トップ >  関西 > 京都 > 京都・宇治 > 金閣寺・嵐山・高雄 > 嵐山・嵯峨野 > 

【京都】注目したい進化系御朱印 11選 ~切り絵やゆるイラスト、アマビエも登場~ 写真協力:勝林寺

らくたび

更新日: 2022年10月4日

この記事をシェアしよう!

【京都】注目したい進化系御朱印 11選 ~切り絵やゆるイラスト、アマビエも登場~

お寺で写経を納めた証として授与された御朱印。今では、お参りの思い出として集める人たちに根強い人気を誇ります。

元々は、お寺やお堂、仏様の名前が毛筆で書かれていました。それに、彩豊かなイラストが添えられ、最近では切り絵やちぎり絵の御朱印も登場。

自分だけのために描かれたプチアートのような御朱印は、見ているだけで癒されると評判です。お気に入りの御朱印を授かりに、京都の寺院を巡ってみましょう。

※この記事で紹介した御朱印には、期間限定、数量限定ものがあります。お出かけになる前に、各寺院のホームページやSNSをご確認ください。

京都の御朱印進化系 仁和寺の切り絵御朱印 繊細なアートに感動!

京都の御朱印進化系 仁和寺の切り絵御朱印 繊細なアートに感動!
写真協力:仁和寺 レースのように優美で繊細な仁和寺の切り絵御朱印

遅咲きの桜で知られる仁和寺。御室御所とも呼ばれ、代々皇族が住職を務める門跡寺院でした。その名の通り、建築や室内の調度品にも、どこかしら雅な雰囲気が漂います。

その優美さを映し込んだのが、青紅葉と本尊の阿弥陀如来の名を記した切り絵御朱印です。切り絵の向こうに広がる新緑を愛でたり、金色に輝く仏様の姿を想像したりすると、今までとは違ったお寺の表情が見えてくるかもしれません。

御朱印を通して境内の風景を眺めるというのも、新たな楽しみ方になりそうです。

※御朱印の最新情報はこちら→公式twitter

仁和寺

住所
京都府京都市右京区御室大内33
交通
嵐電北野線御室仁和寺駅から徒歩3分
営業期間
通年
営業時間
9:00~16:30(閉門17:00)、12~翌2月は~16:00(閉門16:30)
休業日
無休
料金
御所庭園=大人800円、高校生以下無料/霊宝館=大人500円、高校生以下無料/御室はなまつり特別入山料=大人500円、高校生以下無料 (【団体(15名以上)】 名勝庭園=大人720円、高校生以下無料/霊宝館=大人450円、高校生以下無料/御室はなまつり特別入山料=大人450円、高校生以下無料)(【団体(15名以上)】 名勝庭園=大人720円、高校生以下無料/霊宝館=大人450円、高校生以下無料/御室はなまつり特別入山料=大人450円、高校生以下無料)

京都の御朱印進化系 尊陽院の切り絵御朱印はカワイイがいっぱい♡

京都の御朱印進化系 尊陽院の切り絵御朱印はカワイイがいっぱい♡
写真協力:尊陽院 五山の送り火をモチーフにした尊陽院の切り絵御首題

戦国時代のカリスマ絵師・長谷川等伯にゆかりの深い本法寺尊陽院はその境内にある塔頭寺院です。

御朱印の作風は、尼さんがおられるからか、とってもキュート。たとえば、京の夏の夜空を焦がす送り火の切り絵御朱印はディープピンク。どちらかというと暑い色なのに、東山の稜線を思わせるやわらかな曲線や、透け感が涼やかな気分にしてくれます。

さらに注目したのは「南無妙法蓮華経」の文字。お経の題を表す日蓮宗独特の伝統的な書体で、この文字がメインのものを「御首題」、それ以外を「御朱印」と区別します。

京都の御朱印進化系 尊陽院の切り絵御朱印はカワイイがいっぱい♡
写真協力:尊陽院
干支の丑にアマビエが寄り添う尊陽院の御朱印

京都の御朱印進化系 勝林寺の季節替わりの御朱印はリピート必至!

