長野の有名スーパー「ツルヤ」おすすめ食品15選！ 主婦目線で調理＆実食しました

立地
ツルヤの店舗は小諸市や軽井沢を擁する佐久郡をはじめ、長野県のなかでも比較的他県からアクセスのしやすい場所に多く、隣県から訪れる人もたくさんいます。
南軽井沢にあるツルヤ軽井沢店は、美術館や博物館を有するムーゼの森から車で約5分の好立地にあるので、観光ついでに立ち寄るのもおすすめです。

店舗
メインゲートの近くに野菜・果物売り場があり、店舗奥に魚・肉コーナーが鎮座する、といった基本的な造りは、どの店舗も大体共通しています。
注目は、野菜・果物売り場の広い通路。広い通路の中ほどに置かれがちな小さめの棚などが一切なく、通路両端の棚に新鮮な野菜や果物がずらりと並ぶ様子は壮観です。魚・肉コーナーやお菓子コーナーなど、そのほかの売り場通路も幅は広めにとってあり、全体的に売り場がすっきり見やすくなっているのもツルヤならでは。
広い店内ですが、通路で作業している店員さんが多いので探している商品が見つからないときなども声がけしやすく、ていねいな接客をしてもらえるのも好印象ですよ。

商品
先述のとおりさまざまなメーカー品を扱っています（ただし、店舗によって商品の取り扱いに差があります）。なかでもとくに充実しているのが有名企業や地元メーカーなどと共同開発するツルヤオリジナルのプライベートブランド（以下ツルヤオリジナル）商品です。
スーパーなどのプライベートブランド商品は一般企業のアイテムよりも値段が低く設定されていることが多いのですが、ツルヤではオリジナル商品の価格のほうが高い場合も。とはいえ、ただ高いだけではなく、健康や環境への配慮であったり、地元食材を豊富に使っていたり、消費者にとってもメリットが大きいため、人気も上々です。

それではさっそく、ツルヤで買えるおすすめ商品を以下の5項目に分けて紹介していきます。

・調味料
・ご飯＆パンのおとも
・冷凍食品
・お菓子
・飲み物

ぜひ一度試してみてほしい、ツルヤの気になる15品を主婦ライターが厳選。長野ならではの地元グルメや、毎日の食事で取り入れたいヘルシーおやつなど、必見です！

信州味噌とマヨネーズの「ドレッシング」が素材の味を引き立てる

濃厚なうまみが魅力のツルヤオリジナルのディップソース。その名のとおり、温野菜などにつけて食べるのはもちろん、サラダにドレッシングのようにかけて使うこともできます。信州味噌とマヨネーズにガーリックがブレンドされたドレッシングは、和食はもちろん、洋食にも相性ぴったり。マイルドなので、子どもにも食べやすい味ですよ。

ほかに信州わさびマヨ風、バーニャカウダ風、シーザーサラダ、焙煎ごまのたれ、焙煎ごまのたれ（ポン酢仕立て）もあります。200mlと小ぶりなボトルに入っているので、何本か買って食べ比べするのもおすすめです。

調味料としてもドレッシングとしても使える「だし酢」

酢の物やマリネ、甘酢の照り焼きなどの調理をするときに、これ1本あれば味が決まる優れもの。サラダや温野菜などにドレッシングのようにそのままかけてもOKな、まさに万能の調味料です。

「酢」というと酸味が強いのでは？ と思われるかもしれませんが、ツルヤオリジナルの万能だし酢は、さほど刺激は強くなくまろやか。フルーティ―な信州産りんご酢や瀬戸内レモン果汁と、北海道産利尻昆布や枕崎産カツオ枯れ節からとっただしが絶妙にマッチしています。洋風、和風と料理を選ばず活躍してくれますよ。

ツルヤオリジナルのお酢系アイテムには、飲む酢シリーズの信州ふじりんご、はちみつレモンなどもあります。

信州小諸の城下町で大切に作られた「米味噌」

信州味噌とは米味噌の一種で、一般的に米麹と大豆から造られます。ツルヤオリジナルの信州味噌は、大豆、米、食塩、酒精のみのシンプルな材料で作られた淡色味噌で、甘口と中甘があります。

約350年の伝統を持ち、信州で最も古い味噌蔵のひとつとして知られる信州味噌株式会社で製造。高級感あるパッケージですが、価格はほかの味噌と比べて同等、もしくは若干リーズナブルで、信州味噌の初心者にも試しやすい価格です。甘口・中甘ともに500gと750gが選べます。

味噌汁にすると、口いっぱいに広がる少し甘めの米みそ独特な香りがたまりません。味噌汁だけでなく、味噌炒めなどにもおすすめですよ。

野沢菜の「漬物」は長野県民が常備するふるさとの味

野沢菜は、江戸時代中期に北信濃の野沢温泉村の住職が京都から持ち帰った「天王寺かぶ」を植え育てたのが始まり、と伝わる郷土の味。厳しい信州の冬に欠かせない、地域に根差した食材です。

