更新日: 2021年11月19日
おすすめのドローン10選 初心者必見!ドローンの選び方
登場から数年が経ち、今では一般的に知られる存在となったドローン。
テレビやインターネット等のメディア媒体では、ドローンで撮影した映像が毎日のように流されています。ドローンの普及は留まることを知らず、プロのための機材という領域を脱し、現在では個人で所有する一般の方も増えてきています。
ドローンの市場価格も落ち着いてきたことや、各メーカーから多種多様なドローンが発売されることで、一般の方でもプロのような空撮を簡単に撮れる時代になりました。大きな家電量販店にはドローンコーナーが設置されている店舗もあり、実物に触れる機会も増えてきています。
身近になってきたドローンをそろそろ購入しようか迷っている方も多いと思います。
そこで今回は、観光映像や産業ドローンを扱っているプロのドローンパイロットがおすすめするドローンを紹介します。
特徴と選び方のポイント、航空法や注意点なども理解しておくと自分に合うドローンが見つけやすいですよ。
※一般に普及をしてきているドローンですが、航空法に注意しなくてはいけません。ドローンを飛行させる行為は日本の航空法によって規制されております。
この記事の目次
執筆者のプロフィール
旅行、デジタルガジェット、釣りが趣味のノマドワーカー、ドローン講師。各地の観光情報、空撮や360度カメラなどを活用した美しい映像を発信していきたいです。最近は造園業も始めました。
今回はドローン講師の知識を活かして、初心者の方におすすめのドローンを紹介します。
ドローンとは
ドローンとはプロペラを搭載した無人航空機のこと。ドローンと聞いて一般的にイメージするのは搭載されたカメラで空撮をする使い方ではないでしょうか。
ただカメラを搭載して空撮をする使用方法以外にも、貨物機体として物を運ぶ、スピードが出る機体でレースを行う等、さまざまな利用方法があります。更にドローンは農業では農薬散布、工業では測量や調査、点検などにも利用。その他、警備や救助活動にも利用される機会が増え、今後の活躍がますます期待されています。
飛行する機体を操作するというと難しそうなイメージがあるかもしれませんが、操作はシンプルで簡単。付属のプロポと呼ばれる「コントローラー」と「スマートフォン」の組み合わせで、誰でも操縦することが可能です。
ドローンの種類
現在のドローンは主に以下の3種類になります。
- トイドローン
- 空撮ドローン
- 産業用ドローン
トイドローンとは
200g以下の機体を一般的にトイドローンと呼びます。
200g以下の機体は航空法でドローン(無人航空機)には含まれません。正確にいうと、200g以下の機体の場合はドローン(無人航空機)ではなく航空模型機となります。
トイドローンは日本の航空法や免許の対象外となり、価格も1万円前後で購入できる安価なモデルもあるので、敷居が低く最初の一台としては手を出しやすい機体です。
ただ200g以下と機体自体が軽量なため風が吹くとドローンが安定しないといった点や、バッテリーサイズが小さいため飛行時間が短くなるといったデメリットがあります。
空撮ドローンとは
200g以上で高性能なカメラを搭載した機体が空撮ドローンです。
4K対応カメラや、カメラのブレを制御して映像を滑らかにするジンバルなどが搭載されているので、高画質で品質の高い映像を撮ることができます。また、障害物を回避するためのセンサーなど危険を察知するシステムを搭載した機体もあり安全に飛行させることが可能です。
一方で200g以上のドローンは航空法に基づき飛行させなければならないので、飛行場所や飛ばし方など国土交通省の規則に従わなければなりません。
産業用ドローンとは
測量、農業、運搬、点検、救助、警備など多目的に使われるドローンが産業用ドローンです。
目的によって搭載する物が異なり、測量に利用されるドローンにはレーザーや高解像度カメラ、農業利用では農薬散布タンク、点検では赤外線カメラなど使用用途によって多種多様な必要システムが搭載されています。
産業用ドローンを活用することで、時間や手間を省くだけではなく、危険な仕事などを効率よく正確で安全に行うことができるようになってきました。ドローンの産業利用は更なる拡がりが期待されています。
なお、産業用ドローンについても、空撮ドローンと同じく200g以上の機体については航空法に基づき飛行しなければなりません。