京都の御朱印進化系 勝林寺の季節替わりの御朱印はリピート必至!
写真協力:勝林寺 夏の太陽を浴びて輝く、向日葵の切り絵御朱印

勝林寺は、紅葉で有名な東福寺の塔頭寺院です。座禅や写経・写仏といった体験が充実していることで知られており、最近では花手水が注目されています。

この勝林寺だからこそ、体験したいのが御朱印本来の頂き方

つまり、写経や写仏、人によっては座禅だったり、花手水の撮影をすることでも構いません。お寺で何かに取り組んだ証として御朱印を授かるということです。

嬉しいことに、御朱印は種類が豊富。たとえば季節の花や風物をテーマにしたもの、過去にはネコが登場したこともありました。何度通っても、別の御朱印が頂けるなんて最高です。

※御朱印の最新情報はこちら→公式twitter
※お参りできない方はこちらへ→授与品のご案内

勝林寺

住所
京都府京都市東山区京都府京都市東山区本町15丁目795
交通
JR奈良線東福寺駅から徒歩8分
営業期間
通年
営業時間
10:00~16:00
休業日
要問合せ
料金
一般拝観(寺宝の説明付)=大人800円、小中高生500円(団体のみ8名~)/坐禅体験=大人1000円、高校生800円、中学生700円、小学生600円//延命十句観音経 写経=1人1000円(約40分~)/

京都の御朱印進化系 勝龍寺の切り絵御朱印、草分け的存在のお寺へ

京都の御朱印進化系 勝龍寺の切り絵御朱印、草分け的存在のお寺へ
(写真協力:長岡京市) 明智光秀の娘・細川ガラシャがモデルの、勝龍寺の切り絵御朱印

勝龍寺は平安時代に空海が開いたという由緒あるお寺。その住職が雨乞いに見事成功し、龍神に勝ったという故事から「勝龍寺」と名付けられました。

実はこちらの勝龍寺、京都市周辺では最も早くから、切り絵御朱印を授与してきた寺院のひとつなのです!

たとえば、春には桜が散らされた細川ガラシャの御朱印を授与。明智光秀の娘・ガラシャは細川家に嫁ぎ、寺の近くの勝龍寺城で新婚時代を過ごしました。本能寺の変の後は辛い時を過ごしますが、キリスト教に救いを求めたといいます。

キリシタンのガラシャがお寺の御朱印に登場するのは不思議に思えますが、「調和」の文字がその理由を語っているようです。そういえば、教会のステンドグラスは切り絵に似ていますね。切り絵御朱印の原点ともいえる勝龍寺、ぜひ訪れてみましょう。

※勝龍寺の御朱印の最新情報はこちら→公式twitter

勝龍寺

  • 所在地/長岡京市勝竜寺19-25
  • 電話番号/075-951-6906
  • 開門/9:00~16:00
  • アクセス/JR長岡京駅から徒歩10分

京都の御朱印進化系 勝龍寺城の御城印はユニーク度NO.1!

京都の御朱印進化系 勝龍寺城の御城印はユニーク度NO.1!
写真協力:長岡京市 築城450周年を記念する勝龍寺城の限定御城印

細川ガラシャが幸せな新婚時代を過ごし、明智光秀が生涯最後の夜を過ごした勝龍寺城2021年は、築城から450年を数える特別な年です。

これを記念し、勝竜寺城公園では3種の御城印を授与。写真のものは、ガラシャの舅である細川藤孝による「勝龍寺城」の文字を写し、細川家の家紋である九曜紋、左下には勝龍寺城の発掘調査で出土した瓦の押印があしらわれています。

公園には堀が巡らされ、城郭風の展示室で細川家や戦国の歴史が展示されています。また、素晴らしいのが四季折々の花に彩られる庭園で、隠れた桜の名所として地元で愛されています。