ツルヤオリジナルの野沢菜の漬物は、契約栽培のやわらかい原菜を使って低塩で仕上げた浅漬け。自分好みのサイズに切ってから食べましょう。塩辛すぎないので、サラダ感覚でどんどん箸が進みますよ。

少しツンとした辛みがクセになるわさび風味のほかに、シンプルな塩ベースの自然風味、しょうゆ味の全3種類があります。

化学調味料不使用の具だくさん「インスタント味噌汁」

ツルヤオリジナルのフリーズドライ製法の味噌汁は、手軽なうえに味も良いとあって近年人気が高まっています。お椀に中身を入れて、160mlの熱湯を注いでよくかき混ぜれば、約1分であったか味噌汁のできあがりです。

信州きのこの味噌汁は、信州産なめこやえのきだけだけでなく、わかめもたっぷり入っているので食べごたえもしっかり。ツルヤオリジナルの蔵づめ味噌が使われており、芳醇な味わいもポイントです。化学調味料無添加なので、子育て中の方や、健康に配慮したい方にもおすすめできます。

同シリーズには、揚げなすの味噌汁や豚汁など和食に合うものだけでなく、トマトスープやたまごスープ、酸辣湯など洋食や中華料理に合いそうな汁物もずらり。

りんご×バターで作られた新定番「スプレッド」

国内でジャムの生産をいち早くはじめていた長野県。りんごやぶどう、桃などの一大産地でもあることから、地元産のフルーツを使ったジャムもたくさん見かけます。

ツルヤでも、ジャムやバターなどのスプレッドが大きい棚を占拠していますが、そのなかでもトップレベルの人気を誇っているのがりんごバター。食感はバターとジャムの中間くらいで、バターよりもぬりやすく、ジャムのようには滴り落ちない、ほどよいやわらかさです。りんごの爽やかな甘さと酸味、ミルキーなバターのコクのバランスが絶妙。口あたりは軽く、まるでバターとりんごジャムを一度にぬったよう。さまざまな要素が調和した、ツルヤ筆頭の人気商品をぜひお試しあれ。

長野県民が大好きな「おやき」で昔ながらの素朴な味を

派手さはないけれど、信州グルメではずせない存在の「おやき」。おやきとは、小麦粉やそば粉などから作る生地で野菜などの具材を包んで焼いた郷土料理。発祥は、小麦の栽培が盛んだった長野市北西部周辺であるといわれており、その歴史は縄文時代にまでさかのぼります。

ツルヤオリジナルのおやきは全8種類を展開。味噌の塩気が甘さを際立たせるくるみ味噌や、つぶあんはちょっと小腹がすいた際のおやつにぴったりですよ。また、朝食や、あと一品ほしいときには野沢菜、切干大根、きのこ三昧、なすなどの惣菜系の具がおすすめ。ぜひほかほかの生地に包まれた旬の野菜や山の幸を頬張ってみてくださいね。

コシがしっかりした「冷凍そば」は3つの調理法が選べる

昼夜の寒暖差が大きい冷涼な気候で昔からそばの生産が盛んだった信州は、そばどころとしても有名。ツルヤオリジナルにもそばは充実しており、生麺、乾麺、冷凍の3タイプがあります。冷凍信州そばは、3食分がセットになっていて、国産そば粉を使ったそばをいつでも味わえます。

特筆すべきは、3パターンの調理法が可能な点。おすすめは、茹ですぎの心配ゼロの流水解凍。夏場は2分程度、冬場なら5分程度流水にさらすだけで解凍できます。電子レンジを使用する場合は、1食あたり500～600Wで約3分加熱。茹でる場合は40秒～1分ほどほぐすだけ。解凍した麺は、もちろん冷・温お好みで食べることができますよ。

今回は流水解凍で実食しました。店で食べるそばのようにコシがあって、のどごしはツルツル。クセが少なく、万人受けしそうなツルヤオリジナルのそば、ぜひ試してみてください。

チーズが良くのびる！ マカロニ入り「グラタン」

ツルヤオリジナルの冷凍食品の中でも、グラタン、ドリア、スープなどはパッケージのまま電子レンジに入れて加熱するだけで食べることができる、超手軽なシリーズをラインナップ。価格は1個あたり200～300円程度とリーズナブルなので、複数買いしてその日の気分で選ぶのも楽しそうです。

1袋1人前ですが、ホワイトソースとマカロニがぎっしり入って食べごたえがあるので、複数人で取り分けるのもおすすめ。ミルク感たっぷりのホワイトソースに、やわらかなマカロニがたっぷり入ったチーズグラタンは、子どもから大人まで幅広い世代に好評です。

ちょい食べ菓子には小袋入りの「ミックスナッツ」をチョイスしよう

トレイルミックスとは、トレッキングの際に携帯する食品のことで、栄養豊富なナッツやグラノーラ、ドライフルーツをバランスよくミックスしたもの。コストコや成城石井にも取り扱いがあり、健康志向の方やトレッキングをする方を中心に人気のアイテムです。

