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【屋久島】完全トレッキングガイド!いざ出発!

by mapple

更新日:2018年12月15日

コース選び

コース選びは難易度と所要時間を把握し、体力と相談しながら計画しよう。屋久島の森は深いので無計画や思いつきでのルート変更はNGだ。

白谷雲水峡コース

森のマイナスイオンに癒されたいなら
のんびり歩いて、自然を満喫したい人におすすめ。あちらこちらに林立する巨樹や清らかな沢、一滴の雫を抱える苔が育む緑深い森。マイナスイオンがあふれる森の中を歩けば、心も体も潤ってくるようだ。

【難易度】★★★☆☆
【所要時間】往復4時間50分
【距離】約6.5km

緑一色の世界が広がる苔むす森

全体を苔で覆われたいくつもの巨木を目にする

縄文杉コース

屋久島一の一本杉に会いたいなら
屋久島において、もっとも人気を集めるコース。体力的には少しハードだが、大人十数人でひと抱えという太い幹や、天高く伸ばした枝振りなど、圧倒的な存在感を放つ巨木と会える。

【難易度】★★★★☆
【所要時間】往復8時間20分
【距離】約22km

屋久島で最大とされる縄文杉

大きく口を開けた巨大なウィルソン株

宮之浦岳コース

九州最高峰を制覇してみたいなら
行程は縄文杉より険しいが、世界遺産の主峰でもあり、九州最高峰を制覇できる。原生林、渓流、山岳風景など、屋久島の自然絵巻が凝縮されている。

【難易度】★★★★★
【所要時間】往復9時間20分
【距離】約16km

ヤクスギランドコース

探検気分で気軽に散策したいなら
ランドという名のとおり、整備された散策路ではいたるところに屋久杉がそびえる。ユニークな屋久杉は、観察すればするほどおもしろい。

【難易度】★★☆☆☆
【所要時間】最長2時間30分
【距離】約3km

樹齢1800年の貫録を感じさせる仏陀杉

服装&持ち物

屋久島のトレッキングでは、ある程度の装備が必要。経験豊富な島内のレンタルショップのスタッフや、事前にガイドに相談してみるのもおすすめだ。

どんな服装で行けばいい?

帽子
日差しや雨から視界を守ってくれる。キャップタイプではなくハットタイプがいい。

ウエア
伸縮性がある長袖、長ズボンが基本。高温多湿なので吸汗速乾性の素材を選択。

トレッキングシューズ
底が厚く、足首を保護するハイカットがおすすめ。靴下は登山用の厚手のものを。

ザック
両手が自由になるタイプ。日帰りなら20ℓ程度。山小屋1泊は30~50ℓを目安に。

トレッキングポール
上り下りのとき脚の負担を軽減できる。森を傷つけないよう先端にはゴムキャップを装着しよう。

【雨の場合は…】

レインウエア
雨の多い屋久島での登山はレインウエアが必需品。防寒着にもなる。上下に分かれた防水性の高いものを選ぼう

ザックカバー
大事な荷物を守ってくれる対策も必須。ザックの容量に合ったサイズのザックカバーをチョイス


降水量が多い場合は防水性のあるウエアやカバーを装着しても不安。どしゃぶりの場合は1本あると便利

あると便利なグッズ

ヘッドランプ
縄文杉など長いルートは早朝出発が原則。外が薄暗いうちから登山開始になるので、足元を照らすのにあると便利

予備の靴紐
ハードな山登りで靴の紐が切れたり、靴の底がとれたり、以降の歩行が困難になるトラブルも考えられる。万が一に備えておくと安心

山ごはんグッズ
ふもとより気温が下がる山での、温かいご飯は格別のおいしさ。湯を沸かすジェットボイルやレトルト食品があると楽しみが増える

登山用品で忘れ物があった!島内でレンタルはできる?

