更新日: 2024年5月21日
【一度は体験したいクルーズ船の旅】値段は?予約は?船の種類は?期間は?~沖縄・台湾を巡る子連れクルーズ船旅行の極意を教えます
小学6年生の息子とクルーズ初体験の親が、はじめてのクルーズ旅にチャレンジ!
2024年2月に乗船した、MSCベリッシマ 沖縄・台湾コース6日間の乗船レポートです。
クルーズ船の選び方から、クルーズを楽しむコツ、子連れクルーズの魅力など、クルーズ初心者でも楽しめる旅のポイントをご紹介。
寄港地の楽しみ方や観光スポット・グルメスポットもあわせてご紹介します。
目次
【クルーズ旅の魅力と船の種類】クルーズ船の3つのランクとは?
今回クルーズ旅行に行くことになったきっかけは、「世界で一番大きな船に乗りたい!」という小6の息子の一言。まったく知識のなかったクルーズ旅行に思いがけずチャレンジすることになりました。
クルーズ旅行ってどこで予約するの?どんな船があるの?など、予備知識の全くないところからのスタートでした。初心者目線でクルーズ旅行の魅力やコツなどを記事にしていきたいと思います。
世界一大きい船って?
「世界一大きい船の名前は、“アイコン・オブ・ザ・シーズ”っていうねん」と息子。調べると、なるほど、2024年2月現在の世界一大きい客船は、2024年1月にデビューしたロイヤルカリビアン社の“アイコン・オブ・ザ・シーズ”です。
全長365m、25万トン、乗客5610人は世界一の大きさを誇ります。日本最大の客船飛鳥Ⅱは241m、5万トン、乗客872名なので、長さでは1.5倍、重さでは5倍という驚きの大きさです。
クルーズ船選びのポイントって?
今回は、「大きな船」という希望だったのでベリッシマに乗船しましたが、通常は、日程、値段、クルーズの行先で選ぶことが多いと思います。
まず気になるのは値段ですが、予算別に3つの客船クラスがあります。
有名なクイーンエリザベスや日本船籍の飛鳥Ⅱは一番上のラグジュアリー。イギリス船籍のダイヤモンドプリンセスはプレミアム、アイコン・オブ・ザ・シーやベリッシマはカジュアル船という位置づけです。
違いは様々ですが、ざっくりいうと、ラグジュアリークラスは、船のサイズは3~5万トンクラスと小さめで、1泊5~6万円、一人当たりのスタッフ数が多く、落ち着いた雰囲気で最高級のレストランやバーがあり、アクティビティは少なめ。
プレミアムクラスは、1泊2~3万円、カジュアルに比べ落ち着いた雰囲気で、料理やスパに力をいれている会社が多く、カップルや夫婦でゆったりと船旅を楽しみたい人向き。
カジュアルクラスは、1泊1万円~とお手頃で、ドレスコードなどフォーマル度も高くなく、アクティビティやエンタメの選択肢が豊富でファミリーに人気です。料理はブッフェ形式が基本です。
最近の傾向としては、3~7泊と短く、気軽に楽しめるカジュアル船がファミリーや若い人の間で人気です。また、個人的には、カジュアル船の豊富なエンタメ要素を享受しつつ、ラグジュアリークラスのようなサービスが受けれらる、カジュアル船の上位クラスのお部屋をセレクトする、というのもおすすめです。
次に日程ですが、ほぼ一年中クルーズは運航していますので、スケジュールにあわせて検索します。1泊~と期間の短い、夏の海上から花火を見る国内クルーズなど気軽なクルーズから体験するのもいいかもしれません。
【子連れクルーズ船旅行のポイント】子連れ旅にクルーズ旅行がおすすめの理由
クルーズといえばリタイヤした方むけの贅沢なもの、というイメージでしたが、調べていくと子連れ旅やファミリーにとって、メリットがたくさんあることがわかりました。
子連れクルーズ船旅行のポイント①:子供2人まで無料
MSCベリッシマなど、カジュアルクラスのクルーズ船では、大人2人に対して12歳未満の子供が2人まで無料、という破格のサービスもあります。
対応できる客室が限られるので予約はぜひ早めに。
船内で出会った方に聞くと、発売すぐ(例えば1年先!)の予約を入れておいて、キャンセル料がかかる日の前までに家族の予定をみて行けるかどうか判断しているそう。
キャンセル料がかからないなら、「行けるか分からないけど、とりあえず予約」もありかと思います。
子連れクルーズ船旅行のポイント②:子供向けのアクティビティや施設が充実
年齢別のキッズルームはもちろん、レゴルームやバスケットコートなど子どもが楽しめる船内施設、プールやボーリング、3Dゲームシアターなどアクティビティが充実していてどの年齢の子供も大満足。ホテルなどの託児を利用する場合1時間3000円ほどになる託児料もベリッシマでは無料です。
子連れクルーズ船旅行のポイント③:飛行機や電車の乗り換えがない
小さい子供といっしょの旅行は楽しいけれど、ベビーカーをかかえての階段の上り下り、駅や空港での迷子の心配、トイレ事情や荷物の多さ、食事のタイミング、ドライブ中のたいくつしのぎなど考えることがいっぱいです。子供たちの安全に終始気を張ってかえって疲れてしまう・・ということはありませんか?
