。物価や金融システムの安定を図るための取り組みを学びながら、重要文化財の本館を見学できる。

明治〜昭和時代にかけて使用されていた、本館にある客用広間「客溜」(出典:日本銀行ウェブサイトより)

注目ポイント

東京駅の設計にも携わった建築家・辰野金吾が手がけた本館。中庭の列柱はドリス式、2・3階の柱はコリント式。明治時代中期の西洋式建築物の代表作のひとつともいわれている。

日本銀行 本店(にっぽんぎんこうほんてん)
問い合わせ:03-3277-2815
所在地:中央区日本橋本石町2-1-1
定休日:無休(見学は土・日曜、祝日休)
開館時間:見学は9:00~16:15 ※インターネットで要事前予約
見学料:無料
アクセス:地下鉄三越前駅B1出口から徒歩すぐ

東京のインフラをめぐる旅③ 旧万世橋駅 (マーチエキュート神田万世橋)

東京のインフラをめぐる旅③ 旧万世橋駅 (マーチエキュート神田万世橋)
「1912階段」の壁面は、東京駅のレンガにも使われた「覆輪目地」という高級な施工がされている 

当時の面影を色濃く残す駅舎の遺構が随所に
神田~御茶ノ水間に位置し、明治45(1912)年に開業した「万世橋駅」。昭和18(1943)年に休止したのち、ホーム部分を整備し、現在は商業施設「マーチエキュート神田万世橋」や展望デッキなどが入る。

赤レンガが特徴的な高架橋の中にはショップやカフェなどがある

注目ポイント

当時の姿をほぼそのまま残した「1912階段」や、交通博物館開館時に造られた「1935階段」などのほか、万世橋駅のジオラマ模型を設置したライブラリーなどもある。

旧万世橋駅(マーチエキュート神田万世橋)
きゅうまんせいばしえき(マーチエキュートかんだまんせいばし)

問い合わせ:非公開
所在地:千代田区神田須田町1-25-4
定休日:不定休
開館時間:1912階段・1935階段は11:00~22:00(日曜、祝日は〜20:30)、ショップは11:00~20:00、レストランは〜23:00(日曜、祝日は〜21:00) ※詳細はHPを参照
アクセス:地下鉄神田駅6番出口からすぐ

東京のインフラをめぐる旅④ 旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場施設

東京のインフラをめぐる旅④ 旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場施設
ポンプ室にはかつて稼働していた10台のポンプが設置されている

赤レンガ造りの建物の中はレトロな雰囲気を感じるポンプ場
大正11(1922)年に運用を開始した旧下水処理施設。日本最初の近代下水処理場であり、同分野の遺構として初めて国の重要文化財に指定された。事前予約制で、ポンプ室や地下のポンプ井に入れる施設見学も実施。

奥に見える建物は、下水を地下から吸い上げるポンプ室

注目ポイント

下水処理場としての役割は1999年に終えたが、地下トンネルから続くポンプ井や、下水のゴミを取り除く濾格室上屋(ろかくしつうわや)など、普段は目にすることのない下水道施設を見学できる。

旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場施設
(きゅうみかわしまおすいしょぶんじょうぽんぷじょうしせつ)

問い合わせ:03-6458-3940
所在地:荒川区荒川8-25-1
定休日:火・金曜
開館時間:9:00~16:00
見学料:無料(事前予約制)
アクセス:東京さくらトラム(都電荒川線)荒川ニ丁目停留場から徒歩3分

旧三河島汚水処分場喞筒場施設への移動は東京さくらトラムがおすすめ!

旧三河島汚水処分場喞筒場施設への移動は東京さくらトラムがおすすめ!

三ノ輪橋~早稲田間12.2kmを結ぶ、東京都に残る唯一の都電。前身となるのは明治44(1911)年に開業した「王子電気軌道(王子電車)」。沿線には季節の花々や史跡、昔懐かしい商店街など立ち寄りスポットも多い。途中下車して、気になるところを歩きながらめぐるのもおすすめ。

東京さくらトラム(都電荒川線)
とうきょうさくらトラム(とでんあらかわせん)

お得な1日乗車券もチェック!
区間:都電荒川線(三ノ輪橋~早稲田間)
金額:400円
販売場所:都電荒川線車内、荒川電車営業所、都電定期券発売所、三ノ輪橋おもいで館(詳細はウェブサイトを参照)

少し足を延ばして 玉川上水をさんぽしよう

少し足を延ばして、自然豊かな多摩エリアへ。「玉川上水」は、インフラとしての歴史を感じつつ、さんぽコースにもぴったり。小平市や羽村市付近の見どころを併せてチェック。

江戸時代に造られた上水道

自然があふれる癒やしの緑道 玉川上水

羽村市から新宿区の四谷大木戸まで広がる約43kmの上水路。承応3(1654)年、江戸の人口増加による水不足を受け、多摩川の水を当時の江戸へ供給するために造られた。現在は遊歩道が整備され、四季の自然を楽しめるスポットとしても人気。

玉川上水はわずか8か月で造られた?

工事を請け負った庄右衛門、清右衛門の兄弟は、採掘用の機械などもない時代に、わずか8か月で玉川上水を完成させ、その功績により幕府から玉川の姓を賜ったといわれる。もともと現在の小平市付近は水に乏しく人が住めなかったが、この玉川上水が完成したことで村ができたとされている。

羽村取水堰

羽村取水堰

玉川上水と並行して建設された堰。水道原水を取水するために、河川を堰き止めて水位を制御している。取水した原水は、「村山・山口貯水池(多摩湖・狭山湖)」や玉川上水に流れていく。

所在地:羽村市羽東3-8-32
アクセス:JR羽村駅西口から徒歩11分

小平監視所

小平監視所

「羽村取水堰」から流れてきた水が行き着き、ゴミなどの除去や水質監視をするための場所。この水がさらに先の「東村山浄水場」へと送られて、一般家庭などへ水道水として届けられる。

所在地:立川市幸町6
アクセス:西武拝島線玉川上水駅南口から徒歩10分

上水小橋

上水小橋

「小平監視所」からほど近くにある、清流を間近で眺められる橋。かつて付近は浄水場の閉鎖により水流が途絶えていたが、現在は昭島市にある「多摩川上流水再生センター」からの再生水が流れている。

所在地:小平市中島町1
アクセス:西武拝島線玉川上水駅南口から徒歩11分

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