山口県の絶景・美景!フォトジェニックスポット!
山口県は絶景の宝庫!フォトジェニックな景色を一挙にご紹介します。 透き通った海に架かる角島大橋や赤い鳥居と青い海が印象的な元乃隅神社など、 インスタをはじめとしたSNSで自慢したくなる「絶景」...
戦国時代に勢力を拡大し、一代で中国地方一円を治めた毛利元就。
その生涯を過ごした居城跡「郡山城跡」が、広島県の中北部に位置する安芸高田市にあることをご存知でしょうか。
廃城となり建物こそ残っていませんが、山全体を要塞化した痕跡やゆかりのスポットは今もあちらこちらに。
2023年は元就の入城から500年を迎える節目の年で、多彩なイベントも開催!
演劇性の高い神楽を観賞したり、地域に根差した老舗や名店を訪ねたり。
歴史と伝統が息づく安芸高田市の楽しみ方を紹介します。
広島市内から車で約1時間。大小さまざまな山々と中国地方最大の江の川に育まれた自然豊かな安芸高田市は、毛利元就の本拠地だった郡山城跡が残る、歴史ロマンあふれる場所です。神楽文化も息づき、22の団が舞う神楽の聖地として知られています。地域に根差した老舗や名店も多く、作り手の穏やかな人柄を表したような逸品を味わうのも楽しみです。
[鉄道]
≪広島駅≫
↓芸備線普通/所要 約1時間10分/片道860円
≪向原駅≫
[車]
≪広島IC≫
↓山陽自動車道・広島自動車道・中国自動車道を利用/所要約40分/片道1620円
≪高田IC≫
「三本の矢」の逸話で知られる毛利元就は、一代で中国地方一円を治めたことから「戦国の雄」と讃えられる戦国武将。その生涯を過ごした居城跡「郡山城跡」の周辺には、毛利氏ゆかりの地が数多く残っています。
郡山城は、東西1.1km・南北0.9kmの戦国期最大級の山城です。16世紀中期には毛利元就によって郡山全体が城郭化され、本丸を構えた山頂から放射線状に広がる尾根を利用して大小300以上もの曲輪が築かれました。関が原の戦いに敗れたのち廃城となりましたが、石垣や屋敷跡などの痕跡がとどめられ、トレッキングを楽しみながら当時の痕跡をたどることができます。公認ガイドが史跡を案内するガイドツアーも好評です。
元亀2(1571)年に75年の生涯を閉じた毛利元就。その墓は、郡山山麓の洞春寺跡にあり、墓標にはハリイブキが植えられています。墓所境内には毛利氏一族の墓や百万一心碑などもあります。
1本の矢だと簡単に折れるが3本束ねると折れにくいことから、一族の結束の強さを説いた有名な逸話「三本の矢」を記念して立てられた石碑。現在は「旧少年自然の家」の敷地内に立ち、一帯は元就の居館御里屋敷跡だったともいわれています。
郡山の麓にあり、郡山築城以前から祇園社として存在。戦国時代には毛利氏に篤く信仰されました。現在の社殿は元禄7(1694)年建立のもので、境内の老杉は樹齢1000年以上。三本の矢にあやかった「三本の破魔矢」もありますよ。
三本の破魔矢(小)2000円
毛利元就の時代に、京都から観世宗節一行が下向し能狂言を催したという興禅寺の跡を公園として整備。池や庭石を配した日本式の庭園には、春は桜、初夏はつつじ、秋は紅葉が彩りを添え、市民の憩いの場として親しまれています。
郡山の麓に建つ、市内全域の歴史資料を紹介する博物館。郡山城跡と毛利氏にまつわる展示は見ごたえがあり、毛利氏歴代当主の名が記される清神社棟札や毛利氏時代の社寺資料は必見です。また郡山城の御城印が授かれるのはここだけ。ほかにも多治比猿掛城や五龍城、鈴屋城の御城印もあるので、こちらもぜひチェックしてくださいね。
2023年にリニューアルした
年代別に貴重な資料を展示