クルーズ船では、一度乗船してしまえば、乗り換えなしで目的地まで連れて行ってくれて、運転もなし。父親も眠気をこらえて運転をがんばらずともよく、ゆっくり旅を楽しめます。寝ている間に移動して、毎朝新しい街が目の前に現れるのです。
子連れクルーズ船旅行のポイント④:荷造りと荷ほどきが1回だけ
旅行先で、着替えや洗面用具を広げたと思ったら翌朝にはまたパッキング・・・。めんどうですよね。クルーズ船のいいところは、客室が自分の部屋状態になるので、最初にクローゼットに移しておけば、下船まで荷物を気にしなくてもいいところ。
また、大きな荷物は置いたまま、身軽に観光に出かけられます。
パッキングが苦手で毎回時間がかかってしまう・・という私にとっては最大の利点でした。ぜひこの便利さをみなさんに体験してもらいたいです。
子連れクルーズ船旅行のポイント⑤:ほぼ24時間食べ飲み放題
また朝早くから夜おそくまでどこかしらのレストランは営業していて、急な「おなかすいた!」にも対応できます。もちろん無料です。(有料のレストランもあり)
【クルーズ船「MSCベリッシマ」の客室や施設】ゴージャス&快適な設備をご紹介
客船ターミナルで荷物を預け、いよいよ乗船です。船の高さはなんと65m!18階まであります。思っていたより大きくて圧倒されます。
写真右上の緑の〇で囲ったところは、コマンドデッキ(操舵室)です。赤い〇が実際に宿泊した部屋で15階。乗船口は4階にあります。
客室のバルコニーからは、クルーたちが海図を見たり、望遠鏡で監視したりしている真剣な様子を見ることができて、息子も興味津々でした。
クルーズ船「MSCベリッシマ」の船内施設:チェックインから客室へ
チェックインは船の外で行います。カードキー用の写真を撮ったり、パスポートを預けます。チェックインが終わると、ラウンジでウェルカムドリンクのサービスと船内の案内をしてもらい、客室へ。
船の中とは思えないゆったりした客室。イタリア船籍の船ということで、インテリアはモダンなヨーロッパテイストで高級感があります。
クルーズ船「MSCベリッシマ」の船内施設:施設内はキャッシュレス
チェックイン時に渡されるカードキーとリストバンドは、キャッシュレスでショッピングやショーの予約に使用できます。上下船時の身分証がわりにもなっています。
クルーズ船「MSCベリッシマ」の船内施設:複数のプールは設備も充実
波の出るプールや4つのウォータースライダーを備えたアリゾナアクアパーク。この日は気温17度だったので、誰もいませんでしたが、夏休みには子供たちでにぎわうとのことです。
ほかに、巨大なスクリーンのあるアトモスフィアプール、船の先端にあるホライゾンプール、雨でも入れる室内プールなどがあります。
また、それぞれのプールのそばにはいくつかのジャグシーがあり、体を温めてくれます。
クルーズ船「MSCベリッシマ」の船内施設:巨大なショッピングモール
長さ96mのショッピングモール。2階建てになっていて、ブランドショップ・レストラン・カフェなどが並んでいます。天井の全面がドーム型のLEDデジタルスクリーンになっており、宇宙旅行や花火など日替わりで幻想的なショーが行われます。
その他、ジェラート専門店や、イタリアのチョコレートの名店ヴェンキのショップ&カフェも人気でした。
クルーズ船「MSCベリッシマ」の船内施設:ショーとアクティビティ施設
カルーセルラウンジでは、世界的に有名なシルク・ドゥ・ソレイユのショーが毎晩2回上演されます。回転する舞台の上で繰り広げられるショーは、ドラマ仕立てになっていて大人も子供も楽しめます。演目は2種類を日替わりで上演していました。
このステージとは別にもう一つステージがあり、歌とダンスが中心のショーを毎晩2回上演しています。どちらも、レベルの高い華やかなショーで大人も子供も楽しめます。
このほか、ジム・スパ・カジノ・ウォーキングトラック・バー・ボーリング場まであり、ひとつの街のようになっています。ほとんど揺れも感じないので、船の中だということを忘れそうになりました。
クルーズ船「MSCベリッシマ」の船内施設:レストラン
