【銀座】スタイリッシュカフェ&純喫茶でひと休み
銀座でゆっくりと、ぜいたくなティータイムを過ごしませんか? 内装までこだわりぬいた最先端のおしゃれカフェと、地元の人々に長年愛され続ける老舗の喫茶店をセレクトしました。 スタイリッシュな店内で大人...
更新日: 2023年4月12日
東京でぜひ味わいたい、おすすめのおだんごのお店をご紹介します。
古くから日本人に愛されてきた和菓子「おだんご」。
古来、神様へのお供え物として扱われてきたおだんごが、庶民の間に広がったのは江戸時代。忙しい江戸っ子の間で、すぐに食べられる串だんごが大ブームになったのだとか。
時代劇などでも、茶店でおだんごを食べるシーンをよく見かけますよね。
「花よりだんご」という言葉が登場したのも江戸時代だそうです。
おだんごといえば、甘辛い砂糖醤油だれのみたらしだんごや、小豆あんがのった串だんごが定番ですが、草だんごや抹茶あんのおだんご、ユニークな食材を組み合わせたおだんごや、夏限定のおだんごなど、最近はさまざまなおだんごが登場していますよ!
最初にご紹介するおだんご屋さんは、新宿3丁目にある「追分だんご本舗」です。
「追分だんご」は、江戸城の築城で知られる太田道灌ゆかりの「道灌だんご」が始まり。道灌だんごを扱っていた高井戸の茶屋が、江戸元禄の頃、甲州街道と青梅街道の分岐点として賑わう新宿追分(現在の新宿3丁目)に移転し「追分だんご」と呼ばれるようになったそうです。
現在の「追分だんご本舗」は昭和22年創業。戦後間もない新宿追分に、伝統の追分だんごを復活させた老舗のおだんご屋さんです。
伝統の味わいに現代の味覚もプラスした追分だんご本舗のおだんごは、とっても種類豊富。年間通して味わえるおだんご17種類のほか、旬の食材を使った季節限定のおだんごもあって、選ぶのに迷ってしまいます!
「みたらし」と「こしあん」のおだんご(各194円)。喫茶室ではお茶と塩昆布が付いたセットも
まずは定番の「みたらし」と「こしあん」のおだんごをいただきました。店内の喫茶室では、おだんご2本にお茶と塩昆布がセットになった「だんご2本盛り(605円~)」が人気メニュー。好きなおだんごを2本選べますよ。
「みたらしだんご」は、甘さと醤油のバランスがちょうど良く、これぞ王道のおだんご、といった味わいに大満足!おだんごはもちもちしながらも絶妙な歯ごたえが残り、焼いてあるので香ばしさも感じられます。
こしあんがたっぷりのった「こしあんだんご」は、あんがみずみずしいので、ボリュームたっぷりの見ために反してペロリと食べられてしまいます。こしあんの優しい甘さにほっとする味わいです。
左からきなこあん(205円)、内藤七味(205円)、はちみつレモン(291円)、抹茶あん(226円)、梅みょうが(302円)のおだんご
追分だんご本舗では、季節限定など種類豊富なおだんごが味わえるのもの魅力。一見スイーツとは思えないものもありますが、上の写真は全部おだんごなんです。
特に気になるのは、真ん中の「はちみつレモン」と右端の「梅みょうが」ではないでしょうか?はちみつレモンは夏限定、梅みょうがは夏~秋限定のおだんごです。
「はちみつレモン」は、刻んではちみつに漬けたレモンを混ぜ込んだ、レモンあんがたっぷりのったおだんご。白あんの甘みにレモンの風味が爽やかに香ります。はちみつレモンスライスのほろ苦さが絶妙で、夏にピッタリ!トッピングのレモンは淡路島産アレンユーレカレモン。ノーワックスなので皮ごと食べられますよ。
千切りのみょうがとつぶした梅がのった「梅みょうが」は、梅の酸味とほのかな甘み、みょうがの風味の相性が抜群。大人の味わいです。
「きなこあん」「抹茶あん」「内藤七味」は、通年味わえるおだんご。「きなこあん」は、大豆の香ばしい風味がしっかり感じられてコクのあるあんが美味しい、きなこスイーツ好きにはたまらない一品です。
「抹茶あん」は、愛知県西尾産の抹茶を使用。濃厚な風味とほのかな渋みを感じる抹茶あんがほどよい甘さで、あとを引く美味しさです。「内藤七味だんご」は、新宿発祥の「内藤とうがらし」でつくる内藤七味を、醤油だんごにたっぷりまぶしたピリ辛のおだんご。まさに追分だんご本舗の地元、新宿の味ですね。