トレッキングシューズ、レインウエア、寝袋など、登山に必要な道具は島内のアウトドアショップですべてレンタル可能。スタッフにコースを伝えれば、必要な道具をそろえてくれる。事前に予約をしておくと確実。

料金の目安
●トレッキングシューズ 1000円〜
●レインウエア 1000円〜
●20ℓザック 500円〜

ガイドツアーリスト

ガイドに頼む?個人で行く?
島に精通したガイドに案内を頼めば、島の歴史や自然について聞くことができ、何より安心して登山ができる。近年は通常のツアーに加え、少人数制のツアーや写真撮影に特化したフォトトレックなどもあるので好みに合ったツアーを選ぼう。

屋久島メッセンジャー

【縄文杉コース・白谷雲水峡・ヤクスギランド】
【女性ガイド・5人以内の少人数制・貸切ツアー・1人からOK】
各メディアで活躍するガイドが案内
雑誌やテレビなどでも活躍する案内人が主催する。細やかな気配りには定評があり、写真撮影に特化したツアーにも注目だ。

屋久島野外活動総合センター YNAC

【白谷雲水峡・ヤクスギランド】
【女性ガイド・貸切ツアー・1人からOK・1泊コース】
屋久島エコツアーの創始者
ゆっくり解説しながらのツアーが中心で、アウトドア初心者でも安心。山・海・川すべてのフィールドで、自然と仲良くなる方法を伝授。

美屋久

【縄文杉コース ・白谷雲水峡・ヤクスギランド】
【5人以内の少人数制・貸切ツアー・1人からOK・1泊コース】
森歩きと写真をレクチャー
楽しいガイドをモットーに屋久島の森と山を案内。山頂に巨大な一枚岩が切り立つ太忠岳や、写真の撮り方を教えるツアーなど、定番以外も充実。

屋久島ガイドクラブ

【縄文杉コース・白谷雲水峡・ヤクスギランド】
【5人以内の少人数制・貸切ツアー・1人からOK】
一日でたっぷり自然を満喫できる
トレッキング以外にマリンツアーも充実。白谷雲水峡とシュノーケルやダイビングの山と海を半日ずつ両方楽しめるコースもおすすめ。

【前日】シミュレーション

【1】登山弁当の予約

島内には登山弁当店が数軒あるので、登山口に近い店をチョイス。前日までの予約で、早朝に受け取ることができる。注文可能な宿もあるので、宿泊先に確認してみよう。

できたて屋

弁当セット(朝昼)1000円
米の炊き方から魚の焼き加減までこだわる。フルーツが入ったおにぎり弁当はあっさりとしていて朝食向き

あさひ弁当

おにぎり弁当 520円
弁当箱は、日帰り登山用のザックに合わせたサイズ。トビウオのさつま揚げや春巻きなど5、6品のおかずが入る

島むすび

島むすび弁当(左)650円
おにぎり弁当(右)550円

島むすび弁当は煮物から揚げ物まで日替わりのおかずが7、8種入る。おにぎり弁当は油分を控えた内容

【2】バスチケットの購入、協力金の納入

縄文杉への登山口である荒川登山口は、3〜11月まで車両乗り入れ規制があるので、車利用でも屋久杉自然館から登山バスを利用する。チケットは前日までに購入が必要。なお観光協会の案内所で購入するのなら、合わせて『山岳部環境保全協力金』も納入しておこう。

主なバスチケット購入場所
チケットの販売所は屋久島山岳部保全利用協議会のホームページで確認できます

屋久島山岳部保全利用協議会(屋久島町環境政策課)
0997-42-0100

【3】当日の服装&持ち物を確認

早朝から出発することが多い屋久島の登山。前日までに必要な物がそろっているか、確認しておこう。

昭文社刊:山と高原地図1000円+税

【4】行動食や飲料水の買い出し

いつも以上に体力を消耗するトレッキングには、飲料水のほかに飴や栄養補助食品などの小さくて食べやすい行動食を持っていこう。島内に24時間営業のコンビニはないので、販売している商店などの営業時間と場所をチェックしておこう。

【5】雨が多いって聞いたけど…雨が降ったら中止?

