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吉野川分水は300年越しに完成!~大和平野を潤す大動脈~ 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月22日

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吉野川分水は300年越しに完成!~大和平野を潤す大動脈~

奈良盆地の田園地帯は、古くから水不足に悩まされてきました。
元禄年間にアイデアが出された吉野川分水計画は、戦後ようやく実現し、生活に潤いを与えています。

大和平野の恒常的な水不足問題

奈良盆地は標高40~80mの平坦な地形が東西約16km、南北約30kmに広がっているため、奈良では「大和平野」とも呼ばれています。平坦ゆえに古くから多くの人が住みつき、農業にも適していたので、稲作が盛んになりました。

しかし、降水量が年間約1300mmと少ない上に、周辺の山々が急勾配なために山間部に降った雨がすぐに下流へ流れてしまい、大和平野は恒常的に水が不足する地域でした。

その対策として、ため池が数千個も作られ、地下水の利用も積極的に行われてきましたが、それでも農業用水不足を補うには限界があったといいます。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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