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清津峡に柱状節理と渓谷ができるまで~上信越高原国立公園にみる圧巻の絶景 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月16日

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清津峡に柱状節理と渓谷ができるまで~上信越高原国立公園にみる圧巻の絶景

日本三大峡谷のひとつに数えられる清津峡では、柱状節理に彩られた断崖絶壁を見ることができます。この渓谷美をつくり出した地殻変動とは?

「清津峡」は日本三大峡谷のひとつ

新潟県十日町市の南部、上信越高原国立公園内に位置する清津峡(きよつきょう)は、清津川が刻んだV字谷の岸壁に、見事な柱状節理が見られる峡谷です。黒部峡谷(富山県)、大杉谷(三重県)とともに日本三大峡谷のひとつとされています。

この渓谷を流れる清津川は、新潟県と群馬県境の白砂山(しらすなやま)に源を発する信濃川の支流です。新潟県湯沢町の鹿飛橋(しかとびばし)から清津峡温泉に至る約8㎞の間が清津峡の中心部で、川を挟んで切り立つ巨大な岩壁は高さ100~300mに達しています。この岸壁を形成しているのは、閃緑(せんりょく)ひん岩という岩石です。ひん岩とは火成岩の一種で、安山岩質のマグマが貫入して、比較的ゆっくり冷えてできる火成岩です。貫入とは、すでに存在していた岩石に割れ目や隙間ができ、そこにマグマが入り込んで固まって、岩脈状に火成岩が生成されることをいいます。ひん岩の化学組成は安山岩とほぼ同じですが、斜長石(しゃちょうせき)とカリ長石の斑状(はんじょう)の結晶が見られるのが特徴です。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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