【北近畿】どんなトコ?エリア&基本情報をチェック!
海と山の恵みにあふれ、一年を通して多くの観光客が訪れる京都府と兵庫県の北部。夏は海水浴、春秋はドライブ、冬は松葉ガニなど、四季を通して楽しみは尽きない!...
城崎温泉の大きな楽しみが外湯めぐり。大谿川沿いに点在する七つの外湯をゆっくり楽しみながら浴衣姿で町歩き。のんびり開放感に満ちた休日を過ごそう。
コウノトリが脚の傷を癒していたことから発見され、その後道智上人によって開かれた。江戸時代から多く訪れていた湯治客は、明治時代に鉄道が開通してさらに増えた。志賀直哉、与謝野晶子など文人が訪れたことでも有名。
【温泉DATA】
源泉数 5
湯温 70〜80℃
泉質 ナトリウム、カルシウム、塩化物泉
特徴 無色透明、ほのかな塩味、無臭
薬師公園の一角にある元湯
7つの外湯にはそれぞれご利益があるといわれ、趣もさまざま。城崎温泉では「宿泊して外湯をめぐる」のが基本スタイルなので、宿泊客に外湯入浴券を配布している宿も多い。駅前にあるさとの湯からいちばん離れた鴻の湯まで歩いても20分ほどだ。
7つの外湯では、各外湯男女1名ずつ、当日最初の入湯者に「一番札」をプレゼントしている。各外湯の名と日付が入っていて旅の記念に最適。
1日ぐるっと、入り放題の外湯めぐり券は大人1200円、3歳以上小学生以下600円。各外湯の窓口で販売されている。
外湯めぐり中に浴衣が着崩れたら「ゆかたご意見番」に駆け込もう。町内随所にある。
【足湯あり(無料)】
城崎温泉のランドマーク
自然の岩盤を削った洞窟風呂が有名。温泉医学の祖である香川修徳が「天下一の湯」と記したことから命名された。その昔、大名が駕籠で通ったほどの湯。貸切風呂(別途有料)もある。
歌舞伎座を思わせる外観が目を引く一の湯
開運招福の湯
温泉街の中心にある
【足湯あり(無料)】
大正ロマン風の和モダンな湯
中国の西湖から移植した柳の下に湧出したことから名づけられた湯。木造平屋建ての小さな浴場で、檜造りの超音波風呂がある。
大正から昭和初期の建物を再現
子授けの湯といわれている
道智上人の祈願によって湧出
温泉寺の開祖、道智上人の一千日祈願によって湧き出したと伝わる。木の香りがただよう露天桶風呂が人気。
仏縁にちなんで御堂を模した建物
道智上人の祈願で717年に湯が湧き出たとされる
美しくなれる檜と岩の浴場
京都御所をイメージした華やかな建物。檜丸太を組み上げガラス屋根を施した「天空風呂」と、三段滝がある「滝の露天風呂」が自慢。
立派な檜丸太を張った天空風呂
外湯の中で一番新しい建物
外湯のなかでも一番の古湯
コウノトリが足の傷を癒していたことから源泉が発見されたといわれる城崎最古の湯。ていねいに手入れされた庭園露天岩風呂は、色鮮やかな緑に囲まれ爽快。
温泉地から少し離れた場所にある
「しあわせを招く湯」として有名
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