追分だんご本舗では喫茶室でおだんごを味わえるほか、もちろんテイクアウトも可能。テイクアウト用は1本ずつパック詰めになっているので、おみやげにも最適ですよ。
<写真>追分だんご本舗
■新宿 追分だんご本舗
住所:新宿区新宿3-1-22
交通:JR新宿駅東口から徒歩6分、地下鉄丸ノ内線・副都心線・都営新宿線新宿三丁目駅 C1出口からすぐ
電話:03-3351-0101
営業時間:販売11:00~18:00、喫茶12:00~18:00(LO17:30、土日曜・祝日は11:30~)
休業日:1月1~3日
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次にご紹介するおだんご屋さんは、柴又帝釈天の参道にある「髙木屋老舗」。
柴又駅を出て帝釈天の参道を少し歩くと、髙木屋老舗が見えてきます。間口の広い純和風の建物で、参道の両側に建物があり、駅から帝釈天に向かって右側が持ち帰り用のおだんごが買える店舗、左側が喫茶スペースのある店舗です。
髙木屋老舗は、映画『男はつらいよ』の撮影時に、休憩や衣装替えのための部屋を提供したのがきっかけで、出演者や監督、スタッフと親交を深めたのだとか。
映画内に出てくる寅さんの実家「くるまや」のモデルとされるようになり、お店の外観が映画でもしばしば登場。多くのファンが訪れるお店なんです。
柴又名物の「草だんご」。箱入りでおみやげにもピッタリ
髙木屋老舗をはじめ、柴又の名物となっているのが「草だんご」です。
柴又では江戸時代から、よもぎを使った草だんごが地元の農家でつくられていました。厄除けや病気平癒のご利益があるとされる帝釈天への参拝が盛んになると、草だんごが柴又の名物として参拝客に親しまれるようになったのだとか。
もちもちの草だんごに自家製のつぶあんをたっぷり添えて
髙木屋老舗の草だんごは、よもぎをつき込んだおだんごに、自家製のつぶあんをたっぷり添えていただきます。おだんごは、よもぎの風味がほどよく爽やかでとっても美味。北海道産の小豆を優しい甘さに炊き上げた、自家製のつぶあんとよく合います。
おだんごには、特選のコシヒカリを毎日使う量だけ粉にして使用、筑波山麓で採れたよもぎの新芽を練り込んでいるのだとか。
素材にこだわり添加物を一切使用しない、自然の風味を堪能できる髙木屋老舗の草だんご。12個入りなら通常2~3人で楽しめますが、つぶあんが甘すぎないので、筆者はおやつと夜食で食べきってしまいました。
おみやげにはもちろん、喫茶スペースで食べることもできるので、柴又に行ったら、ぜひ味わってみてくださいね。
■髙木屋老舗
住所:葛飾区柴又7-7-4
交通:京成金町線柴又駅から徒歩2分
電話:03-3657-3136
営業時間:販売9:00~17:00、喫茶10:00~16:00(LO15:30)
休業日:無休
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次にご紹介するおだんごのお店は、赤坂の老舗和菓子店「赤坂青野」です。
青野は創業が江戸時代にまでさかのぼるという老舗。赤坂には明治32年に店を構え、以来120年以上にわたり営業を続けている名店です。
そんな赤坂青野には各界の著名人が訪れるほか、スティーブ・ジョブズが青野のお饅頭を好んでいたことや、最近ではテレビドラマへの和菓子の提供や監修などで、メディアでもたびたび取り上げられるお店なんです。
みたらしあんがたっぷり!冷蔵庫でよく冷やしてから食べよう
「赤坂青野」でぜひ味わいたいおだんごは「冷しみたらし」。夏限定の商品で、毎年5月頃から秋口まで販売されています。
通常のおだんごは冷やすと固くなってしまいますが、タピオカ澱粉等を混ぜることで、冷やしてもやわらかさを保てるのだそう。
販売時は冷やされていないので、購入後に冷蔵庫でよく冷やしてからいただきます。箱を開けると、たっぷり入ったみたらしあんの中に白いおだんごがきれいに並び、醤油の香りがふわっと広がって、なんとも美味しそう!
