【秋田】1泊2日旅行で秋田を満喫!角館からスタートするおすすめプラン
新幹線が停車する角館からスタートする1泊2日の秋田旅行のおすすめモデルコース! 人気の秘湯、乳頭温泉郷に泊まったら、2日目は「田沢湖エリア」「秋田タウンエリア」「横手・湯沢エリア」の3つから好きな...
更新日: 2023年3月30日
藩政時代の町割りが残る角館は、秋田県屈指の観光スポットのひとつ。
武家町の「内町」と町人町の「外町」から成り立ち、季節ごとの景観が楽しめます。
角館は東北屈指の桜の名所としても名高く、毎年春になると、薄紅色をしたシダレザクラが黒板塀の続く武家屋敷通りを鮮やかに彩るのも見逃せませんよ。
また、観光に欠かせないご当地グルメも勢ぞろい。
町歩きの休憩にぴったりのカフェや、個性豊かなおみやげもチェックしておきましょう。
まずは角館へのアクセスと、基本情報を確認しておきましょう。
【空港から】
秋田空港から角館まで、乗合タクシー秋田エアポート ライナー乳頭号で1時間ほど。(前日17時までの要予約)
【鉄道駅から】
秋田駅から角館駅まで、秋田新幹線こまちで40~50分でほど。
東京駅から角館駅までは、秋田新幹線こまちで3時間~3時間10分ほど。
【高速ICから】
大曲ICから角館まで、車で国道105号などを通っておよそ40分。
400年前に芦名義勝がつくった町割りが残る町。北側に位置する内町と、南側の外町に分かれる。内町は深い木立で覆われ、重厚な屋敷構えと黒板塀が連なり落ち着いた城下町の趣が漂っている。一方、外町は町人町としての賑わいが感じられ、びっしりと商店が連なる。役場のある広場が境界線となっていて大火を防ぐ「火除け」と呼ばれている。
内町(うちまち)
1600年代には秋田藩の支藩としては最も大きな城下町を形成し、武家町は道路の幅から曲がり角一つまで、そのまま残っている。往時の屋敷や門構え、蔵など、いにしえに思いを馳せながら、武家屋敷めぐりを楽しもう。
外町(とまち)
商家が軒を連ねる商人・町人の町で、土蔵やレンガ蔵が数多く残り、レストランやショップに活用している店も少なくない。郷土料理を味わうグルメや、小物や民芸品などのショッピングを楽しみながら歩ける、活気ある雰囲気も漂っている。
おすすめのめぐり方
人力車
車夫がユーモアを交えながら見どころや歴史をガイド。乗り場は武家屋敷通りにある角館樺細工伝承館前。
レンタサイクル
角館駅前に、レンタサイクルショップが1軒ある。ただし、冬期は休業している。
JR角館駅前にあり、角館観光の拠点となる。観光やグルメ、宿泊交通などの情報が収集できるほか、町歩きに便利なサービスも行っている。
【便利なサービス】
手荷物預かり(有料)
手荷物の預かりのほか、コインロッカーも設置。17時までに引き取りを。
長靴の貸し出し(無料)
雪の角館を歩きたいときには、長靴に履き替えて散策しよう。冬期限定で、無料で貸し出してくれる。
傘の貸し出し(無料)
急な雨のときなどに便利な傘の貸し出しも無料である。
角館は格式の高い武家屋敷がずらりと並ぶ「内町」と、明治から大正期のモダンな商家の残る「外町」があります。JR角館駅からいずれも歩ける範囲なので、異なる魅力をもつ各エリアを散策してみましょう。
およそ400年の歴史がある名家で、角館散策の定番スポット。3000坪の広大な敷地、立派な門や母屋など、2代目当主・藤右衛門が佐竹氏の忠実な家臣として、主君の繁栄を支え続けた功績を高く評価された家柄であることがうかがえる。資料館や食事処、みやげ店などが完備され見ごたえ十分。
<JR角館駅から徒歩20分>
薬医門
藩への功績が認められ、特別に許可された門。家の位が表れる門は青柳家の格式の高さを物語っている。
母屋
厄除けの意味を込めた鬼板や透かし彫りなど、武家屋敷らしい威厳に満ちたたたずまい。
青柳家武器蔵
鎧や銃など、武士の誇りである江戸時代の武具のほか、貴重な文献などが収蔵されている。
代々の当主は佐竹北家に仕えた財政担当の用人。嘉永6(1853)年に8代目の当主・直信が桧木内川に近い川原町より居を移したとされる。角館にある武家屋敷の中で最古であり、座敷に上がって見学ができる。建物や生活様式などについて説明してくれる、5分ほどの無料ガイドもわかりやすいと好評。
<JR角館駅から徒歩25分>
母屋
上級武士の屋敷特有の構造が見られる母屋。非公開部分は現在も住まいとして使われている。母屋の縁側からは緑豊かな庭園を望む。
文庫蔵
明治大正期に造られた、建物の中に蔵がある。重厚な黒漆喰造りで現在も使用中。
