軽井沢のお土産おすすめの店16選!パン、ジャム、コーヒーなどジャンル別にご紹介♪
ギフトにも自分用にもぴったりな、軽井沢のお土産選びは旅の楽しみのひとつ。 なかでも、話題のグルメ土産はぜひ押さえておきたいところです。 軽井沢は、パン好きさんの聖地ともいえるほど、指折りの人気...
更新日: 2023年11月18日
都会の猛暑を逃れ、爽やかな空気とともに味わいたい軽井沢のモーニングをご紹介します。
変わらぬ人気を誇る高原リゾートの長野県・軽井沢。
古くから別荘族や外国人の避暑地として栄えてきたこの土地には、歴史あるレストランやカフェ、こだわりのメニューを提供する朝ごはんスポットがたくさんあり、早起きしてモーニングを食べ歩くのが楽しみです!
軽井沢のモーニングをご紹介する前に、この町が避暑地の名門として発展してきた歴史に、ちょっとだけ触れておきましょう。知ればきっと、こだわりの朝ごはんが多い理由もわかってくるはずです。
江戸時代は宿場町として栄えたものの、明治維新以後はすっかりさびれていた軽井沢。それが高原の避暑地として注目されるようになったのは、キリスト教布教のために来日したカナダ人宣教師、アレキサンダー・クロフト・ショーの存在があります。母国の森にも似た美しい自然と涼やかな気候に魅了され、この地に別荘を構えたショーが家族や友人たちに紹介したことにより、友人の宣教師たちも訪れるようになったのだとか。
外国人向きのホテルや貸別荘の数が増え、やがて日本人の政治家や資産家たちにも存在が知られるようになりました。毎夏のように訪れる彼らは、舌が肥えた人たちばかり。そんな常連客に満足してもらうため、モーニングのレベルもどんどん上がっていったといいます。
軽井沢で120年以上の歴史を誇るのが、1894(明治27)年創業の「万平ホテル」。創業者の佐藤万平は、先ほど紹介したカナダ人宣教師・ショーと親交が深く、代々続いた旅館を外国人向けの洋風ホテルに改築したことから、その歴史が始まりました。
当時、西洋料理をよく知らなかった万平が、見よう見まねで作った玉子料理やサラダ、魚のフライなどで外国人ゲストを懸命にもてなしたといいます。その姿に感動したゲストが、次回は家族や友人を伴って再訪するようになり、徐々にその名が広まっていったのだそうです。
現在でも多くの著名人がここで夏を過ごしていますが、ジョン・レノンが亡くなる前年まで毎年、長期滞在していたことはあまりにも有名です。
古き良き時代の社交場の面影を残す「メインダイニングルーム」で食べられる朝食が、「アメリカンブレックファスト」。時代とともにメニューに少しずつ手が加えられていますが、クラシックホテルの伝統的な朝食として、この料理を目当てに訪れる人は少なくありません。
朝食のお楽しみのひとつ、玉子料理はボイルドエッグ、フライドエッグ、スクランブルエッグ、プレーンオムレツから選べます。人気が高いのは、やはりプレーンオムレツ。焦げ目なく焼かれた美しいオムレツにナイフを入れると、とろっとろの中身があふれ出します。最初はシンプルに塩コショウで、途中からトマトケチャップを加えると、味に変化が出ます。
ハム、ベーコン、ソーセージの3種類ある付け合わせは、どれを選ぶか迷うところ。フロアスタッフにおすすめを聞いたところ、「もちろんお好みですが、軽くスモークしたハムはいかがですか?」と教えてもらいました。おすすめ通りにしてみたところ、これが大正解! 軽い薫香とほどよい塩味、しかもジューシーで、シンプルなオムレツの味をいっそう引き立ててくれます。
食材にはできる限り地元のものを使っているとのこと。例えば、軽井沢の高原野菜やハム・ソーセージなどの加工品のほか、この日のパンは地元の老舗ベーカリー「ブーランジェリー浅野屋」のものでした。
「メインダイニングルーム」の朝食は、宿泊ゲストでなくても食べることができます。夏休み中は混雑するように思われますが、意外にもそれほどではないのだとか。
「長期滞在のお客様が中心なので、近くのカフェやベーカリーにお出かけになることが多いのですよ」と、広報の西澤美奈子さんが教えてくれました。
予約は受け付けていないため満席時は待つことになりますが、ホテル敷地内やレトロな雰囲気漂うラウンジ内を散策したり、ジャムなどのオリジナル商品を扱うショップをのぞいて過ごすのがおすすめです。
■万平ホテル「メインダイニングルーム」
住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925
電話番号:0267-42-1234
交通:JR北陸新幹線・しなの鉄道軽井沢駅から車5分、または徒歩約25分
営業期間:通年
営業時間:朝食7:30~9:30、ランチ12:00~14:00、ディナー18:00~20:30
休業日:無休
