

更新日: 2025年12月11日
滋賀観光の基本ガイド!季節の見どころ・おすすめエリア・持ち物まで、まっぷる編集部が教えます
初めて滋賀旅行に行くけれど、 時期はいつがおすすめ?何泊が基本?など、よくある疑問に旅行ガイドブック「まっぷる」編集部がお答えします!
人気の滋賀を楽しく旅するためには、事前準備が欠かせません。
エリアごとのおすすめスポットや、季節の見どころにグルメ、アクセス情報まで楽しく予習すれば、初めての滋賀旅行も大成功間違いなし。
これから滋賀への旅行を検討している方は、まずこの記事を読んで一緒に準備をしていきましょう!
目次
滋賀ってどんなところ?観光するなら押さえておきたい基本情報
日本のほぼ中央に位置する滋賀県は、日本一の湖「琵琶湖」を中心に、豊かな水と緑に恵まれたエリア。県土の約6分の1を占める琵琶湖では、四季折々の湖畔風景や水辺のアクティビティが楽しめ、周囲には歴史情緒あふれる街並みや自然スポットが点在しています。比叡山や比良山系の山々では、ハイキングや紅葉など季節ごとの絶景が満喫できるのも魅力!
今回は、初めて滋賀観光をする方に特におすすめの6エリアをご紹介します。
<滋賀の注目エリアと主な観光スポット>
①彦根:彦根城、夢京橋キャッスルロードなど
②長浜:黒壁スクエア、長浜城歴史博物館など
③比叡山:延暦寺、比叡山ドライブウェイなど
④近江八幡:八幡堀、日牟禮八幡宮など
⑤信楽:信楽陶苑たぬき村、信楽陶芸村など
⑥湖西:白鬚(しらひげ)神社、琵琶湖テラスなど
滋賀旅行の計画、最大のポイントは「時間に余裕を持ったプランニングをする」こと。一度の旅行で多くの観光スポットを回ることは難しいので、まずは旅のメイン目的(絶対に行きたい場所)を決めてから、訪れるエリアを絞って計画を立てるのがおすすめです。

滋賀観光におすすめな時期は?季節ごとの見どころ
四季を通してさまざまな表情を見せてくれるのが滋賀県の大きな魅力!春は琵琶湖畔の桜並木や新緑が美しく、夏は湖水浴やクルーズ、涼しい高原などなど盛りだくさん。秋の比良山系や湖岸の紅葉は必見です!冬は静けさに包まれた琵琶湖の風景や雪化粧した山々が幻想的。自然の変化とともに、近江牛や湖魚、伝統野菜など季節ごとの味覚も楽しめますよ。
滋賀旅行のベストシーズンはいつなのか、季節ごとの特徴を見ていきましょう。
春(3月・4月・5月)の滋賀観光の楽しみ方

3月の滋賀は、まだ冬の名残があり朝晩はひんやり。比良山系などの山間部では雪が残ることもあり、湖岸からは白い峰々と琵琶湖の対比が美しく見られます。一方、街中は徐々に春めき始め、長浜・大津・彦根などでは早咲きの花や梅が楽しめる季節です。
4月は滋賀県全域で桜が見頃に。彦根城、海津大崎(高島)、石山寺、大津湖岸など、琵琶湖と桜の組み合わせを見られる名所が人気です。お花見をしながらの街歩きや湖畔散策を楽しみましょう。
5月になると新緑がきらめき、琵琶湖周辺は一年で最も爽やかな風景に。比叡山や比良山系でのトレッキング、新緑のトンネルが魅力のメタセコイア並木、近江八幡の水郷めぐりなど、自然を全身で楽しめる季節です。ゴールデンウィークを中心に観光地は賑わいますが、気候は快適で旅にはベストタイミング!

夏(6月・7月・8月)の滋賀観光の楽しみ方

6月の滋賀は梅雨入りし、しっとりとした湖畔や山々の景色が魅力。琵琶湖畔では雨に濡れた緑がいっそう鮮やかになり、比叡山延暦寺や日吉大社の境内も落ち着いた雰囲気に包まれます。
7月になるといよいよ夏本番。大津・守山・近江舞子(高島)などでも水遊びが楽しめ、湖畔のカフェ巡りが気持ちいい季節です。また、各地で夏祭りや花火大会が始まり、賑やかな雰囲気が漂います。
8月は滋賀の夏が最も輝く季節。琵琶湖の透き通る青さが広がり、SUP、カヌー、クルーズなど湖上アクティビティが大充実!お盆の時期には伝統行事も多く、地域の文化を体感できます。