ツルヤオリジナルの食物繊維ミックスは、香ばしいアーモンド、酸味が爽やかなクランベリー、カリっとした歯ごたえのカシューナッツ、濃厚なコクをもつピスタチオが入った食べきり個包装タイプ。最小限の味付けで、それぞれの素材本来の味や食感がよく感じられます。栄養価が高く食物繊維もしっかり取れるので、エネルギーだけでなく栄養補給の面でも頼りになってくれそうですね。山々に囲まれている信州へトレッキングで訪れる方にもおすすめですよ。

信州産りんごがごろっと入ったぜいたく「ゼリー」

開封するまでどのような食感かちょっと想像ができないユニークなゼリーです。ツルヤの冷蔵コーナーにあります。

開封すると、しっかり弾力のあるりんごゼリー、ゼリーにつつまれた大ぶりのりんご果肉が登場。かなり汁気が多いので、開封時には大きめかつ深さのある皿を用意することをおすすめします。汁気が多いうえぐにゃぐにゃと弾力があるため、ゼリー部分はちょっぴりカットしにくい印象ですが、のどに詰まるのを防ぐためにも適度な大きさにカットしておくとよいでしょう。一方、りんご部分はナイフで切りやすいやわらかさです。

りんごらしい甘みと酸味が感じられ、あっさりしているので甘いお菓子が苦手な方でも食べやすそう。食後のデザートにもぴったりの一品です。ほかにもブルーベリーなどのゼリーがあります。

国産うるち米を100％使ったパリパリの「煎餅」

米菓メーカーの金吾堂製菓が作る直火焼きの一口煎餅。ツルヤオリジナルの信州蔵づめ味噌を味付けに使用し、化学調味料無添加で作られています。ほかの煎餅とは一線を画すパリッと食感と鼻に抜ける豊かな味噌の香りが特徴的で、食べ出すと止まらないあとをひくおいしさが魅力です。

一口サイズ煎餅のパッケージはチャック付きなので、煎餅の食感を損なわずに保存が可能。通常サイズの直火焼煎餅もあり、そちらは9枚入りの個包装タイプになっています。

丸山珈琲で焙煎されたとっておき「コーヒー」を挽きたてで堪能

軽井沢のスペシャルティコーヒー専門店として名を馳せる丸山珈琲。その丸山珈琲独自の焙煎技術で焙煎したツルヤオリジナルのコーヒーは、豆、粉、ドリップの3タイプがあります。いずれも深煎りや中深煎りなどの全7種。

今回紹介する信州まつもとブレンド（豆）は、ブラジルやホンジュラス産などの豆を使った中深煎り寄りの深煎り。コクと甘みのあるふくよかな味わいを、ほど良い苦みが引き締めます。

香りがすばらしいツルヤオリジナルのコーヒーは、豆タイプを選ぶことをおすすめします。ゆっくり自分で豆を挽く手間も含めて楽しんでみてはいかがでしょうか。

超ロングセラーのりんご「ジュース」はかわいい缶が目印

全国屈指のりんご産地である長野県産のりんごだけで作られた長野興農株式会社のりんごジュース。濃厚な甘みと豊かな香りで知られるふじりんごの果汁をメインに使っています。

一般的なりんごジュースは、変色を防ぐためにビタミンCなどの添加物が入っていることがありますが、このジュースは保存料や添加物はもちろん、砂糖も入っていないため、もぎたてりんごからあふれる果汁のようなそのままのりんご味がします。

ツルヤには、ほかにツルヤオリジナルのりんごジュースもありますが、もう少し大きい瓶になるので、小さめのものを選びたい場合はこちらがおすすめですよ。

信州産ぶどうを100％使用した国産の「赤ワイン」

国産ワインの産地として知られる塩尻市で、昭和2（1927）年に創業したワインメーカー株式会社アルプスによって製造されているツルヤオリジナルアイテムです。

ぶどうらしい甘くジューシーな香りをベースとして、マスカットベリーAの野性味ある香りがアクセントに。甘さが少ないすっきりとした辛口ワインです。タンニンのわずかな渋みが味を引き締めているので、ハンバーグやぶりの照り焼きなど濃いめの味付けの料理にもぴったりですよ。1000円代とリーズナブルな価格ながらコストパフォーマンスが高い、おすすめの1本です。

今回紹介したツルヤの食品を使って簡単アレンジレシピにもチャレンジしてみました。

万能だし酢に漬け込んだセロリ。漬けてから2～3時間が食べ頃です。健康のために毎日お酢を摂りたいと思いつつ、強すぎる酸味をうまく使いこなせないことが多かったのですが、ツルヤの万能酢はマイルドで使いやすく、いつのまにか定番調味料になっています。

蔵づめ味噌で味噌炒めを作りました。塩味が利いているので、料理の味もぼやけません。お弁当のおかずにもぴったり。温め直してもおいしさはそのままだったので、作り置きおかずにしても良さそうです。

ツルヤのアイテムは、毎日の料理の準備を簡単にしてくれるだけでなく、いつもの食事のおしゃれ度をアップしてくれるかも？ 食卓のマンネリ化に悩む方にもおすすめですよ♪

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