信州 長野県の季節のイベント&旬の食べ物をチェック!
信州では四季折々、素敵なイベントが盛りだくさん。花や食べ物の旬情報も逃さずチェックして、楽しい旅をさらに充実させよう。...
更新日: 2023年5月10日
茅野市の観光といえばビーナスラインドライブをまず思い浮かべる人も多いですが、じつは「縄文観光スポット」の宝庫!
信州を代表するリゾートエリアにお出かけする前に、歴史がもっと好きになる、とっておきのスポットをご紹介します。
縄文時代に大いに栄えた茅野市は、国宝・縄文のビーナスや仮面の女神などが出土し、遺跡もあちこちに点在する歴史的にも貴重なエリア。
茅野市出身の建築家・藤森照信氏によるユニークな建築と合わせてめぐってみましょう。
長野県のほぼ中心部、八ヶ岳西麓に位置する茅野市。高原リゾートというイメージのある街でありながら、2体の国宝土偶や、その出土地を含む多くの遺跡が見つかっている「古代ロマンの街」という一面も。諏訪神社上社の神官の一つである「神長官(じんちょうかん)」を中世より明治時代まで勤めてきた守矢家に伝わる貴重な資料を保管・展示する史料館を訪れたら、史料館裏手にある「高過庵」も併せて見学してみましょう。
茅野市でのランチにはジビエをチョイス。縄文期には日本トップの人口密集度を誇ったという古に思いを馳せながら茅野を巡れば、見える景色も変わるはず!
●車での行き方
高井戸IC
↓約2時間10分
諏訪IC
↓国道20号線、県道152号線 約9分
JR茅野駅
●鉄道での行き方
JR新宿駅
↓特急「あずさ」
JR茅野駅
今から1万3000年ほど前から約1万年間にわたり続いた縄文時代。その最大の特徴は、世界でも最古級の時代に土から器を作るという土器の発明でした。縄文時代中期、八ヶ岳山麓の茅野エリアは人口密度が日本で一番高く、栄えた地でしたが、その理由の1つがこの土地の縄文土器様式から見える卓越した造形力・技術力といわれています。子孫繁栄、五穀豊穣、健康長寿…様々な願いが込められていると推測されていますが、現代の感覚から見ても洗練された縄文土器の文様モチーフは、現在茅野市の町おこしに活用されています。
市内のいたるところに縄文時代を彷彿とさせるモチーフが
建築家・藤森照信氏が自身専用の茶室として仲間と一緒に建てたという木の上の茶室。2本の立派な栗の木を柱にしていて、その風情はおとぎ話から飛び出してきたよう! 地上6mもの高さにあり、アメリカの『TIME』誌により「世界でもっとも危険な建物トップ10」にも選ばれているんだとか。※私有地のため、訪れる際は道路から撮影を。内部は一般公開されていないので要注意です。
「高過庵」「空飛ぶ泥舟」と並ぶフジモリ茶室の一つ。高過庵のすぐ脇に建てられた…というより地中に埋められた(?)「竪穴式」茶室です。ピラミッドのような四角錐の建物は屋根がスライドして開くようになっていて、藤森氏の遊び心をそこかしこに感じられます。
愛らしいフォルムの茶室は、建築家・藤森照信氏や地元の職人、市民らによるワークショップで2010年に制作されました。4本のワイヤーで吊り下げられており、地上約3.5mに浮かぶ姿は一度見たら忘れられません。私有地に建つため内部には入ることができませんが、敷地外からの見学はいつでも可能。
茅野市の「縄文時代観光」のメインスポットともいえるのがこちら。尖石遺跡のある史跡公園内にある博物館です。縄文時代の国宝1号となった国宝「土偶」(縄文のビーナス)、2014年に指定された国宝「土偶」(仮面の女神)を中心に、茅野市内出土の縄文土器や弥生土器、黒曜石で作られた石器など約2000点を展示されています。
国宝「土偶」(縄文のビーナス)
国宝「土偶」(仮面の女神)
古代から明治時代の初期まで諏訪上社の神長官を務めた守矢家が所蔵する古文書などを公開する史料館。御頭祭の復元展示や、狩りの免状である鹿食免や鹿食箸の版木の展示もあり、諏訪の歴史を紐解く重要スポットといえるかもしれません。建築家・藤森照信氏による建物も見どころの一つ。
別名「酉の祭り」ともいわれる御頭祭の展示
鹿を食べてもよいという免罪符「鹿食免」のお札
日本画家東山魁夷の『緑響く』のモチーフとなったため池。鏡のような湖面と、そこに映る周囲の原生林は、まるで絵から抜け出てきたような幻想的な美しさで、SNSなどで大人気に。紅葉の時期もまた見事なので、時期を変えて訪れてみるのもおすすめです。
鹿肉ハンターであるオーナーが手掛けるジビエ料理をカジュアルに楽しめるカフェ。地元で捕れた鹿肉を使用したメニューは、特製のスパイスを使い鹿肉特有のクセや固さを感じさせません。鹿肉100%使用のハンターズバーガーをぜひ試してみて!
ジブリ映画に出てきそうな温もりあふれる雰囲気のカフェ。極力地元産の野菜を使用するという信州そば粉100%のベジタブルガレットは、シンプルなように見えて西洋料理の技法を元に調理。ビーガン料理でありながら、奥深い味わいが楽しめます。
セルフビルドで建てられた建物
季節により内容が変わるベジタブルガレット1700円
ビーガンパフェ1840円
全国でこれまでに発見された土偶は約2万点。その中でも国宝に指定されているのはたった5体で、そのうちの2体が、茅野市で発見された縄文のビーナスと仮面の女神なのです。土偶や土器に、縄文人がどんな想いを込めて作ったのか…。あらゆる考察がされていますが、はるかな時を越えて私たちを魅了しているのは事実。知れば知るほどその魅力の沼にハマる縄文時代の歴史ロマンなのです。今回紹介したスポットを巡れば、自分なりの「縄文ストーリー」が見えてくるかもしれません。
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