【京都】京料理・京寿司をリーズナブルに食べたい!
ちょっと背伸びして行ってみたいのが京料理や京寿司の名店。お財布を気にすることなく、3000円代で楽しめる店を中心にご紹介!...
更新日:2020年6月2日
平安京のころから変わらない、碁盤の目のような路地が続く街並みが特徴の京都。由緒ある寺院や神社、国宝の建物なども多く、見どころの多いエリアです。
ここでは、日々京都の町を歩き回って情報を収集しているガイドブック編集者に、おすすめスポット5つをインタビュー!あわせて、喜ばれることまちがいなしのおみやげ5品もラインナップしました。
今回インタビューしたのは、こちらのまっぷるマガジン編集者です。
京都エリアを担当して丸4年。カフェ好きのため、レベルの高いカフェや甘味処がたくさん集まる京都は天国!京都でお気に入りのカフェは無碍山房とスマート珈琲店。
京都のカフェ巡りが趣味ともいえるH。京都に精通する編集者が厳選したスポットと、外れなしの京都みやげをコメントとともにご紹介します!
まずは、京都に行くなら一度は訪れたい、編集者のおすすめスポット5選。編集者の選定コメントとともにご紹介します。
京都のなかでもひときわ存在感を放つ大鳥居がある、平安神宮。
とにかく広い境内もまた存在感があり、京都の平安を守ってくれているような雄大さを感じますが、ここはおまいりだけではなく、ぜひ裏に広がる神苑にも行ってほしいです。みごとな池泉回遊式庭園で、京都に多い「眺める庭」ではなく「歩いてめぐる庭」が楽しめます。
桜をはじめ四季折々の花に出会えますが、それぞれに植物の名前だけではなく和歌も添えられているのも素敵です。
NHKのEテレ『びじゅチューン!』でも取り上げられた、重要文化財の空也上人像があるお寺です。
空也上人像や平清盛坐像も大きな見どころではありますが、こちらのおみくじもおすすめです! 運にまかせて引く通常のおみくじとは異なり、「開運推命おみくじ」という四柱推命をもとにした占いとなっていて、性別と生年月日をもとに一年の運勢を知ることができます。
読み応えがあり、目標を立てる際の参考にもなると思うので、ぜひ。
京都で近年人気が高まっているのが、襖絵。なかでも、シックで重厚感のある社寺を彩る襖絵に注目が集まっています。
建仁寺はそんな襖絵を楽しむのにぴったりで、歴史ある『風神雷神図屛風』と、眩しいほど鮮やかな『舟出』、モノトーンで心が落ち着く『凪』の、異なる3種の襖絵を見ることができます。
ゆっくり庭を眺められる場所も多く、アクセスがいいうえに敷地が広大なため、混雑時でも落ち着いて見られるのがポイント。京都に初めて行く方におすすめです!
京都駅や河原町からは離れ、静かな紫野にある神社です。周りに観光スポットが少ないからか、観光客が少なめなのも嬉しいですが、名物のあぶり餅がとても美味しくておすすめです。
参道には「一文字屋和輔」さんと「かざりや」さんの2軒がありますが、どちらも風情があって、何よりあぶり餅が美味しいです!あぶり餅目的でも今宮神社をおまいりしてほしいほど。
一文字屋 和輔のあぶり餅
普段は静かな今宮神社ですが、毎月1日には手作り市が開かれていて、その雰囲気も楽しいですよ。
京都はたくさんの川が流れていて、川沿いさんぽが楽しめますが、なかでも京都の市街地を南北に流れる鴨川は視界が開けていておすすめです。
とくに上京区の丸太町橋から北側は、自然豊かで地元の方も多く、のんびりした雰囲気が気持ちいいです。
また、夏の三条大橋付近にひろがる納涼床は、これぞ京都の夏!という風景がたまりません。暑い京都の夏だからこそ、涼やかな川の夜風も楽しんでほしいです。
旅行といえばおみやげがつきもの。京都には現地でしか手に入らない逸品が揃っています。数多くの京都みやげを食べ比べた編集者が厳選した、おすすめの5品を紹介します。
大極殿本舗は創業明治18(1885)年。しっとりと焼き上げるカステラが人気の和菓子店です。
このお店で、夏限定(例年5月下旬~9月上旬ごろ)で販売されるとっておきの涼おやつが「レース羹」(1本1296円)。
寒天のなかに薄く切った檸檬が詰まっていて、名前の通りレースのような美しさ!
レモンのさわやかな風味と、わりと歯ごたえのある硬めの寒天があわさり、お茶にもコーヒーにもよく合います。
しゃりっとした食感の寒天は、少し冷やして食べるとさらに美味しく、暑い夏にぴったりのおみやげです。
天保3(1832)年創業の和菓子の老舗。
看板商品の「御池煎餅」(1缶・22枚入1458円)は、版画家の棟方志功が手がけたラベルが有名ですが、クールなパッケージとは裏腹に、中身はふわっと溶けてしまう麩焼きせんべいが入っています。
ほんのり甘い蜜が塗られているおせんべいは、とっても上品で京都らしい味。食感だけでなく商品自体がとても軽く、またパッケージが缶で型崩れの心配もないので、持ち帰りやすいのも嬉しいポイントです。
京都は綿菓子がブーム中! かわいい箱に、ドライフルーツなどと一緒に詰まった綿菓子は、味だけじゃなく見た目も重視したい方におすすめしたいおみやげです。
JEREMY&JEMIMAH(ジェレミーアンドジェマイマ)は京わた菓子の専門店で、味も、桜餅、黒蜜きな粉、梅干し、柚子、ほうじ茶など京都らしいフレーバーが揃っています(1箱600円)。
御池煎餅よりさらに軽いので、荷物が重いときでも買いやすいのも嬉しい!
京都伊勢丹店・祇園店・古川町商店街店の3店舗が京都市内にあります。
老松(おいまつ)はやわらかな口あたりのわらび餅が人気の老舗菓子店です。
4月から初夏限定の、夏みかんをまるごと使った贅沢スイーツ「夏柑糖(なつかんとう)」(1個1620円)は特におすすめ。
夏みかんの果汁と寒天でできているので、酸味とほろ苦さが楽しめ、甘いものが苦手な方にもおすすめです。
個人的には、食べたあと、器の代わりになっている夏みかんの皮を砂糖で煮詰めて、トーストにのせて食べるのがお気に入りです!
北野店、嵐山店、大丸京都店、JR京都伊勢丹店の他に、新宿伊勢丹にも店舗があります。
お取り寄せも可能なので、気になる方はぜひ。
「誕生日やクリスマス専用の紅茶」など、特別な感じが好きな方におすすめしたいのが、大福茶と呼ばれる「お正月専用のお茶」です。
お茶屋さんによって種類は異なるのですが、一保堂さんのこの商品は、上等な茶葉を使用したちょっと贅沢な玄米茶で、とってもいい香りが楽しめます。
11月中旬から年明けにかけて販売される限定商品なので、紅葉を見に京都へ行く方などはぜひ、この大福茶でお正月を楽しんでほしいです。
全国の百貨店などにも店舗がありますが、京都・寺町通りの路面店が本店になります。
こちらもお取り寄せが可能です。
今回は「まっぷる京都」編集者いちおしの観光スポット・京都みやげをご紹介しました。
世界的に知られる観光地となった今でも、土地に刻まれた歴史を辿り、細い小路に足を踏み入れれば新しい発見がある街が京都です。
眺めているだけで心やすらぐ日本庭園や古美術、昔ながらの味覚を楽しめる和菓子など、あなただけのお気に入りの場所や逸品をぜひ見つけてください!
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