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アメリカ大統領選挙の仕組み解説~その予備選と本選挙について。民意がストレートに反映される大統領選 123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年4月17日

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アメリカ大統領選挙の仕組み解説~その予備選と本選挙について。民意がストレートに反映される大統領選

アメリカ大統領選挙は、国民が自らリーダーを選びます。11月に行われる一般投票で事実上の次期大統領が決まるまで、全米各地で熾烈な争いが繰り広げられます。その様子は世界中で報じられ、候補者が直接対決するテレビ討論会は、大統領選挙の大きな目玉になっています。アメリカ大統領選挙の流れについて、図解といっしょに分かりやすく説明していきましょう。

アメリカ大統領選挙は、一年かけて国民がリーダーを選ぶ仕組み

4年に1度行われるアメリカの大統領選挙は、長期に及ぶマラソンレースです。アメリカの大統領選挙は大きく2つのステップに分かれます。

1つは民主党、共和党それぞれが大統領候補を絞り込み、最終的な候補を指名する手続き。もう1つが候補者同士が大統領の座をかけて争う本選挙です。

アメリカ大統領選挙の前段①:予備選で選ばれた代議員が、全国党大会で候補者を選ぶ

マラソンレースの最初のステップであり前半戦にあたるのが、大統領候補を絞り込むために行われる「党員集会」や「予備選挙」。これによって選ばれるのは「代議員」です。代議員とは全国党大会に出席し党の大統領候補を決める投票を行う有権者の代表で、各州の人口に応じて割り振られます。候補者たちは各州の予備選挙や党員集会の結果に準じて代議員を獲得していきます。

アメリカ大統領選挙の前段②:大統領選挙の予備選と党員集会

アメリカ大統領選挙の予備選挙には、政党に登録した有権者だけが投票できる方式と、党に所属しない有権者も投票できる方式があります。全米で最初に予備選挙を行う州はニューハンプシャーで、州の法律によって定められています。

アメリカ大統領選挙の党員集会は、党員が議論をしながら候補者を絞り込んでいく方法です。党員集会の進め方は州や政党によって異なります。全米で最初に党員集会を開く州はアイオワで、これも州の法律によって定められています。党員集会または予備選挙どちらの方法で行うかは、州によって異なっています。

アメリカ大統領選挙「スーパーチューズデー」は、重要なポイント

アメリカ大統領選挙の候補者選びの大きなヤマ場が、「スーパーチューズデー」です。アメリカ大統領選挙では、毎回2月から3月上旬の火曜日に多くの州で予備選挙や党員集会が開催される日があるため、「スーパーチューズデー」という呼び名が定着しました。この日の結果次第では、候補者は戦い続けるのか、それとも退くのかの判断を迫られ、事実上の候補者決定戦とも言えます。

このように繰り広げられてきた各州の党員集会や予備選挙の結果を受け、夏に行われる各党の全国党大会で代議員が最終的に投票し、獲得した代議員の数が過半数に達した候補者が正式に指名されるのです。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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