岡山【今話題】のトピックスをチェック!
岡山ならではの風景をはじめ、インスタ映えするフォトジュニックなスポットやグルメが勢ぞろい。岡山でいま話題沸騰のトピックスをCheck it out!...
1000年以上の歴史を誇る備前焼や日本遺産に認定された旧閑谷学校、刀剣の産地である備前長船など伝統が根づく町、備前。先人の築いた文化に触れる散策へでかけよう。
縄文時代から続く焼物の産地「日本六古窯」のひとつ。釉薬をかけず、絵付けもしない陶土の素朴な表情が特徴。2017年に日本遺産「きっと恋する六古窯―日本生まれ日本育ちのやきもの産地―」に認定された。
土ひねり体験もできる窯元直営ショップ
若手作家、原田圭二さんが2種類の土を合わせた練り込み技法で作る独特の模様が美しい作品など、多彩な器を販売する。
器の模様 桟切り
いぶし焼きになった部分が、青灰色を帯びる色彩模様のこと
室町時代から続く老舗窯元
登り窯で焼き上げる作品は、併設のショップで購入できる。18代目の木村英昭さんの作品は、丸みのある形や独創的なデザインが魅力。
輪花皿 3240円
薄くて軽く、繊細な印象。洋食器のようにも使えそう
器の模様 緋襷
薄茶色の地に、藁が燃えてできた朱色の線があるもの
古備前から小物までそろう
食器を中心にしたオリジナルの作品や花器、オブジェなどが並ぶ。備前焼の小物やアクセサリーも人気で、イヤリングは2160円から。
箸置き 324円~
動物や植物をかたどった箸置きは、いろいろそろえても楽しい
器の模様 胡麻
灰が溶けて釉化。黄土色を帯び、ごまをかけたような模様と艶が生まれる
美しい緋襷模様を探すなら
開放的な雰囲気の工房兼ギャラリー。登り窯で焼く表情豊かな明るい緋襷と、現代の生活に溶け込むデザインに定評がある。
すり鉢(直径10㎝) 3800円
強度が高いため、古くから「投げても割れぬ備前すり鉢」として重宝されてきた。小さいが安定していて、とても使いやすい
カップ&ソーサー 6480円
持ち手の細部にまで気を配った一品。緋襷の美しい色合いにも注目
「近世日本の教育遺産群―学ぶ心・礼節の本源―」として2015年に日本遺産に認定された。また、2017年に備前焼が日本遺産となったことから、備前瓦が使われる旧閑谷学校はダブルでの認定に。
寛文10(1670)年に備前藩主池田光政が、庶民教育を目的に開いた学校で、藩営の庶民教育機関としては日本最古。敷地内の建造物の多くが重要文化財で、備前焼の瓦を使った国宝の講堂には「旧閑谷学校釈菜」の日など限られた日しか入れない。
日本建築の粋を集めた国宝の講堂
幹の太さ約2m、高さ約13mの楷(かい)の木。紅葉の時季には赤と黄色に色付く
重厚な構えの校門。扉を開閉する際の音から「鶴鳴門」とも呼ばれる
岡山県東南部は、平安時代後期から刀剣の産地として知られ、国宝刀剣の半数が作られた場所といわれる。刀匠ゆかりの靭負神社などの史跡も残り、現在も伝統が守り続けられている。
刀身を作る備前長船鍛刀場、拵(外装)を手がける備前長船刀剣工房、今泉俊光刀匠記念館、ふれあい物産館がある備前おさふね刀剣の里内に建つ、全国でも珍しい刀剣専門の博物館。備前刀を中心に、日本刀40口を常設展示している。
毎月第2日曜には、玉鋼を打ち延ばす「古式鍛錬」を公開。11時と14時からの2回、所要1時間。鳴り響く槌の音と飛び散る火花は迫力満点
門を入ると右手に工房があり、刀匠、塗師など職人たちの技が間近に見学できる
刀剣の歴史や工程について、映像やタッチパネルで楽しみながら学べる
窯元めぐりと併せて楽しみたい!!
作家や窯元の作品が集まる 学び&体験
2階では岡山県備前焼陶友会会員の作家・窯元の作品4000点近くを展示販売。3階では、土ひねりの体験ができる(土・日曜、祝日のみ、予約制)。
作家別にディスプレイ
ひと手間かけたマッシュルームがポイント 備前カレー
2016年ご当地カレーグランプリで6位入賞の備前カレーや、土ひねりが楽しめる古民家ギャラリー。
備前牛キーマカレー880円。岡山産マッシュルームのうまみが溶け込む
作品を眺めながらカフェタイム 備前甘味
人間国宝の山本陶秀から現代作家まで幅広く備前焼を扱う。備前焼を鑑賞できる喫茶コーナーを併設。
備前甘味スウィーツセット(コーヒーor紅茶付)800円。上品な甘さの自家製ケーキに季節の地元食材を使ったスイーツを添えて
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