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8.12:30 築地から晴海を抜けてお台場へ

8.12:30 築地から晴海を抜けてお台場へ

築地の活気を味わったあとは、隅田川に架かる勝どき橋を渡り、晴海のオリンピック選手村を通ってお台場に向かいます。このあたりの車道には、自転車の通行エリアを示す路上サインがあります。

完成間近の選手村を横目に移動

完成間近の選手村を横目に移動

晴海のオリンピック選手村は壮観な景色です。

20棟を超える新築の高層建築が同時に建設中なので、圧倒的な迫力が感じられました。2019年12月には完成するそうです。

こういう場所は、公共交通機関も未整備で、車の通行も制限されていることが多いので、自転車での移動には最適です。

晴海大橋からの眺めを楽しむ

晴海大橋からの眺めを楽しむ

選手村を抜けて晴海大橋を渡って豊洲に向かいました。

晴海大橋は絶景スポットとしても知られており、自転車をこぎながら風景を楽しめます。特に、遠くに見えるレインボーブリッジのシルエットは印象的でした。

橋の中央には休憩スペースがあったので、そこで持参したお弁当をいただきました。

晴海大橋からの眺めを楽しむ
晴海大橋からの眺めを楽しむ

有明にも完成したばかりの競技場が建ち並ぶ

有明にも完成したばかりの競技場が建ち並ぶ

晴海大橋を渡りきって、右に行くと豊洲市場なのですが、今回は直進して有明の方に向かいます。有明には2020年東京オリンピック・パラリンピックのための競技場が並んでいます。白く輝く「有明アリーナ」や屋根裏に木材が使われた「有明体操競技場」はとても印象的な建築物です。

有明にも完成したばかりの競技場が建ち並ぶ

さらに進んでオリンピックBMXコースの横を抜けていくと、のぞみ橋に差し掛かります。ここを半分わたったところで、左のほうにパレットタウンの大観覧車が見えてきました。

9.14:00 お台場で東京湾の絶景と新感覚ミュージアム『チームラボボーダレス』を堪能

9.14:00 お台場で東京湾の絶景と新感覚ミュージアム『チームラボボーダレス』を堪能

築地から昼食休憩を挟みつつ移動すること90分。

お台場のパレットタウンに到着しました。ここはゆりかもめの青海駅に隣接しているのですが、その駅前のサイクルポートに自転車を停めて、まずは大観覧車に向かいます。

「パレットタウン大観覧車」へ

「パレットタウン大観覧車」へ

大観覧車の料金は大人1,000円(税込)で約16分間の空中の旅が楽しめます。

この日はほとんど待ち時間もなくすぐに乗れました。ゴンドラには普通のものと全面ガラス張りのシースルーゴンドラという2種類があったのですが、とりあえず普通のタイプにしてみました。

料金は同じですが、全64台のうち4台のみで、待ち時間に差があります。次に行った時にはシースルーを試してみたいと思います。

まわりに遮るものがないので、360度スーパーパノラマの風景を堪能できます。地上115mの高さから東京タワーもスカイツリーももちろん見えました。

「パレットタウン大観覧車」へ

「森ビル デジタル アート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」へ

「森ビル デジタル アート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」へ

観覧車を降りてから、同じくパレットタウン内にある「森ビル デジタル アート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」を見に行くことに。

ここは大人気で、入場まで20分ほど待ちました。料金は大人3,200円(税込)です。

「森ビル デジタル アート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」へ
「森ビル デジタル アート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」へ

さわったり、飛び跳ねたりすると作品が変化する等の物理的なインタラクションと、高度なプロジェクション技術の融合は、シンプルであり、革新的です。

部屋から出て移動する境界のないアートが織りなす幻想的な世界に浸ることができました。

 

》》「森ビル デジタル アート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」の詳細取材記事はこちら

16:00ノスタルジーな雰囲気に溢れた「東京お台場 大江戸温泉物語」へ

16:00ノスタルジーな雰囲気に溢れた「東京お台場 大江戸温泉物語」へ

この日の最後の目的地は、お台場にあるもうひとつの人気スポット「東京お台場 大江戸温泉物語」です。

16:00ノスタルジーな雰囲気に溢れた「東京お台場 大江戸温泉物語」へ

自転車を施設内のポートに返却

自転車を施設内のポートに返却

青海駅のサイクルポートから自転車で5分ほどで到着。

自転車は施設の駐輪場に併設されたサイクルポートに返却しました。返却方法は簡単で、操作パネルにICカードをかざしてリターンキーを押すだけです。

液晶に「Return」の表示がでれば返却完了になります。ICカードは使い切りなので、記念に取っておくことにします。

自転車を施設内のポートに返却

この日ラストの目的地「東京お台場 大江戸温泉物語」へ

この日ラストの目的地「東京お台場 大江戸温泉物語」へ
提供:大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社

