

更新日: 2025年11月11日
静岡観光の基本ガイド!季節の見どころ・おすすめエリア・持ち物まで、まっぷる編集部が教えます
初めて静岡旅行に行くけれど、 時期はいつがおすすめ?何泊が基本?など、よくある疑問に旅行ガイドブック「まっぷる」編集部がお答えします!
人気の静岡を楽しく旅するためには、事前準備が欠かせません。
エリアごとのおすすめスポットや、季節の見どころにグルメ、アクセス情報まで楽しく予習すれば、初めての静岡旅行も大成功間違いなし。
これから静岡への旅行を検討している方は、まずこの記事を読んで一緒に準備をしていきましょう!
目次
静岡ってどんなところ?観光するなら押さえておきたい基本情報
日本のほぼ中央、太平洋に面する静岡県は、雄大な自然と温暖な気候に恵まれたエリア。富士山や伊豆半島、浜名湖などの絶景スポットが点在し、海・山・湖の魅力を一度に味わえます。お茶やみかん、わさびなどの特産品も豊富で、自然の恵みを活かしたグルメ旅も楽しみ!東西に長くエリアごとに雰囲気が異なるため、何度訪れても新しい発見があるのも静岡の魅力です。
今回は、初めて静岡観光をする方に特におすすめの6エリアをご紹介。
<静岡の注目エリアと主な観光スポット>
①伊豆・熱海:熱海温泉、白浜海岸など
②浜名湖・浜松:浜名湖、舘山寺温泉など
③日本平:日本平夢テラス、久能山東照宮など
④静岡タウン:駿府城公園、静岡浅間神社など
⑤大井川:大井川鐵道、夢のつり橋など
⑥富士山麓:富士山本宮浅間大社、白糸の滝など
静岡旅行の計画、最大のポイントは「時間に余裕を持ったプランニングをする」こと。一度の旅行で多くの観光スポットを回ることは難しいので、まずは旅のメイン目的(絶対に行きたい場所)を決めてから、訪れるエリアを絞って計画を立てるのがおすすめです。

静岡観光におすすめな時期は?季節ごとの見どころ
季節ごとに表情を変える豊かな自然と、海と山の恵みを存分に楽しめるのが静岡県の魅力!春は富士山を望む桜や新緑、夏は伊豆や浜名湖のマリンレジャー、秋は紅葉と旬の食材、冬は温泉と美しい雪化粧の景色が魅力です。グルメ旅を楽しみたい方は、海の幸やお茶、みかんなどの旬の季節を狙うのもおすすめ。
静岡旅行のベストシーズンはいつなのか、季節ごとの特徴を見ていきましょう。
春(3月・4月・5月)の静岡観光の楽しみ方

3月の静岡は、梅や早咲きの桜が咲きはじめ、伊豆半島では河津桜まつりが見頃を迎えます。菜の花や梅の花が一斉に咲き、春の彩りが広がる時期。富士山を望む富士宮や御殿場では、雪化粧した山と春の花が織りなす絶景が楽しめます。4月は桜が県内各地で満開となり、三嶋大社や駿府城公園、掛川城などの桜名所が人気。
5月になると新緑がまぶしく、伊豆や天竜川沿いの森林、茶畑の広がる牧之原台地では初夏の爽やかな景色が広がります。富士山静岡空港周辺ではお茶の新芽が出そろい、新茶の香りが楽しめる季節です。
■春の静岡の旬素材
しらす(3月上旬~1月中旬、用宗港・田子の浦港ほか)、桜えび(3月下旬~6月初旬、由比港)、かつお(5~6月)
■春の静岡の草花、風物詩
桜(3月下旬~4月上旬)、新茶(4月下旬~5月下旬、島田市・牧之原市ほか)

夏(6月・7月・8月)の静岡観光の楽しみ方

6月の静岡は梅雨入りの季節。雨に濡れる花々が美しく、しっとりとした風情を楽しめるでしょう。アジサイが咲く下田公園や伊豆高原も人気で、雨に映える海と花のコントラストが見どころです。
7月になると海開きとともに、伊豆や御前崎などのビーチリゾートが本格的ににぎわい、スキューバダイビングやシーカヤックなどのアクティビティが盛んに。8月は夏祭りと花火大会が各地で開催され、焼津や清水、熱海の花火大会は毎年大人気です。富士山の山開きもあり、富士宮口や御殿場口からの登山や五合目散策が楽しめる時期です。
■夏の静岡の旬素材
メロン(7~8月、掛川市・袋井市)
■夏の静岡の草花、風物詩
アジサイ(6月、下田市ほか)、海水浴(7~8月)

