

更新日: 2025年9月12日
山梨観光の基本ガイド!季節の見どころ・おすすめエリア・持ち物まで、まっぷる編集部が教えます
初めて山梨旅行に行くけれど、 時期はいつがおすすめ?何泊が基本?など、よくある疑問に旅行ガイドブック「まっぷる」編集部がお答えします!
人気の山梨を楽しく旅するためには、事前準備が欠かせません。
エリアごとのおすすめスポットや、季節の見どころにグルメ、アクセス情報まで楽しく予習すれば、初めての山梨旅行も大成功間違いなし。
これから山梨への旅行を検討している方は、まずこの記事を読んで一緒に準備をしていきましょう!
目次
山梨ってどんなところ?観光するなら押さえておきたい基本情報
日本の中部地方に位置する山梨県は、富士山をはじめとする雄大な自然景観と、果物やワインなどの特産品が魅力のエリア。県内には富士五湖や昇仙峡などの絶景スポットが点在し、四季を通じてアウトドアや温泉が楽しめます。勝沼、甲府、清里、南アルプスなど地域ごとに個性があり、どの季節に訪れても新しい発見がありますよ!
<山梨の注目エリアと主な観光スポット>
①富士山:河口湖、富士山五合目など
②勝沼:ワイナリー群、笛吹桃源郷など
③甲府:昇仙峡、武田神社など
④清里:清泉寮、リゾナーレ八ヶ岳など
⑤南アルプス:身延山久遠寺、下部温泉など
山梨旅行の計画、最大のポイントは「時間に余裕を持ったプランニングをする」こと。一度の旅行で多くの観光スポットを回ることは難しいので、まずは旅のメイン目的(絶対に行きたい場所)を決めてから、訪れるエリアを絞って計画を立てるのがおすすめです。

山梨観光におすすめな時期は?季節ごとの気温・服装・旬の食材
季節ごとに異なる美しさを見せる自然風景が、山梨の大きな魅力。春は桃や桜の花、夏は富士山周辺でのアウトドア、秋はぶどう狩りや紅葉、冬は温泉!旬の果物や郷土グルメを楽しむ旅もおすすめです。山梨旅行のベストシーズンはいつなのか、季節ごとの魅力を見ていきましょう。
春(3月・4月・5月)の山梨観光の楽しみ方

3月の山梨は、まだ寒さが残りますが、甲府盆地や河口湖周辺では梅や早咲きの桜が咲き始め、春の訪れを感じられる時期。4月になると桜が見頃を迎え、身延山久遠寺のしだれ桜や富士川沿いの桜並木が人気スポットに。5月は新緑がまぶしい季節となり、富士五湖周辺や昇仙峡でのハイキングが気持ちよく、富士芝桜まつり(本栖湖近く)では一面に広がる芝桜と富士山のコラボレーションが楽しめます!
3月はコートやセーターなどの防寒具がまだ必要。特に朝晩や山間部では冷え込むことがあります。4月は日中暖かくても朝晩は冷えるため、軽めのコートやカーディガンを用意しましょう。5月は20℃前後の過ごしやすい気候の日が多くなり、紫外線対策として帽子や日焼け止めがあると安心です。
■旬の食材、フルーツ狩り
アスパラガス(4~5月)、サクランボ狩り(5月下旬~6月下旬)

夏(6月・7月・8月)の山梨観光の楽しみ方

6月は梅雨入りの時期ですが、雨の日にはしっとりとした紫陽花や苔庭の風景が楽しめ、晴れ間には新緑が映えるハイキングやドライブが気持ち良い季節。7月になると富士山の山開き(例年7月1日)を迎え、夏山シーズンが本格化!8月は夏のレジャーの最盛期で、富士五湖でのキャンプやアクティビティ、清里高原や八ヶ岳の涼やかな避暑地での滞在が人気です。
6月の山梨は湿気と気温差の対策がカギ。吸湿性・通気性に優れた服に加え、晴雨兼用傘や撥水ジャケットがあると安心。7~8月は日差しが強く、帽子・サングラス・日焼け止め・冷感グッズが必須です。標高差のある地域では、朝晩の涼しさに備えて薄手の羽織りものを用意しておくと快適に過ごせますよ。
■旬の食材、フルーツ狩り
とうもろこし(7~8月)、スモモ狩り(6月中旬~8月中旬)、モモ狩り(6月下旬~9月下旬)、ブルーベリー狩り(6月下旬~9月上旬)

