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【徳島】初心者におすすめ!お遍路体験レポート!

by mapple

更新日:2019年1月12日

いつかはお参りしてみたい、四国八十八ヶ所霊場。比較的アクセスのよい第1番札所から第5番札所までは、初心者にもおすすめのコース。のどかな景色に癒される歩き遍路の旅に出かけよう。

お遍路って何?

今から約1200年前、弘法大師が人々の災難を除くために開いた霊場が四国霊場。後に大師の高弟が大師の足跡を遍歴したのが霊場めぐりの始まりと伝わる。人間には88の煩悩があり、四国霊場を八十八ヶ所めぐることによって煩悩が消え、願いがかなうといわれる。2015年4月、四国4県の「四国遍路」が文化庁の日本遺産に認定された。

まずはキホンをマスターしよう

お遍路スタイル

菅笠 1620円〜

凡字を前にかぶり、参拝中も笠は取らなくてよい。日よけや雨よけにもなる。

輪袈裟 2700円〜

参拝する際の正装具。食事や手洗いのときは、はずすのがマナー。色や柄はさまざま

白衣 2370円〜

お遍路の正装で、これを着ていると一目でお遍路さんとわかる。背中に「南無大師遍照金剛」の文字が入るのが一般的

頭陀袋 1080円〜

白布の肩掛けバッグ。納経帳や納札などを入れる

[中に入っているのは・・・]

経本540円~
般若心経、十三仏真言が掲げられた四国霊場用を用意

納経帳2052円~
札所ごとに本尊と寺号の墨書、寺印をもらうためのノート

納札(白札200枚)216円〜
巡礼の回数によって、白、緑、赤、銀、金と色が異なる。はじめての人は白札を選ぼう

※金額は霊山寺で購入した場合のものです。
※金額は参考金額になります。

金剛杖 1728円〜

弘法大師の化身とされるので、丁寧に扱う。橋の下で眠っているといわれる弘法大師を起こさないよう、橋の上では杖はつかない習わしがある

参拝のお作法[参拝の目安 約30分]

❶門の前で一礼する

札所に着いたら、境内に入る前に山門(仁王門)で深く一礼する。参拝後に門を出るときも同様に、境内に向かって一礼する。

❷心身を清める

まず右手に柄杓を持ち左手を清め、次に左手に持ち替えて右手を清める。再び右手に持ち替えて左手に水を受けて口をすすぎ、最後にもう一度左手を清める。

❸一度だけ鐘をつく

自由に鐘がつける札所では、一度鐘をつく。つくことができない札所もあるので注意。参拝後に鐘をつくのは縁起がよくないといわれている。

❹本堂と大師堂にお参りをする

[い]納札箱に納札を入れる。納札には日付、住所、氏名を記入し、願い事があれば裏書を。

[ろ]灯明、線香、賽銭をあげる。ロウソクは奥の段から、線香は3本を中心から立てる。

[は]読経する。経本を見ながら般若心経を唱えたあと、御本尊真言を3回唱えよう。

❺納経を受ける

参拝が終わったら、本尊と寺号の墨書、寺印をもらう。あわせて各札所の御本尊の絵姿を刷った御影をもらう。

ここに注意!

●納経時間 
納経所の受付時間は午前7時から午後5時まで。山間の札所では早めに終了する場合もある。日曜、祝日、春・秋など参拝者が多い時期は受付が混雑することも。
●納経料 
納経料金は納経帳が300円、納経軸500円、白衣200円。小銭を準備しておこう。また朱印をもらえるのは、納経帳、納経軸、白衣に限られる。

初めてのお遍路Q&A

Q おすすめの遍路シーズンはいつですか?
A 春と秋がおすすめです。
歩き遍路ならとくに気候のよい春と秋がベスト。ただし、観光客や参拝者が増え、混雑することも。車で回る場合は季節を選ばず行けますが、冬は山道の凍結に注意しましょう。

Q “歩き”以外でもOKですか?
A もちろんOK。
徒歩のほか、自転車やマイカーなど、交通手段は自由。旅行会社やバス会社が企画する巡拝バスツアーでめぐるのもアリ

Q 一度に88の札所すべてを回らないとダメ?
A 一度に回る札所の数、順番は自由です。
第1番札所から第88番札所まで全行程は約1400㎞。一度ですべてを回ったり、順番通りでなくてもOKです。自分に合った巡拝プランを立てましょう。

