【佐賀】どんなんトコ?見どころ&基本情報をチェック!
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更新日: 2024年2月8日
中国の魏の史書『魏志倭人伝』に記される「邪馬台国」を彷彿させる吉野ヶ里遺跡。
その遺跡を中心に整備された吉野ヶ里公園は、復元施設や発掘物の展示などを通して、弥生時代について学べるスポットです。
こちらの記事では、便利な全体マップや、古代人の生活にチャレンジする各種体験プログラムをご紹介。
火おこしや勾玉づくりをして、弥生時代のロマンと謎にふれてみよう!
広大な吉野ヶ里歴史公園は、主要スポットにポイントを絞っての行動がおすすめ。位置関係の把握はもちろん、無料で運行している園内バスも活用して効率よくまわろう。
【各入口をチェックしよう!】
公園東口…JR吉野ヶ里駅から徒歩15分
公園西口…JR神崎駅から徒歩15分
公園北口…長崎自動車東脊振ICから車で3分
※東口には「歴史公園センター」があり、レストランや売店が入る。ハンバーグ定食やから揚げ定食などのメニューがそろい、公園オリジナルグッズも買うことができる。
【吉野ヶ里公園MAP】 ※拡大できます
吉野ヶ里遺跡は、吉野ヶ里町と神埼市にまたがる日本最大級の環壕集落跡。平成元年に発見された当時は「邪馬台国の出現か!?」と話題を呼んだ。約40haの遺跡を含めて総面積117haの吉野ヶ里歴史公園では、出土品や資料をもとに、おもに弥生時代後期の吉野ヶ里を復元。見たり、ふれたり、体験したりしながら、古代の暮らしを知ることができる。
どうしてこの場所にクニが栄えたの?
弥生時代の吉野ヶ里は、海から4㎞、山から4㎞に位置し、耕作に適した肥沃な土地だったこと、交易に適していたことなどさまざまな理由がある。
吉野ヶ里遺跡は邪馬台国だったの?
証拠は見つかっていないが、『魏志倭人伝』に記されている邪馬台国の様子によく似た建物跡などが発見されている。復元された遺跡を通して、邪馬台国の様子を想像してみよう。
人口はどれくらいだったの?
最盛期には外環壕の内部におよそ1200人、吉野ヶ里を中心とするクニ全体では5400人くらいの人々が住んでいたと考えられている。
古代人はどんなものを食べていたの?
古代米や雑穀などのほか、さまざまな海の幸、山の幸を食べていた。遺跡内ではシジミやカキの殻、イノシシや鹿の骨などが見つかっている。
料金:200~250円(石の種類により異なる)
所要: 40分〜2時間ほど
古代のお守りとされた勾玉をつくる。好きな石を選び、描いた下絵に沿って砥石で形を整える。紙やすりで磨き、水洗いして完成。
※荒天時は鐸型土製品づくりに変更
料金:1セット100円
所要: 15分ほど
「舞い切り」という道具で火おこしができる。棒の先を杉でできた板に摩擦して火種をつくり、麻紐に着火できればOK。
※土・日曜、祝日のみ開催
料金: 700円〜
所要: 40分〜1時間
金属をとかして鋳型に流し込み、鏡、「親魏倭王」の印、銅鐸、貨泉などがつくれる。鏡のミニチュア、貨泉のみの場合は700円。
料金:300円
所要:40分ほど
稲作が始まった弥生時代、稲を収穫する農具として使われた包丁。実った稲穂だけ選んで収穫できる石包丁は、吉野ヶ里遺跡からも出土している。体験では石を半円形に削り、刃の部分を尖らせて作る。
※古代植物館での体験は2週間前までの予約制
まずは貫頭衣に着替えよう!
古代の森にある古代植物館では、古代の衣装「貫頭衣」を着て、弥生人になりきって体験メニューを楽しむことができる。衣装は無料で貸し出している。
まずは貫頭衣に着替えよう!
古代の森にある古代の森体験館では、古代の衣装「貫頭衣」を着て、弥生人になりきって体験メニューを楽しむことができる。衣装は無料で貸し出しをしている。(開催については事前に要確認)
料金:250円
所要: 1時間
長さ25㎝、直径5㎝ほどの竹を削って楽器をつくり、吉野ヶ里歴史公園のオリジナルソング『南のムラ唄』を全員で歌いながら演奏する。
古代の祭りの化粧をして、『南のムラ唄』用の振り付けを踊る。広々とした野原でのダンスは開放感たっぷり。
機織り機でコースターを織る体験ができる。つくったコースターは持ち帰れる。
館内のミニシアターでは吉野ヶ里遺跡の発掘から復元までを12分間にまとめた『蘇る“弥生都市”』を上映。レストランや売店もある。
王などの支配者層が住んでいたとされる場所。物見櫓や王の家、煮炊き小屋などの居住空間を再現している。
巨大な主祭殿や物見櫓が発掘された場所で、祭祀儀礼や政治を行う場所であったとされる。二重の壕や高い柵があり、重厚な雰囲気。
吉野ヶ里遺跡からは、600mに渡る世界的にもめずらしい甕棺墓の列が見つかっている。甕棺墓とは、甕や壺などを棺として使ったもので、弥生時代の北部九州独自の埋葬方法。ここでは、出土した様子を復元して紹介している。
歴代の王が埋葬されていたと思われる小高い丘。内部には発掘状況をそのまま展示した半地下方式の施設があり、14基の甕棺の実物を間近に見ることができる。
吉野ヶ里の国の交易の中心地で、盛大な市が開かれていた場所。取り引きされた品々を保管する高床倉庫などを再現している。
一般の人々が暮らしていたとされる場所で、のどかな雰囲気。一画にある「弥生くらし館」では、平日に土器の復元作業を見ることができる。体験メニューの「勾玉づくり体験」「火おこし体験」や、土・日曜、祝日は「鋳込み体験」を実施している。
古代の森ではおよそ1000基の甕棺墓が発掘され、そのうち土を丸く盛った土饅頭を含む500基を中央の墓道とともに復元。復元した墓列は、全長300mにおよぶ。
発掘調査の結果、周辺にカシ、シイ、コナラ、クリの木などが生えていたことがわかったため、当時の環境に近い樹林を表土ごと移植し、森を復元した。
弥生時代の森と人の関わりにスポットをあてた植物資料を展示するほか、さまざまな体験メニューを実施。「化石割り体験」「におい袋づくり」「木工クラフト」など通年行うプログラムと期間限定のプログラムがある。
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