MSCベリッシマは、クルーズ船のなかでも料理がおいしいという評判です。ラグジュアリーなレストランからカジュアルなビュッフェまで様々なレストランがそろっていて、地中海料理をはじめ、フレンチ、イタリアン、アジアン、ステーキハウスなど様々なレストランが利用できます。
特におすすめは、海を眺めながら地中海料理がいただけるメインレストランです。ゴージャスな雰囲気ですが、スタッフのサービスがフランクなので、冗談も飛び交って子連れでも気負わず楽しめます。
また、バーではカクテルやワイン、ビールなどの飲み物も豊富に取り揃えられています。船内にはカフェやデリもあり、無料で軽食やスイーツ、コーヒーを楽しむことができます。
24時間のルームサービスもあり、船室のバルコニーで、海を眺めながら朝食を楽しむこともできます。
【子連れクルーズ旅の寄港地とスケジュール】寄港地のおすすめ観光スポットを紹介
実際に乗船したクルーズのスケジュールがこちらです。
関西在住のわたしは、まずは飛行機で沖縄入りして乗船までの時間で沖縄観光を楽しみました。
クルーズ船旅行は、もちろん東京発着も多数ありますよ。
MSCベリッシマ 沖縄台湾クルーズ6日間
【1日目】
8:35 伊丹空港発
10:50 那覇空港着
11:00 沖縄観光(レンタカーで沖縄観光)
18:00 MSCベリッシマ乗船(船内で夕食)
【2日目】
9:00 沖縄観光(レンタカーで沖縄観光)
18:00 乗船
【3日目】
10:00 石垣島着岸(島内観光)
18:00 乗船
【4日目】
8:00 台湾の基隆港着岸(台北市発の日帰りツアー参加)
17:30 乗船
【5日目】
終日船内(宮古島に寄港の予定でしたが、強風のため接岸できず)
【6日目】
7:00 那覇着(レンタカーで沖縄観光)
18:00 伊丹空港へ
クルーズ船の旅1日目は沖縄観光:ランチ&カフェ
ランチのあと、南部の海カフェへ。2月下旬の沖縄は観光客も少なく夏には行列必至の海カフェに待たずに入れました。ちなみにランチは沖縄の人気ステーキチェーン店「やっぱりステーキ」。富士山の溶岩石で焼かれたステーキは柔らかく、1000円前後と値段もお手頃でおすすめです。
その後、ガジュマルの大木や洞窟カフェがあるガンガラーの谷のガイドツアーに参加。1日目は那覇港に停泊したままで、2日目の夜に出航するので、那覇港第2クルーズバースの駐車場にレンタカーを停めてチェックイン。駐車代金はかかりませんでした。
クルーズ船の旅2日目 沖縄観光:沖縄美ら海水族館
2日目、船で朝食をとったらレンタカーで美ら海水族館へ。
那覇から美ら海水族館までは車で1時間40分ほどで到着。沖縄観光でははずせないスポットです。特に写真の大水槽は迫力満点。ジンベエザメとマンタが悠々と泳ぐ姿は圧巻です。
クルーズ船の旅3日目 石垣島観光:川平湾
3日目の朝、石垣島の石垣港新港地区旅客船ターミナルに到着。
まっさきに川平湾へ向かい、グラスボートに乗ります。世界有数の透明度を誇るエメラルドグリーンの海でサンゴ礁や色とりどりの熱帯魚を観賞。
そのあとは、石垣港離島ターミナルへ向かい、船で15分ほどの竹富島へ。赤瓦の民家と色鮮やか花、白砂の道をゆったりと水牛車でめぐります。その後、2人乗り自転車でクリスタルブルーの海が美しいカイジ浜へ向かい、星砂を探したりして過ごしました。
クルーズ船の旅4日目 台湾観光:九份(チウフェン)
4日目は台湾の基隆港に到着。時差は1時間です。千と千尋の神隠しのモデルになった場所と言われている人気の観光地「九份(チウフェン)」に向かいます。
港から徒歩5分ほどのところに駅があり、台北市の中心部までは40分程度。券売機ではクレジットカードが使えましたが、台北市内の飲食店や土産店などでは使えないところが多いので、両替をしておくと安心です。台北駅の郵便局は手数料が安くておすすめです。
九份のノスタルジックな街並みを散歩したあとは、数多くある茶芸館のなかでも人気の阿妹茶楼で烏龍茶をいただきます。スタッフが日本語で説明しながら目の前でお茶をいれてくれます。