香ばしいみたらしあんが食欲をそそる
とろりとしたみたらしあんを、たっぷりからめて食べると、おだんごはもちもちしながらも、ぷるんとして、普通のおだんごとはちょっと違った食感です。喉越しが良くて、とっても美味!
冷たいみたらしあんは、濃厚ながらもさっぱりした甘さで、どんどん食べられてしまいます。
写真は上品に3つだけ取り分けましたが、本当は1箱食べたい気分。暑くて食欲がないときにも、これなら食べられそうです。
「冷しみたらし」は一つひとつ職人の手づくりなので、1日の生産数に限りがあり、早く売り切れてしまうこともあります。店頭販売のみで電話予約も受け付けていないので、早めの時間帯に出かけるのがおすすめですよ。
■赤坂青野 赤坂本店
住所:港区赤坂7-11-9
交通:地下鉄千代田線赤坂駅7番出口から徒歩6分、乃木坂駅1番出口から徒歩6分
電話:03-3585-0002
営業時間:9:00~18:00、土曜は9:00〜17:00
休業日:日曜、祝日(春分の日・秋分の日・こどもの日は営業)
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次にご紹介するおだんご屋さんは、創業200年超という老舗「羽二重団子本店」です。
「羽二重団子本店」は、JR日暮里駅から根岸方面へ向かう途中の芋坂にあります。江戸後期の文政2(1819)年に、初代が芋坂の現在地に茶屋を開き、販売したおだんごが、きめが細かくて「羽二重」のようだと称賛されたのが始まりなのだとか。
創業以来200年以上にわたり羽二重団子をつくり、江戸時代から現在に至るまで、東京名物としてその伝承を守り続けているお店なんです。
また、羽二重団子は多くの文豪に愛され、明治以降しばしば文学作品にも登場。夏目漱石の『吾輩は猫である』や、正岡子規、田山花袋、泉鏡花の作品、司馬遼太郎の『坂の上の雲』にも羽二重団子が登場しています。
平たいおだんごが特徴。テイクアウトは1本から可能
そんな羽二重団子には、2種類のおだんごがあります。生醤油を付け焼きした素朴な「焼き団子」と、こしあんでくるんだ「あん団子」です。
「焼き団子」は、生醤油が香ばしい昔ながらのおだんごで、シンプルだからこそ、米粉を十分についた生地のなめらかなさを堪能できます。
「あん団子」には、上品な甘さのこしあんがたっぷり。あんがすっきりした甘さなので、何本でも食べられそうです。
羽二重団子本店には喫茶スペースも
羽二重団子本店には、お座敷席のある喫茶スペースもあるので、テイクアウトのほかイートインも可能。
焼き団子とあん団子に煎茶や抹茶が付いたセットや、子規セットや漱石セットなど、文豪にちなんだセットメニューも用意されているので、お散歩の途中にひと休みするのもおすすめですよ。
猫の形をしたかわいらしい「漱石もなか」も人気です。
■羽二重団子 本店
住所:荒川区東日暮里5-54-3
交通:JR日暮里駅東口から徒歩3分
電話:03-3891-2924
営業時間:9:30〜16:30(LO16:15)、土日曜・祝日は10:00~16:30(L.O16:15)
休業日:無休
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最後にご紹介するおだんごのお店は、浅草にある「甘味みつや」です。
「甘味みつや」は、自家製の「みつ」にこだわった、白玉やかき氷、寒天など、昔ながらの甘味が味わえる甘味処。できたてもちもちで、見ためも華やかな白玉だんごがSNSでも人気で、行列のできるお店なんです。
「白玉手箱」はテイクアウト専用商品。パッケージもおしゃれ!
