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更新日: 2023年12月20日
今回は老舗の名店からちょっとおしゃれな新ブランドまで、東京の美味しいどら焼きをご紹介します。
子どもから大人までみんなに愛される定番の和菓子「どら焼き」。
どら焼きの名前の由来は、形が打楽器の銅鑼(どら)に似ているからという説や、熱した銅鑼を使って生地を焼いたからという説など、諸説あります。
歴史をたどると江戸時代の初期までさかのぼり、当時のどら焼きは1枚の皮にあんをのせて四角く包んだ、現在のきんつばに近いものだったそう。カステラのような厚みのある2枚の皮であんをはさむ現在のスタイルは、大正時代からといわれています。
一般にどら焼きといえば、きつね色の皮で粒あんをはさんだものが定番ですが、皮の模様が特徴的などら焼きや、白あんのどら焼き、最近は果物のコンフィチュールを組みあわせたどら焼きも登場しています。
東京でぜひ味わいたい、美味しいどら焼きをご紹介します。
最初にご紹介するどら焼きは、上野にある「うさぎや」の「どらやき」です。
東京のどら焼き御三家といわれるお店のひとつで、上野広小路から中央通りを末広町方面に進んですぐのところにあります。お店の名前の由来は、創業者が卯年生まれだったことから付けられたのだそう。
お店の創業は大正2(1913)年、どら焼きは2代目が昭和のはじめに販売を始め、うさぎやの名物に。いまではほとんどのお客さんがどらやきを購入するそうですよ。
うさぎやの「どらやき」は定番の粒あんのみ。大きさは直径10cmほどで、レンゲのはちみつを使ったきれいな焼き色がついた皮は、ホットケーキのようにふわふわ!食べると歯切れがよく、やわらかさと弾力のバランスが絶妙です。
北海道十勝産の小豆を丁寧に炊き上げた粒あんは、驚くほどとろりとしてなめらか。みずみずしく甘すぎず、しっとり弾力のある皮とベストマッチ!小豆の美味しさが口いっぱいに広がります。
うさぎやでは毎日16時まで「どらやき」を焼いているので、16時までは予約なしでできたてを購入できます(16時以降になる場合は事前予約を)。「どらやき」の消費期限は翌日まで。生菓子のため通販や発送は行っていないので、店頭でのみ購入可能です。
お店の近くには「うさぎやCAFÉ」もあり、うさぎや自慢のあんを使ったデザートや、どらやきをフレンチトーストにした「うさどらフレンチ焼き」などが味わえるので、足を運んでみてはいかがですか?
次にご紹介するどら焼きは、東十条にある老舗和菓子店「黒松本舗 草月」のどら焼き「黒松」です。
「草月」は昭和5(1930)年の創業で、東京のどら焼き御三家といわれるお店のひとつ。東十条駅の南口を出て左手の坂を下り始めると、すぐに「黒松」の看板が見えてきます。
平日でも長い行列ができるほどの人気で、筆者が訪れた日も坂沿いに多くのお客さんが並んでいました。
「草月」のどら焼き「黒松」は、まだら模様の皮が特徴的。「黒松」という名前は、皮の模様が松の木の幹に似ていることに由来しているのだそうです。
食べてみると、皮からはほのかに黒糖の香りを感じます。黒糖とはちみつを使用してふんわり焼き上げた皮と、しっとりして甘すぎない粒あんが合わさって絶妙な美味しさ!
個性のある味わいながら、昔ながらのどら焼きの美味しさも感じられる贅沢な一品です。
「黒松」の日持ちの目安は、製造日から夏で2~3日、冬は3~5日とのこと。
包装は簡易箱と化粧箱が選べます。バラで購入する場合には紙袋に入れてもらえますが、やわらかくてつぶれやすいので、手みやげにするなら箱入りがおすすめ。
お取り寄せはできず、店頭での販売のみ。営業時間内でも夕方には売り切れてしまうことがあるので、早めの時間に行くのが安心です。
次にご紹介するどら焼きは、浅草を代表する老舗和菓子店「亀十」のどら焼きです。
亀十は大正末期の創業。観光客でにぎわう雷門のすぐ近くにお店を構えています。東京のどら焼き御三家といわれるお店のひとつで、開店前から行列ができる人気店です。
「亀十」のどら焼きは黒あんと白あんがあり、どちらも粒あん。大きさは直径11cmほどとやや大きめです。皮にはしっかり焼き色がついて、なんとも美味しそう!
包みから取り出すと、驚くほどふわふわでやわらかく、どら焼きの重みをしっかり感じます。
まずは、黒あんのどら焼きをいただきました。北海道十勝産の小豆を丁寧に炊き上げた粒あんは、甘さ控えめで、ふんわり口溶けの良い皮とのバランスが抜群!
ちょっと大きめサイズですが、2個目にも手が伸びてしまいそう。リピート間違いなしの美味しさです。
白あんのどら焼きには、白いんげん「手亡豆」でつくる上品な甘さのあんがたっぷり。なめらかで甘すぎず、白あん好きにはたまらない美味しさです。
職人が一つひとつ手づくりする「亀十」のどら焼きは、焼ける数に限りがあるため、午前中に売り切れてしまうことも。行列覚悟で早めの時間に訪れるのがおすすめです。
次にご紹介するどら焼きは、人形町の甘酒横丁にある「玉英堂彦九郎」の「虎家㐂」です。
「玉英堂彦九郎」は400年以上も前、天正4(1576)年に京都三条河原町で創業したといわれる老舗。東京の日本橋人形町に店を移したのは昭和29(1954)年。名物のどら焼き「虎家㐂」は、80年以上前に誕生したそうです。
「虎家㐂」という名前は、店主が3代続けて寅年生まれだったことから名付けられたのだとか。
「虎家㐂」は直径8cmほどのやや小ぶりなサイズで、皮についている薄紙をはがすときれいな虎模様が現れます。古くから縁起が良いといわれる虎がかけ紙にも描かれていて、手みやげに喜ばれそうですね。
なぜ薄紙がついているかというと、皮は直接鉄板で焼くのではなく、薄紙の上に生地を流して焼いているからだとか。ひと口食べると、皮のふんわりとした軽さに驚きます!