台湾の山地では、朝晩の激しい寒暖差と山霧などお茶栽培に欠かせない条件がそろっています。台湾烏龍茶は、半発酵茶で、まるでフルーツをいれたような豊かな香りが特徴です。その香りを楽しむための独特の作法も教えてくれます。
高台から海を眺めながらゆっくりお茶を楽しめます。
ランチは台湾の名物、小籠包。小籠包以外にもチャーハンやラーメンなど、日本でもおなじみのメニューがたくさんあるので子供も抵抗なく楽しめます。
クルーズ船の旅5日目 宮古島観光:強風のため終日船内
5日目は宮古島の予定でしたが、強風のため接岸不可能というアナウンスがあり、終日船内で過ごしました。船長からお詫びにと、乗客全員に、船内でのショッピングに使用できるクーポン50ドル分が支給されました。
宮古島で予約していたマングローブカヌーはキャンセルとなり残念でしたが、ジャグジーに入ってゆったりしたり、船内探検をしたり、ショーを見に行ったり、ショッピングを楽しんだり、部屋で映画を見たりと、のんびりと過ごしました。
クルーズ船の旅6日目 沖縄観光:美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園など
6日目の朝7:30に那覇港に到着し、下船がはじまります。約5000人が一斉に下船するのでエレベーターも階段も大混雑。クルーズ3回目という方にきくと、お昼前くらいまでかかることもあるので、下船を開始してください、とアナウンスがあっても、お部屋やラウンジでゆっくりしているのが得策だとのこと。
下船後、空港へのシャトルバスも、タクシーも大行列。
レンタカーを予約していたので、レンタルショップの方が迎えにきてくれて行列は回避できましたが、下船日のスケジュールをたてるときは、十分時間に余裕をもつほうがよいかもしれません。
下船後、息子のリクエストで向かったのは、初日に訪れた「やっぱりステーキ」。このあと美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園など沖縄観光を楽しみ、沖縄のスーパー「サンエー」でおみやげを購入し、夕方の飛行機で帰宅しました。
下船の朝、「お母さん、ぼく降りたくないねんけど」「次いつ乗れるん?」とすっかりクルーズが気に入った息子。もちろん石垣島や台湾などの寄港地も楽しかったのですが、巨大な船のインパクトは大きかったようです。
船内に顔見知りもでき、観光地や船内の情報を教えてもらったり、よくしてくれるクルーと別れるのが名残惜しくなったり・・。部屋にもホテルというより「おうち」という感覚が強くなって下船は少しさみしい気持ちになりましたが、「また絶対乗ろうね!」と約束して帰途につきました。
【クルーズ船旅ツアー中の注意事項】現地で後悔しないように事前に準備したいこと
クルーズ船旅ツアー中の注意事項①:寄港地でのレンタカーなどの予約はお早めに
クルーズ船には、寄港地での観光は含まれてないことがほとんどです。
船会社主催の日帰りツアー(別料金。7000円~1万5000円くらい)もあるのですが、2日目の朝には、すべてのツアーの定員がいっぱいになっていました。
ツアーを希望する場合は乗船後すぐ「エクスカーションデスク」へ行き予約をしたほうがよいと思います。(クルーズによっては、クルーズの1か月ほど前から船会社主催のツアーが予約できる場合もあるそうです)
大きなクルーズ船の場合、何千人も一度に下船して観光するので、特に小さな離島では注意が必要です。
レンタカーの数は限られていますし、人気のレストランも人が集中して混み合うことがあります。
早めに現地でのアクティビティ、レンタカー、タクシー、レストランなどの予約をしておくと安心です。
実際に、石垣島ではレンタカーが手配できず、タクシーを使いました。
タクシーは、船を降りると並んでいますが、下船が遅くなると出払ってしまうことがあるので、予約しておくかなるべく早く下船するようにするといいと思います。
クルーズ船旅ツアー中の注意事項②:もし船の出航時間に間に合わないときは・・・
クルーズ船のルールでは、出航の1時間前までに乗船していないと置いていかれることになっています。もし出航に間に合わなかった場合、飛行機などを使い、自力で次の寄港地に行くことになってしまいます。
