京都観光はこれでOK!エリア別・おすすめ観光スポットと基本情報
1200余年の長い歴史を持ち、日本の魅力が詰まった街・京都。古い寺社や史跡、街並み、文化施設などが数多く存在し、外国の方にも人気の観光地です。平成6(1994)年には「古都京都の文化財」として17か所...
お寺で写経を納めた証として授与された御朱印。今では、お参りの思い出として集める人たちに根強い人気を誇ります。
元々は、お寺やお堂、仏様の名前が毛筆で書かれていました。それに、彩豊かなイラストが添えられ、最近では切り絵やちぎり絵の御朱印も登場。
自分だけのために描かれたプチアートのような御朱印は、見ているだけで癒されると評判です。お気に入りの御朱印を授かりに、京都の寺院を巡ってみましょう。
※この記事で紹介した御朱印には、期間限定、数量限定ものがあります。お出かけになる前に、各寺院のホームページやSNSをご確認ください。
遅咲きの桜で知られる仁和寺。御室御所とも呼ばれ、代々皇族が住職を務める門跡寺院でした。その名の通り、建築や室内の調度品にも、どこかしら雅な雰囲気が漂います。
その優美さを映し込んだのが、青紅葉と本尊の阿弥陀如来の名を記した切り絵御朱印です。切り絵の向こうに広がる新緑を愛でたり、金色に輝く仏様の姿を想像したりすると、今までとは違ったお寺の表情が見えてくるかもしれません。
御朱印を通して境内の風景を眺めるというのも、新たな楽しみ方になりそうです。
※御朱印の最新情報はこちら→公式twitter
戦国時代のカリスマ絵師・長谷川等伯にゆかりの深い本法寺。尊陽院はその境内にある塔頭寺院です。
御朱印の作風は、尼さんがおられるからか、とってもキュート。たとえば、京の夏の夜空を焦がす送り火の切り絵御朱印はディープピンク。どちらかというと暑い色なのに、東山の稜線を思わせるやわらかな曲線や、透け感が涼やかな気分にしてくれます。
さらに注目したのは「南無妙法蓮華経」の文字。お経の題を表す日蓮宗独特の伝統的な書体で、この文字がメインのものを「御首題」、それ以外を「御朱印」と区別します。
勝林寺は、紅葉で有名な東福寺の塔頭寺院です。座禅や写経・写仏といった体験が充実していることで知られており、最近では花手水が注目されています。
この勝林寺だからこそ、体験したいのが御朱印本来の頂き方。
つまり、写経や写仏、人によっては座禅だったり、花手水の撮影をすることでも構いません。お寺で何かに取り組んだ証として御朱印を授かるということです。
嬉しいことに、御朱印は種類が豊富。たとえば季節の花や風物をテーマにしたもの、過去にはネコが登場したこともありました。何度通っても、別の御朱印が頂けるなんて最高です。
勝龍寺は平安時代に空海が開いたという由緒あるお寺。その住職が雨乞いに見事成功し、龍神に勝ったという故事から「勝龍寺」と名付けられました。
実はこちらの勝龍寺、京都市周辺では最も早くから、切り絵御朱印を授与してきた寺院のひとつなのです!
たとえば、春には桜が散らされた細川ガラシャの御朱印を授与。明智光秀の娘・ガラシャは細川家に嫁ぎ、寺の近くの勝龍寺城で新婚時代を過ごしました。本能寺の変の後は辛い時を過ごしますが、キリスト教に救いを求めたといいます。
キリシタンのガラシャがお寺の御朱印に登場するのは不思議に思えますが、「調和」の文字がその理由を語っているようです。そういえば、教会のステンドグラスは切り絵に似ていますね。切り絵御朱印の原点ともいえる勝龍寺、ぜひ訪れてみましょう。
※勝龍寺の御朱印の最新情報はこちら→公式twitter
勝龍寺
細川ガラシャが幸せな新婚時代を過ごし、明智光秀が生涯最後の夜を過ごした勝龍寺城。2021年は、築城から450年を数える特別な年です。
これを記念し、勝竜寺城公園では3種の御城印を授与。写真のものは、ガラシャの舅である細川藤孝による「勝龍寺城」の文字を写し、細川家の家紋である九曜紋、左下には勝龍寺城の発掘調査で出土した瓦の押印があしらわれています。
公園には堀が巡らされ、城郭風の展示室で細川家や戦国の歴史が展示されています。また、素晴らしいのが四季折々の花に彩られる庭園で、隠れた桜の名所として地元で愛されています。
京都市周辺では城が少ないことから入手が難しい御城印、勝龍寺城なら授かることができます。
※御城印の最新情報はこちら→公式ホームページ
※御城印は観光案内所(JR長岡京駅、阪急長岡天神駅、阪急西山天王山駅の計3か所にあり)でも授与しています。
茶処・宇治田原の澄んだ空気に包まれた約800年の歴史を持つ正寿院。ハートの形をした猪目窓や、客殿に広がる花天井に、遠くてもぜひ行ってみたいという参拝者が後を絶ちません。
その御朱印は、イラストで季節の花や風物、お地蔵様が描かれたもの、台紙が写真のものなどさまざま。最近ではちぎり絵のものも登場。
このようなことから、「フォトジェニック」の一言で表現されてしまうことが多いのですが、流れるような筆遣いも魅力のひとつです。ぜひ注目してみましょう。
また、イラストのあるものは書置きが増えてきた今、朱印帖に直書きをしてもらえるという意味でも貴重な寺院です。
平安時代から「眼の観音様」として、皇室や公家をはじめとする目の病気に悩む人々の信仰を集めてきた柳谷観音。初夏のあじさい、秋の紅葉、また最近では花手水が話題です。
さて、柳谷観音にとって毎月17日は縁日が開かれる特別な日で、月替わりの「押し花朱印」を授与。広大な境内をもつ山寺で、四季の花には事欠かない柳谷観音だからこその御朱印です。
さらに縁日では、「押し花朱印つくり」も開催。たとえば、3月には、パンジーや梅、ミモザなど早春の花が色鮮やかなままで残る御朱印の手作り体験をしました。
また、17日にはシャトルバスが「阪急西山天王山駅」と「JR長岡京駅」から出ているので、訪れるには絶好のチャンスです。
※御朱印の最新情報はこちら→公式twitter、公式facebook、公式Instagram
※お参りできない方はこちらへ→授与品のご案内
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