

更新日: 2025年8月4日
千葉観光の基本ガイド!季節の見どころ・おすすめエリア・持ち物まで、まっぷる編集部が教えます
初めて千葉旅行に行くけれど、 時期はいつがおすすめ?何泊が基本?など、よくある疑問に旅行ガイドブック「まっぷる」編集部がお答えします!
人気の千葉を楽しく旅するためには、事前準備が欠かせません。
エリアごとのおすすめスポットや、季節の見どころにグルメ、アクセス情報まで楽しく予習すれば、初めての千葉旅行も大成功間違いなし。
これから千葉への旅行を検討している方は、まずこの記事を読んで一緒に準備をしていきましょう!
目次
千葉ってどんなところ?観光するなら押さえておきたい基本情報
とくに内房から外房にかけての海沿いは、暖かい黒潮の影響を受けて南国的な風景が続くリゾートエリアとして人気を集めています。内陸部には大山千枚田や清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)、養老渓谷などの絶景スポットが目白押し!北部や西部は、門前町の成田やレトロな町並みが続く佐原など、歴史を感じるエリア。
今回は、初めて千葉観光をする方に特におすすめの6エリアをご紹介。
<千葉観光 おすすめ6エリア>
①木更津・富津・鋸山
②館山・白浜
③鴨川・勝浦
④養老渓谷
⑤九十九里・銚子
⑥成田・佐原
それぞれに異なる魅力があるので、何度訪れても新しい発見と驚きに出会えます!
そんな千葉旅行の計画、最大のポイントは「行きたいスポットを中心に移動距離と時間をチェックする」ことです。
まずは旅のメイン目的(絶対に行きたい場所)やテーマを決めてから、計画を立てていくのがおすすめ!

千葉観光におすすめな時期は?季節ごとの気温・服装・旬の食材
さまざまな自然風景を見られるのが千葉の魅力。グルメを楽しみたい方は、農産物や海産物の旬の季節を狙うのもおすすめです。
千葉旅行のベストシーズンはいつなのか、季節ごとの特徴を見ていきましょう。
春(3月・4月・5月)の千葉旅行の楽しみ方

まだ肌寒い日が残る3月の千葉。下旬になると気温が徐々に上がり、春の訪れを感じられるようになります。桜は3月下旬から開花し、4月上旬にかけて見頃を迎えます。人気のお花見スポットは、佐倉城址公園や茂原公園など。日中は暖かく、長袖シャツやカーディガンで快適に過ごせる日が増えるでしょう。
5月になると気温は20℃を超える日も多く、海沿いのドライブやハイキングにはぴったりの時期。鋸山や養老渓谷など自然豊かなエリアが特におすすめで、紫外線対策グッズを用意しておくと安心です!
■旬の食材
カツオ(3~6月)、ビワ(4月中旬~6月下旬)、富里スイカ(5~9月)

>>「ゴールデンウイークに千葉に行くなら!知っておきたい千葉の魅力や予算相場、イベントまとめ」はこちら
夏(6月・7月・8月)の千葉旅行の楽しみ方

6月の千葉は梅雨の季節。雨の日が続きますが、あじさい寺として有名な本土寺(松戸)や服部農園あじさい屋敷(茂原)など、花めぐりが楽しめる時期でもあります。蒸し暑さと雨対策を兼ねた服装がおすすめ。
7月に入ると海開きが始まり、外房や内房の海水浴場が一気に夏モードに突入!8月は真夏のレジャーシーズン。九十九里浜や館山での海遊びに加えて、花火大会や夏祭りも各地で開催されます。30℃を超える猛暑日も多くなるため、帽子やサングラス・日焼け止め・水筒などを活用し、熱中症にはじゅうぶん注意しましょう。
■旬の食材
ナシ(7月下旬~10月上旬)、イチジク(8月中旬~10月上旬)、伊勢えび(8~10月)

>>「【千葉】夏におすすめの涼しいところ24選 夏こそおでかけしよう」はこちら
秋(9月・10月・11月)の千葉旅行の楽しみ方

9月の千葉は残暑が続きつつも、朝夕には秋の気配が感じられる頃。日中はまだ汗ばむ陽気ですが、薄手の長袖+羽織りものがあると安心です。10月になると気候はぐっと穏やかになり、紅葉前の行楽シーズンとして、自然スポットや観光牧場がにぎわい始めます。日中は20℃前後と過ごしやすい時期。
11月には紅葉が見頃を迎え、養老渓谷や亀山湖などの景勝地で色鮮やかな秋の景色を堪能できます。朝晩の冷え込みが強まるので、ニットや軽めのコートでしっかり防寒対策を!
■旬の食材
落花生(9月)、戻りガツオ(9~10月)、キンメダイ(11~6月)