出雲流神楽が石見神楽を経て、江戸時代にこの地に伝えられたと考えられる安芸高田神楽。戦後になると美土里町(現:安芸高田市)で新作神楽「新舞」が誕生。衣装や面の早変わり、素早いアクション、ドライアイスや手蜘蛛などのド派手な演出など、エンターテインメント性の高さが特徴で、神楽人気が再燃する大きな要因となりました。安芸高田市には現在も22の神楽団があり、気軽に神楽を観ることができますよ。
お囃子ももちろんライブ
「神楽門前湯治村」は、古き良き温泉郷を再現した複合施設です。入浴施設や宿泊施設、食事処やみやげもの店などが建ち並ぶなかで存在感を放つのが、全国的に珍しい神楽専用の観覧施設です。畳の桟敷席を設けた広々とした「神楽ドーム」、寄席のような雰囲気の小劇場「かむくら座」が常設され、金~日曜に神楽を上演しています。演目は日程ごとにさまざまで、何度訪れても楽しめます。施設内には、神楽の衣装や歴史について紹介する「神楽資料館」、神楽面の絵付け体験ができる「神楽体験館・和楽」もあるので、こちらもぜひ立ち寄りを。
旅籠を再現した建物が通りに連なる。夜になると一層雰囲気が増す
日程によって、神楽ドーム(写真)またはかむくら座で神楽が見られる
神楽資料館は入館無料で見学できる
明治13(1880)年創業の和洋菓子店で、地元に愛される一軒。毛利家の家紋が入った銘菓「百二十五萬石」が名物で、毛利氏全盛の石高に由来した黄身餡饅頭。店主の人柄を表したようなやさしい味わいが魅力です。
温かい笑顔で迎えてくれる
創業約100年の味噌蔵。自家製米麹を使って醸す味噌は甘口で、郷土の味として親しまれています。DJでもある4代目が作る味噌ベースの創作BBQソースも話題で、バリエーション豊かに展開。米麹を使ったやさしい甘酒も好評です。
音楽と調味料を融合させたアップビートソースは全7種類。1本850円
麹と餅米だけで作るストレートタイプの甘酒「ほんまもん」。パウチ540円、瓶313円
軟水仕込みの食中酒に定評がある明治42(1909)年創業の老舗酒蔵。洗米や麹造りなど、醸造作業のほとんどを今も手作業で行い、香り豊かな一杯を醸しています。5代目となる20代の杜氏は、広島県内で最年少。新しい酒造りにも励み、注目を集めています。
事前申し込みで酒蔵の見学もできる
安芸高田市唯一の酒蔵
築90年の古民家を再生したイタリアンレストラン。料理が生まれた歴史や背景から紐解きながオーナーシェフが確かな技術で作る一皿は、王道かつクラシック。パスタ、肉加工品、調味料など、その多くを自ら手掛ける本格的な料理を、昼・夜ともにコースでいただけます。
古民家をセンス良くリノベーション
田園風景に包まれるロケーションも素敵
プチプチとした食感が楽しい古代米、向原酒造「神の蔵」など、地元素材で作るご当地アイス店。約10種類がそろい、春には自家農園のいちごを使ったフレーバーも登場。本店のほか、「道の駅三矢の里あきたかた」にも店舗があります。
県北の里山が育んだ農産物が並ぶ大型産直市場を核とした道の駅。レストラン棟では、旬の野菜や地元食材を主役にした料理が楽しめるほか、高級食パン店やファストフード店も入店。休憩情報発信棟では地元の特産品を販売。甲冑体験や三本の矢を再現したトリックアート写真が撮られるブースもありますよ。
県北の農産物が集まる大型産直所
道の駅で人気の三矢団子とたまごサンド
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旅行ガイドブックまっぷる&ことりっぷの瀬戸内エリアを担当。島旅やサイクリングといった瀬戸内らしい旅ネタはもちろん、雑貨や民藝などの手仕事ネタ、パンやカフェといったグルメネタまで、取材で見つけた素敵なモノ・コトを発信します。