モデルコース【約13km 約6時間30分】

第1番札所 霊山寺~第5番札所 地蔵寺

[スタート]9:00
JR板東駅(JR徳島駅から高徳線で約31分)

⇩ 0.8㎞、徒歩10分
9:10
1 霊山寺

⇩ 徒歩すぐ
9:45 [立ち寄り]
おやすみ処門前一番街

⇩ 1.4㎞、徒歩20分
10:20
2 極楽寺

⇩ 徒歩すぐ
10:45 [立ち寄り]
長寿庵

⇩ 2.6㎞、徒歩35分
11:35
3 金泉寺

⇩ 0.5㎞、徒歩7分
12:00 [立ち寄り]
こんせん

⇩ 6㎞、徒歩1時間30分
14:00
4 大日寺

⇩ 2㎞、徒歩25分
14:45
5 地蔵寺

⇩ 0.3㎞、徒歩7分
[ゴール]15:15
徳島バス羅漢バス停(JR徳島駅までバスで約58分)

【第1番札所】霊山寺

「一番さん」と呼び親しまれる発心の札所
奈良時代に聖武天皇の勅願により行基が開いたといわれる発願の寺。荘厳な伽藍が立ち並ぶ境内は、いつも大勢のお遍路さんで賑わう。1番札所らしく、遍路旅を始めるにあたっての授戒とお説法(1名2000円)が受けられる。

初めての人はまずココへ
霊山寺に併設した総合案内所。売店ではお遍路用品一式を販売している。
7:00~17:00 
無休

手水場で身を清めたら本堂へ

読経すると心が落ち着きます

納経を済ませたら、御影を受け取ります
御本尊の絵姿が描かれている

見どころ
本堂の天井を見上げると龍の絵が !

おやすみ処門前一番街[霊山寺からすぐ]

巡礼途中に立ち寄りたい
第1番札所、霊山寺門前に建つ。庭園を囲むように特産品コーナーや茶席、食事処が集まり、巡拝用品が一式そろう売店もある。

名物の焼き餅・あわくった(2個入り240円)が人気

【第2番札所】極楽寺

弘法大師が植えたと伝わる長命杉が見事
御本尊の阿弥陀如来は指定重要文化財(非公開)。境内に大師が植えたと伝わる樹齢約1200年の「長命杉」がそびえる。「安産大師」とも呼ばれ、安産祈願に訪れる人も多い。

朱塗りの山門をくぐって境内へ

長命杉に結ばれた紅白のひもに触れてパワーをもらおう

広々とした境内が気持ちいいな

見どころ
釈迦の足跡を刻んだ仏足石があります

極楽寺の安産御守 2000円

長寿庵[極楽寺からすぐ]

お遍路グッズが充実
極楽寺併設のお遍路用品店で、オリジナルの納経帳やお守りがそろう。

ここでしか手に入らないものも多い

【第3番札所】金泉寺

弘法大師が掘った黄金の井戸
日照りに苦しむ村人たちを見た弘法大師が井戸を掘り、ここから湧き出た霊水を「黄金の井戸」としたことが寺名の由来。境内には弁慶が力試しをした「弁慶の力石」が残る。

堂々とした仁王門に圧倒されます

見どころ
境内にある黄金の井戸。のぞき込んで自分の顔が映ると長生きできるかも!?

第2番札所をでたところで、遍路道を案内する道しるべを発見☆
これに沿って歩けばいいんだね

第3番札所に続く田畑の中のあぜ道を歩きます
のどかな景色に心が癒されるね

第3番から第4番札所までは今回の最長区間です。がんばろう!
歩き遍路だからこそ通れる山道だよ

たくさんのお遍路さんがたどってきた道なんですね
記念写真をパチリ

こんせん[金泉寺から徒歩7分]

名物「こんせんうどん」に舌鼓
本場の讃岐うどんが食べられる店。名物は肉、卵、エビの入ったこんせんうどん。麺の食感とのどごしを楽しむなら、ざるうどんがおすすめ。

こんせんうどん(大)900円

カフェレスト・クローバー[金泉寺から徒歩30分]

焼きたてワッフルでひと休み
札所に近く、地元の人にも親しまれる喫茶店。ワッフルは生地から手作りし、注文が入ってから焼き上げる。

木目調の落ち着いた雰囲気

チョコバナナワッフル(650円)

