東京の縁結びスポット10選　おすすめの神社・寺院はここ！

「東京のお伊勢さん」として親しまれている東京大神宮。三重にある伊勢神宮へお参りに行きたくても遠方で参拝できない人々のため、明治13年に伊勢神宮の遥拝殿として創建されました。創建当初は日比谷の地にあり、関東大震災後の昭和3年に現在の飯田橋へ遷移、戦後「東京大神宮」と社名を改められています。

日本で初めての神前結婚式を行った神社であり、恋愛成就や結婚の縁結びに御利益があることでとても有名な縁結びのスポットです。

JR、東京メトロの飯田橋駅より徒歩約5分に鎮座し、都心部にありアクセスも抜群。働く多くの女性に人気の縁結びスポットで、平日でも多くの女性で賑わっていますよ。もちろん、お伊勢さんのご利益により「東京の縁結びといえば東京大神宮」と言わしめるほど人気があり、全国から参拝者が訪れるほど。

東京大神宮のご祭神は天照皇大神（あまてらすすめおおかみ）のほか、「造化の三神」とされる、天之御中主神（あめのみなかぬしのかみ）、 高御産巣日神（たかみむすびのかみ） 、神産巣日神（かみむすびのかみ）を合わせ祀っているため、強い縁を結んで頂けるとされています。

参拝の後は、縁結びのお守りを授与して頂きましょう。「幸福が訪れる」の花言葉を持つ鈴蘭をモチーフにした「縁結び鈴蘭守」や「恋愛成就鈴」など、多くの縁結びのお守りがあります。

昨今はインスタグラムが開設されているので、フォローして縁結びのご縁を頂いても良いかもしれませんね。

公式Instagramはこちら

仕事運のアップや商売繁盛のご利益で有名な神田明神。正式名は神田神社です。JR御茶ノ水駅より徒歩5分、秋葉原駅より徒歩7分に鎮座し、「明神さま」として多くの人に親しまれています。その歴史は古く、天平2年（730年）に大手町に創建。戦国時代には太田道灌や北条氏といった名立たる武将から崇敬されてきました。

その後、家康公が関ヶ原の戦いに臨む際に戦勝の祈願をし、天下統一を果たしたことから、徳川幕府の崇敬する神社となります。元和2年（1616年）には江戸城の表鬼門を守護する位置（神田）に遷座され、江戸の総鎮守として幕府や江戸庶民の拠り所となりました。

主なご祭神は大国主命（おおくにぬしのみこと）で、広くだいこく様と呼ばれています。出雲大社と同じくだいこく様は縁結びの神様なので、多くの良縁を願う方に人気のスポットです。

近年はだいこく様のご加護を得て、神田明神公認の「明神縁結び会」が定期的に実施されるようになりました。結婚を望む多くの方にご縁の場が提供されているので、興味がある方は婚活イベントとして参加してみてはいかがでしょうか。

公式YouTubeはこちら

初詣において日本で一番参拝者が多い明治神宮。東京メトロ明治神宮前駅、JR原宿駅から徒歩1分の好立地で、渋谷にも近く、アクセスの良さから全国から参拝者が訪れます。

ご祭神は明治天皇と昭憲皇太后ご夫妻で、大正9年に創建。徳川幕府の時代から大きく移り変わった明治の御世を明治天皇・皇后両陛下が治められ、その御功績と御神霊を永久に敬い、お慕いしたいとの国民の願いにより創建されました。

広大な敷地には約10万本の献木が植えられ、「永遠の杜」とされています。初詣では賑わいを見せますが、平時は美しく生い茂る森林を厳かな気持ちで散策することが可能です。

縁結びではご祭神が天皇皇后両陛下であられることから、恋愛、夫婦和合において日本を代表する縁結びの神様と言っても過言ではないかもしれません。実際に明治神宮では数多くの神前結婚式が執り行われ、その後明治記念館にて披露宴をする運びとなっていて、一種のステータスとも言われています。

相和守。御神木の夫婦楠にあやかり境内の楠の香りを含む。

参拝後はぜひ縁結びのお守りを授与して頂きましょう。相和守（そうわまもり）はご夫婦や結婚を考えている人におすすめです。カップルにおすすめの二人守（ふたりまもり）や、良縁を願う人のための花柄の刺繍が美しい錦守（にしきまもり）もあります。

公式YouTubeはこちら

東京メトロ赤坂見附駅、永田町駅より徒歩5分。TBSのそばであることから、多くの芸能人が参拝することで有名な豊川稲荷東京別院。境内に奉納された赤い提灯には、多数の芸能人の名前が書かれているので、この提灯を見るために参拝する方も多いかもしれませんね。