料金:アメリカンブレックファスト=4250円、サラダブレックファスト=4250円、バゲットのフレンチトーストとフルーツカクテル=2200円、クロックムッシュ サラダを添えて=2100円、ほか
カード:利用可能
公式サイトはこちら
明治のころより国際的な避暑地として発展してきた軽井沢には、古くから洋食文化が根付いています。おいしいと評判のパン屋やデリカテッセンも多く、それらの店を巡るのを楽しみのひとつです。
人気店がその味を競うなか、旧軽井沢のランドマークが「ベーカリー&レストラン沢村」。モーニングタイムには焼き立てのパンとともに、自家製のベーコンやソーセージ、高原野菜のサラダなどを添えた「モーニングプレート」がおすすめです。
注文したのは、温かいミネストローネと、枝豆の冷製スープから選べるモーニングプレートの「スープセット」。夏とはいえ早朝の軽井沢は少し肌寒く、温かいスープのほうをチョイス。酸味が効いたトマト風味が、食欲をそそります。小麦が香るイングリッシュブレッドのトーストと、ライ麦の酸味が特徴のカンパーニュに玉子2個の目玉焼き、高原野菜のサラダもたっぷり付いて、ボリュームある内容です。
東京にも出店している同店ですが、高原の爽やかな空気の中で味わう朝食は格別。夏のトップシーズンは行列ができることもあるので、早めの時間に訪れるのがいいでしょう。
また、「ハルニレテラス」にもお店があり、こちらより1時間早い7時からオープンしています。場所と時間帯によって使い分けるといいですね。
ショーケースに並ぶパンをチェックするのもお忘れなく。ドライブのお供や、お土産にもおすすめです。
北米最大の都市・シカゴは、アメリカ五大湖のひとつ、カナダと国境を接するミシガン湖畔に開けた街。この湖沿いに走る「シェリダン・ロード」から名付けられたのが、シカゴスタイルの朝食とブランチの専門店「シェリダン」です。
シカゴ料理の特徴といえば、スキレットを使いオーブンで焼き上げるメニューが多いこと。朝食では、オーブンで焼き上げたオムレツやパンケーキが人気です。
美しい彩りにひかれ注文したのは、「クリームチーズ入り スモークサーモンのオムレツ」。中身は、スフレのようにふわっふわ!温かいオムレツにスモークサーモンをトッピングすることにより、サーモンの薫香と旨みが引き出されています。そこにクリームチーズのコクが加わり濃厚な味わい。レモンをたっぷり絞って食べると、レアチーズケーキにも似た風味を味わえます。
パンはトーストとポップオーバーから選べます。「ポップオーバー」とは、玉子とバターをたっぷり使った生地を、発酵させずに高温で焼き上げたもの。シュー皮のように中が空洞になっていて、表面はサクサク、中はふわっふわで軽い食べ心地。おいしいパン屋に事欠かない軽井沢といえど、ポップオーバーがある店は多くないので、ぜひ食べてみてください。コーヒー、紅茶の温かい飲み物がポットで提供されるのも、うれしい心配りです。
この店がシカゴスタイルのメニューを提供しているのには、理由があります。シカゴといえば建築の街として知られ、日本にも作品が残るフランク・ロイド・ライトが活動をスタートした地。現地に残る彼の邸宅とスタジオは一般公開され、見学ツアーが実施されています。
建築好きが高じてこの地を旅したオーナーは、「冷涼な気候がシカゴと似ている軽井沢に、ライト建築をお手本にした家を建てたい」と思ったのだとか。イメージを膨らませるために何度か現地に通い、家具も買い付けてきたほどのこだわりよう。当初、カフェまで手掛けるつもりはなかったそうですが、シカゴで食べた朝食をすっかり気に入り、そのおいしさを紹介したくて店をオープンすることにしたのだそうです。
小さなお店で予約制のため、必ず事前に希望時間と人数を確認してから訪れましょう。少し遅めのブランチタイムか、13時以降が比較的混雑が少ないとのことです。テラス席はワンコ連れもOKですよ。
■シェリダン
住所:長野県北佐久郡軽井沢町発地1166-50
電話番号:0267-31-6005
交通:JR北陸新幹線・しなの鉄道軽井沢駅から車20分、軽井沢町内循環バス風越公園から徒歩5分
営業期間:通年
営業時間:4~10月6:30~14:00、11~3月7:00~14:00
休業日:火・水曜 ※11~3月は火~木曜料金:クリームチーズ入り スモークサーモンのオムレツ=1870円、ドイツソーセージのオムレツ=1650円、シカゴスタイルのパンケーキ=1870円、本日のスープ=385円、自家製ベーコン=550円、ほか ※要予約
カード:利用可能
公式サイトはこちら
季節の花や苗木を扱う園芸店の2階にあるカフェは、春から秋の季節限定オープン。裏庭から涼しい風が吹き抜けるオープンエアの店内で、地元野菜や色とりどりのエディブルフラワーを使ったヴィーガンメニューの朝食を味わえるのが、国道18号の追分交差点近くにある「RK GARDEN(アールケイ・ガーデン)」です。
