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【立山黒部アルペンルート】トレッキングガイド!

by mapple

更新日:2018年8月30日

立山黒部アルペンルートをより楽しむなら、自然を間近で感じられるトレッキングをぜひ体験したい。初心者向のコースも充実しているので、ぜひチャレンジしてみよう。

雷鳥沢往復コース

【初級】 往復約2時間30分
荒々しい岩肌の地獄谷を望む
みくりが池周回コースからひと足延ばすルート。途中で、現在立ち入り禁止となっている地獄谷の荒涼とした景色を遠望できる。

適度なアップダウンがある石道を進む

室堂平・みくりが池周回コース

ルートで一番の人気コース
まるで鏡のように美しいみくりが池やみどりが池、血の池など見どころ満載。夏はたくさんの高山植物にも出会える。

連なる山々や紺碧の湖面自然の造形美に感動!
室堂平は、雄山、大汝山、富士ノ折立の立山が間近に迫る高原。室堂ターミナルを起点に遊歩道が整備されており、手軽な散策コースから雄山山頂への本格登山まで各種トレッキングが楽しめる。四季折々の風景の中、雲上の別世界を満喫しよう。

【レベル】 初級 ★
【所要】 1周約1時間

【アクセス】
富山県側から
立山駅から立山ケーブルカー、立山高原バスで約1時間20分、室堂ターミナル下車
長野県側から
扇沢駅から関電トンネルトロリーバス、黒部ケーブルカー、立山ロープウェイ、立山トンネルトロリーバスで約2時間、室堂ターミナル下車

立山三山
紺碧の湖面に立山連峰を映すみくりが池

コースチャート

【START】 室堂ターミナル
↓ 20分
1.みくりが池展望台
↓ 10分
2.みどりが池
↓ 15分
3.立山室堂
↓ 20分
4.立山玉殿の湧水
↓ すぐ
【GOAL】 5.室堂ターミナル

こんなコースです
石畳の遊歩道が整備されており、トレッキングの特別な装備がなくても気軽に楽しめる。みくりが池の周辺は、階段が多く高低差があるので注意して進もう。

【START】1.みくりが池展望台

約1万年前の噴火活動でできた火口湖。周囲は630m、水深約15mの比較的小さな湖で、湖畔に茂るハイマツはライチョウの生息エリアとなっている。運が良ければ出会えるかも。

2.みどりが池

みくりが池の西側にある細長い湖。周囲321m、水深は約1.6mと浅く水が澄んでいるため湖底が見える。条件が揃った晴れの日には、立山三山が湖面に映しだされることもある。

池のほとりから眺めることもできる

3.立山室堂

日本最古の木造山小屋。雄山山頂の雄山神社に参拝する人の宿坊として、江戸中期に建築されたと伝えられる。現在、内部には立山信仰や室堂に関する資料が展示されている。

国の重要文化財に指定されている

内部見学の詳細は要問合せ

4.立山玉殿の湧水

立山トンネル掘削時に発見された破砕した断層から湧き出る水。水温は年間を通して2~5度でトレッキング後の給水にも最適。春先は雪に埋まっているので利用は7月~10月。

全国名水100選にも選ばれている

立山の銘入り石碑前は記念写真の撮影スポット

【GOAL】5.室堂ターミナル

周辺のみどころ

みくりが池周回コースからひと足延ばせば、まだまだ見どころがいっぱい!時間があればぜひ訪ねてみよう。

エンマ台

みくりが池展望台から徒歩5分
荒々しい岩肌の間から白煙が立ち上る地獄谷を見下ろす展望台。180度振り返ると、雄山の中腹に日本で初めて氷河地形が発見された谷、山崎カールが見える。

ベンチがあり、ランチをとるのにもいい。

玉殿の岩屋

立山室堂から徒歩20分
昔、佐伯有頼という少年が熊を追ってこの洞窟に入ったところ、熊は阿弥陀如来の化身で立山開山を命じられたという伝説が残る。

かつては立山修験僧の修行の場でもあった

ひと足延ばして雷鳥沢へ

室堂随一の紅葉の名所として知られ、秋には錦の絨毯を広げたような景色が出迎えてくれる雷鳥沢。みくりが池展望台を出発し、エンマ台からりんどう池を回るように整備されている遊歩道を進もう。途中、高台からは血の池なども眺められる。所要時間は約50分。キャンプ場もある。