そんな「甘味みつや」が今年4月、浅草の仲見世通り商店街に持ち帰り専門の店舗をオープン。そこで販売されているのが、今回ご紹介する「白玉手箱」です。
「白玉手箱」は、佐賀県産の最高品質のもち米「ひよく米」を石臼で挽き、阿蘇を源流とする伏流水で濾したこだわりの白玉粉からつくるおだんごに、上品な甘さのあんをたっぷりのせた和スイーツ。パッケージもおしゃれです。
今回は「あんこ」と「ずんだ」を購入してみました。
もちもちの白玉にさらっとした甘さのこしあんが絶妙な「白玉手箱 あんこ」
「白玉手箱」は、たっぷりのあんの下に、もちもちの白玉だんごが9個入っています。白玉手箱の「あんこ」には、黒蜜がセットになっているので、食べる直前にかけていただきましょう。
食べてみると、さらっと口溶けの良いこしあんは、水羊羹のような軽い味わい。白玉だんごは、むっちりもちもちで、みずみずしいあんとの相性が抜群です。黒蜜をかけると濃厚な風味が加わりますね。
「あんこ」に使われている小豆は、北海道産のなかでも特に小豆の風味に優れた豆を厳選。手間ひまかけてつくる昔ながらの製法で、食品添加物は一切使用していないそうです。
「白玉手箱 ずんだ」は、きれいな黄緑色とずんだの風味が夏らしい味わい
黄緑色のずんだあんがのった、白玉手箱の「ずんだ」には、は白蜜をかけていただきます。
ひと口食べると、ずんだ特有の枝豆の香りがふわっと広がります。自然な甘みとずんだの豊かな風味を、ほのかな塩気が引き立てていて美味しい!白蜜の甘さが優しく馴染み、癒やされる味わいです。
ずんだあんは、コクと香りが豊かな秋田県産の秘伝豆を、薪火の釜戸でじっくり炊き上げているのだとか。手間がかかっているんですね。
「白玉手箱」には、このほか通年販売の「抹茶あん」や、季節限定の商品も。売れ切れてしまうことも多いので、電話でお取り置きしておくのがおすすめですよ。
■甘味みつや 仲見世通り店
住所:台東区浅草1-18-1
交通:地下鉄銀座線・都営浅草線浅草駅1番出口からすぐ
電話:03-5246-3351
営業時間:11:00~18:00
休業日:無休
>>インスタグラムはコチラ
東京で味わえる、美味しいおだんごのお店をご紹介しました。
みたらし団子や小豆あんのおだんごなど、定番のおだんごだけでなく、夏限定の冷たいおだんごや、旬の食材を組み合わせたおだんご、江戸時代から続く伝統のおだんごなど、さまざまなおだんごが販売されているので、いろいろ食べ比べしてみてくださいね。
季節限定のおだんごや名店のおだんごは、自分用のおやつにはもちろん、ちょっとした手みやげにも大活躍します。
今回ご紹介したお店はどこも人気店なので、商品が売り切れてしまうことも。
早めの時間に出かけるか、予約やお取り置きできるお店は、事前に電話で連絡してから訪れるのがおすすめです。
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