この店の料理は、肉や魚はもちろん、乳製品も一切使わないヴィーガン料理。でも物足りなさを感じさせず、とてもおいしいのが特徴。体や胃腸が疲れているときでも、ホッとできる味わいです。
「ビーツとひよこ豆クリームのアボカドヴィーガングラタン」は、半分に切ったアボカドをオーブンで焼いたもの。ビーツで色づけしたピンク色のソースとの色の組み合わせが美しく、彩りを見ただけですっきり目覚められそうです。
焼きリンゴ、スコーンなどのメニューは、持ち帰りOK。ワンコ用のクッキーもかわいくて、自宅でお留守番のわんこがいれば、お土産にしてもいいですね。
10時を過ぎると1階の園芸店がオープンし、駐車場が混み始めます。満車になると離れた駐車場を利用することになるため、朝食目当てなら開店直後に訪れるのがいいでしょう。ランチのカレーや、キヌアを使ったプレートメニュー、キッシュなどもおすすめですよ。
洋食メニューが充実する軽井沢ですが、ときにはご飯とお味噌汁の和食も恋しくなります。そんなときにぜひ朝食で訪れたいのが、地元の人にも評判の「御厨(みくりや)」です。
田園風景が広がる「発地(ほっち)」という地域にあるこの店では、減農薬・減化学肥料の「五郎兵衛米」をかまどで炊いたご飯の定食が人気。「五郎兵衛米」とは佐久地域のブランド米で、標高2000m近い蓼科山から湧出する天然水で育てられたもの。粘りとともに強い甘みがあるのが特徴で、収穫量も限られていることから、“幻のお米”と呼ばれています。
その希少なお米をかまどで炊き上げるのだから、食べる前からおいしさが想像できるでしょう。朝食の献立は、「とろろ汁膳」「おにぎり」「玉子かけご飯」の3種類。どれもご飯そのもののおいしさが引き立つメニューです。
いつもどれを注文するか迷いつつも、ひと通り食べてみてリピートしているのは「とろろ汁膳」。焼き魚とお味噌汁、漬物だけで十分贅沢な内容ですが、そこにとろろ汁が加わると、ご飯のお代わりをしたくなります。
ご飯の一粒一粒がしっかりしていて、とろろをかけてもその存在感が失われることはありません。口の中で踊るご飯粒の食感が心地よく、かみしめるうちにどんどんお米の旨みが引き出されてきます。
ただし、とろろ汁はあとからお腹が膨れてくるので、食べ過ぎには要注意!
すべての定食に根菜たっぷりの豚汁が付きます。味噌は、信州の老舗蔵「山吹味噌」がこの店のために作ったもの。そのおいしさにほれ込み、「ほかの味噌はもう食べられない」と定期的に購入する常連さんもいるのだとか。
一方、とろろ汁には小諸の「こうじや商店」の味噌を使っています。主役のご飯だけでなく、調味料の一つひとつにこだわることで生まれる定食は、どこか懐かしい味。一度食べると忘れられず、リピートする人が多いのもうなずけます。
コロッケ、だし巻き玉子、野菜のてんぷらなどの一品料理も楽しみで、うんとお腹を空かせて訪れたい店です。
8~10時間をかけじっくり抽出する看板メニューの水出しコーヒーは、豆本来の芳醇な香りと味を楽しめる逸品。人気のチョコレートケーキとともに味わいたいですね。
コース仕立ての朝食が人気のレストランでは、丁寧に焼きあげたそば粉のガレットが自慢。前菜やサラダ、スープなどで旬の野菜も存分に楽しめます。
シカゴで一般的に食べられているメニューを提供する、朝食&ブランチ専門のカフェ。パンケーキやオムレツのほか、自家製ベーコンやコンビーフも味わえますよ。
スイス・ベルンの山並のような絶景を眼前に、素材の意外な組み合わせや本来の持ち味を存分に生かした、オリジナリティあふれるフレンチを。良心的な価格もうれしいポイントです。
軽井沢の朝食ブーム発祥といわれる店。オーナー夫妻がアメリカで出会ったという、ポップオーバーやエッグベネディクトなどの朝食メニューが楽しめます。人気店なので事前に確認をしましょう。
建築家・吉村順三氏が手がけた音楽ホールが予約制のカフェに。大きな窓の開放的な空間で軽井沢らしさに満ちた周囲の自然とともに、香り豊かなコーヒーやとっておきの朝食を味わえます。
町内のホテルの副料理長を務めたシェフがオーナーの店。本格フレンチがカジュアルに楽しめます。朝食はもちろん、フランス産の鴨肉や信州蓼科ポークを使ったランチもおすすめですよ。
店内には薪ストーブもある、木の温もりに満ちた店。前日に挽いた豆を使い、サイフォンでじっくり抽出したまろやかなコーヒーは甘さひかえめの自家製ケーキともよく合いますよ。
ロッジ風の店構えが印象的な老舗喫茶店。サクサクのかつに半日以上煮詰めた秘伝のタレがからむ看板メニューの「ソースかつ重」は、シンプルながら何度でも食べたくなる味です。
軽井沢では珍しいドイツ料理専門店。マイスターが作るソーセージやジビエ料理、自家菜園の無農薬野菜を使ったメニューを本場直送の生ビールやワインとともに味わいましょう。
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