秋(9月・10月・11月)の滋賀観光の楽しみ方

まだ暑さが残るものの、朝夕は徐々に秋の気配が漂い始める9月の滋賀。琵琶湖岸では風が心地よく、湖畔散策や水辺のカフェ時間が快適になります。
10月は最も過ごしやすい時期の一つ。気温がぐっと落ち着き、比叡山・比良山系、メタセコイア並木などが少しずつ色づき始めます。空気が澄み渡るため琵琶湖の眺望がとても美しく、湖畔のドライブやサイクリングには最高の季節といえるでしょう。
11月になると滋賀全域が紅葉のピークに。比叡山延暦寺、湖東三山(西明寺・金剛輪寺・百済寺)、永源寺など、滋賀を代表する名所が見頃を迎えます。寺院特有の静謐さと、赤や黄色の葉の華やかさが同居した、価値ある絶景が待っています!
冬(12月・1月・2月)の滋賀観光の楽しみ方

12月は本格的な冬の始まり。比叡山や比良山系が雪化粧をし、琵琶湖の湖面とのコントラストが美しい季節です。街中もクリスマスムードに包まれ、大津や長浜ではイルミネーションや冬イベントが開催されますよ。
1月に入ると湖北や比叡山周辺では積雪することもあり、雪景色と湖の静けさが同時に楽しめます。初詣で賑わう日吉大社や延暦寺、彦根城などでは冬ならではの風情が感じられるでしょう。温泉でゆったり体を温めながら、冬の静かな琵琶湖風景を堪能するのに最適な季節。
日差しが少しずつ暖かさを増し始める2月の滋賀。山間部や湖北ではまだ雪景色が楽しめます。比良山系での雪遊びやハイキング、湖岸の静かな散策、寒さの中で味わう温泉や鍋料理が旅のお楽しみです!

初めての滋賀観光なら絶対行きたい!各エリアの見どころ
冒頭でふれたように、滋賀観光の一番のコツは「旅のメイン目的(絶対に行きたい場所)を決めて、訪れるエリアを絞って計画を立てる」こと。
ここからは、滋賀の6つのエリアごとに、初めての旅行にぴったりなおすすめスポットをピックアップしてご紹介していきます!
滋賀観光のおすすめエリア① 彦根

琵琶湖の東岸に位置する彦根は、国宝・彦根城を中心に、江戸時代の町並みが色濃く残る歴史情緒豊かなエリアです。城下町の風情を感じられる夢京橋キャッスルロード、井伊家ゆかりの名所、古民家カフェや甘味処など、落ち着いた“湖国の小京都”のような雰囲気が魅力。ゆっくり街歩きを楽しみたい旅にぴったりの地域です。
代表的スポット:彦根城、玄宮園、夢京橋キャッスルロード、四番町スクエア、彦根城博物館、多賀大社など
こんな人におすすめ!:歴史や城めぐりが好きな人、落ち着いた城下町の雰囲気が好きな人

>>彦根のおすすめ観光スポットはこちら
滋賀観光のおすすめエリア② 長浜

滋賀県北部に位置する長浜は、琵琶湖の壮大な景色と、戦国ロマン溢れる歴史スポットが魅力のエリアです。豊臣秀吉ゆかりの長浜城を中心に、黒壁スクエアに代表されるレトロでアートな街並み、冬には白銀に染まる湖北の自然など、見どころがぎゅっと詰まっています。湖畔の散策やガラス工芸の体験など、落ち着いた“大人旅”にもぴったり。
代表的スポット:黒壁スクエア、長浜城歴史博物館、竹生島(ちくぶしま)、湖北野鳥センター、曳山博物館など
こんな人におすすめ!:歴史や戦国ロマンが好きな人、アートやガラス工芸を楽しみたい人

>>長浜のおすすめ観光スポットはこちら
滋賀観光のおすすめエリア③ 比叡山

滋賀県の北西部、琵琶湖を望む標高848mの比叡山は、日本仏教の中心地として1,200年以上の歴史を誇る霊峰です。山全体に広がる「延暦寺」は世界文化遺産に登録されており、根本中堂をはじめとした堂塔が点在。四季折々の景色も魅力で、とくに新緑と紅葉シーズンは圧巻です!京都と滋賀の県境にあるためアクセスが良く、観光と自然散策の両方を楽しめる人気エリア。
代表的スポット:延暦寺、比叡山ドライブウェイ、ガーデンミュージアム比叡、日吉大社など
こんな人におすすめ!:歴史・仏教文化に触れたい人、静寂の山歩きを楽しみたい人