ドローン操作のトレーニング方法
ドローンを安全に飛行させるためには、トレーニングが必要。日々、トレーニングをして操作に慣れていないと「万が一」の時に冷静に対処することができません。
ここではドローンインストラクターの筆者が、講習会でもおすすめしている簡単なトレーニング方法を紹介します。
ポールやカラーコーンを使ったトレーニング
①ドローンを前後に飛ばす練習
遠くにポールを置いてそこまで前進させましょう。真っ直ぐ飛ばすイメージが大事。ポールまで辿り付いたら今度は後進させて戻ってきます。ドローンの基本操作となるのでしっかりトレーニングしましょう。
② ドローンで円を描きながら飛ばす練習
遠くにポールを置いてそこまで前進させたら、円を描くようにポールの周りを飛ばしましょう。円の大きさを一定に保ちながら飛ばせるようにトレーニングしてください。
③ ドローンで四角を描きながら飛ばす練習
4つのポールを正方形になるように等間隔で置きます。ポールからポールへと四角を描くようにドローンを飛ばしてください。慣れてきたら、ドローンの向きを保ったまま四角を描くなどバリエーションを入れてトレーニングしてみましょう。
④ ドローンで8の字を描きながら飛ばす練習
2つのポールを離して置き、2つのポールの周りを8の字を描くように飛ばします。高度な旋回操作が必要。8の字がスムーズに操作できるようになればドローン操作の技術も上達したといえます。
⑤ ドローンを進行方向に向けたまま飛ばす練
今まで行った上記の飛行をドローンの機首を進行方向に向けながら飛ばします。繊細な操作が必要となるので繰り返しトレーニングしましょう。ここまでスムーズに出来るようになれば脱ビギナーといえます。
ドローンを選ぶポイント
ドローンを選ぶポイントですが、最初に決めないといけないことは「ドローンで何をしたいか?」。具体的にやりたいことのイメージができていないとドローン選びに失敗してしまいます。まずは下記のイメージから当てはまるものは何か決めましょう。
① 手軽にドローンで空撮をしたい
② 本格的にドローンで空撮をしたい
③ ドローンレースに参戦、体験をしたい
④ 手軽にドローンを飛ばしてみたい
① の場合、ある程度以上のカメラとジンバルを搭載したドローンが必要です。手軽さを求めるならば軽量で操作が簡単なモデルがおすすめ。折り畳めるモデルを購入すればドローンを持っていろいろな場所に出向いて空撮が楽しめます。
>>おすすめドローンは「DJI Mini 2」。「DJI Mini 2」の紹介はこちら
② の場合、しっかりしたカメラとジンバルを搭載したドローンが必要。高性能を求める以上、携帯性などは諦める必要があります。映画にも使われているモデルを手に入れましょう。なお美しい映像を記録するためにはドローン操作の技術を磨くことも必須です!
>>おすすめドローンは「DJI Inspire 2」。「DJI Inspire 2」の紹介はこちら
③ の場合、FPVと呼ばれるドローンが主となります。スピードの速いモデルは迫力がありますが、引き換えにドローンの操作は複雑になります。うまく操作するには日々の練習と馴れが重要。接触、墜落することも多いので修理する知識も必要となります。
>>おすすめドローンは「DJI FPV」。「DJI FPV」の紹介はこちら
④ の場合、おすすめはトイドローンと呼ばれる軽量のドローン。予算10,000円ほどで検討できます。トイドローンはコンパクトなので室内で飛行可能。軽量モデルが主なので壁にぶつけても傷付けにくく、墜落しても壊れにくいので初心者がドローンを体験するのに向いています。なおドローン本体が軽量のため風に流れやすく飛行時間が短いため、屋外での飛行はおすすめしません。
>>おすすめドローンは「RYZETECH Tello」。「RYZETECH Tello」の紹介はこちら
それでは、おすすめのドローンを4つの用途に分けて紹介します。
- 手軽にドローンで空撮をしたい
- 本格的にドローンで空撮をしたい
- ドローンレースに参戦、体験をしたい
- 手軽にドローンを飛ばしてみたい
ドローンは、性能、大きさ、価格とピンからキリまでたくさんの種類があります。それぞれの特徴は用途によって異なるので、ドローンが気になっている方は自分に合った特徴のドローンを探しましょう!