秋(9月・10月・11月)の静岡観光の楽しみ方

9月の静岡は、残暑が落ち着き、海も山も過ごしやすくなる季節。伊豆や御前崎では秋風が心地よく、混雑の少ないビーチや海辺カフェでのんびり過ごせます。富士山麓や天竜川流域ではススキが揺れ、初秋のドライブにも最適。
10月は紅葉が始まり、寸又峡の夢の吊橋や修善寺温泉、箱根外輪山から続く十国峠などが見頃を迎えます。11月には静岡市の日本平や富士宮の白糸の滝などで紅葉と富士山の絶景を同時に楽しめ、夜は温泉や地酒でゆったりと過ごすのが人気です。
■秋の静岡の旬素材
みかん(9~1月)、伊勢えび(9月中旬~12月、下田港ほか)、かつお(9~10月)
■秋の静岡の草花、風物詩
ススキ(9月下旬~10月上旬、裾野市・東伊豆町ほか)、紅葉(11~12月上旬)

冬(12月・1月・2月)の静岡観光の楽しみ方

12月の静岡は澄んだ空気に包まれ、富士山がもっとも美しく見える季節を迎えます。11~2月頃は山頂が雪化粧し、青空とのコントラストが見事。日本平や三保松原、御殿場高原などから望む「冠雪の富士山」はまさに冬の絶景です。沿岸部は比較的温暖で、熱海や伊豆では快適に観光できる時期。
1月は初詣のシーズンで、静岡浅間神社や三嶋大社、伊豆山神社などが多くの参拝客でにぎわいます。2月は河津桜が開花し始め、ひと足早い春の訪れを感じられる季節。温泉や美しい冬景色とともに、静岡ならではの穏やかな冬旅が楽しめます。
■冬の静岡の旬素材
桜えび(11月下旬~12月、由比港)、金目鯛(12~3月、稲取港・下田港ほか)
■冬の静岡の草花、風物詩
スイセン(12月中旬~1月下旬、下田市ほか)、河津桜(2月上旬~3月上旬)

初めての静岡観光なら絶対行きたい!各エリアの見どころ
冒頭でふれたように、静岡観光の一番のコツは「旅のメイン目的(絶対に行きたい場所)を決めて、訪れるエリアを絞って計画を立てる」こと。
ここからは、静岡の6つのエリアごとに、初めての旅行にぴったりなおすすめスポットをピックアップしてご紹介していきます!
静岡観光のおすすめエリア① 伊豆・熱海

海と温泉、そして豊かな自然が調和する伊豆・熱海エリアは、首都圏からもアクセス抜群の人気観光地。熱海は古くから温泉リゾートとして知られ、近年は再びおしゃれな温泉街として注目を集めています。伊豆半島は海岸線に沿って景勝地が連なり、城ヶ崎海岸の断崖絶壁や、下田の白浜ビーチ、修善寺温泉など見どころが満載。グルメでは新鮮な海の幸やわさび、伊豆スイーツなどが楽しめ、季節を問わず旅情あふれるエリアです。
代表的スポット:熱海温泉、熱海サンビーチ、城ヶ崎海岸、修善寺温泉、伊豆ぐらんぱる公園、白浜海岸など
こんな人におすすめ!:温泉と海を両方楽しみたい人、絶景ドライブやフォトスポットを巡りたい人

>>伊豆のおすすめ観光スポットはこちら
>>熱海のおすすめ観光スポットはこちら
静岡観光のおすすめエリア② 浜名湖・浜松

静岡県西部に位置する浜松・浜名湖エリアは、音楽とものづくり、そして自然が調和するエネルギッシュな地域です。徳川家康ゆかりの浜松城を中心に、歴史と近代文化が融合。浜名湖周辺では遊覧船や温泉、マリンスポーツが楽しめ、湖畔に広がるリゾート地としても人気です。また、うなぎや餃子、みかんなど、地元グルメも充実。浜松市楽器博物館など音楽文化に触れられるスポットもあり、五感で満喫できるエリアです。
代表的スポット:浜名湖、舘山寺温泉、浜松城、うなぎパイファクトリー、浜松市楽器博物館、中田島砂丘など
こんな人におすすめ!:自然と街の両方を楽しみたい人、ご当地グルメを味わいたい人