京都市周辺では城が少ないことから入手が難しい御城印、勝龍寺城なら授かることができます。

※御城印の最新情報はこちら→公式ホームページ
※御城印は観光案内所(JR長岡京駅、阪急長岡天神駅、阪急西山天王山駅の計3か所にあり)でも授与しています。

勝竜寺城公園

住所
京都府長岡京市勝竜寺13-1
交通
JR京都線長岡京駅から徒歩7分
営業期間
通年
営業時間
9:00~18:00(11月~翌3月は~17:00)
休業日
無休(12月28日~翌1月4日休)
料金
無料

京都の御朱印進化系 正寿院のフォトジェニック御朱印はちぎり絵が魅力

京都の御朱印進化系 正寿院のフォトジェニック御朱印はちぎり絵が魅力
写真協力:正寿院 時節によって絵柄が替わる、正寿院のちぎり絵御朱印(写真は七夕の例)

茶処・宇治田原の澄んだ空気に包まれた約800年の歴史を持つ正寿院ハートの形をした猪目窓や、客殿に広がる花天井に、遠くてもぜひ行ってみたいという参拝者が後を絶ちません。

その御朱印は、イラストで季節の花や風物、お地蔵様が描かれたもの、台紙が写真のものなどさまざま。最近ではちぎり絵のものも登場。

このようなことから、「フォトジェニック」の一言で表現されてしまうことが多いのですが、流れるような筆遣いも魅力のひとつです。ぜひ注目してみましょう。

また、イラストのあるものは書置きが増えてきた今、朱印帖に直書きをしてもらえるという意味でも貴重な寺院です。

※御朱印の最新情報はこちら→公式twitter
※お参りできない方はこちらへ→授与品のご案内

正寿院

住所
京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
交通
JR奈良線宇治駅/京阪宇治駅から京都京阪バス180・182・184系統で23分、維中前からタクシー10分 JR奈良線宇治駅/京阪宇治駅から京都京阪バス186系統で43分、奥山田正寿院口から徒歩10分(春季~秋季の土・日曜、祝日のみ)
営業期間
通年
営業時間
8:30~16:30(11~翌3月は~16:00)
休業日
無休(8月17日休、12月26日~翌1月4日休)
料金
600円(お茶・お菓子付)(お茶・お菓子付)

京都の御朱印進化系 柳谷観音の押し花御朱印は季節ごとに鮮やか♪

京都の御朱印進化系 柳谷観音の押し花御朱印は季節ごとに鮮やか♪
写真協力:長岡京市 毎月17日開催の「押し花朱印つくり」で自分で作れる御朱印例

平安時代から「眼の観音様」として、皇室や公家をはじめとする目の病気に悩む人々の信仰を集めてきた柳谷観音。初夏のあじさい、秋の紅葉、また最近では花手水が話題です。

さて、柳谷観音にとって毎月17日は縁日が開かれる特別な日で、月替わりの「押し花朱印」を授与。広大な境内をもつ山寺で、四季の花には事欠かない柳谷観音だからこその御朱印です。

さらに縁日では、「押し花朱印つくり」も開催。たとえば、3月には、パンジーや梅、ミモザなど早春の花が色鮮やかなままで残る御朱印の手作り体験をしました。

また、17日にはシャトルバスが「阪急西山天王山駅」と「JR長岡京駅」から出ているので、訪れるには絶好のチャンスです。

※御朱印の最新情報はこちら→公式twitter公式facebook公式Instagram
※お参りできない方はこちらへ→授与品のご案内

柳谷観音 楊谷寺

住所
京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
交通
阪急京都線長岡天神駅からタクシーで15分
営業期間
通年
営業時間
9:00~17:00
休業日
無休
料金
志納料/500円
1 2

京都の新着記事

【京都】源氏物語・紫式部ゆかりのスポット10選!初心者も安心の王道スポットで平安時代へタイムトリップ!

2024年の大河ドラマ「光る君へ」の放送で、かつてないほどの注目を集める「平安時代」、そして「源氏物語」とその作者「紫式部」。 物語の舞台となり、紫式部の生きた京都は、複数のゆかりの地があります...

