おんせん県大分の【温泉を極める】6つのテーマ
源泉総数がダントツ日本一の大分県。名実ともに「おんせん県」である大分には、どんな温泉があるのか? どんな特徴があるのか?をテーマ別にわかりやすく紹介。自分の目的に合わせて行きたい温泉を決めよう!...
日本一のおんせん県を謳う大分県。温泉湧出量全国1位の別府をはじめ、国内屈指の温泉リゾートとして国内外から人気を集める由布院、炭酸系温泉として名高い長湯など、大分県には多彩な温泉地が点在しています。
また、広大な草原と山々が展開するくじゅう、古刹が点在する国東半島など、温泉以外の旅の魅力も満載です。
そして、忘れてはいけないのがご当地グルメ。とり天や豊後牛など大分には美味しいものがいっぱい。中でも大分が誇るブランド魚の関アジ・関サバは絶品です。
大分旅行に出かける前に、各エリアの情報を把握して楽しい旅のプランを立てましょう!
大分県に関する小ネタは、知っているとより楽しい旅になること間違いなし!
温泉の源泉数4381か所、湧出量27万8934ℓ/分で、ともに日本一を誇る。県内一の源泉数をもつ別府では、いたるところで湯けむりが上がる風景が見られる。
大分県内の飲食店でよく見かけるカボスの料理や調味料。大分はカボス出荷量が全国一で、大分県民にとって肉や魚だけではなく、味噌汁にも欠かせない隠し味として愛されている。
昭和48(1973)年、主原料に大麦を使った焼酎を販売した二階堂酒造をはじめ、県内にある約32の蔵元で麦焼酎が作られている。その生産量は国内トップクラスで、全国に流通している。
全国1位の源泉数・湧出量を誇る別府温泉郷、名宿が建ち並ぶ由布院温泉など名湯がそろい、名実ともに「日本一のおんせん県」である大分県。代表的な温泉地の特色をわかりやすく解説します!
源泉数、総湧出量ともに日本一の別府には、観海寺、鉄輪、浜脇、別府、堀田、明礬、柴石、亀川と8つの温泉地が集まり、その総称を「別府八湯」と呼ぶ、それぞれに異なる泉質をもち、個性的な温泉が集まる。
》》別府温泉の関連記事
自然がいっぱいの由布院、豊富な湯量を誇る温泉と趣向を凝らした名宿や閑静な旅館が多くの人を魅了してやまない。由布院の周辺には、レトロな温泉街に注目の湯平や、強酸性の湯が評判の塚原がある。
》》湯布院温泉郷の関連記事
くじゅう連山のふもとに12の温泉が点在。古くから湯治場として栄えてきた筋湯、壁湯や宝泉寺、寒の地獄などそれぞれ個性をもつ湯めぐりができる。
》》九重”夢”温泉郷の関連記事
玖珠川の両岸に温泉宿が連なる湯の里。名物の露天風呂は手が届きそうなほど間近に川が流れ、自然との一体感が味わえる。温泉街には表情豊かなお地蔵さまや造りの異なる足湯などがある。
》》天ケ瀬温泉の関連記事
日本一の炭酸系温泉地として名高く、歌人や詩人など著名人も訪れた由緒ある温泉。全身を気泡で包む炭酸泉が湧き出ており、全国で4番目、九州では初めてとなる「源泉かけ流し宣言」を行った。
【期 間】 4月(予定)
【開催地】 別府市内各所、別府駅前ほか
温泉の恩恵に感謝する祭り。まつり期間中は、市内約100か所の温泉が無料開放される。
【期 間】 8月最終水曜〜日曜
【開催地】 由布市湯布院町
映画ファンが企画するテーマごとに話題作が上映される地方映画祭。
【期 間】 2月15日〜3月31日(施設により異なる)
【開催地】 日田市豆田町・隈町界隈
旧家に残る雛人形を公開。江戸期から明治期にかけて作られた178体の雛人形は圧巻。
初めて訪れるなら、別府の地獄めぐりや由布院観光、日田の町歩きが盛り込まれた2泊3日の王道コースを行きましょう。
大分タウンを皮切りに、別府から国東へ足をのばすコースや、くじゅう・長湯・臼杵で絶景と温泉を満喫するコースもおすすめです。
》》モデルプランの詳しい記事を見る
【大分旅行】おすすめモデルプランはこれ!大分を満喫する2泊3日のドライブプラン!
