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有田焼 伊万里焼 波佐見焼 それぞれのポイント&イベント情報 佐賀・長崎で焼き物めぐりをしよう!

まっぷるマガジン編集部

更新日: 2022年9月9日

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有田焼 伊万里焼 波佐見焼 それぞれのポイント&イベント情報 佐賀・長崎で焼き物めぐりをしよう!

有田と伊万里は数百年も前から続く焼物の里。
色絵が美しい有田焼、緻密な絵柄に技が光る伊万里焼はいずれも魅力にあふれ、全国のファンをとりこにしています。
有田町の隣にある長崎県波佐見町も、同じく陶芸が盛ん。
普段使いできるおしゃれな器が多く、とくに若い世代に人気です。

こちらの記事ではそれぞれのポイントとエリア間の移動、またイベント情報をご紹介。
3つの焼物の里をめぐって、好みの器を見つけよう。

有田・伊万里・波佐見のそれぞれのアクセス

【有田へ】

佐賀
↓ JR長崎本線・佐世保線特急(約40分)
有田

佐賀
↓ 車(約60㎞)
有田

伊万里
↓ 松浦鉄道(約25分)
有田

伊万里
↓ 車(約14㎞)
有田

波佐見
↓ 車(約7㎞)
有田

【伊万里へ】

唐津
↓ JR筑肥線(約50分)
伊万里

唐津
↓ 車(約25㎞)
伊万里

【波佐見へ】

有田
↓ 車(約7㎞)
波佐見

澄んだ白磁に赤絵が映える「有田焼」

有田焼は、およそ400年前に朝鮮人陶工によって磁器の原料が発見されたことにはじまる。おもに元禄期(1688~1703年)ころのものを「古伊万里」と呼び、ヨーロッパ貴族の間では金や銀と同等の価値で流通した。独自の艶を帯びた白い肌と、ドイツのマイセンをはじめ海外の窯に影響を与えたという美しい赤絵(色絵)に特徴がある。

澄んだ白磁に赤絵が映える「有田焼」

窯をつくるレンガ、トンバイを赤土でかためた「トンバイ塀」

澄んだ白磁に赤絵が映える「有田焼」

磁器製の鳥居と狛犬がある陶山神社

澄んだ白磁に赤絵が映える「有田焼」

モダンな有田焼もたくさんある

【有田焼】柿右衛門様式

1670年代から80年代に確立された柿右衛門様式。乳白色の素地を生かし、草花や動物の文様を繊細に表現。乳白色の素地は「濁手(にごりて)」と呼ぶ。

【有田焼】柿右衛門様式

【有田焼】古伊万里様式「金襴手」

豪華な装飾が特色の古伊万里様式。なかでも「金襴手」は、上絵に赤、金などを使って白肌が隠れるほどに絢爛豪華な文様を描く。濃い染付が特徴。所蔵:佐賀県立九州陶磁文化館

【有田焼】伝統を守りつつ進化

昔から続く伝統の模様を描いて個性をプラスしたものや、デザインの美しさがさらに進化したもの、機能性を重視したものなどさまざまな器が生まれている。

【有田焼】伝統を守りつつ進化
【有田焼】伝統を守りつつ進化

繊細な職人のワザにうっとり「伊万里焼」

伊万里市南部の大川内山は、延宝年間(1673〜81年)から明治まで鍋島藩の御用窯が置かれた場所。鍋島藩が関所を設けて流出を防いだ磁器は、伊万里焼の最上級をあらわす「鍋島焼」と呼ばれる。大胆な構図でありながら草花の葉脈や動物の毛並みまで精密に描写。少しの線のゆがみや色むらも出さない高度な職人の技により、作品に凛とした気品が生まれる。

【伊万里焼】鍋島焼

鍋島藩の御用窯で焼かれた磁器。鍋島様式は大きく分けて白磁に藍色の呉須で文様を描く「鍋島染付(藍鍋島)」、赤、黄、緑の三色で上絵を付けた「色鍋島」、青磁釉を何層もかけて焼く「鍋島青磁」の3種がある。

【伊万里焼】鍋島焼

色鍋島公法窯 大川内ギャラリーのコーヒーカップ。繊細な絵付けは品がある

色鍋島公法窯 大川内ギャラリー

住所
佐賀県伊万里市大川内町乙1175-3
交通
JR筑肥線伊万里駅から西肥バス大川内山行きで20分、正力坊下車、徒歩3分(タクシーでは8分)
料金
花籠文鍋島35寸皿=600円/ゆずり葉鍋島35寸皿=600円/椿つなぎ猪口=26250円/小手毬文湯呑み=16800円/

【伊万里焼】色鍋島

呉須でくっきりとした輪郭線を描いて一度焼いてから、赤、黄、緑の三色で上絵を付ける。金や銀などの派手な色は使わず、限られた色で多彩な表現をする。

【伊万里焼】色鍋島

【伊万里焼】鍋島染付(藍鍋島)

透明感のある素地に藍色の呉須で図柄を描くため、輪郭線や濃みがよく見え、シンプルでありながら気品が漂う。巧みな筆使いによる濃淡で奥行きを出す。

【伊万里焼】鍋島染付(藍鍋島)

【伊万里焼】鍋島青磁

独特の青緑色が美しい。なかには絵付けをしたものもある。感性をゆさぶる作品が多く、年配層に支持される。

【伊万里焼】鍋島青磁

手にしたくなるスタイリッシュな器「波佐見焼」

長崎県波佐見町は、江戸時代に高級とされていた磁器を大衆に広めたところ。安価で丈夫な「くらわんか碗」と呼ばれる器から発展した。シンプルで日々の暮らしになじむデザイン、さらに値段も手ごろときたら見逃すわけにはいかない。近年はカフェや雑貨店などで扱われることが多く、全国的に人気を集める。

手にしたくなるスタイリッシュな器「波佐見焼」

センスのいい器が並ぶnatural69

手にしたくなるスタイリッシュな器「波佐見焼」

デザインがかわいらしい日常食器

【波佐見焼】くらわんか碗

粗めの素地に呉須で染め付けをほどこしている。当時は、柄はシンプルな唐草模様がほとんどだった。厚手で強度があり、庶民になくてはならない器となった。

【波佐見焼】くらわんか碗

【有田・伊万里・波佐見】ステキな焼物に出合えるイベント

伊万里やきものまつり
4月29日~5月5日[伊万里]
伊万里大川内山窯元市

有田陶器市
4月29日~5月5日[有田]

波佐見陶器まつり
4月29日~5月5日[波佐見]

大川内山・風鈴まつり
6月中旬~8月31日[伊万里]

唐津焼展
9月中旬または下旬の5日間[唐津]

鍋島藩窯秋まつり
11月1~5日[伊万里]

秋の有田陶磁器まつり
11月19~23日[有田]

【観光の問い合わせ先】
有田町商工観光課…0955-46-2500
有田観光協会…0955-43-2121
伊万里市シティプロモーション推進課…0955-20-9031
伊万里市観光協会…0955-23-3479

※2022年6~7月現在の情報です。お出かけの際は最新の情報をご確認ください

【有田・伊万里・波佐見】ステキな焼物に出合えるイベント

大川内山・風鈴まつりの様子。直径20㎝の巨大風鈴が登場する

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