【第4番札所】大日寺

朱塗りの鐘楼門が目を引く古刹
弘法大師がこの地にとどまって修行をしていたとき、自ら大日如来像を刻み、本尊として創建したと伝えられる。何度かの廃寺の後、天和・貞享年間(1681~88)に再興した。

阿波藩主蜂須賀家に帰依されて繁栄した

見どころ
本堂と大師堂を結ぶ廻廊には、33体の木造観世音像が安置されています

歩き遍路用の休憩所でちょっと一息
あと少しだよ〜

【第5番札所】地蔵寺

御本尊は一寸八分の胎内仏
嵯峨天皇の勅願を受けて弘法大師が開いたとされ、大師が彫ったという一寸八分(約5cm)の勝軍地蔵菩薩を納めた延命地蔵尊を祀る。源義経など、多くの武将や阿波藩主の信仰を集めた。

本堂横にある地蔵尊の経木台の下が水琴窟になっています

経木に水をかけると澄んだ音色がします

奥の院にある等身大の五百羅漢(拝観料200円)

山門をくぐると広大な境内が広がります

見どころ
背丈が4mもある大師様が迎えてくれます

歩き終わっての感想

土地勘がなくて心配だったけど、道しるべがたくさんあって迷わず歩けました。参拝して回っていると、すがすがしい気分になります。

お遍路キーワード&お役立ち情報

お遍路 用語辞典

【打つ】うつ札所を巡拝すること。
順打ち・・・・・1番札所から順にめぐること
逆打ち・・・・・88番札所から逆にめぐること
区切り打ち・・・何回かに分けてめぐること
一国参り・・・・一つの国(県)ごとにめぐること

【お接待】おせったい
お遍路さんを食べ物などでもてなす、善根の習慣。接待を受けたらお礼として納札を渡す。

【お大師様】おだいしさま弘法大師のことを、親しみを込めてこう呼ぶ。

【お勤め】おつとめ寺の本尊の前で読経する日課のこと。

【同行二人】どうぎょうににん一人で巡礼していても、いつも弘法大師といっしょという意味。

【発願・結願】ほつがん・けちがん最初の寺に参ることを「発願」、八十八札所すべてを打ち終えることを「結願」という。

覚えておきたい 十善戒

弘法大師が唱えた10の教えで、遍路をするうえで守らなければいけないルール。

一、不殺生 ふせっしょう
殺生してはならない

二、不偸盗 ふちゅうとう
盗みをしてはならない

三、不邪淫 ふじゃいん
淫らなことをしてはならない

四、不妄語 ふもうご
ウソをついてはならない

五、不綺語 ふきご
お世辞を使ってはならない

六、不悪口 ふあっく
悪口を言ってはならない

七、不両舌 ふりょうぜつ
二枚舌を使ってはならない

八、不慳貧 ふけんどん
欲張ってはならない

九、不瞋恚 ふしんに  
怒ったり憎んだりしてはならない

十、不邪見 ふじゃけん  
よこしまな考えを起こしてはならない

参拝の手段アレコレ

★歩いて
自分の足でめぐる充実感と、巡拝後の達成感はひとしお。時間と体力に余裕がある人はぜひトライ!

★車で
観光地などへの寄り道もラクラク。細い道や山道などでは運転に注意しよう。

★ツアーバスで
遍路ガイド付きで、効率よくめぐれるのがメリット。多彩なプランのなかから、自分に合ったものをセレクトしよう。
[問い合わせ先]
●徳島/徳バス観光サービス 0120-488-320(徳島県内・携帯電話からは 088-622-0886)
●高知/とさでんトラベル 088-882-0111
●愛媛/伊予鉄トラベル巡拝センター 089-948-3114
●香川/ことでんバス観光課 087-851-3320

宿坊に泊まろう

宿坊って…?
寺に併設する宿泊施設のこと。四国八十八札所には、現在15の札所に宿坊がある。料金は1泊2食付きで7000円程度。

どんなことをするの…?
朝はお勤めがあり、お経を唱えたり住職の説法に耳を傾けたりする。参加は任意の場合もあるが、貴重な機会なのでぜひ参加してみて。

筆者:mapple

まっぷる徳島 鳴門・祖谷渓・阿南海岸

発売日:2018年06月19日

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