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新潟の古代史~大型獣を追ってきた人類が定着し次第に権力と社会が生まれる 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月15日

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新潟の古代史~大型獣を追ってきた人類が定着し次第に権力と社会が生まれる

日本列島に定住した人々が集落を形成し、国が誕生しました。新潟県域で誕生した高志国は、ヤマト王権の支配下に組み込まれていきました。

【新潟の古代史】石器時代

日本列島で人類の活動の痕跡が確認できるのは、約3万年~1万2000年前の後期旧石器時代からです。その頃は最終氷期にあたり、現在とは地表の様子がかなり異なっていました。海面は低く日本列島周囲の海峡は陸地で、大陸とは地続きであったとされています。ナウマンゾウやオオツノジカといった大型獣を追った人々が、長い年月を経て日本列島に到達したようです。

古代大陸の技法が持ち込まれる

この時代に用いられていた石器は細石器(細石刃)と呼ばれ、石核に打撃を加えて剥片(石刃)をつくりだし、ナイフ型に加工したものです。1万6000年前の荒屋遺跡(長岡市)から出土した石器は彫刻刀のような形状をしており、「荒屋型彫刻刀(彫器)と名づけられました。この彫刻刀はロシアのバイカル湖やシベリア、北海道に広く分布していることから、大陸から南下してきた人々が持ち込んだ石刃技法ではないかと推測されています。

旧石器時代の人々は、5~10人ほどの集団で台地や段丘上に簡易的な住居を築き、狩猟をしながら季節ごとに移動生活を送っていたといいます。
『新潟県の歴史 第2版』(山川出版社、2009年)を元に作成。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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