信州のグルメ図鑑 そば・高原野菜・郷土料理…里の恵みをいただきます♪
信州のグルメを一気にご紹介! 美しい山々や清流に恵まれ、四季の変化に富んだ長野県には、高原野菜を使った料理や個性豊かなそば、ご当地グルメ等々、輝くばかりの美食が満載です。 旅行先で何を食べるか、事...
北アルプスの主脈と並走する常念山脈(じょうねんさんみゃく)。そのピークの一つである「蝶ヶ岳(ちょうがたけ、標高2677m)」は、マニアックな登山愛好家に親しまれる登山スポットです。
その理由は、山頂に待ち受ける絶景。奥穂高岳(おくほだかだけ、標高3190m)や槍ヶ岳(やりがたけ、標高3180m)といった、日本屈指の山岳パノラマが展開。特に残雪期(5月〜6月)には、いっそう山の存在感が引き立ち、どこか日本離れした美しさです。
登山口の三股(みつまた)駐車場から山頂まで往復8時間ほど。深い樹林帯を進んでいく登山道が特徴です。残雪期に登る場合、山頂直下で雪渓(※1)を通過するため、アイゼンが必須になります。
また稜線へ辿り着いたら、岩峰となっている「蝶槍(ちょうやり)」まで足をのばしてみてください。鎧のような岩稜をそなえた「常念岳(じょうねんだけ、標高2857m)」の神々しい山容を望むことができますよ。
(※1)雪渓:夏も雪でうずまっている、高山の谷。
八ヶ岳連峰の中で、ステップアップに最適な山として知られる「硫黄岳(いおうだけ、標高2760m)」。西山麓の桜平(さくらだいら)から、夏沢鉱泉(なつさわこうせん)・オーレン小屋を経て、往復6時間ほどで登ることができる登山スポットです。
前半は、まるでジブリに登場する”もののけ姫”の世界のように、苔が覆う鬱蒼とした樹林帯。夏沢峠から劇的に景観をかえ、双耳峰(そうじほう、※2)が特徴な天狗岳(てんぐだけ、標高2646m)を背景に、赤茶けた荒涼な山肌を登っていきます。
そして山頂へ到達すれば、赤岳(あかだけ、標高2899m)や阿弥陀岳(あみだだけ、標高2805m)などを見渡す、南八ヶ岳のダイナミックな稜線が展開。”第4のアルプス”とも称される、標高3000m弱の山々たちです。
また山頂には爆裂火口跡が残っており、かつての火山活動を物語っていることもポイント。まるでどこか違う惑星を歩いているような、冒険心くすぐる世界が広がっている登山スポットです。
(※2)双耳峰:2つの山頂を有する山のこと
近年、長野県阿智村で人気が高まっている「横川山(よこかわやま、標高1620m)」。日本百名山の一つ・恵那山の北部に位置し、たおやかな山容が特徴の登山スポットです。
人気の理由は、美しい雪景色と日本アルプスの大パノラマの二つが味わえるため。厳冬期(1月〜3月)には、”エビの尻尾”と呼ばれるほど霧氷が育ち、標高3000m級の山々と雄大な共演を見せてくれます。
登山道は、せいなの森キャンプ場からの1ルートのみ。山頂まで往復6時間ほどで登頂することが可能です。厳冬期(1月〜3月)は雪が深いため、スノーシューやワカンを持参するのがベター。
前半は樹林帯を歩く展望の少ない道ですが、気候条件が良ければ、青空とのコントラストが美しい霧氷(むひょう、※3)の天井を楽しめます。下山後は、近くの昼神温泉(ひるがみおんせん)へ立ち寄りましょう。
(※3)霧氷:空気中の水分が、過冷却によって木々へ付着する現象
長野県のおすすめ登山スポットはいかがでしたでしょうか。今回は日本アルプスや八ヶ岳を中心とする、日本屈指の高峰たちをご紹介してきました。
ともするとハードルが高いと思われているかもしれない、長野県の山々ですが、しっかり登る山を吟味すれば、初心者の方でもリスクなく、日本屈指の山岳絶景を味わうことができます。
また、ある程度登れるようになると、ステップアップに最適な山も多いです。これから登山を始める方や、より登山の幅を広げていきたい方は、ぜひ長野県の山へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
取材・撮影・文 : 土庄雄平
『山と高原地図』シリーズは、1965年より毎年発行、登山を楽しむ方に長く親しまれ続けているロングセラー登山地図です。谷や尾根、等高線や登山道を綿密に描き、実踏調査に基づいた登山ルート・コースタイムなどを掲載、全国の名山約1,500を紹介したもので、ラインアップは全61点にのぼります。
『山と高原地図』アプリは、この慣れ親しんでいる地図をお手持ちのスマートフォンでも見られるだけでなく、GPSを使って地図上で現在地を確認したり、自分が登ったルートの記録をする、といった機能により 登山・ハイキングがますます楽しくなるアプリになっています。記録したルートをメールで送信して、PCで登山記録を管理したり、登山コミュニティサイトに投稿して記録を共有することもできるので、活用方法は無限に広がります。地図データは全てスマートフォン本体に格納しますので、携帯電話の電波が届かない山中でも安心して使用することができます。
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
『山と高原地図』シリーズは、1965年より毎年発行、登山を楽しむ方に長く親しまれ続けているロングセラー登山地図。
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