西宮家は佐竹本家の直臣である西宮織部を祖として、歴史を重ねてきた家柄。現在の建物は明治後期から大正時代に建てられた母屋と5棟の蔵を復元したもの。蔵は本格レストランや和雑貨のショップとして営業し、とくに女性客からの人気が高い。庭園を眺めながら蔵巡りを楽しもう。
<JR角館駅から徒歩10分>
母屋
3つの座敷部屋と囲炉裏部屋があり、庭を望む落ち着いた空間でお茶や甘味が楽しめる。
和布ボンボンヘアゴム
彩り豊かな和布のペンケース
嘉永6(1853)年創業の、秋田を代表する味噌・醤油の醸造元。享保時代に地主として栄え、小作米を原料に味噌の醸造を始めた。普段使いにも贈り物にも喜ばれる、豊富なラインナップがうれしい。試食ができる文庫蔵は、散策途中の休憩スペースとして開放されている。
<JR角館駅から徒歩15分>
レンガ造りの蔵がひときわ目立つ
春の角館は、満開の桜が町に趣を添えます。重厚な建物群と艶やかなピンクのシダレザクラのコントラストが美しい武家屋敷通りや、約2kmにわたって続くソメイヨシノの並木など、必見スポットをピックアップ。
毎年4月20日から5月5日の期間に開催。期間中は町を薄紅色の桜が彩り、多くの観光客でにぎわう。見どころは、武家屋敷通りと桧木内川堤。ゴールデンウィーク近くに見ごろを迎えるため、連休を利用して訪れるのがおすすめ。
角館のさくら祭りを楽しむポイント
1.角館の桜は2種類
武家屋敷通りのシダレザクラと桧木内川堤のソメイヨシノがあり、ソメイヨシノのほうが開花が遅い。
2.開花状況を知る方法
田沢湖・角館観光協会のホームページをチェック。開花状況をリアルタイムで配信している。
3.桜まつり期間はイベントが充実
小町娘やハイカラさんの衣装体験、おやま囃子などのイベントがめじろ押し。詳細は4月上旬頃に決定。
4.夜はライトアップも!
桜まつり期間中は、武家屋敷通りの桜がライトアップされる。時間は日没から22時30分まで。
黒板塀が印象的な武家屋敷通りが、シダレザクラの並木道へと様変わり。例年4月中旬から5月上旬にかけて開花。
<JR角館駅から徒歩20分>
約450本のシダレザクラがいっせいに咲き誇る
町の中央を流れる桧木内川の川沿いに、全長2㎞の桜並木が続く。例年の開花時期は4月下旬から5月上旬。
<JR角館駅から徒歩20分>
弁当を持参し、川堤で花見を楽しむ観光客も多い
桧木内川堤の小道は両側にソメイヨシノが咲き、桜のトンネルになる
角館駅からいちばん近い桜スポット。モダンな建物が多く、武家屋敷通りとはひと味違った景観が楽しめる。
<JR角館駅から徒歩10分>
外町は観光スポットが充実。気になるスポットに立ち寄りながら散策しよう
角館には、秋田観光に来たらぜひ食べておきたいご当地グルメが大集合! きりたんぽ鍋や稲庭うどんなど、秋田を代表するグルメをお試しあれ。
手作りのきりたんぽや比内地鶏のだしを使った、秋田ならではの料理を堪能できる。比内地鶏のつくねや焼鳥などは地酒とともに味わいたい一品。オリジナルの宅配きりたんぽも人気で、地方発送もしてくれる。
比内地鶏 キリタンポ膳
リピーターも多い、比内地鶏のうまみたっぷりのきりたんぽ鍋と、稲庭うどんのお得なセット
くつろげる2階席が店のおすすめ
角館で唯一、稲庭うどんの名品八代佐藤養助が食べられる店。家庭的でふんわりとした甘みの、名物だし巻き玉子も一緒に頼むのがおすすめ。店内は稲庭うどんをはじめとした、みやげコーナーが充実しているのもポイント。
稲庭冷しうどんセット
代表メニューの稲庭うどんと人気のだし巻き玉子のセットは、うれしいゆかりおにぎり付き
家庭的な味が人気のだし巻き玉子
みやげコーナーもある店内
自家栽培、自家製粉の地そばが自慢。十割と二八が好みで選べる。農業も営む店主が有機栽培したそばの実を、みずから製粉し手打ちした地そばは、それを目当てに全国からファンが訪れるほどの人気。
十割二色もり
殻ごと挽いた田舎そばと、殻をむいたそばの十割二色もり。味の違いを比べてみよう
休日や観光シーズンは行列覚悟の人気店
角館の名料亭・稲穂の姉妹店。さまざまな秋田の名物料理を手軽に味わえる店として人気がある。とくに彩り鮮やかな漬物が並ぶ「がっこ懐石」や比内地鶏といぶりがっこを卵でとじた「いなほ風比内地鶏丼」はおすすめ。
がっこ懐石
秋田のさまざまな漬物が楽しめるうえ、いぶりがっこと親子丼まで付いてくる
仙北市神代地区のご当地グルメ、あいがけ神代カレーが人気。昭和30年代のカレーと現代風のカレーをあいがけにして、ご飯の上には温泉卵がのっている。
神代カレー