手軽にドローンで空撮をしたい方におすすめのドローン
【おすすめのドローン】1.DJI Air 2S
DJIは世界のドローン市場約8割を占める大手ドローンメーカー。DJIのドローンは全てに障害物センサーの機能が搭載されているので、安全に飛行することが可能。また、バッテリーが少なくなってもGPSを元に自動で帰還する機能が備わっています。
Air 2Sのカメラは1インチ イメージセンサー、2.4μmの大きなピクセルサイズといった特長を持ち、5.4K/30fpsや4K/60fpsの動画撮影に対応。どのような瞬間も、透明感あふれる色あざやかな瞬間として捉えることができるので、素晴らしい映像を記録できます。
Air 2Sは折り畳みが可能なモデルになるので、気軽に持ち運びが可能。2021年発売で最先端技術と価格に優れ、群を抜いておすすめできるドローンです!
【おすすめのドローン】2.DJI Mini 2
基本性能を担保したまま驚くほどの軽さを実現したのがMini2。重さは航空法の対象となる200g以下。約199gの機体はりんご一つ分よりも軽く、サイズは手のひらほどの大きさです。
バックパックのポケットに収まるMini2は旅を楽しくする必須ツール。気軽に持ち運べるのでお気に入りの瞬間を撮影するのに便利なドローンです。
200gを切る軽量ボディのためトイドローンにカテゴライズされますが、飛行の安定感やブレを抑えるジンバル機能が搭載されているなど費用対効果は抜群のドローンです。
DJI Mini 2の撮影映像
【おすすめのドローン】3.DJI Mavic 2 Pro
前述の2機種は手軽さが売りですが、こちらのMavic 2 Proは高画質撮影にウェイトを置いたドローンです。
特筆すべき点としては、一眼レフカメラメーカーの老舗「Hasselblad」のカメラが搭載されている点。1インチ CMOS センサーで低照度環境下でも優れた性能を発揮し、ISO上限値12800、10-bit Dlog-Mカラープロファイルに対応しているのでプロの現場でも使用されています。
また高画質のカメラを搭載し、高画質撮影を優先した撮影用ドローンでありつつも、折り畳みができる機体なので持ち運びも便利。一定以上の高画質を求める方におすすめのバランスの取れたドローンです。
DJI Mavic 2 Proの撮影映像
本格的にドローンで空撮をしたい方におすすめのドローン
【おすすめのドローン】4.DJI Phantom 4 Pro V2.0
ドローンといえばこの形を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。プロが求める高画質の空撮が可能なDJIのフラッグシップモデルのドローンがPhantom 4 Pro V2.0になります。
1インチ 20MP CMOSセンサーとメカニカルシャッターを備え、OcuSync2.0 HD伝送システムにより安定した接続性と信頼性を確保。飛行に関しては5方向の障害物検知システムを搭載しているのでより安全な飛行が可能です。
ドローンスクールで使われる定番のドローンです。
DJI Phantom 4 Pro V2.0の撮影映像
【おすすめのドローン】5.DJI Inspire 2
映画やCMを撮るために高画質撮影に特化したドローンがInspire 2。レンズ付け替えが可能なカメラは別売りで最大6Kの動画をCinemaDNG/RAWで撮影できます。
男心をくすぐる空中変形動作が魅力的で、プロの現場ではドローンの機体操縦者とカメラ操縦者の2人が息を合わせて撮影に挑むことが多いです。
しかし性能と比例して価格も高額に。一般ユーザーにはなかなか手が届かない価格ということもあり憧れのドローンとなっています。シネマチックな綺麗な映像を追求されたい方にはInspire 2がおすすめです。
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旅行、デジタルガジェット、釣りが趣味のノマドワーカー、ドローン講師。各地の観光情報、空撮や360度カメラなどを活用した美しい映像を発信していきたいです。最近は造園業も始めました。