>>浜名湖のおすすめ観光スポットはこちら
>>浜松のおすすめ観光スポットはこちら
静岡観光のおすすめエリア③ 日本平

静岡市の南に位置する日本平は、富士山と駿河湾を一望できる絶景スポットとして全国的に知られる風光明媚なエリアです。標高約300メートルの丘陵地からは、晴天時に富士山・伊豆半島・清水港までを一望。山頂には日本平夢テラスや日本平ロープウェイがあり、ロープウェイで渡ると徳川家康ゆかりの久能山東照宮に到着します。歴史、自然、眺望のすべてがそろった静岡観光のハイライト!
代表的スポット:日本平夢テラス、久能山東照宮、日本平ロープウェイ、日本平動物園、清水港、三保の松原など
こんな人におすすめ!:富士山ビューを満喫したい人、歴史や絶景に興味がある人

>>日本平のおすすめ観光スポットはこちら
静岡観光のおすすめエリア④ 静岡タウン

県の中心地・静岡市は、都会の便利さと自然の豊かさをあわせ持つコンパクトシティ。駅周辺には商業施設やカフェが立ち並び、少し足をのばせば駿府城公園や静岡浅間神社といった歴史スポットも点在します。お茶の街としても知られ、日本茶カフェやお茶スイーツを楽しめるのも静岡ならでは。夜は静岡おでん横丁で地元グルメを味わいながら、ローカルな雰囲気を満喫できます。
代表的スポット:駿府城公園、静岡浅間神社、青葉おでん街、丸子の宿場町など
こんな人におすすめ!:街歩きやグルメを楽しみたい人、歴史と現代が調和する街を散策したい人

>>静岡タウンのおすすめ観光スポットはこちら
静岡観光のおすすめエリア⑤ 大井川

静岡県中部を流れる大井川沿いは、自然とロマンあふれる旅情豊かなエリア。SL列車が走る大井川鐵道は全国的にも有名で、昭和レトロな雰囲気と山あいの景色が楽しめます。千頭駅から先の南アルプスあぷとラインでは、日本唯一のアプト式鉄道が急勾配をのぼり、夢のつり橋や奥大井湖上駅などの絶景スポットも人気。お茶の産地としても知られ、川根茶の香りが漂うのどかな茶畑風景も魅力です。
代表的スポット:大井川鐵道、夢のつり橋、蓮華寺池公園、蓬莱橋、寸又峡温泉など
こんな人におすすめ!:鉄道旅や自然風景が好きな人、秘境や温泉で癒されたい人

>>大井川周辺のおすすめ観光スポットはこちら
静岡観光のおすすめエリア⑥ 富士山麓

静岡県東部に広がる富士山麓エリアは、世界文化遺産・富士山を間近に望む自然豊かな観光地です。富士宮市・御殿場市・裾野市・富士市などが含まれ、富士山本宮浅間大社や白糸の滝といった名所のほか、富士サファリパークや御殿場プレミアム・アウトレットなど、自然・グルメ・レジャーがバランスよく揃っています。四季によって表情を変える富士山を背景に、写真映えスポットも多数!
代表的スポット:富士山本宮浅間大社、白糸の滝、富士サファリパーク、御殿場プレミアム・アウトレット、朝霧高原など
こんな人におすすめ!:富士山を間近に感じたい人、自然とレジャーを両方楽しみたい人

>>富士山麓のおすすめ観光スポットはこちら
静岡観光におすすめの日数&モデルコースは?

一度は行ってみたい見どころや、名物グルメが盛りだくさんの静岡。新幹線の駅を拠点に据えつつ、県内の移動は、東名と新東名、2本の高速道路のICやスマートICを活用しながらのレンタカー利用が便利です。
ここでは、浜松タウン~舘山寺のおいしいのんびり旅プランをご紹介!
■ 浜松タウン~舘山寺でご当地の味と歴史に出会う1泊2日プラン
1日目
1日目のスタートは東名高速道路 浜松IC。ここから国道152号線経由で30分ほど車を走らせると、浜松城に到着!若き日の家康公のパワーにあやかったら、再び車に乗り込んで約30分。石松餃子 本店で、浜松っ子のソウルフードを堪能しましょう。
国道362号線を経由して、続いての目的地はままつ フルーツパーク時之栖。みずみずしい旬のフルーツを存分に味わいます。その後は国道318・305号線経由。舘山寺温泉の宿で旅の疲れを取りましょう。
2日目
2日目は舘山寺温泉の散策からスタート。遊覧船も楽しめる風光明媚な温泉街をのんびりお散歩。舘山寺温泉から車で20分(国道319・65号を経由)ほど走るとうなぎパイファクトリーに到着します。定番アイテムの人気の秘密を知るチャンス!おみやげを購入したら、国道65号経由で、東名高速道路 浜松西ICへと向かいましょう。