味噌汁といぶりがっこ、サラダ付き
ペルシャ絵画絨毯をはじめとする美術品に囲まれて、郷土料理の栗おこわや店オリジナルのコーヒーが味わえる店。建物は阿仁マタギ発祥の地である根子のまたぎ頭領の屋敷を移築したもので、築400年と伝わる。美術館の中で食事ができるのもポイント。
栗おこわ定食
やさしい味わいにリピーターの多くが注文する。季節の小鉢など満足の8品
ペルシャ絨毯で仕上げた絵画が所狭しと飾られている
角館の散策は楽しいですが、やはり途中で小休憩を挟みたいですよね。そんなときにうってつけのなごみカフェをご紹介。町歩きの合間、甘いスイーツを頬張る至福のひとときを過ごしませんか。
武家屋敷通りから桧木内川に抜ける通りにある、黒壁とテラスが目印のカフェ。コーヒーの香りに包まれた店内は、インテリアにこだわったなごみの空間。天気の良い日はテラス席も利用できるので、ペット同伴客にも人気がある。ドリンク類はすべて持ち帰りが可能。
コクのあるチョコレートを使用し焼き上げたあたたかいケーキ
熱いエスプレッソとアイスがよく合うアフォガート
シックな黒壁が印象的
1階が洋菓子店、2階がカフェの桧木内川沿いの店。春には満開のソメイヨシノを眺めながら食事が楽しめる。仙北市の食材を使った創作菓子が人気で、とくに日本一大きい西明寺栗を丹念にペーストにしたモンブランは、コクと香りが際立つ贅沢な一品。
9割の客が注文する西明寺栗モンブランコーヒーセット
春には桜が見渡せ、冬には桜並木の冬景色に凛とした空気を感じながら穏やかな時間を過ごせる
青果店の店内に併設された、レトロな空気が漂うフルーツパーラー。人を驚かせることが好きな店主が、季節の果物を惜しみなく使ったスイーツを、良心的な価格で提供してくれる。季節の限定メニューや新メニューも随時開発中!
山のようにイチゴが盛られた、いちごDXパフェ
若い人にも人気のレトロで懐かしい雰囲気の店内
角館の中心部にある菓子店と甘味処。日本一大きいといわれる西明寺栗のなかでも、化学肥料を使用しない善兵衛栗を使ったお菓子がおすすめ。品質にこだわり抜き、最高の技術で仕上げた名物の「生あんもろこし」など、みやげ物も多数そろう。
大きな善兵衛栗(西明寺栗)が入った大福と抹茶のセット
落ち着いた雰囲気の店内からは通りが見渡せる
角館には、小京都らしい和テイストのおみやげがいっぱい。歴史ある伝統工芸品をはじめ、モダンな小物、老舗の和菓子など、思わず買いたくなる個性的なアイテムがそろいます。
樺細工だけでなく北東北を中心に各地の伝統工芸品がある。作家たちの顔が見えてきそうな繊細な製品が魅力。
樺細工グラスホルダーペンダント
グラスホルダーにもなる樺細工のペンダント。桜の花びらがあしらわれていて、アクセントになっている
カヴァーズ・ピアス
ひと目で心惹かれるアイテムを目指して作られたカヴァーズコレクション。今後の展開も楽しみ
樺細工USBメモリ(8G)
小さなライターのような形をしているが、上のキャップをあけるとUSBの差し口が現れる
武家屋敷通り中央に位置するみやげ店。樺細工や曲げわっぱなどの伝統工芸品が豊富にそろっている。
はしおき(シェルジュエリー)
貝をひとつひとつ手作業で削り、桜の形をしたやさしい色合いのはしおきに仕上げている
角館香姫ルームフレグランス
スミレ、ライラック、ムスクを使用したInishiheとシダレザクラの甘い香りのSakura、の2種類がある
ブックカバー(右)とティッシュケース(左)
桜の色合いをイメージした布製のブックカバー。おしゃれなティッシュケースは、ツートンカラー
武家丸ハンカチ
可愛らしいデザインのハンカチ
創業から130年以上を超える老舗菓子処。桜皮羊羹や金柑まんじゅうなど、主人のアイデアが生きた逸品がそろう。
金柑まんじゅう
ふっくらやわらかな生地の中には、甘い金柑がまるごと1個入っている。店いちばんの人気商品
桜皮ようかん
手を汚さずに食べられる、押し出し式の羊羹。少しずつ頭から羊羹を出し、付属の糸でカットして食べる
角館は、どのシーズンに訪れてもその季節ならではの美しさがあります。
シダレザクラがいっせいに咲き、町が華やぐ春。
木々の鮮やかな緑が黒板塀によく映える夏。
赤や黄に色づく紅葉が、息を呑む美しさの秋。
雪が降り積もった武家屋敷が、まるで水墨画のような冬。
一度訪れたことがある、という方もまた別のシーズンに角館へ足を運んでみませんか? きっと新たな魅力が発見できますよ。
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