>>「【山梨】夏におすすめの涼しい場所35選 夏こそおでかけしよう」はこちら
秋(9月・10月・11月)の山梨観光の楽しみ方

夏の名残がありつつも、高原や山麓では秋の気配が漂い始める9月の山梨。甲府盆地ではぶどうや桃の収穫が続き、果物狩りやワイナリーめぐりが人気を集めます。10月に入ると気温も穏やかになり、八ヶ岳・清里・昇仙峡などで紅葉が始まる絶好の行楽シーズンに突入!11月は富士山の雪化粧と紅葉のコントラストが美しく、河口湖周辺などでは紅葉まつりやライトアップも楽しめます。
9月は日中まだ暑い日もありますが、朝晩は涼しくなるため羽織れる上着を用意しておくと安心。10月は長袖+ジャケットで快適に過ごせるでしょう。11月になると一気に冷え込む日が増えるので、セーターやコートなど冬寄りの装いも必要になってきます。
■旬の食材、フルーツ狩り
舞茸(9月下旬~10月上旬)、ブドウ狩り(8月上旬~10月中旬)

>>「山梨県のおすすめの紅葉スポット 例年の見頃時期やイベント、ライトアップなど情報満載」はこちら
冬(12月・1月・2月)の山梨観光の楽しみ方

本格的な冬が到来する12月の山梨。空気が澄んでいるため、雪化粧をした山々の絶景が一年で最も美しく見える季節です。1月は冷え込みが厳しくなりますが、晴天率が高いので、日差しが気持ち良い日も多いのが特徴。2月は梅の開花や雪景色の温泉など、冬の終わりと春の始まりを感じられる時期。しんと静かな温泉地でゆっくり過ごす冬旅もおすすめです。
冬の山梨は、朝晩の冷え込みが非常に強く、氷点下になる日も多いため、万全の防寒対策が必要。ダウンジャケット、ニット帽、手袋、マフラー、防水性のある靴などをしっかり準備しましょう!
■旬の食材、フルーツ狩り
ワカサギ(12月~2月)、イチゴ狩り(12月上旬~5月下旬)

初めての山梨観光なら絶対行きたい!各エリアの見どころ
冒頭でふれたように、山梨観光の一番のコツは「旅のメイン目的(絶対に行きたい場所)を決めて、訪れるエリアを絞って計画を立てる」こと。
ここからは、山梨の5つのエリアごとに、初めての旅行にぴったりなおすすめスポットをピックアップしてご紹介していきます!
山梨観光のおすすめエリア① 富士山

山梨県の富士山・富士五湖エリアは、日本の象徴ともいえる富士山を間近に望める人気観光地。富士五湖(河口湖・山中湖・西湖・精進湖・本栖湖)からの眺望はそれぞれ個性があり、四季折々の景色を堪能できます。周辺には富士急ハイランドや忍野八海など観光スポットも充実。自然体験とレジャーを同時に楽しめる魅力的なエリアです。
代表的スポット:河口湖、大石公園、富士山五合目、忍野八海、鳴沢氷穴など
こんな人におすすめ!:絶景の富士山を堪能したい人、自然とレジャーを両立して楽しみたい人

>>富士山・富士五湖のおすすめ観光スポットはこちら
山梨観光のおすすめエリア② 勝沼

山梨県甲州市に位置する勝沼は、日本ワイン発祥の地として知られ、ブドウ畑が広がる美しい風景が魅力のエリア!特に秋は収穫シーズンで、多くのワイナリーで試飲や見学が楽しめます。フルーツ狩り体験や、ぶどう寺として有名な大善寺など、自然と文化が調和した観光も人気。甲府盆地を一望できるスポットも多く、グルメと絶景を満喫できるのが特徴です。
代表的スポット:ワイナリー群、笛吹桃源郷、桔梗信玄餅工場テーマパーク、石和温泉郷、大善寺など
こんな人におすすめ!:ワインやフルーツを楽しみたい人、自然と歴史をのんびり味わいたい人

>>勝沼のおすすめ観光スポットはこちら
山梨観光のおすすめエリア③ 甲府

山梨県の中心都市・甲府エリアは、戦国武将・武田信玄ゆかりの地として有名です。甲府市内には信玄を祀る武田神社や甲府城跡など歴史スポットが点在。温泉も豊富で、甲府盆地を一望できるほったらかし温泉や湯村温泉など、観光と癒しを兼ね備えたスポットも多数あります。さらに、ワイナリー巡りを楽しめるのも甲府の魅力です。
代表的スポット:昇仙峡、武田神社、甲府城跡、ほったらかし温泉、湯村温泉など
こんな人におすすめ!:歴史と戦国時代に興味がある人、温泉や自然の景勝地でリフレッシュしたい人

>>甲府のおすすめ観光スポットはこちら
山梨観光のおすすめエリア④ 清里

八ヶ岳南麓に広がる清里エリアは、標高が高く夏でも涼しい高原リゾートとして人気。牧場や花畑が点在し、開放的な景色とともに動物とのふれあいや自然体験が楽しめます。冬はスキーやスノーシューなどウィンタースポーツも盛んで、一年を通じて自然を満喫できるエリア。ちなみに、清泉寮のソフトクリームは、旅行中に訪れたらぜひ味わってほしい一品です!
代表的スポット:清泉寮、リゾナーレ八ヶ岳、萌木の村、まきば公園、吐竜の滝など
こんな人におすすめ!:自然や動物に癒されたい人、のんびり高原リゾートを楽しみたい人