坂道や階段など適度なアップダウンがあるルート

火山爆発した跡にたまった水が酸化鉄によって赤く見える血の池

【火山ガスに注意!】
エンマ台や雷鳥沢の各所には水場が設けられている
現在、通行禁止となっている地獄谷。周囲のトレッキングには問題ないが、日によっては火山ガスの濃度が上がることがあるので、エンマ台や雷鳥沢へ向かう場合はタオルを水で濡らして口に当てるなどして、火山ガスを直接吸い込まないようにしよう。

上級者編 雄山登山コース

神の山立山の頂上へ
富士山、白山と並び、日本三霊山として知られる立山。その名は総称で、一般的には雄山が主峰とされている。古くから信仰の対象として参拝登山が行われた山頂を目指そう。

【レベル】 上級 ★★★
【標高】 3003m
【シーズン】 7~9月
【所要時間】 往復約4時間

石畳の遊歩道が完備されているが、途中から急勾配の岩場も待ち受ける。片道約2時間の登山でも山頂は標高3000mを超えるので、防寒具などの準備をしっかりとして出発しよう。

祓堂
室堂ターミナルを出発して約1時間の地点。立山信仰では祓堂から先が神域とされている。

登山道
一の越から先は山頂まで急勾配の岩場が続く。足元を確認しながら、慎重に進もう。

道しるべ
岩に書かれた矢印は登山の道しるべ。示された方向をたどろう。

雄山山頂 雄山神社峰本社
ついに到着! 頂上広場には社務所がありお札やお守りのほか、カップ麺や飲み物などを販売している。

弥陀ヶ原コース

圧巻の景色の中、木道を進む
ラムサール条約に登録された貴重な自然が残る湿原。遊歩道が整備されており、7~8月はワタスゲの白い綿毛の群生も見られる。

手つかずの自然が残る広大な湿原を訪ねる
大日連峰を望むなだらかな溶岩台地に広がる湿原。ガキの田と呼ばれる池塘(ちとう)が点在するなど豊かな生態系が守られていることから、2012年7月、ラムサール条約に登録された。ワタスゲやタテヤマリンドウなど多彩な高山植物にも出会える。

【レベル】 初級 ★
【所要】 約1時間20分(外回りコース) 内回り 約40分

【アクセス】
富山県側から
立山駅から立山ケーブルカー、立山高原バスで40分、弥陀ヶ原バス停下車
長野県側から
扇沢駅から関電トンネルトロリーバス、黒部ケーブルカー、立山ロープウェイ、立山トンネルトロリーバス、立山高原バスで約2時間40分、弥陀ヶ原バス停下車

秋には木々が赤や黄色に染まる見事な紅葉も見られる

弥陀ヶ原が登録された、ラムサール条約って
ラムサール条約とは、国際的に重要な湿地とそこに生息する動植物を保護するための世界的条約。世界168カ国が締結し、日本では50カ所が登録されている。弥陀ヶ原は国内最高所の認定地。

コースチャート ※外回りコース

【START】 1.弥陀ヶ原バス停
↓ 15分
2.ガキの田広場
↓ 15分
3.一ノ谷分岐点
↓ 50分
【GOAL】弥陀ヶ原バス停

こんなコースです
コース全般に木道が整備されており、起伏も穏やかなので初心者でも気軽にトレッキングが楽しめる。約1時間20分の外回り、約40分の内回りコースから、体力に合わせてチョイスを。湿った木道は滑りやすいので、朝夕や雨上がりは注意しよう。

【START】1.弥陀ヶ原バス停

立山高原バスの停留所。弥陀ヶ原からの乗車には予約が必要なので、散策前に帰路のバスの予約を忘れずに。

ナチュラリストによる自然解説の受け付けも行っている

2.ガキの田広場

弥陀ヶ原ホテル脇から木道を進むと大日岳が見えてくる。ここから一ノ谷分岐までは周囲にガキの田と呼ばれる池塘が多く見られるエリア。一帯を見渡す展望広場休憩所もある。

ガキの田って?!
ガキの田の名は、立山信仰に由来するもので、地獄に落ちた餓鬼が飢えをしのぐために耕した田んぼを意味する。

形も大きさもまちまちのガキの田が点在している

展望広場休憩所は大日岳を眺めるにも最適

ハート形のガキの田を発見!

