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アーネスト・F・フェノロサ

アメリカ合衆国の哲学者・日本美術研究家。1878(明治11)年に東京帝国大学の教授として来日。やがて、日本画、仏像など日本美術に興味を持ち、感銘をうける。当時の日本では、西洋一辺倒の時代にあって日本の絵画や寺宝にはほぼ価値がないものをされていたところを、自国の美術品(芸術)は優れたものだと熱心に説いた。1882(明治15)年、上野の教育博物館で行われた講演で発表された『美術真説』は日本画の再興の道筋を示すものであった。
この動きにフェノロサと共に乗りだしたのが、狩野芳崖であり、大きなうねりを作り以後の日本美術界を牽引していったのが岡倉天心である。

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