>>清里のおすすめ観光スポットはこちら
山梨観光のおすすめエリア⑤ 南アルプス

山梨県の南西部に広がる南アルプスは、雄大な山岳と歴史ある寺院が調和する地域です。日本第二の高峰・北岳をはじめとする名峰群が登山愛好家を魅了。ふもとの早川町や奈良田温泉では、秘境の雰囲気を残す温泉でゆったり過ごせます。身延町には日蓮宗総本山の身延山久遠寺があり、荘厳な伽藍や樹齢400年を超えるしだれ桜が見どころ。山と信仰、温泉を一度に体感できる魅力的なエリアです。
代表的スポット:身延山久遠寺、下部温泉、赤沢宿、fumotto南アルプス、北岳など
こんな人におすすめ!:静かな温泉や歴史文化に触れたい人、豊かな自然に触れたい人

>>南アルプスのおすすめ観光スポットはこちら
山梨観光におすすめの日数&モデルコースは?

一度は行ってみたい見どころや、名物グルメが盛りだくさんの山梨。ここでは、そんな山梨の魅力を味わいつくせる王道のモデルコースをご紹介!
■ 1泊2日でめぐる!富士山ビュー満喫トリップ
1日目
1日目は中央道河口湖ICからスタート。最初は富士本栖湖リゾートで花畑をお散歩。車を走らせ鳴沢氷穴へ向かい洞窟探検!
午後は~河口湖~ 富士山パノラマロープウェイで空中散歩を楽しみつつ、杓子山ゲートウェイキャンプで、富士山を眺めながらのグランピング泊。
2日目
2日目の最初に向かうのは新倉山浅間公園。日本を代表する富士山の絶景スポットを満喫したら、名水の里忍野八海の散策がおすすめ。
午後は山中湖畔のハンモックカフェでリラックスしながらのコーヒータイム。のんびりくつろいだら、帰り道の山中湖ICへと向かいましょう。

>>富士山麓のいいトコどり!1泊2日の富士山おすすめ観光モデルコース3選
山梨へのアクセス方法(空港や駅)

飛行機の場合
山梨県には空港がないため、飛行機で直接アクセスすることはできません。遠方から訪れる場合は、東京や名古屋、大阪などの都市の空港を利用し、そこから鉄道や高速バスで移動するのが一般的です。たとえば、羽田空港や成田空港からは東京駅・新宿駅へアクセスし、中央線や高速バスで甲府・河口湖方面へ向かう流れが多く利用されています。
【羽田空港 → 山梨方面】
- 羽田空港 → 新宿駅(リムジンバス):約1時間10分
- 新宿駅 → 甲府駅(特急あずさ/かいじ):約1時間30分
- 新宿駅 → 河口湖駅(高速バス):約1時間45分
【中部国際空港(名古屋) → 山梨方面】
- 空港特急「ミュースカイ」で名古屋駅:約30分
- 名古屋駅 → 甲府駅(中央本線特急しなの+あずさ/乗換あり):約3時間
鉄道の場合
山梨の主要都市・甲府や富士五湖方面へは、JR中央本線の特急列車「あずさ」「かいじ」が便利。新宿駅から直通でアクセスでき、乗り換えなしで快適に移動できます。富士山観光の拠点となる河口湖へは富士急行線が利用可能。特急「富士回遊」なら新宿から乗換なしで到着します!
- 新宿駅 → 甲府駅:約1時間30分(特急あずさ/かいじ)
- 新宿駅 → 河口湖駅:約2時間(特急富士回遊)

山梨各エリアへのアクセス(主要駅から)
続いて、山梨県の主要観光エリアへのアクセスと、各エリア間の移動にかかる所要時間をご紹介します。
- 富士山エリア(富士山駅):新宿駅から特急で1時間50分
- 勝沼エリア(勝沼ぶどう郷駅):新宿駅から特急で1時間30分
- 甲府エリア(甲府駅):新宿駅から特急で1時間30分
- 清里エリア(清里駅):新宿駅から特急で2時間10分(小淵沢乗換)
- 南アルプスエリア:甲府駅からバスで1時間

編集部直伝!山梨観光におすすめの持ち物リスト
山梨観光を快適に過ごすためには、持ち物選びも重要。自然や歴史、温泉地など、幅広く楽しめる山梨ならではのアイテムをチェックしていきましょう。
□歩きやすい靴(スニーカーやトレッキングシューズ)
□フェイスタオル
□羽織れる上着(カーディガンやパーカー)
□エコバッグ
□モバイルバッテリー

初めての山梨旅行も基本情報をおさえて楽しく計画しよう
山梨旅行を充実させるためには、エリア選び、旅程の計画、持ち物の準備が大切。季節ごとの楽しみ方や移動手段も考えながら、自分にぴったりの旅行プランを立てましょう!
行きたいスポットや食べたいものをもっとチェックしたい方は、「まっぷる 山梨」を参考にしてみてくださいね♪
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