【佐賀】おすすめ絶景&名所!一度は行ってみたい!
ビギナーがチェックするべき定番観光名所はもちろん、地元っ子やカメラマンなど知る人ぞ知る佐賀県内の景勝地をピックアップ。四季の移ろいを感じる庭園やどこか懐かしい田舎の風景、歴史を物語る建物を目にすると、...
九州新幹線と長崎本線の連絡駅となっているJR新鳥栖駅から車で15分ほどの佐賀県みやき町。
筑紫平野の穀倉地帯の一部に広がる小さな町です。
まっぷる編集部が今回「地域応援プロジェクト」として訪れたこの町には、清らかな水が流れる米どころとして、五穀豊穣を願う神事や歴史ある酒蔵の天吹酒造をはじめ、美しいハスの花、秋に咲くヒマワリ、さらに人気の高いひろや製パン所のおいしいパン、ふだん使いの白石焼など魅力的なスポットがたくさんありました。
ぜひ多くの方に知っていただきたい魅力あふれる「みやき町」。
たっぷり時間をかけて、町の魅力を発見してまいりましょう。
みやき町は、佐賀市から東へ約20km、福岡市から南へ約30kmの佐賀県と福岡県の県境に位置します。北部には、佐賀と福岡にまたがる脊振山地がゆるやかな稜線を描き、脊振山系を源とする寒水川(しょうずがわ)、切通川(きりどおしがわ)などがなだらかな丘陵地帯と田園地帯を流れて、九州一の大河・筑後川に注ぐ自然豊かな町です。
古社・千栗八幡宮の「お粥だめし」、日本最古の気象台といわれる綾部八幡神社の「旗上げ神事」「旗下ろし神事」、ハスの花や秋に咲くヒマワリなど、みやき町ならではの風物詩を目的に訪れてみるのもいいですね。
車での行き方
長崎自動車道鳥栖ICから国道34号を佐賀市に向かって約11km
鉄道での行き方
JR佐賀駅から長崎本線で16分、中原駅下車
最寄り駅のJR中原駅はコミュニティバスが経由していますが、本数が少ないので町めぐりは車利用がおすすめです。
最寄りのICは長崎自動車道鳥栖IC。まずは、愛らしい肥前狛犬が出迎える千栗八幡宮をめざしてハンドルを切り、参拝後は酒蔵が国の登録有形文化財の天吹酒造へ。
ランチは地元の産物がふんだんな農家料理に舌つづみ。観光の締めくくりは、みやき町屈指の人気ベーカリーひろや製パン所や、地元の白石焼を展示販売する裕翠窯に足を運んでおみやげ選びをしましょう。
長崎自動車道鳥栖IC
↓ <車>10km
千栗八幡宮
↓ <車>2.1km
天吹酒造
↓ <車>2.3km
農家レストラン まがりや
↓ <車>7km
綾部八幡神社
↓ 徒歩すぐ
喜久屋
↓ <車>4.2km
ひろや製パン所
↓ <車>1.2km
裕翠窯
↓ <車>10.5km
長崎自動車道鳥栖IC
金メダリストが鍛錬した「栄光への石段」を一歩ずつ
創建は神亀元(724)年、どっしりとした肥前鳥居と肥前狛犬が出迎える由緒ある肥前国一ノ宮です。境内からは筑後川流域が広く見渡せ、毎年3月15日に行われる「お粥だめし」は日本三大粥祭りの一つとして有名です。参道の146段の石段は、かつてこの地出身の柔道家で金メダリストの古賀稔彦さんが修練のため上り下りした「栄光の石段」。石段を一歩一歩かみしめて上れば、ご利益が高まるかもしれませんね。
千栗と書いて「ちりく」と読む。千栗八幡宮創建の伝説に、一夜にして千本の栗が生い茂った地に社を建てた。そしてその栗が逆さに生えていたことから「くり」を「りく」というようになったと言い伝えられている
拝殿に安置されているゆるキャラのような肥前狛犬。この形の狛犬は、佐賀県と福岡県、長崎県、熊本県の一部に分布しているそう
石段の脇には「栄光への石段」の碑がある
初夏は二千年ハスと舞妃蓮(まいひれん)が美しい
千栗八幡宮から南へ車で約1km。治水の名手として知られる戦国時代の名将、成富茂安が築いた旧筑後川の堰堤を活用した公園があります。園内にはハス池があり、その南側約200㎡の水面では、6月下旬から8月初旬にかけて二千年ハスと舞妃蓮と呼ばれる2種のハスが大輪の花を咲かせます。花の見ごろは朝の6時頃から9時頃。ちょっと早起きしてでかけてみませんか?
ハス池には二千年ハスと舞妃蓮、食用の蓮根ハスを栽培
花からの贈り物。「 花酵母 」の日本酒は、やわらかく華やか
創業元禄年間(1688~1704年)の蔵元。酒造りに好適な雄町や山田錦、佐賀県産米を中心に脊振山系のまろやかな伏流水を原料にしています。300年の歴史を誇る酒造の看板商品は、その名も「天吹」。花由来の酵母を使って醸しているのが最大の特徴です。たとえば「特別純米酒 天吹」はベゴニア、「天吹 生酛 純米大吟醸 雄町」はシャクナゲといった具合に、異なる花酵母を使うことにより、味わいや香りにはっきりとした違いが生まれ、それぞれの天吹のうまさに個性が加わるのだそうです。有料で3種類の試飲ができるのでドライバーでなければ、試してみてはいかがでしょう。酒蔵見学もできますが、事前に問い合わせが必要です。
外壁に風神の鏝絵をあしらった仕込み蔵「風神蔵」。敷地内の酒蔵群は国の登録有形文化財
「特別純米酒 天吹」720㎖1560円・1800㎖3080円
「天吹 生酛 純米大吟醸 雄町」720㎖2200円・1800㎖4400円
みやき町には、なぜかハート形の水盤(手水鉢)が多い。天吹酒造の入り口にも
農家が経営する田んぼの中のレストラン
秋には稲穂が揺れるのどかな田園風景の中に建つレストラン。農家が経営するだけに、自家製の有機野菜と地元産にこだわった料理が味わえます。ランチメニューは4種の定食があり、どれもみずみずしい野菜がたっぷりのサラダバーとコーヒー付き。夜の食事は予約が必要なのでご注意を。
1日限定10食の「まがりや定食」1080円
「旗上げ神事」「旗下ろし神事」は、日本最古の天気予報
元久2(1205)年創建の風の神を祀る神社。真竹に付けた旗の巻き具合で風雨の襲来や農作物の豊凶を占う、7月15日の「旗上げ神事」、9月秋分の日の翌日の「旗下ろし神事」は1000年以上の歴史をもち、日本最古の気象台とも呼ばれます。春は桜やツツジ、秋には黄金色に色づいたイチョウなど季節ごとの彩りも楽しめますよ。
境内のご神木とされる大イチョウに、地上から30mの高さになるように掲げられた神旗
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会社創立は平成元年。以来、『まっぷるマガジン』『ことりっぷ』などなど、福岡市の編集プロダクションとしての立地を生かし、見どころ、グルメ、温泉、宿など九州一円の観光情報誌の制作にかかわってきました。
これからも、これまで培ってきたノウハウを存分に発揮して、個性あふれる九州の魅力と元気のよさを多くの方々に伝えていきたいと思います!