この温泉施設には、全16店舗の飲食店や全13種類ものお風呂があり、さらに縁日の屋台が楽しめます。伝統的な日本の風物を感じることができる、食と温泉のテーマパークといえるでしょう。

巨大な唐破風のあるエントランスから入ったら、受付でリストバンドを受け取り、浴衣を借ります。

リストバンドが財布代わりになっていて、館内での飲食や買い物はこのリストバンドに記録され、最後にまとめて精算する仕組みです。

提供:大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社

更衣室で着替えて先に進むと「広小路」とよばれるお祭り空間に入ります。ここは、天井が高くて暗いので屋外にいるような錯覚に陥りました。

中央にある火の見やぐらからは四方に張られたロープにちょうちんが吊るされ、さらにお祭り気分を盛り上げてくれます。

提供:大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社

温泉や露天風呂のある大浴場でゆっくりお湯に浸かるのもよし。さまざまな飲食店や屋台を散策するのもよし。2階に上がってリクライニングソファーで仮眠をとるのもよし。なんでもありで至れりつくせりの設備が整っています。

提供:大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社

リラックスしすぎて、帰りたくなくなる人もいるのでしょう。宿泊施設が併設されているのも納得してしまいました。

宿泊施設の利用には予約が必要ですが、日帰りなら土日祝大人2,988円(税込)で予約不要で楽しめます。宴会場があるので、グループで泊りがけの宴会などにも使えそうです。

ラストは温泉で1日自転車をこいだ疲れをとり、夕食もゆっくり済ませてこの日のプランを終えました。

帰りは施設から徒歩3分の、ゆりかもめのテレコムセンター駅から電車でのんびりと帰宅しました。

10.まとめ:レンタサイクルでの東京観光を振り返り

実際にシェアサイクルを使ってみて感じたことは、利便性の高さです。電動アシスト付きなので、それほど頑張ってペダルをこぐ必要もありません。

1日券と1回利用はうまく使い分けを

今回は初めて使用するとあって、会員登録とアプリ予約が必要ない1日券(ICカード)を利用しましたが、普段は、スマートフォンで会員登録しておけば30分165円〜ともっと気軽に借りられるので、日常の足にも気軽に使えそうな気がしました。

また、今回のように複数個所を観光する場合は、自転車に乗らない時間もあるため、会員登録のうえで1回利用を繰り返しながらポート間を乗り継いだ方がトータルは安くなったかもしれません。

ただ、その場合は毎回ポートを探す必要があり、ポートに利用可能な自転車がない可能性もあるため、1日自転車を確保したいなら1日券の方がより確実と思います。

1回利用の料金を計算してみたところ、連続して7.5時間以上利用するならば、1650円(税込)の1日パスを購入した方が安いです。

自転車の走行は、場所によっては注意が必要

自転車で都内を走ることについては、湾岸地区では自転車専用路が整備されていて安心でしたが、丸の内や日比谷では車道の端を走行したので、多少の不安を感じることがありました。

駐輪スペースは、銀座のビルなどは地下にあることが多く、行きたいところが目の前にあっても、自転車を置きに行って帰ってくるのに時間がかかる印象がありました。

目的地へダイレクトに移動できるのは最大の魅力!

そうはいっても、電車の時刻や駅の場所を気にせず、目的地から目的地までダイレクトに移動できるのは自転車観光の最大の魅力に感じます。

また、自転車での移動は発見に満ちています。自転車のスピードでなければ見えない風景があるのです。新しい発見を求めて、心地よい風の匂いを感じながら、ぜひ自転車観光に出かけてみてください。

今回のコースにかかった費用

  • レンタサイクル 一日パス 2,200円
  • パレットタウン観覧車 1,000円
  • チームラボボーダレス 3,200円
  • 大江戸温泉物語 2,988円

以上、総額で9,388円(税込)、走行距離は約13kmです。(食事代、買い物代、開始終了場所までの交通費を除く)

1万円以下でこれだけ充実した観光を楽しめるのもレンタサイクル観光のメリットではないでしょうか。

皆様もぜひ、シェアサイクルを活用して東京観光を楽しんでみてください!

この日の走行ルートをGoogle Mapで見る

 

取材・文・撮影 tokyo0202/まっぷるトラベルガイド編集部

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

筆者
tokyo0202

東京都在住で子育て中のライター。趣味は旅行。以前はよく海外に行っていて、パリの建築の学校で勉強していたこともあります。最近は子どもが小さいので都内各所の公園や博物館・美術館巡りを多数。IT業界や建築業界での研究・実務経験があり、デジタルテクノロジーや建築に関しての執筆も行なっています。