>>伊豆を満喫モデルコース! おすすめの日帰り、1泊2日、2泊3日コースをご紹介
>>熱海の観光モデルコースを2つご紹介!絶対はずせないスポットをチェック!
>>富士山麓のいいトコどり!1泊2日の富士山おすすめ観光モデルコース3選
静岡へのアクセス方法(空港や駅)

飛行機の場合
静岡県には「富士山静岡空港」があり、国内外からのアクセスが可能。旅行の日程が決まったら、早めに航空券を予約しておきましょう。早割やセールを活用すればお得に移動できますが、格安チケットはキャンセルや変更ができない場合もあるため、購入前に規約を確認しておくことが大切です。
富士山静岡空港は静岡市と浜松市の中間に位置し、県内各地へのアクセスも便利。空港からは静岡駅・浜松駅方面へ直通のバスが運行しており、レンタカーを利用すれば富士山や伊豆方面など観光地への移動もスムーズです!
【富士山静岡空港(島田市・牧之原市)】
- 札幌(新千歳)から:約1時間40分
- 福岡から:約1時間30分
- 那覇から:約2時間20分
- 鹿児島から:約1時間30分
新幹線の場合
静岡県は東海道新幹線の沿線にあり、全国からのアクセスが非常に良好です。県内には熱海、三島、静岡、掛川、浜松など複数の停車駅があり、目的地に応じて最寄りの駅を選ぶのがおすすめ。東京からは最速で約40分、名古屋や大阪方面からも短時間で到着できます。
- 東京駅 → 静岡駅:約1時間(東海道新幹線「ひかり」)
- 東京駅 → 浜松駅:約1時間30分(東海道新幹線「ひかり」)
- 名古屋駅 → 静岡駅:約1時間(東海道新幹線「ひかり」)
- 新大阪駅 → 静岡駅:約2時間(東海道新幹線「ひかり」)

静岡各エリアへのアクセス(主要空港・駅から)
続いて、静岡県の主要観光エリアへのアクセスと、各エリア間の移動にかかる所要時間をご紹介します。
- 伊豆・熱海(熱海駅):羽田空港から車で2時間/東京駅から東海道新幹線で45分
- 浜名湖・浜松(浜松駅):中部国際空港から車で1時間40分/東京駅から東海道新幹線で1時間30分
- 日本平(静岡駅):富士山静岡空港から車で50分/東京駅から東海道新幹線で1時間
- 静岡タウン(静岡駅):富士山静岡空港から車で45分/東京駅から東海道新幹線で1時間
- 大井川(新金谷駅):富士山静岡空港から車で20分/東京駅から東海道新幹線で静岡50分+在来線で35分
- 富士山麓(富士山駅):羽田空港から車で2時間/新宿駅から特急富士回遊で2時間

編集部直伝!静岡観光におすすめの持ち物リスト
静岡観光を快適に過ごすためには、持ち物選びも重要。自然や歴史、温泉地など、幅広く楽しめる静岡ならではのアイテムをチェックしていきましょう。
□歩きやすい靴(スニーカーなど)
□日焼け対策アイテム(日焼け止め・帽子・サングラスなど)
□羽織れる上着(カーディガン・パーカーなど)
□フェイスタオル
□モバイルバッテリー
□エコバッグ

初めての静岡旅行も基本情報をおさえて楽しく計画しよう!
静岡旅行を充実させるためには、エリア選び、旅程の計画、持ち物の準備が大切。季節ごとの楽しみ方や移動手段も考えながら、自分にぴったりの旅行プランを立てましょう!
行きたいスポットや食べたいものをもっとチェックしたい方は、「まっぷる 静岡」を参考にしてみてくださいね♪
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