「稲荷」というと「お狐さんが祀られている神社」のイメージがありますが、こちらは神社ではなく寺院です。祀られているのは豊川ダ枳尼眞天（とよかわだきにしんてん）という仏法・仏教徒を守護する神様で、白い狐にまたがり、稲穂を担いでいるお姿から「豊川稲荷」と呼ばれています。

そんな豊川稲荷に縁結びで人気のスポットがありますが、縁結びの前にはまず「叶稲荷（かのういなり）」を参拝します。ここは因縁よけの守護神として、縁切りのご利益があることで人気があります。「良縁を結ぶためには、まず悪い縁を祓う」ことが大切ですよね。特定の誰かということではなく、まずは悪い縁を切るお願いをしましょう。

その後、愛染明王（あいぜんみょうおう）という仏様の元へ向かいます。愛染明王さまは、恋愛・結婚のご縁はもちろん、すべての「良縁」に力をくださることで有名です。境内奥にひっそりと祀られていますが、ピンクのハートの絵馬がたくさん奉納されているので、人気が伺えますね。ぜひ参拝してみてください。

東京の縁結びで特に人気がある赤坂氷川神社。東京メトロ赤坂駅より徒歩7分、住宅地の中に鎮座しています。創建は古く天暦5年（951年）と歴史があります。江戸時代、吉宗公の時代以降はとくに厚く崇敬されてきました。元は一ツ木にありましたが、紀州藩の中屋敷が赤坂にあったことから、紀州出身の吉宗公が神社を現在の赤坂に遷移し、直々に参拝されています。

赤坂氷川神社のご祭神は、素盞嗚尊（すさのおのみこと）と奇稲田姫命（くしなだひめのみこと）の夫婦、さらに大国主命（おおくにぬしのみこと：だいこく様）の3柱で、皆、縁結びの神様です。良縁にはとても心強いですね。

ご神徳によって結ばれるご縁は恋愛や結婚だけでなく、友人や仕事、子宝など人間のあらゆるご縁なので、縁結び全般に良いと言えるでしょう。

赤坂氷川神社が縁結びのスポットとして有名なのは、ご祭神のご加護はもちろん、神社で月に一度「縁結び参り」が行われていることも人気の理由です。事前予約が必要なので、詳細はHPをご確認ください。

参列すると縁結びお守りのほか、美しい櫛が授与されます。これは素戔嗚尊がヤマタノオロチ退治の際、生贄となるはずだった奇稲田姫を櫛に変身させ、自身の髪に差して戦をしたことに由来します。その後2人は結ばれているので、ぜひご縁にあやかりたいですよね。

公式HPはこちら

京王井の頭線西永福駅より徒歩7分、「東京のへそ」として有名な大宮八幡宮は、安産や子育てのご利益で有名な八幡さまです。神社の歴史は古く、康平6年（1063年）に京都の石清水八幡宮より分霊され創建されました。

創建の縁起は、前九年の役の際、鎮守府将軍であった源頼義公が大宮に差し掛かると、空に白旗のようにたなびく雲を見て「八幡さまのご守護のしるし」と信じ、乱の平定後にはこの地に神社を建てると誓ったとのこと。強力なパワースポットでもあります。

ご祭神は、応神天皇とそのご両親にあたる仲哀天皇と神功皇后の親子三神です。そのため、夫婦和合、子宝といったご縁を頂けます。しかし縁結びとして有名な理由はご祭神だけではありません。

神門をくぐると右手に男銀杏、左手に女銀杏がそびえており、秋には多くの銀杏（ぎんなん）を実らせます。この夫婦銀杏（めのといちょう）が縁結びのスポットとして人気なのです。恋愛成就、夫婦和合、子宝のほか、一度離れてしまったご縁（復縁）にもご利益があるとされています。ぜひとも参拝してみてくださいね。

浅草と言えば浅草寺（せんそうじ）や浅草神社（あさくさじんじゃ）が真っ先に思い浮かびますが、縁結びの神様としては今戸神社が有名です。浅草の賑わっているエリアから徒歩15分と少し離れたところにあるので、迷いそうな場合は、都営バスや北めぐりんバスを利用しましょう。

浅草七福神の一神である福禄寿（ふくろくじゅ）さまが祀られているほか、東京下町八社参りの一社であり、八社の中で唯一、縁結びの神様である伊弉諾尊（いざなぎのみこと）・伊弉冉尊（いざなみのみこと）を祀っています。

古事記によると、いざなぎ・いざなみは高天原（たかまがはら）より誕生し「日本で最初の夫婦となった神様」とされています。2人は結ばれた後、日本列島を創建し、多くの神々を生み出しました。縁結びだけでなく、強力なパワースポットとも言えるでしょう。

今戸神社ではいざなぎ・いざなみにあやかり、平成20年から「縁結びの会」が行われており、多くのカップルが誕生しているとのこと。現在はコロナ禍で中止されていますが、再開のタイミングはHPで確認してくださいね。

公式HPはこちら