【奄美大島】どんなトコ?見どころ&基本情報をチェック!
離島において全国第3位の面積を誇る、奄美群島の主島。亜熱帯植物が彩る島内は常夏ムードに包まれ、特別天然記念物の希少な固有種が数多く生息する。島に伝わる郷土料理や大島紬など個性的な伝統文化にも注目したい...
琉球と薩摩、そして中国の大陸文化が混じり合い、独特の文化・風習が生まれた奄美大島。世界にその名をとどろかせる大島紬をはじめ、今も大切に受け継がれている島の文化を体験しよう!
大島紬とは?
約1300年の歴史をもつ、世界三大織物の一つ。先染めの絹糸を縦横に組み合わせた手織りの細かな絣模様と、独特の深い黒色を作り出す泥染めが大きな特徴。手作業による工程の数は30~40におよび、反物一反の製造に1年以上かかることも。色柄の美しさだけでなく、軽くてやわらか、暖かいという機能性も持ち合わせる。
大島紬の発祥地とされる龍郷町にある見学・体験施設。大島紬の歴史や成り立ちがわかるガイドツアーのほか、泥染めや機織り体験などを実施。亜熱帯の植物を配した美しい庭園も見どころ。
【体験DATA】
●料金/1080円~
●時間/9:00~15:30
●所要/約1時間30分~2時間
※泥染めは当日受付可、手織・着付けは要予約
ハンカチやエコバッグなどから好みのアイテムを選び、模様を決めたら糸や輪ゴムを使って布を絞る。絞った部分が白く残り、模様が浮かび上がるしくみ。
シャリンバイという木を煮出した赤茶色の液と、色を定着させるための石灰液に浸ける作業を3回ほど繰り返す。
泥田に入り、底に沈殿している泥をつかみ取って布に揉み込む。このとき、シャリンバイ液のタンニンと、泥田に多く含まれる鉄分が結びつき、濃い褐色に変化する。
泥をつかむのが意外と難しい!
シャリンバイ液で5分ほど煮たあと、念入りに水洗いし、糸や輪ゴムを外して広げてみると……
オンリーワンの泥染めエコバッグが見事完成!
大島紬の製造工程が見学できるほか、機織りや泥染め、とんぼ玉づくり体験などの体験メニューが豊富。物産スペースでは、大島紬の反物や泥染めネクタイなどを販売。
【体験DATA】
●料金/1500円~
●時間/9:30~16:00
●所要/約1時間
※要予約
大島紬の織元が運営する大型施設
水洗いの場として海や川を利用するなど、自然を生かした伝統的な泥染め体験を実施。染める材料の持ち込みもできる。工房内に大島紬の反物や製品を扱うコーナーも。
【体験DATA】
●料金/3000円(材料費別)
●時間/9:00~14:00
●所要/約2~3時間
※要予約
工房の主は、伝統工芸士・前田博仁氏
プロの染色家が実際に使用する泥田で、泥染めの見学や体験ができる。染める材料のハンカチやTシャツは購入できるが、私物を持ち込んでもよい。
【体験DATA】
●料金/2000円~
●時間/9:00~16:30
●所要/約1時間30分~3時間
※要予約
緑に包まれた公園内の泥田で体験
ケンムン村のお菓子づくり体験では、ジマム菓子と合わせて、はったい粉餅の作り方も教えてくれる。
奄美の伝統菓子とは?
奄美の伝統菓子は素朴でシンプル。島でとれる身近な作物などを材料にしたものが多い。なかでも、ジマム(ピーナッツ)に黒糖を絡めたジマム菓子や、はったい粉やもち米などを混ぜて作るはったい粉餅が有名。どちらも懐かしさを感じる優しい味わいだ。
奄美リゾートばしゃ山村にある観光施設。奄美大島に伝わる島唄や郷土料理、焼きものづくりなどを村民から教わる5種類の体験メニューを用意。昔ながらの集落を再現した村内には、タイ料理カフェやキャンプスペースもある。
【体験DATA】
●料金/3000円
●所要/約1時間
●10:00~、14:00~
※前日の17時までに要予約
県道82号線に面した入口
【材料はこちら!】
・黒糖 500g
・ピーナッツ 500g
・水 60cc
・白ワイン 少々
鍋に黒糖と水を入れて加熱。黒糖が溶けてぐつぐつと煮立ったら、香り付けに白ワインを加える。
鍋にピーナッツを加え、よく絡み合ったら火を止め、固まりにならないようにほぐす。
2をバットに取り出し、冷めたらできあがり!
袋に詰めて持ち帰ろう。
奄美の海から汲み上げた水を土鍋で煮詰め、ミネラルたっぷりの天然塩を作る。
【体験DATA】
●料金/2000円
●時間/10:00~、14:00~
●所要/約40分
※前日17時までに要予約
楽しく土にふれながら、世界で一つのオリジナル陶器づくりに挑戦。
【体験DATA】
●料金/4000円
●時間/10:00~、14:00~
●所要/約2時間
※前日17時までに要予約
長く歌い継がれてきた島唄の歌い方や、唄に秘められた歴史などを教わる。
【体験DATA】
●料金/3000円
●時間/11:00~、15:00~
●所要/約1時間
※前日17時までに要予約
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