そして特徴的なのが、ふっくらと大きな粒を残した粒あんの味わいです。80余年前に「虎家㐂」が誕生したときからの製法を守り丁寧に炊き上げるあんは、全て手作業のためできあがるまでに4日もかかるのだそう。
小豆の粒を残しながらもとってもなめらかで、ふわふわの皮と相まって極上のどら焼きに!
大切な人への贈り物にもぴったりな玉英堂彦九郎の「虎家㐂」を、ぜひ味わってみてくださいね。
次にご紹介するどら焼きは、千駄木にある「和菓子 薫風」のどら焼きです。
「和菓子 薫風」は、和菓子と日本酒のマリアージュをテーマに、つくりたての和菓子を日本酒と組み合わせて提供してくれるお店。
粒あんに旬の果物のコンフィチュールを合わせ、日本酒との組み合わせも楽しめるどら焼きが、テイクアウトでも購入できます。
「和菓子 薫風」のどら焼きは、通年販売の3種類と季節限定の2種類。今回は通年買うことができる「レモン」「文旦」「紅玉りんご」を購入してみました。
どら焼きの大きさは直径8cmほどとやや小ぶりですが、粒あんと一緒にコンフィチュールをはさんでいるので、結構厚みがあります。ふわふわの皮は、能登のこだわり卵を使用し、店主が1枚1枚手焼きしているそう。
定番のどら焼き「レモン」は、しっとり弾力のある歯切れの良い皮に、北海道産大納言小豆の粒あんと、瀬戸内岩城島産レモンのコンフィチュールを合わせたもの。
食べてみると、レモンの苦みが粒あんの甘さとよく馴染み、驚きの美味しさです!
「紅玉りんご」のどら焼きは、りんごの持つ華やかな香りと味わいが、粒あんの小豆をより風味豊かに引き立てています。
「文旦」のどら焼きは、やさしい柑橘の風味がほどよいアクセントになって、とっても爽やか!粒あんと柑橘の組み合わせが、くせになる美味しさです。
粒あんとコンフィチュールの組み合わせは、果物の種類によって味わいが異なりどれも新鮮な美味しさ。伝統的な和菓子に新しい風が吹き込まれ、これまでにない味わいを体験できます。
お店では、どら焼きと日本酒とのマリアージュもできるので、イートインで楽しむのもおすすめです。テイクアウトの際には、どら焼きに合うお酒を教えてもらうのもいいですね。
最後にご紹介するどら焼きは、「ぎんざ空也 空いろ」の「たいよう」です。
「ぎんざ空也 空いろ」は、銀座の老舗和菓子店「空也」の5代目が手がける和菓子のブランド。「空也」の精神を受け継ぎながらも、若い人や海外の人にもっと和菓子を身近に感じてもらえるようにとの思いで、生み出されたブランドなのだとか。
たとえば、「空いろ」のあんは、粒子の大きな鬼ざらめを使うことで、すっきりした甘さに仕上げているのだそう。空也から継承したシンプルで上質であるということを守りながら、「空いろ」独自のあんを開発しているんですね。
どら焼き「たいよう」は、「あずきのつぶあん」「あずきの〇あん」「白いんげんの〇あん」の3種類が販売されています。
「つぶあん」は適度に豆の粒を残したあんこ、「○あん」とは豆をまるごとすりつぶしてなめらかにしたあんこのこと。大きさは6.5cmほどで、少しだけ甘いものが食べたいときにぴったりなサイズです。
まずは「あずきのつぶあん」をいただきました。
ほどよく粒の残った甘すぎないつぶあんからは、しっかり小豆の風味を感じられます。小麦粉のほかに米粉を使用しているという皮は、少しもっちりとした食感で、小ぶりながら大満足の味わい。
「あずきの〇あん」には、なめらかな口当たりの「○あん」がはさまれています。豆の皮まですりつぶして、あんに練り込んでいるため、一般的なこしあんより小豆の風味を感じられるのが特徴。
「白いんげんの〇あん」は、豆の粒をなめらかにすりつぶした白あんがはさまれて、上品な甘さが美味。白いんげんの風味やなめらかさが、もちっとした皮とよく合います。
どら焼き「たいよう」は店頭では1個ずつ購入できるので、全種類を試してみるのもおすすめです。贈答用に箱詰めもしてもらえますよ。
「空いろ」のエキュート品川店は、品川駅のエキナカにあり、遠方へのお出かけの際の手みやげとして利用しやすいのもうれしいですね。
東京で味わえる美味しいどら焼きをご紹介しました。
筆者は正直なところ、今回食べ比べてみるまで、どら焼きにここまで差があるとは思っていなかったのですが、皮のふわふわ感やもっちり感、あんのなめらかさや粒の残り具合など、それぞれのお店のこだわりと美味しさに驚かされました!
どら焼き御三家のどら焼きから、コンフィチュール入りの新しいどら焼きまで、東京のどら焼きは個性豊かで美味しい!ぜひ食べ比べして、お気に入りを見つけてくださいね。
今回ご紹介したお店はどこも人気店で、商品が売り切れてしまう場合もあるので、早めの時間に出かけるか、予約やお取り置きができるお店は、事前に連絡してから訪れるのがおすすめです。
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