ガイド同行のツアーの場合は、前日もしくは当日にガイドに確認しよう。また、気象庁の警報が出ているときは、基本的に入山禁止。白谷雲水峡は増水するとかなり危険なので、雨のときは注意が必要。個人で行く場合も、不安なときはガイドに確認してみよう。

【6】当日のスケジュール確認

島内の各エリアから車とバスのおおよその時間を表でチェックしておこう。起床時間を逆算すると、とくに縄文杉登山の場合はかなりの早起きが必要。

前の晩は早めに就寝を!
縄文杉の場合は早朝からの出発で、一日がかりのトレッキングとなる。万全の体調で臨むためにも早めの就寝を心がけよう。

【当日】縄文杉トレックの場合…見本スケジュール

当日の朝はこんな感じ
縄文杉登山の鉄則は、大株歩道入口に10時ごろまでに到着、縄文杉からの下山を遅くとも13時に開始。登山開始は6時から7時ごろが理想だ。
※3~11月までの場合

AM3:30 起床・準備

AM4:30 出発・登山弁当の受け取り

宿に届けてくれる場合もあるので確認を

AM5:00 屋久杉自然館で登山バスに乗り換え

行きのチケットを切り離したら、帰りの分は大切に保管を

【登山口に到着】

AM5:35 朝食

登山口にある休憩スペースで朝食を済ませておこう

AM5:50 準備運動・トイレ

出発前にトイレと準備運動は必須

AM5:55 登山届提出

事前に役場のホームページからダウンロードして書いておくと手間が省ける

AM6:00 トレッキング開始!

知っておきたい登山マナー

靴ヒモ

足とフィットするように靴ヒモを締める。余った部分は、小枝などに引っかからないよう締めた靴ヒモの間に挟む。

休憩のタイミング

30分から1時間歩いて、10分程度の休憩が基本。そのとき、水分と行動食もとるように。

トイレ事情

各ルート2、3か所と多くはない。水分補給は一度に大量摂取するより、少量をこまめにとると汗になる水分とバランスがとれてトイレが近くならない。また携帯トイレもいざと言うときのために準備しておこう。使用するためのブース(囲い)も数ヵ所ある。

植物や動物は見るだけ

植物をむしったり、苔むした場所に座ったりするのはNG。野生動物にエサを与えることも禁止なので観察にとどめよう。

登山道では上りが優先

道でほかの登山者とすれ違う場合、基本的に上りが優先。その際、谷側は危険なので山側によって道を空けよう。

携帯電話は必要?

屋久島の山岳部では基本、携帯電話は通じない。(一部のキャリアが縄文杉周辺で通話可能)ただ緊急時に役立つ場合もあるので持っていこう。

道標はある?

登山ルートには木の幹や枝にピンクのテープが巻かれている。個人の場合は、このテープを目印に進もう。

山岳部環境保全協力金について

屋久島の山岳環境を保全するために、平成29年から山岳部に入る際には『山岳部環境保全協力金』の納入が必要となった。日帰り登山は1000円、宿泊登山は2000円で、屋久島観光協会の各案内所で事前納入ができる。登山当日に各登山口(荒川、淀川、白谷雲水峡)でも納入できるが、混雑することもあり、事前に納入しておきたい。この協力金はトイレの管理や登山道の整備などに使われる。納入した人は協力者証がもらえ、町内の協力店で提示するとサービスが受けられる。なお白谷雲水峡やヤクスギランドのみを回る場合は納入は不要。(別途、500円の森林環境整備推進協力金が必要)

問い合わせ:屋久島山岳部保全利用協議会(屋久島町環境政策課)0997-42-0100

協力者証

筆者:mapple

まっぷる屋久島・奄美 種子島’19

発売日:2018年01月18日

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この記事の出典元は「まっぷる屋久島・奄美 種子島’19」です。掲載した内容は、2017年6月~12月の取材・調査によるものです。飲食店メニューや商品内容、料金ほか各種データが変更されたり、季節による変動や臨時休業などでご利用できない場合があります。また消費税の見直しにより各種料金が変更される場合があります。そのため施設により税別で料金を表示している場合があります。ご利用の際には改めて事前にご確認ください。

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