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大坂の陣~夏の陣で豊臣が滅亡し苦難を潜り抜け最後の勝者となった家康

老獪(ろうかい)な家康はここで二の丸、三の丸の堀も埋めて大坂城を丸裸にすると、元和(げんな)元年(1615)夏の陣の先端を開きました。

籠城策を封じられた大坂方は討って出る以外になく、諸将は奮戦するも、徳川方の敵ではありませんでした。大坂城は落城し、秀頼は母の淀殿と共に自害。ここに豊臣家は滅亡します。

天下は、幾度となく訪れた危機を潜り抜け、長命を保った徳川家康の手に帰したのです。

大坂冬の陣布陣図と家康の二段階作戦

浪人を集める大坂方は大坂城に籠城し、唯一の弱点であった惣構(そうがまえ)の南側に真田丸を設けて補強したため、家康は難攻不落の城を相手に攻めあぐねてしまいます。そこで家康は淀殿を大砲で脅して講和に持ち込むと、大坂城の二の丸と三の丸を破却。大坂城を無防備の状態とし、夏の陣にて攻略しました。

戦国の豆知識:大坂の陣

真田信繁は、天王寺口で行なわれた最後の戦闘に際し、徳川家康の本陣めがけて三度にわたる突撃を敢行。家康本陣は恐慌をきたしました。家康は戦後、信繁を「日本一の兵(ひのもとつわもの)」と称えたと伝わります。

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『地図でスッと頭に入る戦国時代』見どころ

【〝北条早雲〟の伊豆制圧―1493年】
地図:北条早雲の台頭を許した関東の情勢(北条早雲の関東進出の戦略がわかる)
【鉄砲伝来―1543年】
地図:火縄銃の波及(種子島に伝来した新兵器が多方面に広まっていく様がわかる)
【三好政権―1549年】
地図:三好政権の支配地(信長以前の畿内を支配した政権のしくみと失敗の構造がわかる)
【キリスト教伝来―1549年】
地図:イエズス会の布教体制(教区)(カトリックの布教体制とキリシタン大名の関係がわかる)
【桶狭間の戦い―1560年】
地図:合戦後の東海情勢(義元没後に起こった今川家崩壊の過程がわかる)
【第4回川中島の戦い―1561年】
地図:疑問だらけの大会戦(川中島の戦いに関する通説のウソがわかる)
【堺の降伏―1569年】
地図:堺の硝石と金(信長が畿内進出後真っ先に堺を押さえた理由がわかる)
【長篠の戦い―1575年】
地図:長篠の戦い戦況図(武田軍を鉄砲の前へ誘き寄せた信長の高度な戦術がわかる)
【大坂の夏の陣―1615年】
地図:徳川軍の進軍経路と大坂の陣(なぜ大坂城の南側が戦場となったのか?がわかる)

『地図でスッと頭に入る戦国時代』監修者

小和田哲男(おわだてつお)
1944年、静岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。現在、
静岡大学名誉教授。(公益財団法人)日本城郭協会理事長。専門は日本中世史。著書に
『家訓で読む戦国 組織論から人生哲学まで』(NHK 出版)、『戦国武将の生き方死に
ざま』(新人物往来社)、『明智光秀・秀満:ときハ今あめが下しる五月哉』(ミネルヴァ書房)
など多数。

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