【京都】紅葉の愉しみ方!明治の京都をたどる!
近世から近代へ、大転換期のメイン舞台ともなった京都。2018年は、ダイナミックな時代の息吹を伝える旧跡に、当時と変わらない秋の風景を訪ねてみたい。...
三条大橋から215m北の御池大橋は、道幅の広い御池通に架かる橋。西に少し歩けば京都市役所があります。
上流へと進んでいくと、二条大橋の手前あたりに前述のみそそぎ川から高瀬川へと水を流す取水口があります。森鴎外『高瀬舟』で綴られる高瀬川のはじまりはここからなのです。
御池大橋をそれて高瀬川を北へ歩くと、高瀬舟(復元)が見られ、高瀬川が水運の要衝であったことがしのばれます。
夏の風物詩・鴨川納涼床の北端はこの橋の手前まで。納涼床の下をくぐるみそそぎ川は、二条大橋の少し北から五条大橋の手前まで流れていきます。
遊歩道を歩いていくと、対岸へ渡るための飛び石が現れます。小さな子から大人まで、ちょっとしたわくわく感が得られるスポット。
飛び石の上で立ち止まってみると、川を吹きわたる風がいっそう爽やかに感じられます。
丸太町橋の西側には、日本初の女学校「女紅場址」碑が立ちます。
丸太町橋から以北は、整備が進んでいてのんびりできるところ。さんぽをする人、ジョギングをする人、楽器を奏でる人、ベンチに寝そべって読書をする人……皆、思い思いの時を過ごしています。
桜並木が川岸を染める頃は、多くの人が待ち焦がれた春を愛でに訪れます。
「荒神さん」こと三宝荒神を祀る護浄院が近くに移転してきたことが、荒神橋の名の由来。
橋から少し北へ進めば、またもや飛び石が現れます。二条大橋近くの飛び石は千鳥の形も見られるのに対し、こちらは亀。子どもたちの笑顔をさそいます。
橋の西側には、ベーグルやサンドイッチが人気のベーカリー「LAND」があるので、パンを買って川のほとりのベンチでランチタイムもいいですね。
賀茂大橋付近は、賀茂川と高野川が合流し、鴨川となる場所。中央の三角州は「鴨川デルタ」と呼ばれ、鴨川を代表する景色のひとつ。
この橋からは、南東方面に大文字山、北東方面には比叡山が望めます。夏の五山送り火で点灯する「大」の文字を眺められる絶好のスポット。
賀茂大橋を設計したのは「関西建築界の父」こと武田五一。日が暮れると欄干の石灯籠に灯るあかりも風情を感じさせます。
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