大分の基本情報をチェックしたら、次はエリアの位置関係や特徴を押さえておきましょう。各エリアでおすすめの過ごし方や観光スポット、人気のグルメスポットもあわせて紹介するので、行き先に迷っている方は要チェックです!
毎分約8万7636ℓの湧出量を誇り、源泉約2292か所の温泉大国。8つの温泉「別府八湯」で、多彩な湯あみを満喫できる。熱泥・噴気が湧く「べっぷ地獄めぐり」は別府観光の王道。
柴石、亀川、明礬、鉄輪、堀田、別府、観海寺、浜脇の8つの温泉の総称。それぞれに泉質や入浴スタイルが異なる。
》》関連記事
鉄輪温泉にあるひょうたん温泉の瀧湯
伊予国風土記に「速見の湯」と記されるが、本格的な温泉地となったのは江戸時代以降のこと。明治、大正、昭和と温泉街が拡大され、別府八湯の中心となった。
いたるところから湯けむりが上がり、別府八湯のなかでもいちばん温泉場らしい雰囲気が味わえる。
100℃近い湯が湧き、もうもうと湯気が上がる地獄。7つの地獄があり、温泉熱を利用した軽食やみやげもある。
》》関連記事
朱色に染まった湯面が印象的な血の池地獄
約1200年前の鶴見岳の噴火でできた地獄。海のように澄んだブルーが涼しげに見えるが、むせるような噴気が立ち込め、冬でもジワリと汗がにじむ。地獄の源泉を利用した池で熱帯性の蓮を育てている。
別府発祥の名物ご当地グルメとり天。衣の色やタレ、使用する部位など、各店がアイデアと工夫を凝らしている。
家庭料理として親しまれ、別府には専門店も多い
創業昭和28(1953)年から看板メニューのとり天は、注文をうけてから衣を付け、ふんわり揚げている。カボスを搾ると風味が増し、ソースの味わいを引き立たせる。ほかに洋食メニューも豊富。
最高クラスの豊後牛を使ったステーキを出すステーキハウス。中はレアのまま、うまみを閉じ込めて焼き上げた肉は、食べるまで肉汁を逃さぬようカットせずに出す。自家製デミグラスソースが味わいをより引き立てる。
大分県最大の都市。戦国大名の大友宗麟が君臨した地として、大分城址公園や府内城跡などが残るいっぽう、大分駅周辺には近代的なシティホテルや美術館、おしゃれなカフェが建つ。
大人気のイルカのパフォーマンス
世界的建築家、坂 茂氏の設計による印象的な外観が特徴。気軽に立ち寄れるフリースペースにもアート作品が多数ある。
大分県立美術館OPAMの外観
およそ1400頭のニホンザルがBとCの群れに分かれ、エサを食べに山から下りてくる。むじゃきに遊ぶ子ザルや、毛づくろいやひなたぼっこをする親ザルまで、個性的なサルたちそれぞれの行動や表情が楽しい。広場には生態に詳しいガイドが常駐している。
大分市中心部のランドマークである「JRおおいたシティ」は、約230店舗が入る大型商業施設「アミュプラザおおいた」とホテル、シティスパてんくうの複合ビル。ファッション・雑貨・フード・居酒屋・映画館など様々。
注文後に捌く新鮮な地魚をふんだんに使った海鮮丼が名物。関アジや関サバの造りは半身から持ち帰り可能だ。1階にある物産館では、関アジ、関サバの加工品を販売している。
北村直登氏をはじめ、大分在住の作家の作品を販売する。そのほか、ランチメニューも充実していてリピーター率が高く、女性1人でも入りやすい。
》》関連記事
大分タウンの人気カフェ&ランチをセレクト
晴れた日は四国まで望む青い海に面した町。シーサイドドライブや名物の海鮮丼を求めて県内外から訪れる。
》》佐伯エリアの関連記事
大分【佐伯】豊後水道に面したシーサイドをドライブ
海沿いの国道を爽快ドライブ
一貫に三貫分ほどの大ぶりのネタがのる寿司が名物。おまかせセットには20cmもあるイカ、車エビ、ウニなど10種が並ぶ。とくに6月から10月が旬の車エビは甘みが強く、プリプリの食感で絶品。
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。