今回、美ら海水族館へレンタカーで観光に行きましたが、帰り道、那覇の夕方の渋滞に巻き込まれ乗船がぎりぎりになってしまいました。行きは1時間40分でしたが、帰りは2時間30分ほどかかりました。
早めに美ら海水族館を出発していたので、乗船時間には間に合いましたが、もしも間に合っていなかったら…。那覇のホテルに自費で宿泊、翌朝石垣島行きの飛行機に乗らなければいけないところでした。
沖縄は車社会で渋滞は日常茶飯事です。夕方の渋滞には十分気をつけてくださいね。
【クルーズ船内でのコツ】もっていると便利なグッズやお得な予約方法
初めてのクルーズで、準備不足や失敗もありました。
こうしたらよかった!というのも含めて、クルーズのコツやお得な予約方法をご紹介します。
クルーズ船内のコツ①:船に乗ったらすぐに船内新聞をチェック
毎朝お部屋に届けられる船内新聞には、その日の天候をはじめ、イベントやお得情報が掲載されています。
プールサイドでの朝のストレッチプログラムや、豪華賞品が当たるビンゴ大会、ジャズのミニコンサートなど、気づかずに参加できなかったプログラムがたくさんありました。
すべて船内新聞に書いてあったのですが…。
寄港地の見どころの紹介、ショーの演目や時間、エステやショッピングのディスカウント情報なども載っていますので、要チェックです。
クルーズ船内のコツ②:アメニティやパジャマの確認
海外の客船はエコ対応のため、最小限のアメニティになっています。具体的には歯ブラシやパジャマはないことが多いので、予約時に旅行代理店に確認してみましょう。
クルーズ船内のコツ③:持っていくと便利なもの
船内の壁はほとんどが鉄製のため、百均などで売っているマグネットフックが大活躍。バッグや上着をちょいがけできて、ちらかり防止にもなり便利です。
クルーズ船内のコツ④:お得な予約方法
船の中にいる間に次のクルーズの予約をするとお得な船上予約割引や、早期割引、直前割引などがあります。クルーズ専門の旅行代理店のメールマガジンなどで告知がありますので興味のある方は要チェックです。
クルーズ船旅は快適なうえにアクティビティも超充実でいいことずくめ!
子供の趣味のお付き合い・・と思って参加したクルーズ旅行。退屈なのでは…という懸念は大きく覆されました。おいしい食事、快適な客室、豊富なエンタメやアクティビティ。それになにより、フレンドリーなクルーや乗客とのコミュニケーションが楽しく魅力的でした。
日本人クルーがほとんどいないなか、最初はオーダーなど私まかせだった息子も、陽気な外国人クルーと仲良くなり、帰り際には「もう、○○(ウエイターさんの名前)と会えないん?」とすっかり家族みたいになっていました。
ある紳士は、息子にエスコートの仕方をさりげなく教えてくれました。クルーズから帰ってきてもドアをあけてくれたり荷物を持ってくれたりと小さなことですが、成長を感じられます。
ジップラインが楽しめたり、メリーゴーランドやゴーカート場がある船など、世界では驚くほどのスピードで次々と新しい船が誕生しています。
6mの厚さの氷をバリバリと割って進む砕氷船の登場で、いままで一部の研究者などしか行けなかった南極へ気軽に行けるようになったり、地上からは見えない皆既日食を海上から見るツアーが企画されたり、クルーズならではの魅力的な目的地がたくさんあることも知りました。
奥深いクルーズの世界、たくさんあるクルーズの中から行ってみたい!と思うツアーを見つけてぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
※料金やサービスの内容は2024年2月現在のものです。
九州・沖縄の新着記事
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】千原 礼子
関西在住のフリーのエディター、ライターです。まっぷる、ことりっぷ、カラープラスなどの編集、執筆をさせていただいています。旅行、グルメ、おとりよせ、本、スイーツ、パン、カフェ、飛行機、手作りの雑貨が好き。今ハマっているのは餃子です。