>>比叡山のおすすめ観光スポットはこちら
滋賀観光のおすすめエリア④ 近江八幡

滋賀県の中央部に位置する近江八幡は、豊かな水郷と歴史的な町並みが魅力のエリアです。戦国武将・豊臣秀次が整えた城下町は、白壁の町家や八幡堀が美しく残り、どこを歩いても情緒たっぷり。さらに商人の町として栄えた歴史を感じられる近江商人ゆかりのスポットも多数あります。周囲には「ラ コリーナ近江八幡」など人気スイーツ施設もあり、観光・グルメ・散策がバランスよく楽しめるエリアです。
代表的スポット:八幡堀、日牟禮八幡宮、近江商人屋敷・旧西川家住宅、ラ コリーナ近江八幡、安土城跡など
こんな人におすすめ!:、水郷の風景や歴史散策が好きな人、ご当地グルメとスイーツを楽しみたい人

>>近江八幡のおすすめ観光スポットはこちら
滋賀観光のおすすめエリア⑤ 信楽

滋賀県南部に位置する信楽は、日本六古窯の一つとして知られる焼き物の町。のどかな山あいに陶房やギャラリーが点在し、登り窯や信楽焼の工房を間近で見られる、ものづくりの温もりに満ちたエリアです。町を歩けば、信楽焼の象徴・たぬきの置物があちこちでお出迎え。2020年に誕生した「MIHO MUSEUM」は周辺の自然豊かな景観も魅力で、アートと陶芸の両方を楽しめます!
代表的スポット:千信楽陶苑たぬき村、信楽陶芸村、陶芸の森、ミホミュージアム(MIHO MUSEUM)、穏座(ONZA/旧信楽伝統産業会館)など
こんな人におすすめ!:工芸やアートに興味がある人、陶芸体験をしたい人

>>信楽のおすすめ観光スポットはこちら
滋賀観光のおすすめエリア⑥ 湖西

湖西エリアは、山並みと湖が近接する、滋賀でもとりわけ自然豊かな地域です。大津から高島にかけて美しい湖岸風景が続き、夏は湖水浴、冬は比良山の雪景色が見られる四季豊かなロケーション。白鬚神社の「湖に浮かぶ鳥居」、メタセコイア並木、琵琶湖テラスなどフォトジェニックなスポットが多く、京都からのアクセスも良いため日帰り旅にも人気です。
代表的スポット:白鬚神社、びわ湖バレイ(琵琶湖テラス)、メタセコイア並木、海津大崎(桜)など
こんな人におすすめ!:大自然の絶景を楽しみたい人、フォトスポット巡りが好きな人

>>湖西のおすすめ観光スポットはこちら
滋賀観光におすすめの日数&モデルコースは?

琵琶湖一周や気になるエリアをめぐりたい時は、1泊2日ほどで計画を立てるのがおすすめ! 湖西など郊外への観光は車が便利ですが、彦根や長浜など主要観光スポットは駅やバス停から徒歩圏内に見所が集まっているため公共交通機関でも効率よくまわれます。
ここでは、琵琶湖を時計回りに半周して人気スポットを網羅するコースをご紹介!
編集部いちおしコース:滋賀びわ湖1dayドライブ
志賀ICから5分、山麓駅の駐車場に車を停めてロープウェイで山頂へ。眼下に広がるレイクビューを堪能できるびわ湖テラスがスタート地点です。
しばらく眺望を楽しんだら、少し車を走らせて白鬚神社に向かいましょう。湖中に立つ神秘的な大鳥居は、旅の満足度を一気に上げてくれること必至。そのまま、ほど近い安曇川グリルで近江牛に舌鼓!
腹ごしらえを済ませたら、四季折々の色彩に染まる高原ドライブロードメタセコイア並木や、滋賀のシンボルを一望できるつづら尾崎展望台が後半のハイライトとしておすすめです。
帰りがけには、創業70余年のご当地ベーカリーつるやパン本店で看板商品の「サラダパン」を買っておけば、車中で小腹がすいても大丈夫。
お土産探しは、ガラス細工などのショップやギャラリーが軒を連ねる黒壁スクエアで。
時間が合えば、豊公園(長浜城跡)からの夕景で一日を締めくくりましょう。