3.一ノ谷分岐点

一ノ谷へ向かう登山道との分岐となるT字路。弥陀ヶ原を一周するならガキ田広場から向かって左に進もう。

目の前に広がる湿原の風景も楽しもう

一ノ谷や天狗平へ向かうなら分岐を北へ進む

一ノ谷分岐から先は笹の葉が多く見られるようになる

分岐ごとに設置されている案内板で進路を確認

【GOAL】弥陀ヶ原バス停

ひと足延ばすなら

弥陀ヶ原の自然や眺望を楽しめるスポット。時間に余裕があれば、ぜひ訪ねてみよう。

立山カルデラ展望台

バス停弥陀ヶ原から徒歩20分
弥陀ヶ原の南側に広がる、10万年以上前の噴火でできたカルデラを一望する展望台。国民宿舎天望立山荘の脇から石畳の登山道を登った先にある。

松尾峠展望台

一ノ谷分岐から徒歩約1時間
一ノ谷分岐の先にある追分分岐から南へ進み、立山有料道路を渡ってさらに山道を登った先。立山カルデラを眼下に見渡せる。

弥陀ヶ原限定 必食★グルメ

レストラン大日

弥陀ヶ原ホテル内にある食事処。地元、富山の味覚を使ったメニューが多彩で定食類も充実している。

白海老ふわふわ揚げ定食 2000円
白エビと地魚のすり身を団子状にして揚げたもの。ふわっふわの食感がたまらない

雲海丼定食 2000円
白エビやホタルイカなど新鮮な富山の海鮮を一度に満喫できる贅沢な内容

弥陀ヶ原ホテルロビーラウンジ

立山の名水で淹れたコーヒーや紅茶、ケーキなどで一服できる。窓の外に広がる湿原の景色も絵になる。

クレームブリュレ 700円
表面はパリッ、中はとろりと濃厚。甘さが歩き疲れた体に心地いい

チーズケーキ 700円
口当たりがよく、あと味はさっぱりとしたベークドタイプ

雲海コーヒー 750円
弥陀ヶ原の湧水を使用したブレンドコーヒー。スイーツとともに

美女平コース

森林浴で気持ちもリフレッシュ
タテヤマスギの森やブナ林が広がり、約60種の野鳥が生息する。木々の間に遊歩道があり、森林浴やバードウォッチングが楽しめる。

野鳥のさえずりを聞きながらタテヤマスギの森で深呼吸
ブナやトチの原生林と、樹齢100年を超すものも珍しくないタテヤマスギの巨木を一度に見られる貴重なエリア。野鳥の宝庫としても知られ、森林浴のほかバードウォッチングも楽しめる。散策には所要1時間から2時間30分まで3つのコースが用意されている。

【レベル】 初級 ★
【所要】 1時間50分(中回りコース) 内回り 約1時間

【アクセス】
富山県側から
立山駅から立山ケーブルカーで7分、美女平駅下車
長野県側から
扇沢駅から関電トンネルトロリーバス、黒部ケーブルカー、立山ロープウェイ、立山トンネルトロリーバス、立山高原バスで約3時間10分、美女平駅下車

澄んだ空気と広葉樹の森に癒されよう

コースチャート ※中回りコース

【START】 美女平駅
1.美女杉
↓ すぐ
2.出迎え杉
↓ 1時間50分
3.美女平展望台
【GOAL】美女平駅

こんなコースです
美女平の遊歩道は、むき出しになった木の根が続く山道。トレッキングシューズや底の厚いスニーカーを履き、荷物はザックに入れて両手を確保するなど山歩きの装備を準備しよう。

1.美女杉

駅前にそびえる、地名の由来となったタテヤマスギ。昔、立山を開山した佐伯有頼の許嫁がこの杉に祈り、2人はめでたく結ばれたという伝説が残る。

恋愛成就のご利益があるかも

2.出迎え杉

遊歩道の入口に立つ大きなタテヤマスギで、幹周り484㎝、高さ28mもある。ここから散策コースが始まる。

美女平を代表する巨木の一つ

駅前ロータリーの脇に散策コースの案内板が設置されている

3.美女平展望台

美女平駅の駅舎屋上は展望台になっており、立山山麓や富山平野の大パノラマが見渡せる。

立山山麓を遠望。ケーブルカーの発着も見られる

美女平でバードウォッチング!

