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大和郡山の金魚産業は江戸時代に武士の副業から発展!

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月22日

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大和郡山の金魚産業は江戸時代に武士の副業から発展!

今から約300年前。郡山藩は年貢米の凶作が続き、藩の財政は逼迫。
藩士たちの生活は困窮しました。
そこで藩主が内職として奨励したのが、金魚の養殖でした。

大和郡山は金魚の街として知られる

奈良県北部、奈良市の西方に位置する大和郡山市。面積42.69km2、人口8万4820人(2020年現在)の町を歩いてみると、至る所に金魚がいるのに気づきます。道路のガードレールやマンホールには金魚のイラストがあしらわれ、商業施設には金魚の像金魚が泳ぐ水槽を置いている店舗も目立ちます。金魚が町のシンボルとなっているのです。

徳川5代将軍綱吉に仕えた柳沢吉保(よしやす)の子である柳沢吉里(よしさと)が、国替えの命を受けて享保9(1724)年に甲斐(現在の山梨県)から大和郡山へ移った際、趣味として飼っていた金魚を養殖したのが、大和郡山と金魚との結びつきの始まりといわれています。

現在の地図に見る大和郡山市

現在の地図に見る大和郡山市

大和郡山城跡一帯は桜の名所。そのほか、藍染めや金魚モチーフの工芸品が並ぶ「紺屋」をはじめとした、金魚にまつわるスポットが市内に多くあります。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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