>>おすすめ琵琶湖ドライブコースをご紹介! 立ち寄りたいおすすめスポットも!
滋賀へのアクセス方法(空港や駅)

飛行機の場合
滋賀県には空港がないため、飛行機を利用する場合は、近隣の「関西国際空港」「大阪(伊丹)空港」「中部国際空港(セントレア)」のいずれかを経由してアクセスします。旅行日程が決まったら、航空券は早めに予約しておきましょう。早割やセールを活用すれば移動費を抑えられますが、格安航空券は変更・キャンセルができない場合もあるため、購入前に条件をしっかり確認しておくのがポイントです。
【大阪(伊丹)空港 → 滋賀方面】
- 空港リムジンバスまたはモノレール+JRで大津駅まで:約1時間30分
- 空港リムジンバスまたはモノレール+JRで彦根駅まで:約2時間
【関西国際空港 → 滋賀方面】
- 関西空港 → 大阪駅(JR関空快速):約1時間10分
- 大阪駅 → 大津駅(JR新快速):約40分
- 大阪駅 → 長浜駅(JR新快速):約1時間40分
【中部国際空港(セントレア) → 滋賀方面】
- 空港特急「ミュースカイ」で名古屋駅:約30分
- 名古屋駅 → 米原駅(東海道新幹線またはJR新快速):約30〜50分
新幹線の場合
滋賀県へは新幹線の利用が便利。米原駅には東海道新幹線が停車し、東京・名古屋・大阪方面からスピーディーにアクセスできます。米原駅からはJR琵琶湖線で県内各都市(大津、草津、彦根、長浜など)へ移動できます。
- 東京駅 → 米原駅:約2時間10分(東海道新幹線「ひかり」)
- 名古屋駅 → 米原駅:約30分(東海道新幹線またはJR新快速)
- 新大阪駅 → 米原駅:約40分(東海道新幹線「ひかり」)
在来線の場合
滋賀県はJR琵琶湖線(東海道本線)や湖西線など、鉄道網が充実しています。大阪や京都からはJR新快速を使えば乗り換えなしでアクセス可能です。また、高速バスも関西各地から運行しており、観光や出張に便利です。
- 京都駅 → 大津駅:約10分(JR新快速)
- 京都駅 → 彦根駅:約45分(JR新快速)
- 大阪駅 → 草津駅:約50分(JR新快速)
- 名古屋駅 → 長浜駅:約1時間30分(JR新快速)

滋賀各エリアへのアクセス方法(空港や駅)
続いて、滋賀県の主要観光エリアへのアクセスと、各エリア間の移動にかかる所要時間をご紹介します。
- 彦根(彦根駅):中部国際空港から車で2時間10分/東京駅から東海道新幹線で米原約2時間+在来線で5分
- 長浜(長浜駅):中部国際空港から車で2時間20分/東京駅から東海道新幹線で米原約2時間+在来線で10分
- 比叡山(坂本比叡山口駅):関西国際空港から車で1時間50分/京都駅からJR湖西線で20分+ケーブルカー10分
- 近江八幡(近江八幡駅):関西国際空港から車で1時間40分/東京駅から東海道新幹線で米原約2時間+在来線で25分
- 信楽(信楽駅):関西国際空港から車で1時間50分/京都駅からJR+信楽高原鐵道で1時間20分
- 湖西(近江高島駅):関西国際空港から車で1時間40分/京都駅からJR湖西線で40分

編集部直伝!滋賀観光におすすめの持ち物リスト
滋賀観光を快適に過ごすためには、持ち物選びも重要。自然や歴史、街歩きなど、幅広く楽しめる滋賀ならではのアイテムをチェックしていきましょう。
□歩きやすい靴(スニーカーなど)
□折りたたみ傘・レインウェア
□羽織れる上着(カーディガン・パーカーなど)
□日焼け止め(湖面反射で意外と焼けやすい)
□モバイルバッテリー

初めての滋賀旅行も基本情報をおさえて楽しく計画しよう!
滋賀旅行を充実させるためには、エリア選び、旅程の計画、持ち物の準備が大切。季節ごとの楽しみ方や移動手段も考えながら、自分にぴったりの旅行プランを立てましょう!
行きたいスポットや食べたいものをもっとチェックしたい方は、「まっぷる 滋賀」を参考にしてみてくださいね♪
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