美女平の森では、約60種もの鳥が確認されている。鳴き声に耳を澄ませて木々をよく見れば、かわいい野鳥の姿を観察できる。おすすめは早朝で、双眼鏡を持っていくと便利。

オオルリ
ウグイスやコマドリと並ぶ美しい鳴き声を持つ

アカゲラ
キツツキの仲間。赤い羽根が名前の由来

キビタキ
雄の羽根は黄、黒、白の組み合わせでとてもきれい

称名滝コース

落差日本一の滝を目指して
称名川の渓谷美と落差350mの名瀑を訪ねるコース。4~6月は雪解け水の多い時期だけ現れる幻のハンノキ滝も見られる。

日本一の落差を誇る名瀑の迫力を間近で体感!
立山連峰から流れ出た水が一気に流れ落ちる称名滝。落差は350mと日本一で雪解け時期などにはハンノキ滝も出現。2本の滝がV字を描く迫力ある光景が見られる。アルペンルートから少し外れた場所にあり、最寄りバス停までは立山駅からバスか車でアクセスする。

【レベル】 初級 ★
【所要】 往復約1時間(称名滝バス停~滝見台)

【アクセス】
富山県側から
称名滝探勝バスで15分、称名滝下車。車の場合は立山駅からバス停称名滝まで約7km。ゲートは7~18時(7~8月は6~19時)通行可。冬期閉鎖。称名平駐車場300台。バスの運行は4月下旬~11月上旬予定、問い合わせは 076-481-1500(立山駅総合案内センター)

【日本一!! 計350m 】
水しぶきを感じられるほど近くで見学できる
1段目70m
2段目58m
3段目96m
4段目126m

ハンノキ滝
雪解け水の豊富な春だけ現れる、幻の滝。落差は500mと、称名滝をはるかに上回るが、常に存在しないので一般的には日本一とされていない。姿を見せている時期は、国内1位と2位を誇る落差の滝を一度に観賞できることになる。

コースチャート

【START】 称名滝駅バス停
1.称名滝展示室
↓ 40分
2.称名橋
↓ 5分
3.滝見台園地
↓ 30分
4.レストハウス称名
【GOAL】 称名滝駅バス停

こんなコースです
称名川沿いの遊歩道「称名滝探勝路」は、舗装された歩きやすい道。渓谷美を楽しみながら進むと称名橋があり、橋を渡って石段を登ると、滝の迫力を体感できる滝見台園地に到着だ。

1.称名滝展示室

称名滝バス停前にある無料休憩所の2階。立体模型やビデオで称名滝の成り立ちなどを解説。散策前に見ると、滝見学がいっそう楽しめる。

何段にも分かれている滝の構成も解説している

2.称名橋

称名川に架かる橋で、春の雪解け時期など水量が多い時だけ現れるハンノキ滝を見るにも絶好の場所。

水しぶきが飛んでくるほどの近距離。水量の多い時期は注意

3.滝見台園地

称名滝に最接近できるポイント。4段に折れて落ちる水の流れを確認できる。

称名滝を正面から眺められる絶好のビュースポット

4.レストハウス称名

称名滝限定 必食★グルメ
ビーフカレー(800円)やざるそば(700円)といった軽食が揃うレストラン。売店ではみやげなどを販売。

ソフトクリーム 300円
バニラとラベンダーの2種類から選べる

らーめん 700円
富山らしい、黒いスープのラーメン。お店のイチオシメニュー

筆者:mapple

まっぷる富山 立山・黒部 五箇山・白川郷’19

発売日:2018年04月12日

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この記事の出典元は「まっぷる富山’19」です。掲載した内容は、2017年9月~2018年2月の取材・調査によるものです。飲食店メニューや商品内容、料金ほか各種データが変更されたり、季節による変動や臨時休業などでご利用できない場合があります。また消費税の見直しにより各種料金が変更される場合があります。そのため施設により税別で料金を表示している場合があります。ご利用の際には改めて事前にご確認ください。

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