おんせん県大分の【温泉を極める】6つのテーマ
源泉総数がダントツ日本一の大分県。名実ともに「おんせん県」である大分には、どんな温泉があるのか? どんな特徴があるのか?をテーマ別にわかりやすく紹介。自分の目的に合わせて行きたい温泉を決めよう!...
平安時代から鎌倉時代に造られた磨崖仏群と、江戸時代に栄えた稲葉氏5万石の城下町が残る臼杵。時代とともに育まれた豊かな文化と歴史にふれる旅にでかけよう。
START 東九州自動車道 臼杵IC→3㎞
1.国宝臼杵石仏→5.4㎞
2.二王座歴史の道→徒歩すぐ
*市営畳屋町駐車場(15台)か市営下屋敷前駐車場(42台、1時間以内100円)に駐車して歩いてめぐろう
3.カフェかぎや→徒歩3分
4.久家の大蔵→1㎞
5.臼杵城址→4.2㎞
GOAL 東九州自動車道 臼杵IC
電車
JR大分駅→JR特急「にちりん」(所要時間/29分、料金/1880円)→JR臼杵駅
車
東九州自動車道 臼杵IC→約5km(所要時間/10分)→JR臼杵駅
バス
大分空港→県南高速バス「佐臼ライナー」(所要時間/1時間29分、料金/2370円)→臼杵IC
岩肌に刻まれた石仏群
平安時代から鎌倉時代にかけて、臼杵川南岸の山肌に彫られたと推定される60体あまりの磨崖仏群。規模、数量、質の高さは国内屈指といわれる。ホキ第一群、ホキ第二群、山王山、古園の4群すべての石仏周遊は、ゆっくり歩いて30分ほど。
ホキ石仏第二群
阿弥陀三尊像がみごとに彫られていて見ごたえじゅうぶん。
ホキ石仏第一群
ホキとは崖の意味。平安から鎌倉時代に造られた20体の磨崖仏が並ぶ。
山王山石仏
三体の如来像で構成されている。通称「隠れ地蔵」。
古園石仏
臼杵石仏の中心的存在。平成5年の修復工事を経て、かつての姿がよみがえった。
古園石仏のなかでも最高傑作といわれている大日如来
平安末期に彫られたホキ石仏第一群
石仏から徒歩5分の満月寺。境内には鎌倉時代に造られた仁王像があり、阿形像と吽形像は、時代の移り変わりとともに膝から下が土に埋もれていった
4.09mの高さがある6段屋根の宝篋印塔(日吉塔)。鎌倉中期に造られたとされる。満月寺の敷地内に建つ
約4400㎡のハス畑では、7月中旬から8月中旬にかけてピンク色の大賀ハスが開花。午前中が見頃となる
8月下旬に行われる夏の風物詩。19時になると約1000本の松明に火が灯され、幻想的な風景が広がる。
00972-63-1111(臼杵市おもてなし観光課)
城下町の面影が残る道
曲がりくねった石畳の道が続く二王座。一帯には、高い石垣、武家屋敷の長屋門、白壁の商家や多くの寺院が軒を連ねる。
臼杵城跡の西南にある
創業417年の味噌・醤油屋が営むカフェ
九州最古の味噌・醤油屋であるカニ醤油に設けられたカフェ。臼杵市内や県内外で活躍する若手作家の作品も展示する。
まかない飯(冷奴、漬物付)650円
みそソフトクリーム310円
慶長5(1600)年創業の老舗。味噌や醤油、生の米麹を製造・販売している
タイルに描かれた臼杵の歴史
築140年の酒蔵の白壁に、ポルトガルと臼杵の親交が描かれたタイル絵があり見ごたえがある。タイルに釉薬をかけて色を出すアズレージョという手法を使うロジェリオ=リベイロの作品。
タイル絵は幅8.1m、全長30mにわたる
春は千本桜、夏はツツジが咲く
弘治2(1556)年ごろに大友宗麟が築城。のちに福原、太田と城主は代わり、稲葉氏が明治まで15代を守った。当時は臼杵湾に浮かぶ海城で、別名「丹生島城」。今は臼杵公園として整備され、復元した大門櫓と鐘楼が見られる。
無料で見学することができる
大名屋敷の内部を見る
稲葉家の臼杵滞在所として明治35(1902)年に建築された国の登録有形文化財。屋敷内の茶房から庭園を眺めることができる。
書院造り奥座敷など格式漂う造り
造り酒屋の実家が記念館に
『秀吉と利休』で知られる臼杵出身の作家、野上弥生子の生家の一部を改装した文学館。約200点の遺品や著作などのほか、師夏目漱石の書も展示。
弥生子の少女時代の勉強部屋が残る
イベントも行う観光の拠点
2014年に観光拠点施設としてオープン。歴史や文化、食などの情報を発信し、観光客はもちろん市民も集え、町歩きのスタート地点として臼杵の魅力を伝えている。
臼杵公園のすぐ近くに建つ
新鮮なふぐを贅沢に楽しむ
臼杵の城下町に建ち、宿とイタリア食堂を併設している。ランチではふぐミニ会席や近海で獲れた魚介をふんだんに使った海鮮丼を味わえる。
海鮮丼セット(1944円)
臼杵銘菓とアイスのコラボ
臼杵産のショウガを輪かけした臼杵せんべいを販売。なかでもアイスを挟んだオリジナルのせんべいは、バニラと抹茶、ショウガの風味が好相性。
生姜を練り込んだせんべいでサンドする
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。