>>「千葉のおすすめ秋デートスポット19選! 絶対に外さない 10・11月のおすすめ秋スポット」はこちら
冬(12月・1月・2月)の千葉旅行の楽しみ方

冬らしい澄んだ空気が広がる12月の千葉。晴れの日が多く、日中は10℃前後と比較的穏やかな寒さです。房総エリアは関東でも温暖な地域のため、冬でも屋外観光を楽しみやすいのが魅力。1月は初詣や冬の味覚を求めて多くの人が訪れ、場所によっては混み合うでしょう。2月になると早咲きの菜の花や梅の便りが届きはじめ、春の足音を感じる旅が楽しめます。
1・2月は、日中でも10℃を下回る日が少なくありません。ダウンジャケットや厚手のコート、マフラー・手袋などを準備しましょう。
■旬の食材
小松菜(11~2月)、イチゴ(12月下旬~4月中旬)

初めての千葉観光なら絶対行きたい!おすすめエリア
冒頭でふれたように、千葉旅行の一番のコツは「旅のメイン目的(絶対に行きたい場所)を決めて、訪れるエリアを絞って計画を立てる」こと。
ここからは、千葉の6つのエリアごとに、初めての旅行にぴったりなおすすめスポットをピックアップしてご紹介していきます!
千葉旅行のおすすめエリア① 木更津・富津・鋸山

東京湾アクアラインを利用すると、東京・神奈川からも近く、海も里も日帰りで存分に楽しめるのが 木更津・富津・鋸山エリア!潮干狩りシーズンには多くの人が訪れます。マザー牧場をはじめ、動物と遊べるスポットが豊富に揃うのも特徴。
代表的スポット:マザー牧場、アニマルワンダーリゾウト、東京ドイツ村、清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)、鋸山など
こんな人におすすめ!:家族やカップルでのんびりと自然に親しみたい人、歴史ある寺院や不思議な巨石群に興味がある人

>>鋸山周辺のおすすめ観光&グルメスポットはこちら
千葉旅行のおすすめエリア② 館山・白浜・千倉

温暖な気候に恵まれた館山・白浜・千倉エリア。花畑が点在する房総フラワーラインは、人気の観光地です。房総半島の西端や南端にある灯台やその周辺では、雄大な景色が広がります!
代表的スポット:房総フラワーガーデン、洲崎灯台、アロハガーデンたてやま、野島埼灯台、白間津お花畑など
こんな人におすすめ!:季節の花や海辺の風景を楽しみたい人、フォトジェニックな自然に惹かれる人

>>南房総をとことん楽しむおすすめスポットはこちら
千葉旅行のおすすめエリア③ 鴨川・勝浦

海沿いには鴨川シーワールドを筆頭に、名勝仁右衛門島や鯛の浦、鴨川松島などの観光名所が点在するエリア。丘陵地には魚見塚展望台や日蓮聖人ゆかりの清澄寺などがあります。
代表的スポット:鴨川シーワールド、名勝仁右衛門島、勝浦朝市、鵜原海岸、月の砂漠記念館など
こんな人におすすめ!:水族館や海沿いの観光スポットを楽しみたい人、朝市や漁港の雰囲気が好きな人

>>勝浦のおすすめ観光スポットはこちら
千葉旅行のおすすめエリア④ 養老渓谷

自然豊かな養老渓谷は、大多喜駅から車で20分ほど。大多喜は江戸時代の城下町で、古社・古刹が数多く残っています。レトロな車体が自然のなかを走り抜ける、人気のローカル線で訪れるのもおすすめ!
代表的スポット:養老渓谷、千葉県立中央博物館 大多喜城分館、夷隅神社、いすみ鉄道・小湊鐵道の駅舎など
こんな人におすすめ!:渓谷美や滝の風景に癒されたい人、自然に囲まれてのんびり過ごしたい人

>>養老渓谷のおすすめ観光スポットはこちら
千葉旅行のおすすめエリア⑤ 九十九里・銚子

犬吠埼から南側へ、弓状の九十九里浜沿いに続く、潮風が心地いいエリア。南端にはサーフィンの聖地として注目されている一宮があります。海沿いのおしゃれなカフェやレストランが多いのもこのエリアの特徴。
代表的スポット:釣ヶ崎海岸、太東埼灯台、九十九里ハーブガーデン、銚子電鉄の駅舎など
こんな人におすすめ!:広々とした海岸線をドライブしたい人、昔ながらのローカル線や小さな駅舎に惹かれる人

>>九十九里・銚子のおすすめ観光スポットはこちら
千葉旅行のおすすめエリア⑥ 成田・佐原

空の玄関口「成田国際空港」を擁しているため、外国人旅行者の姿を見かけることが多いエリア。全国から大勢の人が参詣し、“成田のお不動さま”で親しまれる名刹・成田山新勝寺の門前さんぽが人気を集めています。
代表的スポット:成田山新勝寺、新勝寺の参道、酒々井プレミアムアウトレット、佐原のサッパ船めぐりなど
こんな人におすすめ!:寺社巡りやご利益に興味がある人、川沿いの風景や小舟の風情を楽しみたい人