【大人編】京都の遊ぶところ2024  とっておきのおすすめスポット13選!

修学旅行や家族旅行としても大人気の観光地、京都。 誰もが知っている有名なスポットはもちろんですが、京都にはまだまだ知らない大人も大満足の楽しいスポットがたくさんあのをご存じですか? 今回は、定番の...

月刊まっぷる3月号:「春の東京クルーズ」「一度は行きたい首都圏桜の名所10」

常に進化を続ける東京は街全体がエンターテインメント!これから東京に住む人、観光で遊びに行く人にもおすすめの今押さえておきたい東京のスポットをご紹介します! 街の新たなランドマークに、自然豊かな都会の...

【京都 烏丸・ディナー】烏丸で夜を楽しめるとっておきのお店10選!烏丸でディナーをするならどこがいい?

仕事や観光の帰りに京都の烏丸で夜ごはんを食べたいけど、いたるところに飲食店があるから迷ってしまった経験はありませんか。 そこで今回は、烏丸でおすすめのディナーのお店をご紹介いたします。 粋な遊...

【京都 祇園・ディナー】祇園で夜を楽しめるとっておきのお店10選!祇園でディナーをするならどこがいい?

仕事や遊びの帰りに祇園で夜ごはんを食べたいけど、いたるところに飲食店があるから迷ってしまった経験はありませんか? そこで今回は、祇園でおすすめのディナーをご紹介いたします。 魚介が主役の広東料...

【完全版】京都の買い物スポット17選!観光・おみやげ・ショッピングにぴったりのおすすめスポットを紹介

歴史や文化が色濃く映える街・京都。 日本随一の観光地であり、常に国内外から多くの観光客で賑わうも、美しく優雅な様相はいつの時代も変わりません。 そんな京都に遊びに行ったら、絶対に外せないのがお...

【京都 河原町・ディナー】河原町で夜を楽しめるとっておきのお店8選!河原町でディナーをするならどこがいい?

仕事や観光の帰りに京都の河原町で夜ごはんを食べたいけど、いたるところに飲食店があるから迷ってしまった経験はありませんか? そこで今回は、河原町でおすすめのディナーのお店をご紹介いたします。 京...

【関西・いちご狩り】たくさんの品種があるいちご!自分好みのいちごはどれかしら?関西でおすすめのいちご狩りスポット15選

いちご狩りのベストシーズンがやってきました! いちごは冬~GW頃まで長く収穫できますが、1月半ばから3月頃までが一番おいしい時期なのです。 今回は関西で楽しめるいちご狩りについての基本情報...

10円パンは韓国発の人気スイーツ!映え間違いなしの10円パンを食べてみた!

みなさまは「10円パン」をご存じですか? 韓国で生まれた10円パン(10ウォンパン)は、SNSで話題の商品!2023年のトレンドやグルメランキングに軒並みランクインするなど、多方面から注目を集めてい...

【無料のWEBマガジン】月刊まっぷる1月号:特集は「雪と氷の感動絶景!冬の北海道」、連載企画「おひとりアジア-台湾 自転車の旅」「カメラマン☆ 絶景ギャラリー-真冬の絶景」「世界のおいしいものめぐり-韓国料理」

お正月号は全国の霊験あらたかな神社のなかから、「パワースポット」「金運」「仕事運」「恋愛運」の4つのご利益ごとに9社を選りすぐってご案内します。2024年もいいことがありますように!...
もっと見る

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

筆者
らくたび

京都の旅行企画や京都日帰り旅行の実施・ご案内、京都の歴史や文化に関する講演、京都本の企画・制作・執筆に日々いそしむ京都の会社。
築90年ほどの国指定:登録有形文化財の京町家から、千年の都・京都のさまざまな魅力を発信しています。
京都現地ガイド歴30年、ご案内人数累計15万人!の代表を筆頭に、濃いぃメンバーが揃います。お寺や神社の歴史、ご利益ネタ、季節ごとの見どころネタならお任せあれ。