>>成田・佐原のおすすめ観光スポットはこちら
日帰り?宿泊?おすすめの千葉観光モデルコース
意外に広い千葉は、効率的にめぐるのがプランニングのコツ。旅の目的や、絶対に行きたい場所を軸に必要な日数を考えてみましょう。
ここでは、日帰りプランと1泊プランの両方をご紹介!
■ 日帰り:九十九里プラン(一宮~九十九里~銚子)
スタートは圏央道茂原長南IC。車で30分の釣ヶ崎海岸で潮風を浴びたら、海辺のカフェでランチタイム。食後は九十九里有料道路&九十九里ビーチラインを爽快ドライブ!
犬吠テラステラスでお土産をチェックしたら、夕方に名洗港海浜公園でサンセット風景を満喫。車で1時間ほど走り、東関東自動車道佐原香取ICへ戻りましょう。
■ 1泊2日:王道プラン(鋸山~館山~南房総~鴨川~木更津)
1日目
スタートは館山自動車道富津金谷IC。車で5分の鋸山へ到着したら、ロープウェーで山頂を目指しましょう。絶景を満喫した後は、車で約10分のところにある保田漁協の直営店食事処ばんやで海鮮ランチ。
食後は館山湾に浮かぶ無人島沖ノ島へ。フォトジェニックな写真を撮影したらカフェで一休み。車を15分ほど走らせて、まるでジブリ映画のような風景の岡本桟橋を見にいきましょう。1日目の宿泊は、館山のリゾートホテルへ。
2日目
館山のリゾートホテルをチェックアウトしたら、房総フラワーラインをドライブ!白間津お花畑を通って、午前中に鴨川シーワールドへと入場しましょう。多彩な海の生き物と触れ合った後は、清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)で幻想的な風景を満喫。
車で約30分の久留里駅周辺カフェで一休みしたら、道の駅 木更津うまくたの里へ。お土産を探して、圏央道木更津東ICへ戻りましょう。

千葉へのアクセス方法(空港や駅)
飛行機の場合
千葉県を訪れる場合、成田空港の利用が一般的です。旅行の日程が決まったら、なるべく早めに航空券を予約することで、早割やセールを活用できてお得に移動できます。とくにLCC(格安航空会社)を使う場合は、キャンセル・変更不可のチケットも多いので、事前に規約をしっかり確認しておきましょう。
千葉には、国際線と国内線の両方が発着する成田空港があり、都心からのアクセスもしっかり整備されています。成田空港周辺だけでなく、房総半島や九十九里、銚子などの観光地へ向かう拠点としても便利。行きたいエリアによっては、東京・羽田空港からアクセスするというルートも計画に入れておきましょう。
【成田空港(千葉県成田市)/羽田空港(東京都大田区)】
- 札幌(新千歳)から:約1時間40分
- 大阪(関西・伊丹)から:約1時間15~20分
- 福岡から:約1時間50分
- 那覇から:約2時間30分
鉄道の場合
千葉駅や館山駅へのアクセスは、JR総武線・内房線・外房線などが便利!東京駅からなら、成田方面や房総方面へもスムーズに移動可能です。新幹線の駅は千葉県内にはありませんが、東京駅からのアクセスが良いため、新幹線で東京まで来てから乗り換えるのが一般的です。
- 東京駅 → 千葉駅:約40分(JR総武線快速)
- 東京駅 → 成田駅:約1時間10分(JR成田線)
- 東京駅 → 館山駅:約2時間(JR内房線特急「さざなみ」)
- 東京駅 → 安房鴨川駅:約2時間(JR外房線特急「わかしお」)

千葉内 各エリアへのアクセス(主要空港・駅から)
続いて、千葉の主要エリアへのアクセスと、各エリア間の移動にかかる所要時間をご紹介します。
木更津・富津・鋸山:羽田空港から車で45分/東京駅からJR内房線で1時間15分(木更津駅)
館山・白浜・千倉:羽田空港から車で1時間40分/東京駅からJR特急で2時間(館山駅)
鴨川・勝浦:羽田空港から車で2時間10分/東京駅からJR特急で1時間50分(安房鴨川駅)
養老渓谷:羽田空港から車で1時間30分/東京駅からJR+小湊鐵道で約2時間(養老渓谷駅)
九十九里・銚子:成田空港から車で1時間10分/JRで1時間40分(銚子駅)
成田・佐原:成田空港から車で30分/JR成田線で15分(佐原駅)

編集部直伝!千葉観光におすすめの持ち物リスト
千葉旅行を快適に過ごすためには、持ち物選びも重要。海や自然・歴史と、幅広く楽しめる千葉ならではのアイテムをチェックしていきましょう。
□歩きやすい靴(スニーカーなど)
□薄手の羽織もの(カーディガン・ストールなど)
□交通系ICカード(アプリも可)
□モバイルバッテリー
□日焼け止め
□レジャーシートやタオル

初めての千葉旅行も基本情報をおさえて楽しく計画しよう!
千葉旅行を充実させるためには、エリア選び、旅程の計画、持ち物の準備が大切。季節ごとの楽しみ方や移動手段も考えながら、自分にぴったりの旅行プランを立てましょう!
行きたいスポットや食べたいものをもっとチェックしたい方は、「まっぷる 千葉房総」を参考にしてみてくださいね♪
「まっぷる 千葉・房総'26」はこちら
内房の新着記事
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!















